JPS5847426B2 - スイセイヒフクヨウソセイブツ - Google Patents

スイセイヒフクヨウソセイブツ

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JPS5847426B2
JPS5847426B2 JP11858475A JP11858475A JPS5847426B2 JP S5847426 B2 JPS5847426 B2 JP S5847426B2 JP 11858475 A JP11858475 A JP 11858475A JP 11858475 A JP11858475 A JP 11858475A JP S5847426 B2 JPS5847426 B2 JP S5847426B2
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JP
Japan
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hydroxide
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calcium
containing compound
water
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JP11858475A
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JPS5242529A (en
Inventor
弘 岩井
肇 祐島
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水性被覆用組戒物、更に詳しくは常温硬化型の
、塗膜の耐食性に特にすぐれた錆止用組成物として有用
な水性被覆用組威物に関する。
最近、無公害型の塗料として水性錆止塗料が注目をあつ
めている。
これら水性塗料には水溶性樹脂を使用したものとエマル
ジョンタイプの2つが主体となっている。
しかしながら、エマルジョンを使用した塗膜はエマルジ
ョンの分子量が大きく、しかもその粒子は金属被塗面に
対するぬれが劣ることまたエマルジョン特有なポーラス
な面を作る性質から防食性は十分とはいえない。
一方、水溶性樹脂は水溶性にするため親水成分が多く、
分子量も小さいことから乾燥塗膜になっても耐水性、耐
食性不良の欠点はまぬがれえない。
また無公害型の防錆塗料として市販されているリン酸亜
鉛、リン酸アルミニウム、モリフデン酸亜鉛、モリブデ
ン酸カルシウム、リン酸シリカなどは、水性塗料中では
加水分解を免れ得ず、その結果、加水分解生成物は水溶
性樹脂の親水成分と反応して塗料をゲル化せしめるか、
貯蔵安定期間を短かくする欠点がある。
本発明者等はこれら従来の欠陥を有さない水性錆止被覆
用組成物の開発に鋭意努力した結果、マレイン化ポリブ
タジエン系重合体と反応性金属化合物とを反応させて得
られる高分子金属含有化合物を主戒分とする水性組戒物
を用いることにより塗膜に耐食性をはじめとする優れた
性能を付与できることを見い出し本発明を完或させた。
即ち本発明は、マレイン化ポリブタジエン系重合体と、
水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、
水酸化バリウム、水酸化セリウム、水酸化ニッケル、水
酸化マグネシウム、水酸化スズ、水酸化ジルコニウム、
水酸化鉄、水酸化マンガン、水酸化ストロンチウム、水
酸化鉛、モリブデン酸カルシウム及び炭酸ジルコニウム
よりなる群から選ばれた少くとも1種の反応性金属化合
物とを反応させて得られる高分子金属含有化合物を主成
分とする水性被覆用組成物に係る。
本発明で用いられる高分子金属含有化合物は次のように
して得られる。
まずブタジエン系重合体にマレイン酸又は無水マレイン
酸を付加反応させる。
この付加反応は、該重合体をマレイン酸または無水マレ
イン酸、さらに必要に応じ溶剤と共に反応容器に入れて
充分に窒素置換し、高速攪拌しながら、通常約150℃
乃至約250℃に加熱して行なえばよい。
斯くして得られたマレイン化ポリブタジエン系重合体の
カルボキシル基の当量以下の反応性金属化合物を加え、
約150℃〜200゜Cの温度で加熱する。
反応後残存カルボン酸基を中和し、高分子金属含有化合
物を得る。
上記に於で反応性金属化合物の使用量はマレイン化ポリ
ブタジエン系重合体のカルボキシル基1当量に対して通
常約0.05〜0.95当量、好ましくは約0.3〜0
.6当量が望ましい。
この高分子金属含有化合物の製造に用いられる構威物に
ついて以下に説明する。
(1)ポリブタジエン系重合体としては広く各種のもの
を使用できるが、数平均分子量が約200乃至約40,
000、望ましくは約500乃至約10,000である
ポリブタジエンまたはブタジエン単位として10重量係
以上、好ましくは40重量係以上含有する上記の数平均
分子量を有するブタジエン共重合体、或はこれらの重合
体の変性物などが好ましい。
向上記のポリブタジエンは4,2−ビニル型,1,4−
1ランス型、または1,4−シス型のいずれの構造を有
するものであってよく、勿論これらの構造の部分混合物
であってもさしつかえない。
また上記ブタジエン共重合体を構戒する他種単量体とし
ては炭素数2乃至18のオレフイン類、ブタジエン以外
のジエン類(例えばイソプレン、クロロプレン、シクロ
ペンタジェンなト)アクリル酸またはメタクリル酸とア
ルコール(炭素数1乃至16)とのエステル化物、スチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等があげられる。
また之等ブタジエン系重合体の変性物としてはポリブタ
ジエンまたはブタジエン共重合体を部分水素添加または
環化反応させたものがあげられる。
上記ブタジエン系重合体の数平均分子量は200〜40
000の範囲にあるのが好ましく、該分子量がこの範囲
にあるときは塗膜物性及び乾燥性に優れ、又適度な粘度
を有するためマレイン化反応を有利に行なうことができ
好ましい。
(2)反応性金属化合物としては、水酸化カルシウム、
水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、水酸化バリウム、水
酸化セリウム、水酸化ニッケル、水酸化マグネシウム、
水酸化スズ、水酸化シルコニウム、水酸化鉄、水酸化マ
ンガン、水酸化ストロンチウム、水酸化鉛、モリブデン
酸カルシウム及び炭酸ジルコニウムよりなる群から選ば
れた少くとも1種を用いる。
(3)カルボン酸基の中和用に使用される中和剤として
は、アンモニア、アミン類域いはアルカリ金属の水酸化
物、酸化物、炭酸塩または重炭酸塩などが挙げられ、ア
ミン類中和剤としては1級、2級または3級のアミン類
、さらにジアミン、トリアミン、テトラミンなどの多価
アミンが使用できる。
上記構或成分より製造された高分子金属含有化合物は酸
性領域で強いアノード分極、すなわちアノード抑制によ
って鋼板表面を安定化することによって防錆力を発揮す
るものであることが推測される。
またこのような高分子金属含有化合物は金属が骨格構造
の中に含まれているため安定であり、適度の極性と顔料
のぬれやすさなどの特性を兼ね備えたものである。
本発明の組或物にはその他に通常の着色顔料、体質顔料
、ドライヤー、界面活性剤、消泡剤などの添加剤等を配
合することは一向に差し支えない。
本発明組或物を作成するには上記成分を混合、分散させ
れば良く、たとえば高分子金属含有化合物の中和物、溶
剤、水、顔料等をボールミルに仕込み混合、分散する。
必要に応じてナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛のよう
なドライヤーを加えても良い。
本発明組或物を用いて得た塗膜は、優れた塗膜性能を有
するが特に耐水性、耐塩水性、耐塩水噴霧性等の耐食性
に於で優れた結果を示す。
以下製造例、実施例により本発明を説明するが、実施例
により本発明の範囲が制約されるものではない。
製造例、実施例における部及び係は特に断らない限り重
量部及び重量係をさす。
高分子金属含有化合物の製造例 製造例 1 ポリブタジエンA(分子量1900,1,4−シス型7
2係、1,4−トランス型27係および1,2−ビニル
型1%)151,無水マレイン酸20gおよびキシレン
75CCをオートクレープに封入しよく窒素ガス置換し
たあと高速攪拌しながら190〜200℃で5時間加熱
して反応させる。
つぎに温度160℃に下げ水酸化カルシウム5.2gを
少量づつ加え、温度を160〜1808Cに保って1時
間反応させる。
反応後、加熱を止めて放冷して、反応生成物の温度が約
100℃になった時、プチルセロソルブ60CCを添加
して高分子カルシウム含有化合物の溶液を得る。
高分子カルシウム含有化合物の酸価は46、濃度は85
.6係である。
次にこの中から1009を取り、28係アンモニア水を
4.3 cc加え攪拌しながら中和する。
製造例 2 ポリブタジエンB(図平均分子量1900、1,2−ビ
ニル型91係、1,4−トランス型9%)toog,無
水マレイン酸30g、キシレン→米5Qccを使用し、
加熱温度170〜185℃で反応させ、水酸化カルシウ
ム6.8gを加えて反応させた以外は製造例1と同様に
して高分子カルシウム含有化合物の溶液を製造する。
得られた高分子カルシウム含有化合物の酸価ぱ72、濃
度は83.5%である。
この中から10(Bitを取り、28係アンモニア水を
6.5cc加え攪拌しながら中和する。
製造例 3〜17 製造例2と同様の方法で水酸化カルシウムの代りに第1
表に示す各種反応性金属化合物とおきかえて各種高分子
金属含有化合物の溶液を得る。
実施例 1 製造例1で得た高分子カルシウム含有化合物の中和物4
部、プチルセロソルブ5部、水8部とベンガラ8部、マ
イカ3部、タンカルIO部をボールミルに仕込み、顔料
粒子の大きさが30μ以下になるまで分散を行ないミル
ベースを得る。
得られたミルベース38部に攪拌しながら製造例1で得
た高分子カルシウム含有化合物の中和物28.8部、ナ
フテン酸コバルト及びナフテン酸鉛を金属量でそれぞれ
0.03部及び0.05部加え、充分に混合して水性被
覆用組威物を得る。
実施例 2〜16 実施例lと同様にして水性被覆用組成物を得る。
その項目及び配合を第2表に示す。
比較例 1 高分子金属含有化合物のかわりに、製造例1で中間体と
して得られるマレイン化ポリブタジエンの中年物を用い
る以外は実施例1と同様にして水性被覆用組或物を得る
比較例 2 高分子金属含有化合物のかわりに、製造例1で中間体と
して得られるマレイン化ポリブタジエンの中和物4部、
プチルセロソルブ5部、水8部とベンガラ8部、マイカ
3部、タンカル5部、モリブデン酸亜鉛5部をボールミ
ルに仕込み、顔料粒子の大きさが30μ以下になるまで
分散を行ないミルベースを得る。
得られたミルベース38部に攪拌しながら製造例1で中
間体として得られるマレイン化ポリブタジエンの中和物
28.8部、ナフテン酸コバルト及びナフテン酸鉛を金
属量でそれぞれ0.03部及び0.05部加え充分に混
合して水性被覆用組戒物を得る。
実施例1〜16および比較例1〜2で得られた水性被覆
用組戊物を大きさ150X70X0.8mmの軟鋼板に
乾燥膜厚が40〜45μになるように塗布し、温度20
℃、相対湿度75係の条件で7日間乾燥し試験に供した
試験方法 耐水性:20℃の上水中に浸漬して塗膜に発生する異状
の有無を観察した。
耐塩水性:20゜Cの3係食塩水中に浸漬して塗膜に発
生する異状の有無を観察した。
耐塩水噴霧性:素地まで達するクロスカットを入れた試
験板を35℃、5係の食塩水 を噴霧している塩水噴霧装置内に静置 し、塗膜に発生する異状の有無を観察 した。
屋外ばくろ性:素地まで達するクロスカットを入れた試
験板を、屋外はくろし、塗膜 に発生する異状の有無を観察した。
貯蔵性:組戒物を30℃1ケ月で貯蔵した後の組成物の
状態を観察した。
試験結果は第3表に示すとおりで本発明の水性被覆用組
或物はすぐれた性能を有していることが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 マレイン化ポリブタジエン系重合体と、水酸化カル
    シウム、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、水酸化バリ
    ウム、水酸化セリウム、水酸化ニッケル、水酸化マグネ
    シウム、水酸化スズ、水酸化ジルコニウム、水酸化鉄、
    水酸化マンガン、水酸化ストロンチウム、水酸化鉛、モ
    リブデン酸カルシウム及び炭酸ジルコニウムよりなる群
    から選ばれた少くとも1種の反応性金属化合物とを反応
    させて得られる高分子金属含有化合物を主戒分とする水
    性被覆用組或物。
JP11858475A 1975-09-30 1975-09-30 スイセイヒフクヨウソセイブツ Expired JPS5847426B2 (ja)

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JPS5242529A JPS5242529A (en) 1977-04-02
JPS5847426B2 true JPS5847426B2 (ja) 1983-10-22

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