JPS5940856B2 - 水性被覆用組成物 - Google Patents

水性被覆用組成物

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JPS5940856B2
JPS5940856B2 JP12011575A JP12011575A JPS5940856B2 JP S5940856 B2 JPS5940856 B2 JP S5940856B2 JP 12011575 A JP12011575 A JP 12011575A JP 12011575 A JP12011575 A JP 12011575A JP S5940856 B2 JPS5940856 B2 JP S5940856B2
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JP
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maleated polybutadiene
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neutralized
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肇 祐島
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水性被覆用組成物、更に詳しくは常温硬化型の
、塗膜の耐食性に特にすぐれた錆止用組成物として有用
な水性被覆用組成物に関する。
本出願人は特開昭48−73488号で、既にマレイン
化ポリブタジエン系重合体の中和物を乳化剤として得ら
れるビニル系重合体エマルジョンを提供している。該ビ
ニル系重合体エマルジョンは、従来のエマルジョンに比
し常温での塗膜硬化速度がはやく、かつ耐水性、耐アル
カリ性、耐溶剤性にすぐれている。しかしながら、他面
エマルジョンに特有なポーラスな面を作る性質から塗膜
の耐食性が必ずしも十分とはいえなかつた。そこで本発
明者等は、上述のビニル系重合体工マルジヨンの特徴を
活かしつつ、かつエマルジョンに特有な欠陥を解決すべ
く鋭意研究の結果、上記ビニル系重合体エマルジョンに
、防食ビヒクルとしてマレイン化ポリブタジエン系重合
体と反応性金属化合物とを反応させて得られる高分子有
機金属化合物の中和物と、マレイン化ポリブタジエン系
重合体の中和物を併用することにより耐食性をはじめと
する種々の優れた性能を有する塗膜が得られることを見
い出した。すなわち本発明は(I)マレイン化ポリブタ
ジエン系重合体の中和物、(■)マレイン化ポリブタジ
エン系重合体の中和物を乳化剤として、重合性ビニル単
量体を乳化重合して得られるビニル系重合体エマルジョ
ン及び(■)マレイン化ポリブタジエン系重合体と反応
性金属化合物とを反応させて得られる高分子有機金属化
合物を主成分とする水性被覆用組成物に係るものである
本発明で用いるマレイン化ポリブタジエン系重合体の中
和物〔以下(I)成分と略記する〕は、次のようにして
得られる。
まずマレイン化ポリブタジエン系重合体の原料であるブ
タジエン系重合体としては広く各種のものを使用できる
が、数平均分子量が約200乃至約40000、望まし
くは約500乃至約10000であるポリブタジエンま
たはブタジエン単位として10重量%以上、好ましくは
40重量%以上含有する上記の数平均分子量を有するブ
タジエン共重合体、或はこれらの重合体の変性物などが
好ましい。尚上記のポリブタジエンは1、2−ビニル型
、1、4−トランス型、または1、4−シス型のいずれ
の構造を有するものであつてよく、勿論これらの構造の
部分混合物であつてもさしつかえない。また上記ブタジ
エン共重合体を構成する他種単量体としては炭素数2乃
至18のオレフイン類、ブタジエン以外のジエン類(例
えばイソプレン、クロロプレン、シクロペンタジエンな
ど)、アクリル酸またはメタクリル酸とアルコール(炭
素数1乃至16)とのエステル化物、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等があげられる。また之等ブタジエン
系重合体の変性物としてはポリブタジエンまたはブタジ
エン共重合体を部分水素添加または環化反応させたもの
があげられる。上記ブタジエン系重合体の数平均分子量
は約200〜約40000の範囲にあるのが好ましく、
該分子量がこの範囲にあるときは塗膜物性及び後述の高
分子乳化剤としての作用において優れ、又粘度も適度な
ものであるためマレイン化反応を有利に行なうことがで
き好ましいO本発明に於いて上記のブタジエン系重合体
をマレイン化するには該重合体にマレイン酸または無水
マレイン酸を付加反応させる。
この反応は該重合体をマレイン酸または無水マレイン酸
さらに必要に応じ溶剤と共に反応容器に入れて充分に窒
素置換し、高速攪拌しながら通常約150℃乃至約25
0℃に加熱して行なえば良い。斯くして得られたマレイ
ン化ポリブタジエン系重合体はマレイン化反応に於てマ
レイン酸を用いた場合にはマレイン化反応後カルボン酸
基を中和する。
一方、無水マレイン酸を用いた場合には、水、アルコー
ル、アミソ等で開環してジカルボン酸、半エステル化物
、半アミド化物として更にカルボン酸基を中和する。尚
マレイン化反応後、該重合体をヒドロキシル化またはエ
ポキシ化して変性した後上記と同様にして中和してもよ
い。上記のマレイン化ブタジエン系重合体の酸価は約2
0乃至約350の範囲が望ましく、約40乃至約200
の範囲がより望ましい。酸価がこの範囲にあるときは水
溶化能が十分であり、塗料としての貯蔵性、多湿時にお
ける膜形成に優れており好ましい。カルボン酸基の中和
用に使用される中和剤としては、アンモニア、アミン類
或いはアルカリ金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩または
重炭酸塩などが挙げられ、アミン類中和剤としては1級
、2級または3級のアミン類、さらにジアミン、トリア
ミン、テトラミンなどの多価アミンが使用できる。以上
の様にしてマレイン化ポリブタジエン系重合体を水溶化
もしくは水分散化することができる。次に本発明で用い
るビニル系重合体エマルジヨン〔以下()成分と略記す
る〕は本発明に於けるマレイン化ポリブタジエン系重合
体の中和物((1)成分)を乳化剤としてQ−e論で求
められるQ値が約0.1以上である重合性ビニル単量体
を乳化重合させることにより容易に得られる。
ここで用いられるQ値が約0.1以上である重合性ビニ
ル単量体としては例えば一般式CH2=C(R,)CO
OR2(但しR1は水素またはメチル基、R1が水素の
ときR2は炭素数2〜26のアルキル基、R1がメチル
基のときR2は炭素数1〜26のアルキル基をあられす
)で示されるアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エ
ステル、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート又はグリシジルアク
リレートと炭素数1〜26のカルボン酸との付加物、エ
チレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレング
リコールモノアルキルエーテル又はジエチレングリコー
ルモノアルキルエーテル(アルキル基の炭素数は1〜8
)とアクリル酸又はメタクリル酸とのエステル化物、ア
リルアクリレート、アリルメタクリレート、ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、ヒドロキシエチルメタクリレート、アクリル酸又
はメタクリル酸とカージユラ一E(シエルケミカル社製
、商品名)との付加物、ジエチルアミノエチルメタクリ
レート、アリルオキシエチルアクリレート、アリルオキ
シエチルメタクリレート、スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレン、ブタジエン、ペンタジエン、イソ
プレン、クロロプレン、メタクリロニトリルなどが挙げ
られる。これらの重合性ビニル単量体は単独であるいは
2種以上併用して使用され、更には上記ビニル単量体に
はその10重量%程度以下のアクリル酸、メタクリル酸
、イタコン酸、アクリルアミド、メタタリルアミド、N
−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、
ジメチルアミノエチルメタクリレート、N−メチロール
アクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、ヒ
ドロキシエチルアクリレート、ビニルピリジン、アクリ
ロニトリル、メチルアクリレート、ビニルピロリドンお
よびアタロレインの如き水溶性または親水性ビニルモノ
マーを併用しても良い。乳化剤として用いられるマレイ
ン化ポリブタジエン系重合体の中和物の使用割合は効率
良く乳化重合を行なえるような範囲で適宜に決定すれば
良く、通常は乳化重合によつて生成する全固形分に対す
る酸価が約3〜150程度になるように使用するのが好
ましい。酸価がこの範囲にあるときは乳化重合を充分行
なうことが可能であり、又得られる被膜の耐水性が優れ
ている。次に本発明で用いられる高分子有機金属化合物
〔以下(11)成分と略記する〕は前記(1)成分にお
けるマレイン化ポリブタジエン系重合体と反応性金属化
合物とを反応させ、反応後残存カルボキシル基を中和す
ることにより得られる。
反応は通常約150〜200℃の温度で行なうのが好ま
しい。反応性金属化合物の使用量はマレイン化ポリブタ
ジエン系重合体のカルボキシル基1当量に対して通常約
0.05〜0.95当量、好ましくは約0.3〜0.6
当量とするのが望ましい。反応性金属化合物の使用量が
上記0.05〜0.95当量比の範囲にあるときは、得
られる組成物の水分散性、貯蔵安定性が良好で、又塗膜
の防食性も優れており好ましい。反応性金属化き物とし
ては、カルシウム、アルミニウム、亜鉛、マグネシウム
、バリウム、ストロンチウム、鉛、鉄、マンガン、ニツ
ケル、ジルコニウム、セリウム、スズなどの酸化物、水
酸化物、炭酸塩並びにモリブデン酸カルシウムなどがあ
げられる。
また、反応後の残存カルボキシル基の中和に使用される
中和剤としては、アンモニア、アミン類、或いはアルカ
リ金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩または重炭酸塩など
が挙げられ、アミン類中和剤としては第1級、2級また
は3級のアミン類さらにジアミン、トリアミン、テトラ
ミンなどの多価アミンが使用できる。
本発明の組成物の配合割合は固形分の重量比で(1)成
分/()成分=95/5〜5/95、望ましくは90/
10〜10/90の範囲が好ましい。
(1)成分と()成分の比が上記95/5〜5/95の
範囲にあるときは得られる塗膜の乾燥性、耐食囲等に優
れ好ましい。またIl)成分は(1)成分及び(9)成
分の合計量100重量部に対し好ましくは5〜300重
量部、より好ましくは20〜200重量部添加するのが
望ましい。(11)成分を加えることにより著しく耐食
性が向上する。本発明の組成物を作成するに当つては、
各成分を混合すれば良く、更に通常の顔料、防錆顔料、
ドライヤー等の添加剤を加えることは一向に差し支えな
い。
本発明の組成物は、()成分に(1)成分を混合するこ
とでl)成分が有していたエマルジヨンの欠陥であつた
耐食性を解決したばかりでなく、特にII)成分の添加
により鋼材素地および残存する錆に対して湿潤性、浸透
性、付着囲が一層向上する。
即ち、この混合組成物における高分子有機金属化合物は
酸性領域で強いアノード分極作用によつて鋼板表面を安
定化することによつて防錆力を発揮するもので、かつ(
)成分自身加水分解しにくいため、水性ビヒクル中で使
用しても塗料の貯蔵性を害なうことはない。本発明の組
成物は、常温で充分硬化するが加温硬化せしめても差し
支えない。
用途としては、従来の水性被覆用組成物に比し、耐食性
にすぐれており錆止用組成物として新規であることは言
うまでもなく、無公害型錆止塗料として工業的に有用な
組成物である。以下、実施例、製造例により本発明を説
明する。
なお、以下、部及び%は特に断らない限り重量部及び重
量%をさす。マレイン化ポリブタジエン系重合体の中和
物の製造例製造例 1 ポリブタジエンA(数平均分子量1900,1,4−シ
ス型72%、1,4−トランス型27(!)および1,
2−ビニル型1%)1509、無水マレイン酸209お
よびキシレン75CCをオートクレーブに封入しよく窒
素ガス置換をしたあと高速攪拌しながら190〜200
℃で5時間加熱して反応させる。
反応後水でよく洗浄したあとブチルセロソルブ60CC
を添加してエパポレータ一で水を除去してマレイン化ポ
リブタジエン溶液を得る。
マレイン化ポリブタジエンの酸価は93、濃度は85.
6%である。次に、この中から1009を取り28%ア
ンモニア水を8.6CC加え攪拌しながら中和する。製
造例 2ポリブタジエンB(数平均分子量1900,1
,2−ビニル型91%、1,4−トランス型9%)15
09、無水マレイン酸30f!、キシレン75ccを使
用し、かつ加熱温度170〜185℃で反応させた以外
は製造例1と同様にしてマレイン化ポリブタジエンを製
造する。
得られたマレイン化ポリブタジエンの酸価は76、温度
は76.3%である。この中から1009を取り、28
%アンモニア水6.39を加え中和する。つぎにマレイ
ン化ポリブタジエン系重合体の中和物を乳化剤とするビ
ニル系重合体エマルジヨンの製造例を示す。
製造例 3 メタクリル酸ブチル71.59にナフテン酸コバルト(
金属コバルトとして8%、以下金属は異るが同じ)0.
59とナフテン酸鉛(30%)2.0gとを溶解した溶
液、製造例1で得たマレイン化ポリブタジエン中和物4
59、水100CCおよび過硫酸アンモニウム200m
9とをオートクレーブ中に封入し、窒素ガス置換と減圧
の操作を交互に30分間くりかえす。
ついで攪拌しながら75〜85℃で2時間加熱する。生
成するエマルジヨンの固形分は47.8%で、その粒子
径は0.14〜0.18μで全固形分に対するメタクリ
ル酸ブチルが完全に重合したと仮定したときの計算上の
酸価は(以下同じ)30.0であつた。製造例 4〜6 製造例3と同様にしてビニル系重合体エマルジヨンを製
造する。
その配合量、製造条件および性状を第1表に示す。つぎ
に高分子有機金属化合物の製造例を示す。
製造例 7ポリブタジエンA(分子量1900,1,4
シス型72(f)、1,4−トランス型27%および1
,2−ビニル型101))1509、無水マレイン酸2
0f!およびキシレン75CCをオートクレーブに封入
しよく窒素ガス置換をしたあと高速攪拌しながら190
〜200℃で5時間加熱して反応させる。
つぎに温度を160℃に下げ、水酸化カルシウム5.2
9を少量づつ加え、温度を160〜180℃に保つて1
時間反応させる。反応後、加熱を止めて放冷して反応生
成物の温度が約100℃になつた時、ブチルセロソルブ
60ecを添加して高分子有機カルシウム化合物の溶液
を得る。高分子有機カルシウム化合物の酸価は46、濃
度は85.6%である。次にこの中から1009を取り
28%アンモニア水を4.3CC加え攪拌しながら中和
する。製造例 8 ポリブタジエンBlOOg、無水マレイン酸309及び
キシレン50CCを使用し、かつ加熱温度170〜18
5℃で反応させ、水酸化カルシウム7.09を加えて反
応させた以外は製造例7と同様にして高分子有機カルシ
ウム化合物の溶液を製造する。
得られた高分子有機カルシウム化合物の酸価は72、濃
度は83.5%である。この中から1009を取り、2
80!)アンモニア水を6,5CC加え攪拌しながら中
和する。製造例 9〜20 製造例7と同様の方法で水酸化カルシウムの代りに第2
表に示す各種金属化合物とおざかえて各種高分子有機金
属化合物の溶液を得る。
実施例 1 製造例1で得たマレイン化ポリブタジエン中和物4部、
ブチルセロソルブ5部、水8部とベンガラ8部、マイカ
3部、タンカル10部をボールミルに仕込み、顔料粒子
の大きさが30μ以下になるまで分散を行ないミルベー
スを得る。
得られたミルベース3.8部に攪拌しながら製造例7で
得た高分子有機カルシウム化合物3.1部、製造例1で
得たマレイン化ポリブタジエン中和部22.6部、製造
例3で得たビニル系重合体エマルジヨン5.2部を加え
、充分に混合し、水性被覆用組成物を得るO実施例 2 製造例2で得たマレイン化ポリブタジエン中和物8部、
ブチルセロソルブ5部、水10部とベンガラ8部、マイ
カ3部、タンカル10部、モリブデン酸カルシウム8部
、10%トリポリリン酸ソーダ1部をペブルミルに仕込
み、顔料粒子の大きさが30μ以下になるまで分散を行
ない、ミルベースを得る。
得られたミルベース53部に攪拌しながら製造例2で得
られたマレイン化ポリブタジエン中和物18.7部、製
造例8で得られた高分子有機カルシウム化合物15.7
部、製造例6で得たビニル系重合体エマルジヨン11部
、消泡剤としてフオーマスタ一B(サンノプコ社製)0
.4部およびナフテン酸銅、ナフテン酸コバルトを金属
量でそれぞれ0.03,0.03部を加え、充分に混合
し水性被覆用組成物を得る。実施例 3 製造例1で得たマレイン化ポリブタジエン中和物4部、
ブチルセロソルブ5部、水8部とベンガラ8部、マイカ
3部、クレー10部、10%トリポリリン酸ソーダ水溶
液0.8部をペブルミルに仕込み、顔料粒子の大きさが
30μ以下になるまで分散を行ない、ミルベースを得る
得られたミルベース38.8部に撹拌しながら製造例1
で得られたマレイン化ポリブタジエン中和物5.6部、
製造例9で得た高分子有機アルミニウム化合物15部、
製造例5で得たビニル系重合体エマルジヨン12.2部
、消泡剤としてフオーマスタ一B(サンノプコ社製)0
.4部およびナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルトを金属
量でそれぞれ0.03部、0.03部を加え、充分に混
合し水性被覆用組成物を得る。実施例 4製造例2で得
たマレイン化ポリブタジエン中和部4部、ブチルセロソ
ルブ5部、水8部とベンガラ8部、マイカ3部、タンカ
ル10部、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルト、ナフテ
ン酸マンガンを金属量でそれぞれ0.01部、0.02
部、0.02部をペブルミルに仕込み、顔料粒子の大き
さが30μ以下になるまで分散を行ない、ミルベースを
得る。
得られたミルベース38部に攪拌しながら製造例2で得
られたマレイン化ポリブタジエン中和物4.3部、製造
例10で得た高分子有機亜鉛化合物7.1部、製造例6
で得たビニル系重合体エマルジヨン32.8部、ポリビ
ニルメチルエーテル/無水マレイン酸共重合体(粘度3
0000ポイズ、ゼネラル アニリン アンド フイル
ム コーポレーシヨン製、品名シツクナ一LN)2部、
消泡剤としてフオーマスタ一BO.4部を加え、充分に
混合し水性被覆用組成物を得る。実施例 5〜14 実施例4と同様にして水性被覆用組成物を得る。
その項目及び配合を第3表に示す。比較例 1〜2 高分子有機金属化合物を用いない以外は実施例4と同様
にして水性被覆用組成物を得る。
その項目及び配合を第3表に示す。実施例1〜14およ
び比較例1〜2で得られた水性被覆用組成物を大きさ1
50×70×0.8m7!Lの軟鋼板に乾燥膜厚が40
〜45μになるように塗布し、温度20℃相対湿度75
01)の条件で7日間乾燥し試1験に供した。
但し屋外ばくろ性2の試験はさびが残存している軟鋼板
を用いた。試1験方法 耐水性: 20℃の上水中に浸漬して塗膜に発生する異状の有無を
観察した。
耐塩水性: 20℃の3%食塩水中に浸漬して塗膜に発生する異状の
有無を観察した。
耐塩水噴霧性: 素地まで達するクロスカツトを入れた試験板を35℃、
5%の食塩水を噴霧している塩水噴霧装置内に静置し、
塗膜に発生する異状の有無を観察した。
屋外ばくろ性1: 素地まで達するクロスカツトを入れた試験板を、屋外ば
くろし塗膜に発生する異状の有無を観察した。
屋外ばくろ性2: 試1験板を屋外ばくろし、塗膜にさび、フタレの発生の
有無を観察した。
試験結果は第4表に示すとおりで本発明の水性被覆用組
成物はすぐれた性能を有していることが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ( I )マレイン化ポリブタジエン系重合体の中和
    物(II)マレイン化ポリブタジエン系重合体の中和物を
    乳化剤として、重合性ビニル単量体を乳化重合して得ら
    れるビニル系重合体エマルジョン及び(III)マレイン
    化ポリブタジエン系重合体と反応性金属化合物とを反応
    させて得られる高分子有機金属化合物を主成分とする水
    性被覆用組成物。
JP12011575A 1975-10-03 1975-10-03 水性被覆用組成物 Expired JPS5940856B2 (ja)

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