JP2008223577A - 内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NOx吸蔵還元型触媒によるNOxの吸蔵にオゾンを利用する排気ガス浄化装置において、NOx吸蔵還元型触媒の再生時、オゾンとの反応によって失われてしまう還元剤の量を低減し、それにより燃料の無駄を防止できるようにする。
【解決手段】リーン運転気筒11,12,13の排気ガスが流れる排気通路20と、非リーン運転気筒14の排気ガスが流れる排気通路22とを別々に設ける。排気通路20にはオゾン供給手段40によってオゾンの供給を行う。2つのNOx吸蔵還元型触媒30,32を装備し、これらNOx吸蔵還元型触媒30,32と各排気通路20,22との接続の組み合わせを接続切替手段42によって切り替え可能にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気ガス浄化装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されるように、NOx吸蔵還元型触媒(以下、NSR触媒という)を有する排気ガス浄化装置が知られている。NSR触媒は、より具体的には、内燃機関から排出される燃焼ガスに含まれるNOx、HC、COを浄化処理する触媒機能と、NOxを触媒内部に吸蔵する機能とを備えた触媒である。リーン運転時にはNOxに対して還元剤であるHC、COが不足するため、触媒機能によるNOxの浄化は不十分となる。しかし、NSR触媒によれば、浄化処理されないNOxを内部に吸蔵して捕捉することができ、NOxの大気への放出を防ぐことができる。
また、特許文献1には、オゾン発生装置によってオゾンを生成し、生成したオゾンを排気ガスに添加することについても開示されている。NSR触媒によるNOxの吸蔵は、NOxがより高次の窒素酸化物であるほど促進される。オゾンはNOxを気相で酸化させることができるため、触媒による酸化作用よりも効果的にNOxを酸化させることができる。したがって、NSR触媒に流れ込む排気ガスにオゾンを添加することで、NSR触媒が有するNOxの吸蔵能力を高めることができる。
なお、NSR触媒が吸蔵できるNOxの量には限度がある。NOx吸蔵量が限界まで達したら、一度、吸蔵NOxをNSR触媒から除去し、NSR触媒のNOx吸蔵能力を回復する処理(以下、この処理をNSR触媒の再生という)が必要となる。NSR触媒から吸蔵NOxを除去する方法としては、NSR触媒に流れ込む排気ガスの空燃比を一時的にリッチにする方法(いわゆるリッチスパイク)が知られている。排気ガスの空燃比をリッチにすることで、排気ガスに含まれる還元剤(HC、CO)によって吸蔵NOxを還元し浄化することができる。
特開2002−89246号公報 特開平5−192535号公報
上記の従来の排気ガス浄化装置では、NSR触媒の再生を実施するときには、オゾン発生装置は停止させることが望ましい。オゾンの酸化能力は高いため、排気ガスにオゾンが添加されていると、リッチスパイクによって生成した還元剤はオゾンと反応してしまい、吸蔵NOxと反応する前に消費されてしまうからである。
しかしながら、オゾン発生装置を停止させてから排気通路内のオゾンが無くなるまでには若干の時間のずれがある。このため、上記の従来の排気ガス浄化装置では、NSR触媒の再生時にオゾン発生装置を停止させたとしても、リッチスパイクにより生成した還元剤の一部はやはりオゾンと反応することになって、その分、燃料を無駄にしてしまう。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、NOx吸蔵還元型触媒によるNOxの吸蔵にオゾンを利用する排気ガス浄化装置において、NOx吸蔵還元型触媒の再生時、オゾンとの反応によって失われてしまう還元剤の量を低減し、それにより燃料の無駄を防止できるようにすることにある。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の排気ガス浄化装置であって、
空燃比をリーンにして運転するリーン運転気筒と、
空燃比をストイキ若しくはリッチにして運転する非リーン運転気筒と、
前記リーン運転気筒の排気ガスが流れる第1の排気通路と、
前記非リーン運転気筒の排気ガスが流れる第2の排気通路と、
前記第1若しくは第2の排気通路の何れか一方に接続される第1のNOx吸蔵還元型触媒と、
前記第1若しくは第2の排気通路の前記第1のNOx吸蔵還元型触媒が接続されていない方に接続される第2のNOx吸蔵還元型触媒と、
前記第1及び第2の排気通路と前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを切り替える接続切替手段と、
前記第1の排気通路を流れる排気ガスと混合するようにオゾンを供給するオゾン供給手段と、
を備えることを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、
前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒のそれぞれの下流におけるNOx濃度を測定するNOx濃度測定手段をさらに備え、
前記接続切替手段は、前記第1の排気通路に続されている方のNOx吸蔵還元型触媒の下流においてNOx濃度が所定濃度まで上昇したら、前記第1及び第2の排気通路と前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを切り替えることを特徴としている。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を前記第2の排気通路から前記第1の排気通路へ変更する排気通路変更手段をさらに備えることを特徴としている。
第4の発明は、第3の発明において、
前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒のそれぞれの温度を測定する触媒温度測定手段をさらに備え、
前記排気通路変更手段は、前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒の何れの温度も所定温度より低い場合に前記非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を前記第1の排気通路へ変更し、その後、前記第1の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒の温度が前記所定温度まで上昇したら前記非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を前記第2の排気通路に戻すように動作し、
前記接続切替手段は、前記第1の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒の温度が前記所定温度まで上昇したら、前記非リーン運転気筒の排気ガスの排出先が前記第2の排気通路に戻されるに先立って、前記第1及び第2の排気通路と前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを切り替えることを特徴としている。
また、第5の発明は、第1又は第2の発明において、
前記第2の排気通路を流れる排気ガスと混合するようにオゾンを供給するオゾン供給手段(第2のオゾン供給手段)をさらに備えることを特徴としている。
第6の発明は、第5の発明において、
前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒のそれぞれの温度を測定する触媒温度測定手段をさらに備え、
前記第2のオゾン供給手段は、前記第2の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒の温度が所定温度より低い場合にオゾンの供給を行い、その後、前記第2の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒の温度が前記所定温度まで上昇したらオゾンの供給を停止することを特徴としている。
第1の発明によれば、リーン運転気筒で発生するNOxは第1の排気通路に接続されるNOx吸蔵還元型触媒に吸蔵することができる。第1の排気通路にはオゾンが供給されているので、排気ガス中のNOxの酸化を促進し、ひいては、NOx吸蔵還元型触媒へのNOxの吸蔵を促進することができる。一方、第2の排気通路に接続されるNOx吸蔵還元型触媒には、非リーン運転気筒から排出される還元剤を多く含んだ排気ガスを供給することができる。これにより、このNOx吸蔵還元型触媒に吸蔵されているNOxを排気ガス中の還元剤によって還元し浄化することができる。
つまり、第1の発明によれば、リーン運転気筒で発生するNOxを一方のNOx吸蔵還元型触媒で吸蔵している間、非リーン運転気筒で発生する還元剤によってもう一方のNOx吸蔵還元型触媒の再生を行うことができる。そして、第1及び第2の排気通路と第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを切り替えることで、NOxを吸蔵させるNOx吸蔵還元型触媒と再生を行うNOx吸蔵還元型触媒とを入れ替えることができる。これによれば、オゾンが供給される排気通路と還元剤が供給される排気通路とが別々になるので、還元剤がオゾンとの反応によって失われることを抑えることができ、しかも、排気通路へのオゾンの供給を連続して行うことができる。
第2の発明によれば、NOx吸蔵還元型触媒で吸蔵できなかったNOxが大気中に放出されることのないよう、第1及び第2の排気通路と第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを適切なタイミングで切り替えることができる。
また、第3の発明によれば、非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を第1の排気通路へ変更することで、非リーン運転気筒で発生するHCやCOをオゾンによって酸化し浄化することもできる。これによれば、例えば、冷間始動時のようにNOx吸蔵還元型触媒の触媒機能が十分に発揮していない状況において、HCやCOが未浄化のまま大気中に放出されるのを防止することができる。
第4の発明によれば、第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒の何れも暖まっていない場合には非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を第1の排気通路へ変更することで、非リーン運転気筒で発生するHCやCOをオゾンによって酸化し浄化することができる。一方、リーン運転気筒で発生するNOxはオゾンの作用によってNOx吸蔵還元型触媒に吸蔵させることができる。第1の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒は、排気ガスが供給されることでやがて所定温度まで暖まる。このNOx吸蔵還元型触媒が十分に暖まった時点で、第1及び第2の排気通路と第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを切り替え、続いて、非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を第2の排気通路に戻すことで、非リーン運転気筒で発生するHCやCOを利用したNOx吸蔵還元型触媒の再生が可能になる。
また、第5の発明によれば、第2の排気通路にもオゾンを供給することで、非リーン運転気筒で発生するHCやCOをオゾンによって酸化し浄化することもできる。これによれば、例えば、冷間始動時のようにNOx吸蔵還元型触媒の触媒機能が十分に発揮していない状況において、HCやCOが未浄化のまま大気中に放出されるのを防止することができる。
第6の発明によれば、第2の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒が暖まっていない場合には、このNOx吸蔵還元型触媒が十分に暖まるまでの間、第2の排気通路にオゾンを供給することで、非リーン運転気筒で発生するHCやCOをオゾンによって酸化し浄化することができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の排気ガス浄化装置の構成]
図1は本発明の実施の形態1の排気ガス浄化装置の構成を示す図である。以下、図1を用いて本実施の形態の排気ガス浄化装置の構成について説明する。
本実施の形態の排気浄化装置は、それが設けられる内燃機関(以下、エンジンという)にも特徴がある。図1に示すように、本実施の形態にかかるエンジン10は4気筒エンジンであり、4つの気筒11,12,13,14のうち3つの気筒11,12,13は、空燃比をリーンにして運転するリーン運転気筒となっている。残りの1つの気筒14は、空燃比をストイキ若しくはリッチにして運転する非リーン運転気筒となっている。
各リーン運転気筒11,12,13は共通の排気通路(第1の排気通路)20に接続されている。非リーン運転気筒14は、リーン運転気筒11,12,13とは別の排気通路(第2の排気通路)22に接続されている。これら2つの排気通路20,22はライン切替バルブ42に接続されている。
ライン切替バルブ42には別の2つの排気通路24,26が接続されている。ライン切替バルブ42は、上流側の排気通路20,22と下流側の排気通路24,26との接続の組み合わせを切り替える装置である。つまり、排気通路20に排気通路24が接続され、排気通路22に排気通路26が接続された状態と、排気通路20に排気通路26が接続され、排気通路22に排気通路24が接続された状態とを切り替えることができる。ライン切替バルブ42は、本発明にかかる「接続切替手段」に相当している。
下流側の排気通路24,26にはそれぞれNOx吸蔵還元型触媒(以下、NSR触媒という)30,32が配置されている。NSR触媒30,32は、Pt等の貴金属およびBaCOが、セラミクス担体上に担持されることにより構成されている。Ptは、CO、HCの酸化反応とNOxの還元反応とを同時に活性させる活性点として機能する。BaCOは、排気ガス中のNOxを硝酸塩として吸蔵するNOx保持物質として機能する。具体的には、BaCOでは、NOxがBa(NOとして吸蔵される。吸蔵されたBa(NOは、主に排気ガスがリッチの状況下で還元、分解される。ただし、NOx保持物質は、NOxを吸蔵するのみでなく、NOxを吸着する場合もありうる。このため、NOx保持物質における「保持」とは、NOxを「吸蔵」する意味のみでなく、NOxを「吸着」する意味も含んでいる。
リーン運転気筒11,12,13が接続される排気通路20の途中には、オゾン供給装置40が接続されている。オゾン供給装置40の内部には、空気からオゾンを生成するオゾン発生器が備えられる。オゾン発生器の構成、機能等に関しては既に種々の技術が公知となっているため、その詳細な説明は省略する。オゾン供給装置40は、内部で生成したオゾンを排気通路20内に供給する。オゾン供給装置40から供給されるオゾンは排気通路20を流れて来るリーン運転気筒11,12,13の排気ガスと混合し、排気通路20が接続される方のNSR触媒30,32に流れ込むことになる。
本実施の形態の排気浄化装置は、その状態に関する情報を得るための複数のセンサを備えている。具体的には、排気通路24におけるNSR触媒30の出口付近にNOxを検知するNOxセンサ52が取り付けられている。また、排気通路26におけるNSR触媒32の出口付近にもNOxセンサ54が取り付けられている。
本実施の形態の排気浄化装置は、その動作を制御する制御装置50を備えている。制御装置50の出力部には、上述したオゾン供給装置40とライン切替バルブ42が接続されている。一方、制御装置50の入力部には、上述した2つのNOxセンサ52,54が接続されている。また、制御装置50の入力部には、エンジン10の運転条件および運転状態に関する情報も入力される。制御装置50は、入力された各種の情報に基づいて所定の制御プログラムにしたがってオゾン供給装置40及びライン切替バルブ42を制御する。
[実施の形態1の排気ガス浄化装置の動作]
次に、本実施の形態の排気ガス浄化装置の動作について説明する。
(オゾンの利用によるNSR触媒へのNOxの吸蔵)
リーン運転気筒11,12,13の排気ガス中にはHCやCOに比較して多くのNOxが含まれる。図1に示す構成によれば、排気ガス含まれるNOxはNSR触媒30又は32にて吸蔵することができる。本実施の形態では、以下に説明するようにオゾンの利用によってNSR触媒30,32のNOx吸蔵能力の向上を図っている。
本実施の形態では、エンジン10の運転時にはオゾン供給装置40を作動させ、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスが流れる排気通路20にオゾンを供給する。オゾンを排気ガスに添加すると、気相反応により排気ガス中のNOxが酸化されることが知られている。具体的には、NOxとオゾンとが反応し、下記の各反応式(1)〜(3)に示す反応が生じる。なお、反応式(3)は右方向への反応を示す矢印のみが記載されているが、括弧に示すような左方向への反応も生じうる。
NO+O → NO+O ・・・(1)
NO+O → NO+O ・・・(2)
NO+NO → N (NO+NO ← N) ・・・(3)
NOx保持物質で生ずるNOx吸蔵は、NOxが酸化されて生じた高次の窒素酸化物(あるいは、これら窒素酸化物が水と反応して生成したHNO)がNOx保持物質に吸蔵されることにより実現される。例えば、NOが、Ba(NOなどの硝酸塩となることによりNOx吸蔵材に吸蔵される。上記の各反応式(1)〜(3)に示すように、排気ガスにオゾンを添加すれば、NOx保持物質に吸蔵されやすい高次の窒素酸化物を効率良く生成することができる。つまり、NSR触媒30,32のNOx吸蔵能力を高めることができる。
なお、NOx吸蔵反応を効率よく行う観点からは、排気ガス中のNOxがより多くNOやNなどのより高次の窒素酸化物となることが望ましい。そこで、本実施の形態では、排気ガスとオゾンとの混合ガスにおいてNOに対するオゾンのモル比が1よりも大きくなるようにオゾン供給量を制御する。オゾン供給量の制御は制御装置50によって行われる。制御装置50は、エンジン回転数や燃料噴射量等、エンジン10の運転状態に関する情報に基づいて排気ガス中のNO量を推定計算し、推定したNO量に応じてオゾン供給装置40によるオゾン供給量を制御する。
混合ガス中のNOに対するオゾンのモル比が1以下の状態では、上記の反応式(1)の反応によってNOが生成されるものの、反応式(2)又は(3)によるNOやNの生成までには至らない。しかし、混合ガス中のNOに対するオゾンのモル比を1よりも大きくすれば、NOを酸化してNOやNとするのに十分な量のオゾンを供給することができる。その結果、排気ガス中の高次の窒素酸化物量を確実に増加させることができ、NOx吸蔵をより効果的に行うことができる。
また、好ましくは、混合ガス中のNOに対するオゾンのモル比が2以上になるようにオゾン供給量を制御する。これによれば、大部分のNOをNOやNまで酸化することができ、NSR触媒22のNOx吸蔵量を飛躍的に増大させることができる。
なお、排気ガスへのオゾンの添加で得られる効果は実験によって確認している。実験の内容と結果については後述する。
(ライン切替によるNSR触媒の再生)
NSR触媒30,32の再生は、NSR触媒30,32から吸蔵NOxを除去してNSR触媒30,32のNOx吸蔵能力を回復するための処理である。具体的には、空燃比がリッチな排気ガスをNSR触媒30,32に供給することで、NSR触媒30,32の吸蔵NOxを排気ガスに含まれるHCやCOによって還元し除去する。本実施の形態では、NSR触媒30,32の再生をライン切替バルブ42の操作によって実現する。
図2は本実施の形態において実施されるライン切替のロジックについて説明するための図である。図2の(A)は、排気通路20に排気通路24が接続され、排気通路22に排気通路26が接続された状態を示している。この状態では、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスは、排気通路20から排気通路24を経由してNSR触媒30に流れ込み、排気ガス中のNOxはNSR触媒30に吸蔵される。リーン運転気筒11,12,13の排気ガスが排気通路20を流れる際、オゾン供給装置40によってオゾンの供給を受けることで、排気ガス中のNOxはNOやNO或いはNへ酸化される。これにより、NSR触媒30によるNOxの吸蔵が促進される。
排気ガスへのオゾンの添加によってNSR触媒30のNOx吸蔵能力は高められている。しかし、その能力にも限界があり、やがてNSR触媒30のNOx吸蔵量が飽和量に達すると、吸蔵しきれなかったNOxがNSR触媒30から溢れ出る。NSR触媒30から溢れたNOxはNOxセンサ52によって検知することができる。
NOxセンサ52によりNOxが検知されたら、ライン切替バルブ42の操作によって図2の(A)に示す状態から(B)に示す状態へラインの切り替えを行う。ライン切替によって排気通路20には排気通路26が接続され、排気通路22には排気通路24が接続される。オゾン供給装置40による排気通路20内へのオゾンの供給は、ラインの切り替えの途中も切替の完了後も中断することなく継続する。
図2の(B)に示す状態にラインが切り替えられることで、NSR触媒30には非リーン運転気筒14の排気ガスが排気通路22から排気通路24を経由して流れ込むようになる。非リーン運転気筒14の排気ガスには、還元剤であるHCやCOが多く含まれているため、NSR触媒30の吸蔵NOxはHCやCOによって還元され、次第にNSR触媒30から除去されていく。つまり、NSR触媒30の再生が進んでいく。
一方、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスは、排気通路20から排気通路26を経由してNSR触媒32に流れ込み、排気ガス中のNOxはNSR触媒32に吸蔵される。排気通路20を流れる際にオゾン供給装置40によってオゾンの供給を受けることで、排気ガス中のNOxは高次の窒素酸化物へ酸化され、NSR触媒32によるNOxの吸蔵が促進される。
やがてNSR触媒32のNOx吸蔵量が飽和量に達すると、吸蔵しきれなかったNOxがNSR触媒32から溢れ出る。NSR触媒32から溢れたNOxはNOxセンサ54によって検知することができる。なお、NSR触媒32が飽和状態になるまでの時間と、NSR触媒30の再生が完了するまでの時間とは近いほうが望ましい。NSR触媒30の再生速度は、非リーン運転気筒14の空燃比によって、つまり、NSR触媒30に供給するHC及びCOの量によって調整することができる。
NOxセンサ54によりNOxが検知されたら、ライン切替バルブ42の操作によって図2の(B)に示す状態から再び(A)に示す状態へラインの切り替えを行う。これにより、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスはNSR触媒30に流れ込むようになる。NSR触媒30のNOx吸蔵能力は、非リーン運転気筒14から還元剤を含む排気ガスの供給を受けて再生されている。したがって、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスに含まれるNOxはNSR触媒30によって確実に捕捉することができる。また、ライン切替によって非リーン運転気筒14の排気ガスがNSR触媒32に流れることで、NSR触媒32の吸蔵NOxはHCやCOによって還元され、次第にNSR触媒32から除去されていく。つまり、NSR触媒32の再生が進んでいく。
その後、NOxセンサ52によってNOxが検知されたら、再び図2の(B)に示す状態へラインの切り替えを行う。さらにその後、NOxセンサ54によってNOxが検知されたら、再び図2の(A)に示す状態へラインの切り替えを行う。以上のようなライン切替バルブ42の操作を繰り返し実施することで、リーン運転気筒11,12,13で発生するNOxを一方のNSR触媒に吸蔵しながら、非リーン運転気筒14で発生する還元剤によってもう一方のNSR触媒を再生することができる。
[実施の形態1の排気ガス浄化装置の効果]
本実施の形態の排気ガス浄化装置では、非リーン運転気筒14で発生する還元剤を用いてNSR触媒30,32の再生を行うので、いわゆるリッチスパイクは不要であり、リーン運転気筒11,12,13では連続してリーン運転することができる。また、非リーン運転気筒14の排気ガスとリーン運転気筒11,12,13の排気ガスとは別々の通路を流れるので、非リーン運転気筒14の排気ガスに含まれる還元剤がリーン運転気筒11,12,13の排気ガスに添加されるオゾンと接触する機会はほとんどない。したがって、本実施の形態の排気ガス浄化装置によれば、オゾンとの反応によって失われる還元剤の量を減らすことができ、燃料の無駄を防止することができる。
また、リッチスパイクによってNSR触媒の再生を行う従来の排気ガス浄化装置では、エンジンのリーン運転時、全ての気筒から排出される排気ガス量に応じたオゾンを供給する必要がある。図1に示すような4気筒エンジンでは、4気筒分の排気ガス量に応じたオゾンの供給が必要となる。これに対し、本実施の形態の排気ガス浄化装置では、リーン運転を行う3気筒分の排気ガス量に応じたオゾンを供給すればよい。つまり、オゾン供給量は3/4で済むことになる。オゾン供給量を少なくすることでオゾンの生成に必要な電力量を抑えることでき、また、より小型のオゾン発生器を採用することも可能になる。
また、リッチスパイクによってNSR触媒の再生を行う従来の排気ガス浄化装置では、リッチスパイクの度にオゾン発生器の停止/起動を繰り返すことになる。このため、オゾン発生器のリアクターや電源に大きな負担が掛かってしまう可能性がある。しかし、本実施の形態の排気ガス浄化装置によれば、オゾン発生器を停止させることなく定常運転することができるので、そのような負担を低減することができる。
[オゾン添加の効果に関する実験]
次に、図3乃至図7を用いて、オゾン添加で得られる効果の確認のために行った実験について説明する。
(実験装置の構成)
図3は実験に使用した実験装置の構成を説明するための図である。図3に示すとおり、本実験装置はモデルガス発生器230を備えている。モデルガス発生器230は複数の種類のガスボンベ232から供給されるガスを混合させて、エンジンから排出される排気ガスの模擬ガスを生成することができる。
モデルガス発生器230の下流には触媒装置222が配置されている。触媒装置222の周囲には、触媒装置222を所望の温度に制御するための電気炉が配置されている。図4は触媒装置222の内部を模式的に示す断面図である。触媒装置222は石英管の内部に触媒(ペレット触媒)224を配置した構成になっている。触媒224の調整手順は後述する。
触媒装置222の下流には、排気ガス分析計260,262とオゾン分析計264が接続されている。排気ガス分析計260はHC、CO、NOxの計測に用い、排気ガス分析計262はCOの計測に用いている。モデルガス発生器230にて生成された模擬ガスは、触媒装置222の内部を通過した後に、これらの分析計においてその成分が分析される。
また、図3に示す実験装置は、触媒装置222の上流にオゾンを含む注入ガスを導入するための装置を備えている。より具体的には、本実験装置は酸素ボンベ240を備えている。酸素ボンベ240の下流には、流量制御ユニット242を介してオゾン発生器246が接続されている。オゾン発生器246は、酸素ボンベ240から供給される酸素を用いてオゾンを生成する装置である。オゾン発生器246は、オゾン分析計248及び流量制御ユニット250を介して触媒装置222の上流に接続されている。また、酸素ボンベ240は、別途設けられた流量制御ユニット244を介して、直接オゾン分析計248の上流に接続されている。このような構成によれば、注入ガスに含まれるオゾン量と酸素量を個別に制御することが可能となる。
図3に示す実験装置において使用される測定機器は以下の通りである。
オゾン発生器246:岩崎電気 OP100W
オゾン分析計248:荏原実業 EG600
オゾン分析計264:荏原実業 EG2001B
排気ガス分析計260:堀場製作所 MEXA9100D
排気ガス分析計262:堀場製作所 VAI−510
(触媒の調整手順)
触媒224は次の手順で調整した。まず、γ−Alをイオン交換水に分散させ、ここに酢酸バリウム水溶液を加えた。次に、この混合液の水分を加熱除去し、120℃で乾燥させた後、粉砕して粉末にした。続いて、この粉末を500℃で2時間焼成した。そして、焼成後の粉末を炭酸水素アンモニウムを含む溶液に浸漬処理し、250℃で乾燥させてバリウム担持触媒を得た。バリウムの担持量はγ−Al100g当たり0.2モルである。
また、γ−Alをイオン交換水に分散させ、ここにジニトロジアンミン白金を含む水溶液を加えてPtを担持させた。そして、それを乾燥させて粉砕した後、450℃で1時間焼成して白金担持触媒を得た。白金の担持量はγ−Al100g当たり2gである。
(実験1の条件)
まず、オゾン添加が触媒のNOx吸蔵能力に及ぼす影響を調査するための実験を行った。その条件は次のとおりである。
温度:250℃
模擬ガス組成:NO 220ppm、残部N
模擬ガス流量:13.8L/min
注入ガス組成:O 30000ppm、残部O(ただし、オゾン発生器の電源をオフとすることでOのみの注入も可能。)
注入ガス流量:1.2L/min
(実験1の方法)
触媒装置222内にNを流しながら内部の触媒224を250℃まで加熱した。そして、温度が250℃で一定になった後、模擬ガスと注入ガスとを混合して触媒装置222に流通させた。実験では、模擬ガスにオゾン発生器がオンの状態で注入ガスを添加した場合(O有り)と、オゾン発生器がオフの状態で注入ガスを添加した場合(O無し)の二つの場合についてそれぞれデータを取った。
(実験1の結果)
実験で得られたデータから、O有りとO無しのそれぞれの場合について触媒224のNOxの吸蔵量(飽和吸蔵量)を算出した。算出したNOx吸蔵量の値を図5に示す。NOx吸蔵量は、実験時間内に導入したNOx量から触媒装置222の下流に排出されてくるNOx量を差し引くことにより算出した値を、触媒1g当たりに吸蔵したNOxのモル量に変換した値である。導入NOx量は、模擬ガス中のNOx濃度と模擬ガス流量と実験時間との積で計算することができる。排出NOx量は、ガス分析計260で計測されたNOx濃度とガス流量(模擬ガス+注入ガス)と実験時間の積で計算することができる。
図5に示すように、O有りの場合にはO無しの場合に比較してNOx吸蔵量を約10倍に増やすことができる。これにより、オゾン添加には触媒のNOx吸蔵能力を高める効果があることが確認された。
(実験1の結果の利用)
以上の実験結果から、オゾンを添加することで、触媒のNOx吸蔵量が飽和量に達するまでの時間を延長できることが分かる。これにより、図6に示すような動作で触媒の空燃比制御を行うことも可能になる。図6の(A)はオゾンを添加しない場合に必要な触媒の空燃比制御であり、(B)はオゾンを添加することで実現できる触媒の空燃比制御である。つまり、オゾンの添加によれば、リッチスパイクの間隔を延ばしてより長い時間リーン運転を継続することができる。
(実験2の条件)
次に、オゾン添加のオン/オフの制御パターンを換えてその効果を検証するための実験を行った。その条件は次のとおりである。この実験では、リーンガスとリッチガスの2種類のガスを製造した。
温度:250℃
リーンガスの製造条件
模擬ガス組成:NO 220ppm、残部N
模擬ガス流量:13.8L/min
注入ガス組成:O 30000ppm、残部O(ただし、オゾン発生器の電源をオフとすることでOのみの注入も可能。)
注入ガス流量:1.2L/min
リッチガスの製造条件
模擬ガス組成:C 2000ppm、残部N
模擬ガス流量:15L/min
注入ガス流量:0L/min
(実験2の方法)
触媒装置222内にNを流しながら内部の触媒224を250℃まで加熱した。そして、温度が250℃で一定になった後、リーンガスを触媒装置222に流通させた。一定時間が経過した後、製造するガスをリーンガスからリッチガスに切り替え、リッチガスを触媒装置222に流通させた。一定時間が経過した後、再び製造するガスをリッチガスからリーンガスに切り替え、リーンガスを触媒装置222に流通させた。このようにリーンガスとリッチガスとを触媒装置222に交互に流す操作を所定回数繰り返し実施した。
実験では、次の4つの場合についてそれぞれデータを取った。
場合1:模擬ガスにオゾン発生器がオンの状態で注入ガスを添加し(O有り)、リーン10分/リッチ50秒の長周期で模擬ガス組成を切り替えた。
場合2:模擬ガスにオゾン発生器がオンの状態で注入ガスを添加し(O有り)、リーン1分/リッチ5秒の短周期で模擬ガス組成を切り替えた。
場合3:模擬ガスにオゾン発生器がオフの状態で注入ガスを添加し(O無し)、リーン10分/リッチ50秒の長周期で模擬ガス組成を切り替えた。
場合4:模擬ガスにオゾン発生器がオフの状態で注入ガスを添加し(O無し)、リーン1分/リッチ5秒の短周期で模擬ガス組成を切り替えた。
(実験2の結果)
実験で得られたデータから、1乃至4のそれぞれの場合について浄化率を算出した。算出した浄化率の値を図7に示す。浄化率は、実験時間内に導入した成分量から触媒装置222の下流に排出されてくる成分量を差し引いた値を、導入した成分量で割ることにより100分率で算出した。導入成分量は、模擬ガス中の成分濃度と模擬ガス流量と実験時間との積で計算することができる。排出成分量は、ガス分析計260で計測された成分濃度とガス流量と実験時間の積で計算することができる。
図7に示す場合1と4との比較から、オゾンを添加したほうがより長い時間リーンガスを触媒に流せることが確認できる。また、場合1と3との比較、或いは、場合2と4との比較からは、リーン/リッチの切替周期が同じであれば、オゾンを添加したほうが浄化率が高いことが確認できる。これらのことから分かるように、オゾンを添加したほうがリーン/リッチの切替周期を長くすることができ、さらに同じ条件であれば浄化率に優れている。
実施の形態2.
[実施の形態2の排気ガス浄化装置の構成]
図8は本発明の実施の形態2の排気ガス浄化装置の構成を示す図である。以下、図8を用いて本実施の形態の排気ガス浄化装置の構成について説明する。なお、図8において実施の形態1の排気ガス浄化装置と共通する部位又は部品については同一の符号を付している。また、それら共通する部位や部品についての説明は、その必要がある場合を除いて省略し、実施の形態1とは異なる構成について重点的に説明する。
図8に示すように、本実施の形態の排気浄化装置は、非リーン運転気筒14と排気通路(第2の排気通路)22との間にライン切替バルブ44を備えている。ライン切替バルブ44には、リーン運転気筒11,12,13の排気通路(第1の排気通路)20に繋がるバイパス通路28が接続されている。排気通路20におけるバイパス通路28の接続部は、オゾン供給装置40の接続部よりも上流に位置している。ライン切替バルブ44は、非リーン運転気筒14の排気ガスの排出先を排気通路22から排気通路20へ、或いは、排気通路20から排気通路22へ切り替える装置である。ライン切替バルブ44は、本発明にかかる「排気通路変更手段」に相当している。
また、本実施の形態の排気浄化装置では、NSR触媒30にはその温度を測定するための温度センサ56が取り付けられている。また。NSR触媒32にもその温度を測定するための温度センサ58が取り付けられている。各温度センサ56,58は制御装置50の入力部に接続されている。制御装置50は、入力された各種の情報に基づいて所定の制御プログラムにしたがってオゾン供給装置40、ライン切替バルブ42、そして上述のライン切替バルブ44を制御する。
[実施の形態2の排気ガス浄化装置の動作]
次に、本実施の形態の排気ガス浄化装置の動作について説明する。なお、実施の形態1と共通する動作についての説明は、その必要がある場合を除いて省略し、実施の形態1とは異なる動作について重点的に説明する
(オゾンの利用によるHC及びCOの浄化)
NSR触媒30,32が有するNOxの吸蔵能力は、排気ガスにオゾンを添加することによってNSR触媒30,32が低温状態でも十分に得ることができる。これに対し、NSR触媒30,32が有する排気ガスの浄化能力、つまり、NOxとHC或いはCOとを反応させて同時に浄化する能力は、NSR触媒30,32が十分に暖まっている状態で発揮される能力である。このため、エンジン10の始動時のようにNSR触媒30,32の温度が低い場合には、リーン運転気筒11,12,13で発生するNOxは捕捉できるものの、非リーン運転気筒14で発生するHCやCOは十分に浄化することができない。そこで、本実施の形態では、非リーン運転気筒14で発生するHCやCOの浄化にオゾンを利用する。
図9は本実施の形態において実施されるライン切替のロジックについて説明するための図である。エンジン10の始動時には温度センサ56,58によって各NSR触媒30,32の温度を測定する。どちらのNSR触媒30,32の温度も所定温度より低い場合には、図9の(A)に示す状態となるように各ライン切替バルブ42,44を操作する。ここでいう所定温度とは、NSR触媒30,32が有する浄化能力が十分に発揮される温度である。
図9の(A)は、リーン運転気筒11,12,13の排気通路20に非リーン運転気筒14が接続された状態を示している。この状態では、非リーン運転気筒14の排気ガスは、バイパス通路28を経て排気通路20に導入され、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスとともに排気通路20から排気通路24を経由してNSR触媒30に流れ込む。排気通路20を流れる際、オゾン供給装置40からオゾンの供給を受けることで、非リーン運転気筒14の排気ガスに含まれるHCやCOはオゾンによって酸化されて浄化される。また、リーン運転気筒11,12,13の排気ガス中のNOxもオゾンによって酸化され、高次の窒素酸化物となってNSR触媒30に吸蔵される。
排気ガスの熱によって暖められることで、NSR触媒30の温度は上昇していき、やがては上述の所定温度に達する。温度センサ56によってNSR触媒30の温度が所定温度に達したことが検知されたら、各ライン切替バルブ42,44の操作によって図9の(A)に示す状態から(B)に示す状態へラインの切り替えを行う。ライン切替バルブ42の操作は、ライン切替バルブ44の操作に先立って、或いは、遅くともそれと同時に行う。ライン切替バルブ42の操作によって排気通路20には排気通路26が接続され、排気通路22には排気通路24が接続される。また、ライン切替バルブ44の操作によって非リーン運転気筒14の排気ガスの排出先は排気通路20から排気通路22へ変更される。オゾン供給装置40による排気通路20内へのオゾンの供給は、ラインの切り替えの途中も切替の完了後も中断することなく継続する。
図9の(B)に示す状態にラインが切り替えられることで、NSR触媒30には非リーン運転気筒14の排気ガスのみが排気通路22から排気通路24を経由して流れ込むようになる。非リーン運転気筒14の排気ガスには、還元剤であるHCやCOが多く含まれているため、NSR触媒30の吸蔵NOxはHCやCOによって還元され、次第にNSR触媒30から除去されていく。つまり、NSR触媒30の再生が進んでいく。
一方、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスは、排気通路20から排気通路26を経由してNSR触媒32に流れ込み、排気ガス中のNOxはNSR触媒32に吸蔵される。排気通路20を流れる際にオゾン供給装置40によってオゾンの供給を受けることで、排気ガス中のNOxは高次の窒素酸化物へ酸化され、NSR触媒32によるNOxの吸蔵が促進される。
その後は、実施の形態1と同じようにライン切替バルブ42の操作を行う。すなわち、NSR触媒32の下流のNOxセンサ54によってNOxが検知されたら、図9の(C)に示す状態へラインの切り替えを行う。ライン切替によって排気通路20には排気通路24が接続され、排気通路22には排気通路26が接続される。これにより、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスはNSR触媒30に流れ込み、非リーン運転気筒14の排気ガスはNSR触媒32に流れ込むようになる。さらにその後、NSR触媒30の下流のNOxセンサ52によってNOxが検知されたら、再び図9の(B)に示す状態へラインの切り替えを行う。以上のようなライン切替バルブ42の操作を繰り返し実施することで、リーン運転気筒11,12,13で発生するNOxを一方のNSR触媒に吸蔵しながら、非リーン運転気筒14で発生する還元剤によってもう一方のNSR触媒を再生することができる。
[実施の形態2の排気ガス浄化装置の効果]
以上説明したように、本実施の形態の排気ガス浄化装置によれば、エンジン10の冷間始動時のようにNSR触媒30,32の触媒機能が十分に発揮していない状況において、非リーン運転気筒14の排気ガスに含まれるHCやCOが未浄化のまま大気中に放出されるのを防止することができる。
実施の形態3.
[実施の形態3の排気ガス浄化装置の構成]
図10は本発明の実施の形態3の排気ガス浄化装置の構成を示す図である。以下、図10を用いて本実施の形態の排気ガス浄化装置の構成について説明する。なお、図10において実施の形態1,2の排気ガス浄化装置と共通する部位又は部品については同一の符号を付している。また、それら共通する部位や部品についての説明は、その必要がある場合を除いて省略し、実施の形態1,2とは異なる構成について重点的に説明する。
図10に示すように、本実施の形態の排気浄化装置では、オゾン供給装置40はリーン運転気筒11,12,13の排気通路(第1の排気通路)20だけでなく、非リーン運転気筒14の排気通路(第2の排気通路)22にも接続されている。ただし、オゾン供給装置40と排気通路22との間にはバルブ46が設けられている。バルブ46が閉じているときには、実施の形態1,2と同じくオゾンは排気通路20のみに供給される。バルブ46が開いているときには、オゾンは排気通路20だけでなく排気通路22にも供給される。オゾン供給装置40とバルブ46とで、本発明にかかる「第2のオゾン供給手段」が実現されている。
また、本実施の形態の排気浄化装置では、実施の形態2と同じく、各NSR触媒30,32にはその温度を測定するための温度センサ56,58が取り付けられ、制御装置50の入力部に接続されている。制御装置50は、入力された各種の情報に基づいて所定の制御プログラムにしたがってオゾン供給装置40、ライン切替バルブ42、そして上述のバルブ46を制御する。
[実施の形態3の排気ガス浄化装置の動作]
次に、本実施の形態の排気ガス浄化装置の動作について説明する。なお、実施の形態1,2と共通する動作についての説明は、その必要がある場合を除いて省略し、実施の形態1,2とは異なる動作について重点的に説明する
(オゾンの利用によるHC及びCOの浄化)
本実施の形態では、実施の形態2と同じく、NSR触媒30,32が十分に暖まっていない状況下では非リーン運転気筒14で発生するHCやCOの浄化にオゾンを利用する。ただし、実施の形態2ではライン切替バルブ44を操作するのに対し、本実施の形態ではバルブ46を操作する。
図11は本実施の形態において実施されるライン切替のロジックについて説明するための図である。エンジン10の始動時には温度センサ56,58によって各NSR触媒30,32の温度を測定する。どちらのNSR触媒30,32の温度も所定温度より低い場合には、図11の(A)に示す状態となるようにライン切替バルブ42及びバルブ46を操作する。ここでいう所定温度とは、NSR触媒30,32が有する浄化能力が十分に発揮される温度である。
図11の(A)は、オゾン供給装置40が非リーン運転気筒14の排気通路22に接続された状態を示している。この状態では、非リーン運転気筒14の排気ガスに含まれるHCやCOは、オゾン供給装置40から供給されるオゾンによって酸化されて浄化される。したがって、排気通路22が接続されているNSR触媒32が十分に暖まっていない状況でも、HCやCOが未浄化のまま大気中に放出されるのは防止される。一方、リーン運転気筒11,12,13の排気ガス中のNOxは排気通路20に供給されるオゾンによって酸化され、高次の窒素酸化物となってNSR触媒30に吸蔵される。
排気ガスの熱によって暖められることで、NSR触媒32の温度は上昇していき、やがては上述の所定温度に達する。温度センサ58によってNSR触媒32の温度が所定温度に達したことが検知されたら、図11の(B)に示すように、バルブ46を閉じてオゾン供給装置40と排気通路22との接続を遮断する。排気通路22へのオゾンの供給が停止されることで、非リーン運転気筒14の排気ガスに含まれるHCやCOの浄化はNSR触媒32に委ねられることになる。
その後は、実施の形態1と同じようにライン切替バルブ42の操作を行う。すなわち、NSR触媒30の下流のNOxセンサ52によってNOxが検知されたら、図11の(C)に示す状態へラインの切り替えを行う。ライン切替によって排気通路20には排気通路26が接続され、排気通路22には排気通路24が接続される。これにより、リーン運転気筒11,12,13の排気ガスはNSR触媒32に流れ込み、非リーン運転気筒14の排気ガスはNSR触媒30に流れ込むようになる。さらにその後、NSR触媒32の下流のNOxセンサ54によってNOxが検知されたら、再び図11の(B)に示す状態へラインの切り替えを行う。以上のようなライン切替バルブ42の操作を繰り返し実施することで、リーン運転気筒11,12,13で発生するNOxを一方のNSR触媒に吸蔵しながら、非リーン運転気筒14で発生する還元剤によってもう一方のNSR触媒を再生することができる。
[実施の形態3の排気ガス浄化装置の効果]
以上説明したように、本実施の形態の排気ガス浄化装置によれば、エンジン10の冷間始動時のようにNSR触媒30,32の触媒機能が十分に発揮していない状況において、非リーン運転気筒14の排気ガスに含まれるHCやCOが未浄化のまま大気中に放出されるのを防止することができる。
その他.
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において変形して実施することもできる。例えば、次のように変形して実施してもよい。
上述した実施の形態において、NSR触媒30,32の下流にあるNOxセンサ52,54は省略することもできる。NOxセンサ52,54を省略する場合は、各NSR触媒30,32のNOx吸蔵量をエンジン10の運転履歴から推定計算し、推定NOx吸蔵量が所定量に達したらライン切替バルブ42によってライン切替を行うようにする。或いは、ラインの切替周期をエンジン10の運転状態に関する情報と関連付けてマップに記憶しておき、マップから読み出した切替周期でラインを切り替えるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、NSR触媒のNOx保持物質としてBaCOが使用されているが、材料はこれに限られない。すなわち、Na,K,Cs,Rbなどのアルカリ金属、Ba,Ca,Srなどのアルカリ土類金属、Y,Ce,La,Prなどの希土類元素を必要に応じて用いることとしてもよい。また、NSR触媒の活性点の材料に関してもPtに限定されず、貴金属材料であるRh,Pd等を必要に応じて用いることとしてもよい。
なお、NSR触媒は、その機能面から「触媒」と「NOx保持材」とに分解することができる。NSR触媒において、活性点である貴金属とそれを担持している担体とが「触媒」に相当し、NOx保持物質とそれを担持している担体とが「NOx保持材」とに相当する。これら「触媒」と「NOx保持材」とは必ずしも一体化されている必要はなく、別々の存在であってもよい。本発明にかかる「NOx吸蔵還元型触媒」には、「触媒」と「NOx保持材」との一体化物のみでなく、「触媒」と「NOx保持材」とが別々に設けられたものも含まれている。
具体的には、独立した二つの担体を配置し、その一方は活性点である貴金属のみを担持させて「触媒」とし、もう一方はNOx保持物質のみを担持させて「NOx保持材」としてもよい。ただし、この場合は、「NOx保持材」から放出されるNOxを「触媒」で処理できるように、「触媒」は「NOx保持材」の下流に設けるのが望ましい。さらには、担体は共有するが、活性点である貴金属とNOx保持物質とを共有担体上の異なる領域に分けて担持する構造でもよい。例えば、共有担体の上流側と下流側とに分離して担持する構造や、上層側と下層側とに分離して担持する構造である。
また、上述した実施の形態では、本発明を4気筒エンジンに適用しているが、他の多気筒エンジンへの適用も勿論可能である。リーン運転気筒の気筒数、非リーン運転気筒の気筒数も適宜に選択することができる。
本発明の実施の形態1の内燃機関の排気ガス浄化装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1において実施されるライン切替のロジックについて説明するための図である。 オゾン添加で得られる効果の確認実験で使用した実験装置の構成を示す図である。 実験装置に使用した触媒装置の内部を模式的に示す断面図である。 実験1の結果を説明するための図である。 実験1の結果の利用方法を説明するための図である。 実験2の結果を説明するための図である。 本発明の実施の形態2の内燃機関の排気ガス浄化装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2において実施されるライン切替のロジックについて説明するための図である。 本発明の実施の形態3の内燃機関の排気ガス浄化装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3において実施されるライン切替のロジックについて説明するための図である。
符号の説明
10 エンジン
11,12,13 リーン運転気筒
14 非リーン運転気筒
20 排気通路(第1の排気通路)
22 排気通路(第2の排気通路
24,26 排気通路
28 バイパス通路
30,32 NOx吸蔵還元型触媒
40 オゾン供給装置
42 ライン切替バルブ(接続切替手段)
44 ライン切替バルブ(排気通路変更手段)
46 バルブ
50 制御装置
52,54 NOxセンサ
56,58 温度センサ

Claims (6)

  1. 空燃比をリーンにして運転するリーン運転気筒と、
    空燃比をストイキ若しくはリッチにして運転する非リーン運転気筒と、
    前記リーン運転気筒の排気ガスが流れる第1の排気通路と、
    前記非リーン運転気筒の排気ガスが流れる第2の排気通路と、
    前記第1若しくは第2の排気通路の何れか一方に接続される第1のNOx吸蔵還元型触媒と、
    前記第1若しくは第2の排気通路の前記第1のNOx吸蔵還元型触媒が接続されていない方に接続される第2のNOx吸蔵還元型触媒と、
    前記第1及び第2の排気通路と前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを切り替える接続切替手段と、
    前記第1の排気通路を流れる排気ガスと混合するようにオゾンを供給するオゾン供給手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置。
  2. 前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒のそれぞれの下流におけるNOx濃度を測定するNOx濃度測定手段をさらに備え、
    前記接続切替手段は、前記第1の排気通路に続されている方のNOx吸蔵還元型触媒の下流においてNOx濃度が所定濃度まで上昇したら、前記第1及び第2の排気通路と前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを切り替えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  3. 前記非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を前記第2の排気通路から前記第1の排気通路へ変更する排気通路変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  4. 前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒のそれぞれの温度を測定する触媒温度測定手段をさらに備え、
    前記排気通路変更手段は、前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒の何れの温度も所定温度より低い場合に前記非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を前記第1の排気通路へ変更し、その後、前記第1の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒の温度が前記所定温度まで上昇したら前記非リーン運転気筒の排気ガスの排出先を前記第2の排気通路に戻すように動作し、
    前記接続切替手段は、前記第1の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒の温度が前記所定温度まで上昇したら、前記非リーン運転気筒の排気ガスの排出先が前記第2の排気通路に戻されるに先立って、前記第1及び第2の排気通路と前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒との接続の組み合わせを切り替えることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  5. 前記第2の排気通路を流れる排気ガスと混合するようにオゾンを供給するオゾン供給手段(第2のオゾン供給手段)をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  6. 前記第1及び第2のNOx吸蔵還元型触媒のそれぞれの温度を測定する触媒温度測定手段をさらに備え、
    前記第2のオゾン供給手段は、前記第2の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒の温度が所定温度より低い場合にオゾンの供給を行い、その後、前記第2の排気通路に接続されているNOx吸蔵還元型触媒の温度が前記所定温度まで上昇したらオゾンの供給を停止することを特徴とする請求項5記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
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