JPS5941911Y2 - 農用トラクタ−の熱風調節装置 - Google Patents

農用トラクタ−の熱風調節装置

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Publication number
JPS5941911Y2
JPS5941911Y2 JP5551879U JP5551879U JPS5941911Y2 JP S5941911 Y2 JPS5941911 Y2 JP S5941911Y2 JP 5551879 U JP5551879 U JP 5551879U JP 5551879 U JP5551879 U JP 5551879U JP S5941911 Y2 JPS5941911 Y2 JP S5941911Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
engine
side cover
driver
adjustment device
Prior art date
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Expired
Application number
JP5551879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55155630U (ja
Inventor
芳和 二宮
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP5551879U priority Critical patent/JPS5941911Y2/ja
Publication of JPS55155630U publication Critical patent/JPS55155630U/ja
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Publication of JPS5941911Y2 publication Critical patent/JPS5941911Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、夏季等の高温期のトラクター運転時において
、ラジェーター及びエンジン側面冷却用の熱風が運転者
に吹きつけるのを防ぐことを目的とするものである。
トラクターは乗用車等と相違して、走行を目的とするの
ではなく、他の作業機等を種々の形で装着して農作業を
行なうものである為に、居住性を求めてボディーやカバ
ー等を張りめぐらすわけにはいかない。
また、視界を広くとる為にも、運転席近辺は囲むことが
危険につながることもあり、運転席は露出されているの
が普通である。
その為に冬は冷たく、夏はエンジンの過熱の為に暑くな
る。
本考案はこれらの点を考慮して、エンジンの冷却風を冬
は運転者の足元へ流し、夏は運転者の方向を避けて、側
方へ流すことを目的とするものである。
従来においても熱風防止板をボンネットや、運転者の足
を置くステップの前方に装着する場合はあったが、どれ
も固定式で、夏冬の熱風の切換えが不可能であった。
これからのトラクターは居住性、乗降性、操作性の性能
が重んじられ、トラクターも最近は非常にデラックス化
してきた。
又、トラック−用アタッチメントが進み、多様化され、
−年中絶え間なく、トラクターが使用されるようになる
と、暑い夏に足元及び顔面に熱風が来ると、作業が嫌に
なり、今後は充分なる熱風防止策が必要である。
本考案はサイドカバーを利用した熱風防止対策で、コス
トが安く、又暑い時、寒い時に調節ができるという利点
を有するものである。
本考案の構成を添付の実施例を示す図面に基づいて説明
すると、 第1図は本考案のトラクターの全体側面図である。
エンジン15がボンネット3の内部に配置されエンジン
15の前面にラジェータ18及びラジェーターファン1
9が設けられている。
エンジン15のシリンダーヘッド冷却水がラジェーター
18のファン内を循環し、それにラジェーターファン1
9により起風された冷風があたり冷却水を冷却後再びエ
ンジンのシリンダーヘッドへ戻す。
ファン19の冷却風はラジェーター18を冷却後エンジ
ン15の外面を通過して過熱したシリンダーボディーを
冷却したあと、網目板よりなる安全カバー4の網目から
トラクター側面へ出る。
エンジン15の下側面より前フレーム17が前方へ突出
し、前フレーム17に取着されたセンタ−ピンを介して
前輪13が支架される。
エンジン15の後端面にクラッチハウジング16が固設
され、更にクラッチハウジング16の後端面にミッショ
ンケース11が固設される。
ミッションケースの側面に突設されたリヤアクスルハウ
ジングに後車軸が支架され、該後車軸で後輪14が固定
されている。
後輪をカバーして周囲にフェンダ−8が位置し、フェン
ダ−8に囲まれて、運転席12がミッションケース11
上に設けられる。
ボンネット3の後部に連設して、内部に燃料タンクを内
包したダツシュボード6が固定され、ダツシュボード6
の上方には、運転者の目の位置に角度を向けられたダツ
シュボードパネル10が配されている。
ダツシュボードパネル10にはスピードメータ、回転計
等の電装部品が固設されている。
ダツボードパネル10から斜上方に突設して、ステアリ
ングハンドル5が設けられている。
第2図は、本考案のトラクターの平面図である。
本考案の要部はダツシュボード6の下方に設けられたサ
イドカバー1の構造にある。
実施例を示す図面においては、サイドカバー1は、ダツ
シュボード6の側面下部に設けられたものを示している
が、この位置に限定されるものではなく、とにかく、エ
ンジン15の後方で、運転者の前にあるトラクタ一本体
の側面カバーであればよい。
運転者は運転席12に着座し、足をステップ9上に乗せ
て手をステアリングハンドル5に当てて運転するもので
あるが、冷却風が安全カバー4の網目から吹き出て、後
方へ流れ、ステップ9及び運転者の足元に当って上方へ
方向を変えられ顔面に向って吹きつけてくるのである。
エンジン15の上部はボンネット3で覆われており、ダ
ツシュボード内には燃料タンクが内包されている為に上
方へは風の行く先がなく、冷却風は強制的にエンジン側
方へ向けられ、首尾よくエンジン壁面を冷却され、高熱
になったあと網目板から出てくる。
運転者の暑さを考慮すれば安全カバー4も網目なしのカ
バーにして、冷却風を下方に向けるか閉じ込めてしまえ
ばよいのであるが、これでは冷却効率が悪くなり、エン
ジンの焼きつきを惹起する。
又、冬の暖房の効果も望めない。本案においては、サイ
ドカバー1を左右の2体に分離して、前端を枢支して後
端を回動開閉可能にしたものである。
第3図はダツシュボード近辺の拡大図 第4図はステップ近辺の平面拡大図である。
第5図はサイドカバーの形状を示す斜視図である。
第2図、第4図に図示される如く、サイドカバー1は、
回動開閉した場合に上部が広く、下部が狭い傾斜状の開
き方を示し、熱風が上方へ向かずに出来るだけ下方の圃
場面へ吹きつけられるように工夫されている。
第5図において、枢支部1dが前端部であり、冬期等の
熱風を要する場合は閉じて、止め金具1cにてダツシュ
ボードに固定しておく。
掛止金具2も回動点1aと、収納金具1bの間に架設し
て収納状態とする。
夏季の使用時には、収納金具1bから外して、ダツシュ
ボード側の掛止金具7に掛止してサイドカバーを開いた
状態にする。
ボンネット3内のエンジン15を側面から覆う網目板製
の安全カバー4の後部に連設され、かつ、ダツシュボー
ド6の下方両側面を密閉するサイドカバー1の前端を、
上下方向の軸にて枢支し、後端を左右に回動開閉可能と
して、開放した場合に上部が広く、下部が狭い傾斜状に
開いて、熱風を外側下方の圃場面へ導いたので、次のよ
うな効果を奏するものである。
まず第1に従来の実開昭49−131621号公報や、
実開昭51−80827号公報のように安全カバー4や
サイドカバー1以外に特別の部品を装着して、熱風方向
の切換えを行なうことなく、普通のトラクターの部品で
あるサイドカバー1を開閉回動可能とするだけで得られ
る熱風調節装置であるので、部品の兼用化が図れ、コス
トの上昇がないのである。
第2に実開昭49−131621号公報の案内板の如く
、熱風を直角に連間するのではなく、流れを下側方に流
れるように導いてやるだけであるので、熱風の流れを乱
すことがなくなり、ラジェーターファンの送風性能に悪
影響を与えることがないのである。
第3にサイドカバー1を開いた状態で上部が広く、下部
が狭い傾斜状としたので、熱風は外方の圃場面へ導かれ
、特に不快な夏季に顔面へ向けて流れる熱風を防ぐこと
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトラクターの全体側面図、第2図は同
上の平面図、第3図はダツシュボード近辺の拡大図、第
4図はステップ近辺の拡大図、第5図はサイドカバーの
斜視図である。 1・・・・・・サイドカバー、2・・・・・・掛止金具
、3・・・・・・ボンネット、4・・・・・・安全カバ
ー、5・・・・・・ステアリングハンドル、6・・・・
・・ダツシュボード、7・・・・・・掛止金具、8・・
・・・・フェンダ−0

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボンネット3内のエンジン15を側面から覆う網目板製
    の安全カバー4の後部に連設され、かつ、ダツシュボー
    ド6の下方両側面を密閉するサイドカバー1の前端を、
    上下方向の軸にて枢支し、後端を左右に回動開閉可能と
    して、開放した場合に上部が広く、下部が狭い傾斜状に
    開いて、熱風を外側下方の圃場面へ導いたことを特徴と
    する農用トラクターの熱風調節装置。
JP5551879U 1979-04-25 1979-04-25 農用トラクタ−の熱風調節装置 Expired JPS5941911Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5551879U JPS5941911Y2 (ja) 1979-04-25 1979-04-25 農用トラクタ−の熱風調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5551879U JPS5941911Y2 (ja) 1979-04-25 1979-04-25 農用トラクタ−の熱風調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55155630U JPS55155630U (ja) 1980-11-08
JPS5941911Y2 true JPS5941911Y2 (ja) 1984-12-04

Family

ID=29289735

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JP5551879U Expired JPS5941911Y2 (ja) 1979-04-25 1979-04-25 農用トラクタ−の熱風調節装置

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JP (1) JPS5941911Y2 (ja)

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JPS55155630U (ja) 1980-11-08

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