JPS5942774B2 - 重力式構造物への摩擦部材取付方法 - Google Patents
重力式構造物への摩擦部材取付方法Info
- Publication number
- JPS5942774B2 JPS5942774B2 JP1070580A JP1070580A JPS5942774B2 JP S5942774 B2 JPS5942774 B2 JP S5942774B2 JP 1070580 A JP1070580 A JP 1070580A JP 1070580 A JP1070580 A JP 1070580A JP S5942774 B2 JPS5942774 B2 JP S5942774B2
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- Japan
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- concrete
- frame
- friction
- sand
- rubber block
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はコンクリート躯体へのゴムブロック等の摩擦
部材の取付方法に係るもので、特に防波堤、岸壁、埋立
護岸等に使用されるケーソン、コンクリートブロック、
L形ブロック等のいわゆる重力式構造物において、この
重力式構造物と基礎面との摩擦係数を増大させる目的で
重力式構造物に配する際に適用する摩擦部材の取付方法
に関するものである。
部材の取付方法に係るもので、特に防波堤、岸壁、埋立
護岸等に使用されるケーソン、コンクリートブロック、
L形ブロック等のいわゆる重力式構造物において、この
重力式構造物と基礎面との摩擦係数を増大させる目的で
重力式構造物に配する際に適用する摩擦部材の取付方法
に関するものである。
防波堤、岸壁等の築造に使用するケーソン等の重力式構
造物の滑動防止のため、摩擦係数を増大させるゴムブロ
ックを取付る重力式構造物については既に特願昭54−
83827号において提案した。
造物の滑動防止のため、摩擦係数を増大させるゴムブロ
ックを取付る重力式構造物については既に特願昭54−
83827号において提案した。
その構造はゴムブロックを重力式構造物の底面より突出
させて取付けたもので、その取付方法は次のようにして
行われる。
させて取付けたもので、その取付方法は次のようにして
行われる。
即ち、第1図に示すように枠台1の上に底枠2を載置、
固定し、底枠2上にはゴムブロック4よりも高さの低い
調整部材5を底枠2と固着し、又は固着せずに配設する
。
固定し、底枠2上にはゴムブロック4よりも高さの低い
調整部材5を底枠2と固着し、又は固着せずに配設する
。
次に、調整部材5の間に取付金具3の取付用板部3aを
埋設し、一体化したゴムブロック4を配設する。
埋設し、一体化したゴムブロック4を配設する。
さらに鉄筋6をそれぞれの取付金具3のリブ3bに貫通
するようにして配筋し、側枠7を押え部材8で固定して
枠組みし、コンクリート9を打設する。
するようにして配筋し、側枠7を押え部材8で固定して
枠組みし、コンクリート9を打設する。
コンクリート9が固化した後に、側枠7、押え部材8を
取り外し、コンクリート躯体を浮上させて調整部材5を
除去すれば、ゴムブロック4はコンクリート躯体の底面
より突出して一体に取付けられるのである。
取り外し、コンクリート躯体を浮上させて調整部材5を
除去すれば、ゴムブロック4はコンクリート躯体の底面
より突出して一体に取付けられるのである。
しかし、このようなゴムブロックの取付方法では、コン
クリート打設の際にゴムブロック4は弾性体であるから
、コンクリートの重量で押しつけられ、点線で示すよう
に側方に拡がろうさする力が働匂そごでゴムブロック4
の間に配設された調整部材5はゴムブロック4によって
両面が押圧される。
クリート打設の際にゴムブロック4は弾性体であるから
、コンクリートの重量で押しつけられ、点線で示すよう
に側方に拡がろうさする力が働匂そごでゴムブロック4
の間に配設された調整部材5はゴムブロック4によって
両面が押圧される。
従って、調整部材5を底枠2上に固着した場合にはゴム
ブロック4と調整部材5とはかみ合った状態となってい
るために、コンクリート躯体を浮上させることができな
い。
ブロック4と調整部材5とはかみ合った状態となってい
るために、コンクリート躯体を浮上させることができな
い。
また調整部材5を底枠2上に固着しないで配設した場合
には、コンクリート躯体を浮上させることはできるもの
の、調整部材5はゴムブロック4間に嵌合しており、ゴ
ムブロック4と調整部材5との隙間にはコンクリートが
流入・固化するので、調整部材5は自重では落下しない
という問題があった。
には、コンクリート躯体を浮上させることはできるもの
の、調整部材5はゴムブロック4間に嵌合しており、ゴ
ムブロック4と調整部材5との隙間にはコンクリートが
流入・固化するので、調整部材5は自重では落下しない
という問題があった。
このように、コンクリート躯体を浮上させることができ
ないときは重力式構造物自体の成形が不可能となるもの
であり、一方コンクリート躯体を浮上させることができ
ても調整部材5を除去することができないときは、ゴム
ブロック4の効果はほとんど期待できない。
ないときは重力式構造物自体の成形が不可能となるもの
であり、一方コンクリート躯体を浮上させることができ
ても調整部材5を除去することができないときは、ゴム
ブロック4の効果はほとんど期待できない。
この発明は上記の点に鑑みなされたもので、重力方式構
造物への新たな摩擦部材の取付方法を提供することを目
的とする。
造物への新たな摩擦部材の取付方法を提供することを目
的とする。
第3図はこの発明をケーソン10にゴムブロック20を
取付ける場合の実施態様を示す説明用一部断面図である
。
取付ける場合の実施態様を示す説明用一部断面図である
。
枠台11の上に底枠12を載置、固定し、側枠13を押
え部材14で固定して枠組みする。
え部材14で固定して枠組みする。
次に、基礎ボルト15を取付けたゴムブロック20を底
枠12上に適宜の間隔で多数配設する。
枠12上に適宜の間隔で多数配設する。
基礎ボルト15とゴムブロック20きは図面からも明ら
かなように、ゴムブロック20に埋設された補強板部1
6に固着した取付部材17に基礎ボルト15を螺合する
ことによって取付けられている。
かなように、ゴムブロック20に埋設された補強板部1
6に固着した取付部材17に基礎ボルト15を螺合する
ことによって取付けられている。
さらに18はゴムブロック20の周囲及び(又は)ゴム
ブロック20相互の間隙に詰めた砂で、ゴムブロック2
0の表面突出高さを形成する高さに詰め込まれている。
ブロック20相互の間隙に詰めた砂で、ゴムブロック2
0の表面突出高さを形成する高さに詰め込まれている。
この砂18はコンクリートリターザーで処理したものを
使用するのが好ましい。
使用するのが好ましい。
19はコンクリート躯体10aの補強用の鉄筋で、縦横
に配筋されている。
に配筋されている。
このように構成した後コンクリートを打設する。
コンクリートの打設の際に砂18上をモルタルで被覆し
、その上にコンクリートを打設すれば、砂18にコンク
リートが染み込まないので、好ましい。
、その上にコンクリートを打設すれば、砂18にコンク
リートが染み込まないので、好ましい。
コンクリートを打設すればその重量でゴムブロック20
及び基礎ボルト15はコンクリート打設前の点線の状態
から実線のように押しつけられ、ゴムブロック20の側
面は膨らみ、砂18の上部は押し上げられる(第3図参
照)。
及び基礎ボルト15はコンクリート打設前の点線の状態
から実線のように押しつけられ、ゴムブロック20の側
面は膨らみ、砂18の上部は押し上げられる(第3図参
照)。
コンクリートの固化後、側枠13及び押え部材14を取
り外し、コンクリート躯体10aを浮上させれば砂18
は落下し、ゴムブロック20の表面を突出させてコンク
リート躯体10aに完全に一体に埋設取付けることがで
きる。
り外し、コンクリート躯体10aを浮上させれば砂18
は落下し、ゴムブロック20の表面を突出させてコンク
リート躯体10aに完全に一体に埋設取付けることがで
きる。
この発明の実施態様ではケーソンに適用した場合を示し
たが、これに限らずその他のコンクリート躯体に取付る
場合にも有効に適用し得るものである。
たが、これに限らずその他のコンクリート躯体に取付る
場合にも有効に適用し得るものである。
摩擦部材の材質も合成樹脂等を用いてもよい。
また、砂は摩擦部材相互の間隙にのみ詰め、側枠と摩擦
部材との間隙には従来の調整部材を使用することもでき
る。
部材との間隙には従来の調整部材を使用することもでき
る。
以上詳述した通り、この発明では摩擦部材の周囲及び間
隙に摩擦部材の突出高さだけ砂を詰めた後、コンクリー
トを打設する構成としたから、コンクリート固化後にコ
ンクリート躯体を浮上させれば、砂は落下し摩擦部材を
その表面を突出させて一体に取付けることができる。
隙に摩擦部材の突出高さだけ砂を詰めた後、コンクリー
トを打設する構成としたから、コンクリート固化後にコ
ンクリート躯体を浮上させれば、砂は落下し摩擦部材を
その表面を突出させて一体に取付けることができる。
従って、従来のように調整部材を摩擦部材間にはさみ込
んでコンクリート躯体を浮上させることができないとい
うことはない。
んでコンクリート躯体を浮上させることができないとい
うことはない。
また、従来のように、調整部材を使用すると摩擦部材の
突出高さ及び摩擦部材間の間隙幅により種々の高さ及び
幅寸法の調整部材を準備しておかなければならなかった
が、この発明によれば砂の詰め込みにより調整するもの
であるから、種々の調整部材の準備が不要であるばかり
でなく、摩擦部材の側面も従来のように直線かつ平滑面
でなくとも砂は容易に摩擦部材の側面形状に対応するか
ら摩擦部材の成形が容易である。
突出高さ及び摩擦部材間の間隙幅により種々の高さ及び
幅寸法の調整部材を準備しておかなければならなかった
が、この発明によれば砂の詰め込みにより調整するもの
であるから、種々の調整部材の準備が不要であるばかり
でなく、摩擦部材の側面も従来のように直線かつ平滑面
でなくとも砂は容易に摩擦部材の側面形状に対応するか
ら摩擦部材の成形が容易である。
さらに、底枠12上への摩擦部材の配設も正確な位置決
めを要求されないから、任意の間隙をもって配設すれば
よく、作業性を向上させることができる。
めを要求されないから、任意の間隙をもって配設すれば
よく、作業性を向上させることができる。
第1図は従来の重力式構造物へのゴムブロック取付方法
を示す説明用一部断面図、第2図はケーソンに摩擦部材
を取付けた状態の断面図、第3図はこの発明の実施態様
を示す説明用一部断面図である。 10・・・ケーソン、11・・・枠台、12・・・底枠
、13・・・側枠、14・・・押え部材、15・・・基
礎ボルト、18・・・砂、19・・・鉄筋、20・・・
ゴムブロック。
を示す説明用一部断面図、第2図はケーソンに摩擦部材
を取付けた状態の断面図、第3図はこの発明の実施態様
を示す説明用一部断面図である。 10・・・ケーソン、11・・・枠台、12・・・底枠
、13・・・側枠、14・・・押え部材、15・・・基
礎ボルト、18・・・砂、19・・・鉄筋、20・・・
ゴムブロック。
Claims (1)
- 1 枠組みの内部に摩擦部材を配設した後、摩擦部材間
の間隙及び(又は)周囲に砂を詰め、次いでコンクリー
トを打設し、コンクリートの固化後にコンクリート躯体
を浮上させて砂を除去することによりその表面を露出し
た状態でコンクリート躯体へ埋設するこさを特徴とする
重力式構造物への摩擦部材取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1070580A JPS5942774B2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 | 重力式構造物への摩擦部材取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1070580A JPS5942774B2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 | 重力式構造物への摩擦部材取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56108417A JPS56108417A (en) | 1981-08-28 |
JPS5942774B2 true JPS5942774B2 (ja) | 1984-10-17 |
Family
ID=11757705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1070580A Expired JPS5942774B2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 | 重力式構造物への摩擦部材取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5942774B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0247554Y2 (ja) * | 1984-08-16 | 1990-12-13 |
-
1980
- 1980-01-30 JP JP1070580A patent/JPS5942774B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0247554Y2 (ja) * | 1984-08-16 | 1990-12-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56108417A (en) | 1981-08-28 |
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