JPH0523383Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0523383Y2 JPH0523383Y2 JP13954886U JP13954886U JPH0523383Y2 JP H0523383 Y2 JPH0523383 Y2 JP H0523383Y2 JP 13954886 U JP13954886 U JP 13954886U JP 13954886 U JP13954886 U JP 13954886U JP H0523383 Y2 JPH0523383 Y2 JP H0523383Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- cover
- cylinder head
- cooling air
- bonnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 2
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、エンジンボンネツト内に配備された
側弁型で空冷式のエンジンのシリンダヘツド部を
カバーで覆うと共に、外部からの冷却風を前記カ
バー内で強制流動させている作業車のエンジン部
構造に関する。
側弁型で空冷式のエンジンのシリンダヘツド部を
カバーで覆うと共に、外部からの冷却風を前記カ
バー内で強制流動させている作業車のエンジン部
構造に関する。
この種の作業車のエンジン部構造としては、実
開昭60−115754号公報に示されているように、エ
ンジンの横側部に設けられた冷却フアンによつて
吸い込んだ冷却風をカバー内に強制流動させるこ
とによつてシリンダヘツド部を重点にエンジン部
を冷却するように構成してある。
開昭60−115754号公報に示されているように、エ
ンジンの横側部に設けられた冷却フアンによつて
吸い込んだ冷却風をカバー内に強制流動させるこ
とによつてシリンダヘツド部を重点にエンジン部
を冷却するように構成してある。
ところが、このようなエンジン部の構造では、
冷却風をカバー内にあるエンジン部の冷却を主な
目的として使つているため、冷却風が行き渡らな
い部分が相当熱くなることがある。特に、カバー
の外側とエンジンボンネツト内側との間に介在し
ている空間部は、エンジンからの熱が伝わり易
く、しかも冷却風がほとんど吹き込まない無風状
態になつているために熱が籠もり易く、日射しの
強い真夏の日中ではエンジンボンネツトが相当高
温になることがあり、安全上好ましくなかつた。
冷却風をカバー内にあるエンジン部の冷却を主な
目的として使つているため、冷却風が行き渡らな
い部分が相当熱くなることがある。特に、カバー
の外側とエンジンボンネツト内側との間に介在し
ている空間部は、エンジンからの熱が伝わり易
く、しかも冷却風がほとんど吹き込まない無風状
態になつているために熱が籠もり易く、日射しの
強い真夏の日中ではエンジンボンネツトが相当高
温になることがあり、安全上好ましくなかつた。
そこで、本考案はこのような実情に着目し、エ
ンジン冷却風を効果的に利用することによつて前
記空間内の冷却を促してエンジンボンネツトの温
度上昇を抑制し、以て、安全を確保することを目
的としている。
ンジン冷却風を効果的に利用することによつて前
記空間内の冷却を促してエンジンボンネツトの温
度上昇を抑制し、以て、安全を確保することを目
的としている。
上記目的を達成するためになされた本考案の特
徴構成は、カバーに、エンジンボンネツト内上部
にカバー内のエンジン冷却風の一部を導き出す開
口を、前記シリンダヘツド部の吸排気弁が設けら
れていない側の近傍に位置させて形成してある点
にあり、その作用・効果は次の通りである。
徴構成は、カバーに、エンジンボンネツト内上部
にカバー内のエンジン冷却風の一部を導き出す開
口を、前記シリンダヘツド部の吸排気弁が設けら
れていない側の近傍に位置させて形成してある点
にあり、その作用・効果は次の通りである。
つまり、シリンダヘツド部の吸排気弁が設けら
れていない側は、それが設けられている側に比較
して温度が低いため、その部分に強制流動されて
きたエンジン冷却風の温度もそれ程高くはない。
そのため、その近傍に形成された開口から前記空
間に導き出された一部のエンジン冷却風は、空間
内を流動し乍ら中に籠もつた熱気を排出して効果
的な冷却を促すのである。
れていない側は、それが設けられている側に比較
して温度が低いため、その部分に強制流動されて
きたエンジン冷却風の温度もそれ程高くはない。
そのため、その近傍に形成された開口から前記空
間に導き出された一部のエンジン冷却風は、空間
内を流動し乍ら中に籠もつた熱気を排出して効果
的な冷却を促すのである。
かくして、本考案によれば、カバーに開口を形
成すると共にその位置を合理的に設定するだけの
簡単な工夫で、カバーとエンジンボンネツトとの
間に介在している空間内の冷却を促進し、それと
同時にエンジンボンネツトの加熱を防止し、作業
上の安全を確保できるようになつた。
成すると共にその位置を合理的に設定するだけの
簡単な工夫で、カバーとエンジンボンネツトとの
間に介在している空間内の冷却を促進し、それと
同時にエンジンボンネツトの加熱を防止し、作業
上の安全を確保できるようになつた。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第6図に示すように、左右一対の前車輪1及び
後車輪2に担持された車体フレーム3前部に側弁
型で空冷式のエンジン4を搭載し、中央部に運転
部5を設けると共に、後端にリンク機構6を介し
て油圧シリンダ7によつて植付装置Aを昇降自在
に連結し、以て、作業車の一列としての乗用型田
植機を構成してある。
後車輪2に担持された車体フレーム3前部に側弁
型で空冷式のエンジン4を搭載し、中央部に運転
部5を設けると共に、後端にリンク機構6を介し
て油圧シリンダ7によつて植付装置Aを昇降自在
に連結し、以て、作業車の一列としての乗用型田
植機を構成してある。
前記エンジン4は、第1図及び第2図に示すよ
うにクランク軸が機体の左右方向へ向けられるよ
うに且つシリンダヘツド部4aに設けられた吸気
弁9と排気弁10とが後側に位置する姿勢で車体
フレーム3に搭載してあり、クランク軸の機体右
方向突出端にはセルモータの出力ギアーと咬合す
るリングギアー11と冷却フアン12が備えられ
たフライホール13を装着し、又、エンジン4の
機体左方向に突出された出力軸8には出力プーリ
14を固着してミツシヨンケース15に動力をベ
ルト伝達するようにしてある。又、エンジン4の
シリンダヘツド部4aにフイン16を形成すると
共にエンジン4上部全体を導風用のカバー17で
覆い、前記冷却フアン12によつて外部から吸入
した冷却風をカバー17内で強制流動させて、熱
気を反対側の排出口18から排出するようにして
ある。
うにクランク軸が機体の左右方向へ向けられるよ
うに且つシリンダヘツド部4aに設けられた吸気
弁9と排気弁10とが後側に位置する姿勢で車体
フレーム3に搭載してあり、クランク軸の機体右
方向突出端にはセルモータの出力ギアーと咬合す
るリングギアー11と冷却フアン12が備えられ
たフライホール13を装着し、又、エンジン4の
機体左方向に突出された出力軸8には出力プーリ
14を固着してミツシヨンケース15に動力をベ
ルト伝達するようにしてある。又、エンジン4の
シリンダヘツド部4aにフイン16を形成すると
共にエンジン4上部全体を導風用のカバー17で
覆い、前記冷却フアン12によつて外部から吸入
した冷却風をカバー17内で強制流動させて、熱
気を反対側の排出口18から排出するようにして
ある。
前記カバー17に、前記シリンダヘツド部4a
の吸気弁9及び排気弁10が設けられていない
側、即ち前側の近傍に位置させて開口19を形成
し、カバー17内で強制流動されているエンジン
冷却風の一部をカバー17の外側とエンジンボン
ネツト20の内側との間に介在している空間Sへ
導き出して流動させ、該空間内に籠もつた熱気を
排出して冷却を促すようになつている。尚、開口
19をシリンダヘツド部4aの前側の近傍に位置
させてあるのは、その部分を流動するエンジン冷
却風は吸気弁9や排気弁10の付近に比較して低
く、冷却効果を高めることができるからである。
の吸気弁9及び排気弁10が設けられていない
側、即ち前側の近傍に位置させて開口19を形成
し、カバー17内で強制流動されているエンジン
冷却風の一部をカバー17の外側とエンジンボン
ネツト20の内側との間に介在している空間Sへ
導き出して流動させ、該空間内に籠もつた熱気を
排出して冷却を促すようになつている。尚、開口
19をシリンダヘツド部4aの前側の近傍に位置
させてあるのは、その部分を流動するエンジン冷
却風は吸気弁9や排気弁10の付近に比較して低
く、冷却効果を高めることができるからである。
前記運転部5には、植付装置Aを昇降すると同
時に植付クラツチを入り切りするため第3図に示
すような操作レバー21が設けてある。この操作
レバー21は第4図に示すように段階形状のレバ
ーガイド22を辿りながら揺動するようになつて
いる。つまり、操作レバー21を上昇位置U、中
立位置N、第1下降位置D1の何れかへ操作する
と、植付クラツチが「切り」のまま植付装置Aが
上昇、停止、下降をし、又、第2下降位置D2へ
操作すると植付クラツチが「入り」になつて植付
位置Aが下降して植付けが可能な状態になる。更
に、操作レバー21の操作径路脇には、該レバー
21を中立位置Nと上昇位置Uにした際にOFF
で、第1・第2下降位置D1,D2でONになる警報
回路の電源スイツチSW1と、第2下降位置D2に
した際にのみOFFになる検出スイツチSW2が設
けてあり、作業者が機体を旋回させた際に、操作
レバー21を第1下降位置D1から第2下降位置
D2に戻すのを忘れないように、要するに、植付
クラツチを「切り」にしたまま機体を走行させな
いように運転部5に設けられたランプLとブザー
BZで警告するようになつている。第5図はその
タイムチヤートを示しており、図からもわかる通
り操作レバー21を第1下降位置D1に操作する
と検出スイツチSW1,SW2が共にONになつてラ
ンプLが点灯する。そしてスイツチSW2のON状
態が遅延回路で設定した一定時間T継続したとき
のみブザーBZが鳴りだすようになつている。尚、
このような工夫が処されているのは、機体を旋回
させる際に第1下降位置D1から第2下降位置D2
への操作レバー21の切換を常々忘れずに行つて
いる作業者にとつてブザー音が耳障りとなるから
で、ブザーBZが鳴りだすまでに遅延時間Tを設
けて、通常の操作ではブザーBZが鳴らないよう
にしているのである。
時に植付クラツチを入り切りするため第3図に示
すような操作レバー21が設けてある。この操作
レバー21は第4図に示すように段階形状のレバ
ーガイド22を辿りながら揺動するようになつて
いる。つまり、操作レバー21を上昇位置U、中
立位置N、第1下降位置D1の何れかへ操作する
と、植付クラツチが「切り」のまま植付装置Aが
上昇、停止、下降をし、又、第2下降位置D2へ
操作すると植付クラツチが「入り」になつて植付
位置Aが下降して植付けが可能な状態になる。更
に、操作レバー21の操作径路脇には、該レバー
21を中立位置Nと上昇位置Uにした際にOFF
で、第1・第2下降位置D1,D2でONになる警報
回路の電源スイツチSW1と、第2下降位置D2に
した際にのみOFFになる検出スイツチSW2が設
けてあり、作業者が機体を旋回させた際に、操作
レバー21を第1下降位置D1から第2下降位置
D2に戻すのを忘れないように、要するに、植付
クラツチを「切り」にしたまま機体を走行させな
いように運転部5に設けられたランプLとブザー
BZで警告するようになつている。第5図はその
タイムチヤートを示しており、図からもわかる通
り操作レバー21を第1下降位置D1に操作する
と検出スイツチSW1,SW2が共にONになつてラ
ンプLが点灯する。そしてスイツチSW2のON状
態が遅延回路で設定した一定時間T継続したとき
のみブザーBZが鳴りだすようになつている。尚、
このような工夫が処されているのは、機体を旋回
させる際に第1下降位置D1から第2下降位置D2
への操作レバー21の切換を常々忘れずに行つて
いる作業者にとつてブザー音が耳障りとなるから
で、ブザーBZが鳴りだすまでに遅延時間Tを設
けて、通常の操作ではブザーBZが鳴らないよう
にしているのである。
又、前記開口19を、ロータ13近くに位置す
るようにして設けてもよい。
るようにして設けてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
図面は本考案に係る作業車のエンジン部構造の
実施例を示し、第1図はエンジンボンネツト内の
正面図、第2図はエンジンボンネツト内の平面
図、第3図は操作レバーの各ポジシヨンを示す
図、第4図はレバーガイドを示す図、第5図は操
作レバーの操作状態とそれに連係された各種部品
とのタイミングチヤートを示す図、第6図は作業
車の全体側面図である。 4……エンジン、4a……シリンダヘツド部、
9……吸気弁、10……排気弁、17……カバ
ー、19……開口、20……エンジンボンネツ
ト。
実施例を示し、第1図はエンジンボンネツト内の
正面図、第2図はエンジンボンネツト内の平面
図、第3図は操作レバーの各ポジシヨンを示す
図、第4図はレバーガイドを示す図、第5図は操
作レバーの操作状態とそれに連係された各種部品
とのタイミングチヤートを示す図、第6図は作業
車の全体側面図である。 4……エンジン、4a……シリンダヘツド部、
9……吸気弁、10……排気弁、17……カバ
ー、19……開口、20……エンジンボンネツ
ト。
Claims (1)
- エンジンボンネツト20内に配備された側弁型
で空冷式のエンジン4のシリンダヘツド部4aを
カバー17で覆うと共に、外部からの冷却風を前
記カバー17内で強制流動させている作業車のエ
ンジン部構造であつて、前記カバー17に、エン
ジンボンネツト20内上部にカバー17内のエン
ジン冷却風の一部を導き出す開口19を、前記シ
リンダヘツド部4aの吸排気弁9,10が設けら
れていない側の近傍に位置させて形成してある作
業車のエンジン部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13954886U JPH0523383Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13954886U JPH0523383Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6344826U JPS6344826U (ja) | 1988-03-25 |
JPH0523383Y2 true JPH0523383Y2 (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=31045558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13954886U Expired - Lifetime JPH0523383Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523383Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008068866A (ja) * | 2007-11-06 | 2008-03-27 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 田植機 |
JP2012143240A (ja) * | 2012-03-13 | 2012-08-02 | Yanmar Co Ltd | 田植機 |
-
1986
- 1986-09-11 JP JP13954886U patent/JPH0523383Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008068866A (ja) * | 2007-11-06 | 2008-03-27 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 田植機 |
JP2012143240A (ja) * | 2012-03-13 | 2012-08-02 | Yanmar Co Ltd | 田植機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6344826U (ja) | 1988-03-25 |
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