JPS594174B2 - 排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法 - Google Patents

排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法

Info

Publication number
JPS594174B2
JPS594174B2 JP55072557A JP7255780A JPS594174B2 JP S594174 B2 JPS594174 B2 JP S594174B2 JP 55072557 A JP55072557 A JP 55072557A JP 7255780 A JP7255780 A JP 7255780A JP S594174 B2 JPS594174 B2 JP S594174B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
catalyst
carbon monoxide
gas
heated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55072557A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56168826A (en
Inventor
安昭 石川
悌二 渋谷
秀臣 谷中
信一 黒沢
輝弘 池江
穣一 竹中
発喜 久保
哲男 佐田
博 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP55072557A priority Critical patent/JPS594174B2/ja
Publication of JPS56168826A publication Critical patent/JPS56168826A/ja
Publication of JPS594174B2 publication Critical patent/JPS594174B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、焼結鉱の製造過程で生成する排ガス(焼結排
ガス)等に含まれる一酸化炭素(CO)の酸化を脱硝と
ともにおこなう方法に関する。
焼結排ガスには、SO200ppm、 Nox200
ppm程度含まれるため脱硫、脱硝される。
一方排ガス中に含まれる未燃CO(約1.2%)につい
てはそのまま放出され、CO潜熱を利用しない場合が多
い。
また利用する例として、排ガス加熱炉での燃焼用空気の
代替あるいはその希釈用として用いる方法が提案されて
いるが、この方法ではCO潜熱の約8〜10%利用する
にすぎず、利用効率が低い欠点がある。
このことから出願人は、鉄鉱石脱硝触媒が、CO酸化能
力を有することに着目し、これを利用して脱硝及びCO
の酸化をおこなうことを先に提案した。
この方法は第1図に示すように、脱硫後の焼結排ガス3
1(120℃)を熱交換器32で310℃に昇温し、そ
の一部31aを空気32と混合して加熱炉33に入れ、
燃料34を燃焼し、この燃焼で800℃に昇温した燃焼
ガス35を残りの排ガス31bと混合して排ガス31を
脱硝反応温度である360〜380℃とし、これを触媒
である鉄鉱石を入れた脱硝反応器36・・・・・・内に
流通せしめて脱硝、及びCOの酸化をおこない、しかる
後上記熱交換器32に通して降温せしめて外部に排出す
るものである。
この鉄鉱石触媒を用いれば、COを酸化させるため、C
Oの酸化熱を熱交換器32で回収し、もって加熱炉33
で使用する燃料を少なくすることができる。
しかし鉄鉱石触媒のCO酸化能力は、第2図に示すよう
に短期間で著しく低下する(3日間で平均約20%とな
る)。
従ってCOを効率よ(酸化させるためには、触媒を頻繁
に交換しなければならないなど問題がある。
又COの酸化触媒として白金系貴金属触媒があるが、こ
のものは第3図に示すように反応温度が410℃以上で
ないと寿命が極端に短かい。
このようにCO酸化触媒の寿命が短かいのは、焼結原料
中のC1,に、AI等がNH3などと複塩を生成して触
媒表面を被覆し、とくにNH4Clが主因となって約4
10℃以下で触媒活性を低下させると考えられる。
このことから本発明者は、活性の低下したCO酸化触媒
の再生方法につき研究を行なった結果、第4図に示すよ
うに触媒に所定の温度以上の空気(300℃以上)、又
は焼結排ガス(420℃以上)を流通接触することによ
り触媒が再生されることを見出した。
本発明は、上述した点に着目してなされたもので、その
目的とするところは、CO酸化触媒を再生することによ
り、活性化状態の触媒に排ガスを流通接触でき、もって
排ガスのCO潜熱を有効に利用できるとともに、触媒の
交換頻度も少なくできる排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸
化方法を得んとするものである。
すなわち本発明は、NOx及び一酸化炭素を含む排ガス
を昇温後、鉄鉱石又は鉄鉱石を主成分とする触媒に流通
接触せしめて脱硝及び一酸化炭素の酸化をおこなう触媒
反応工程と、排ガス流通後の触媒に昇温したガスを流通
せしめる触媒再生工程とを具備してなる排ガスの脱硝及
び一酸化炭素酸化方法である。
又本発明は、触媒を複数の反応器内に入れて、排ガスの
触媒反応工程と触媒再生用ガスによる触媒再生工程とを
順次切替えておこなう方法である。
又本発明は、排ガスと触媒再生用ガスとを同一加熱炉を
用いて昇温する方法である。
更に本発明は、触媒再生用ガスとして300℃以上の空
気又は420°C以上の焼結排ガスを用いたものである
以下本発明方法を第5図及び第6図を参照して説明する
まず焼結鉱製造過程等で発生した排ガス1を脱硫処理(
図示せず)した後熱交換器2を通して昇温する。
この排ガスは温度約150°Cで、その組成は例えばC
O□ 7%、0□ 15%、COl、2%、■2010
%、SOx 200 ppm、 NOx 200p
pm、残りN2である。
この排ガス1は脱硫処理によりSOxが除去され、熱交
換器2により約310℃に昇温される。
次に昇温した排ガス1の一部1 a’(約10〜15%
)を空気3と混合し、燃料4とともに加熱炉5に入れ、
燃料4を燃焼させて、約800℃の燃焼ガスを生成する
燃焼ガスの一部6aは、上記排ガス1の残部1bと混合
して脱硝最適温度である360〜380℃の温度となり
、脱硝反応器71〜74内に流入する。
この脱硝反応器7□〜74内には、鉄鉱石触媒又は鉄鉱
石に白金、パラジウム、チタン等を加えた触媒が充填さ
れている。
これら触媒はいずれも脱硝触媒として作用するとともに
COの酸化触媒として作用するもので、鉄鉱石として1
00面ピーク強度/104面ピーク強度カ0.6以上の
α−Fe203を使用するのが好ましい。
脱硝反応器7、〜74を通った排ガスは、脱硝され、更
にCOの酸化により昇温した後上記熱交換器2を通って
降温され、外部に放出される。
しかして上記加熱炉5で生じた燃焼ガス6の残部6bは
ダクト8を通り流路切替弁9及びパージ装置10を経て
脱硝反応器Ip内に流入し、CO酸化活性が低下した触
媒の活性を元の状態に戻し、CO酸化効率を高める。
ここで脱硝反応器7.内に流入する触媒再生用ガスが上
述の如き排ガスの場合は第4図に示すように420℃以
上に昇温し、又空気の場合300℃以上に昇温するのが
好適である。
この触媒再生工程は、各脱硝反応器7□〜74.7pに
ついておこない、各脱硝反応器7I〜z4.zpにおけ
る触媒反応工程と触媒再生工程との操業周期は、鉄鉱石
の種類にもよるが約2〜3日/1回が好適である。
この方法によれば、触媒の再生を順次おこなっているの
で、触媒をCO酸化率の高い領域に長期間安定して維持
でき、排ガス中のCOを効率よく酸化してその潜熱を有
効に回収でき、この結果加熱炉5での排ガス昇温用燃料
4は、スタートアップ時のみ使用され、他は使用の必要
がなくなる。
これはCOの酸化熱が約100°Cに該当し、加熱炉で
の昇温か60〜80℃であることと比較すれば、これよ
り太きいためである。
例えば75万Nm’/Hrの排ガス処理設備においてC
O酸化をおこなわないと700 ONm/Hr (25
00kcal/Nm”)の燃料を必要とするが、平均C
O酸化反応率30%、平均CO濃度1.2%とするとC
Oの燃焼熱は上記燃料の熱量を上回り、燃料を必要とし
ない。
なお触媒再生用の熱源に用いる燃料は少なくてよい。
これは触媒の熱容量が小さいため、又触媒反応工程と触
媒再生工程とを順次おこない、触媒への吸熱量は僅かで
あるためである。
この場合、再生用ガスを循環使用すれば、更に少なくて
すむ。
また脱硝反応温度は維持されているので、脱硝効率は維
持される。
以上の如く本発明は、触媒を再生してCO酸化効率を高
く維持することができるので、潜熱の有効利用を図れ、
又触媒の交換頻度を少なくすることができる顕著な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は先に提案した排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化
方法を示す説明図、第2図は、鉄鉱石触媒のCO酸化率
の経時的変化を示す特性図、第3図は反応温度と触媒活
性持続時間との関係を示す特性図、第4図は触媒再生用
ガスの温度と触媒の再生率との関係を示す特性図、第5
図は本発明の一実施例を示す説明図、第6図は第5図の
要部拡大図である。 1・・・・・−排ガス、2・・・・・・熱交換器、3・
・・・・・空気、4・・・・・・燃料、5・・・・・・
加熱炉、7□〜7p・・・・・・脱硝反応器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 NOx及び一酸化炭素を含む排ガスを昇温後鉄鉱石
    又は鉄鉱石を主成分とする触媒に流通接触せしめて脱硝
    及び一酸化炭素の酸化をおこなう触媒反応工程と、排ガ
    ス流通後の触媒に昇温したガスを流通せしめる触媒再生
    工程とを具備してなる排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化
    方法。 2 触媒は複数個設けられ、排ガスの触媒反応工程と触
    媒再生用ガスによる触媒再生工程とを順次切替えておこ
    なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の排ガ
    スの脱硝及び一酸化炭素酸化方法。 3 排ガスと触媒再生用ガスとを同一加熱炉を用いて昇
    温することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の排
    ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法。 4 触媒再生用ガスは、空気を300℃以上に昇温した
    もの又は焼結排ガスを420℃以上に昇温したものであ
    る特許請求の範囲第1項又は第3項又は第4項記載の排
    ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法。
JP55072557A 1980-05-30 1980-05-30 排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法 Expired JPS594174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55072557A JPS594174B2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30 排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55072557A JPS594174B2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30 排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56168826A JPS56168826A (en) 1981-12-25
JPS594174B2 true JPS594174B2 (ja) 1984-01-28

Family

ID=13492767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55072557A Expired JPS594174B2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30 排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS594174B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113351016A (zh) * 2021-06-18 2021-09-07 海南大学 烟气催化脱硝、催化剂智能吹扫及余热利用一体化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56168826A (en) 1981-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5415481B2 (ja) 内燃機関の希薄排ガスから窒素酸化物およびカーボンブラック粒子を除去するための方法
KR100204257B1 (ko) 탈초용 열처리 활성탄, 그 제조방법, 그것을 사용한 탈초방법 및 그것을 사용한 탈초시스템
JP2006522272A (ja) 粒子状物質フィルターおよびNOx吸収材を包含する、リーンバーンエンジン用排気機構
CN109806764A (zh) 一种工业烟气储存还原脱硝系统和方法
JP5574042B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
CN112169590A (zh) 一种深度分级燃烧炉膛外co催化氧化系统及方法
KR101830477B1 (ko) 소결 배기가스 내에 포함된 질소 산화물 제거 장치 및 질소 산화물 제거 방법
JPH0617734B2 (ja) 一酸化炭素および水素含有ガスの接触燃焼装置
JP2004188388A (ja) ディーゼル排ガス浄化用フィルタおよびその製造方法
JPS594174B2 (ja) 排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法
JP2008223577A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置
FI88363B (fi) Roekgasanlaeggning
JPS594173B2 (ja) 排ガスの脱硝及び一酸化炭素酸化方法
JPH05115750A (ja) 焼結炉排ガス中の一酸化炭素の酸化制御方法
JPS594172B2 (ja) 排ガス中の一酸化炭素酸化方法
JPS5910245B2 (ja) 排ガスの潜熱回収方法
JPS645089B2 (ja)
JPS6115740A (ja) 酸化触媒の再生方法
KR20210077018A (ko) 소결로 배기가스 처리 방법
CN109999923A (zh) 一种利用臭氧实现scr催化剂原位活化的方法及装置
JPS594422A (ja) 焼結炉排ガスの脱硝方法
JP3795114B2 (ja) ごみ焼却炉の排ガスの処理方法および装置
JPS6120334B2 (ja)
JPS6350052B2 (ja)
JPS6152730B2 (ja)