JPS5940668Y2 - 金銭登録機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金銭登録機に関するものである。

特には釣銭計算を行なう場合に便利な金銭登録機に関す
るものである。

一般に金銭登録機に於ては、購入商品の価格等の金額を
順次入力仁合計金額を求めた後、現金登録キーを操作し
、上記合計金額をメモリに登録する様な構成となってい
る。

そしてお客から受は取る金額が上記合計金額よりも多く
、釣銭を計算せねばならない時は、合計金額をメモリに
登録した後、お客から受は取る金額を金銭登録機に入力
し、上記現金登録キーとは別途設けられた釣銭計算キー
を操作して釣銭を計算する様な構成となっている。

上記の様に従来の金銭登録機に於ては、金銭を伴う登録
処理では登録操作を行なった後、再び釣銭操作を行なう
２段階の操作ステップを必要として当該処理操作が煩雑
になり、この面倒な操作によって入力操作性能が劣るも
のであった。

筐た、別途釣銭計算キーを設ける構成となっており、そ
ノ為キーの個数が増加し、それがコストアップの原因と
なるとともに、キー操作回数も多く操作者にとってキー
操作が煩わしいという欠点も有していた。

本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、上記従
来の金銭登録のもつ欠点を除去する事を目的とする。

本考案金銭登録機の概要は以下の様である。

即ち本考案金銭登録機は合計金額のメモリへの登録と釣
銭計算を一つのキー（以下現金、預りキーという。

）の唯一回の操作により行なう事ができる様構成されて
いる。

更に述べるならば順次購入商品の価格等の金額を入力し
合計金額を計算した後、お客より受は取る金額を入力し
、上記現金、預りキー（以下現／預キーと略す。

）を操作する事により、合計金額をメモリに登録すると
ともに、釣銭を計算する様構成されている。

以下図面と共に本考案の最適実施例を説明する。

第１図は本実施例の外観斜視図である。

１は本体、２はドロアボックスである。

本体１にはキ一部３、表示部４、プリンタ部５を有する
。

６は本考案金銭登録機における特徴である現／預キーで
ある。

本実施例の構成の概略を以下の第１表、第２表に基づい
て説明する。

第１表、第２表はそれぞれ「単に合計金額をメモリに登
録するだけの場合」、「合計金額をメモリに登録すると
ともに釣銭計算をする場合」のキー操作、表示状態、印
字状態を示す表である。

第１表に示す如く単に合計金額をメモリに登録するだけ
の場合は、購入商品の価格を入力し、演算指示キーであ
る＋キーを操作する動作を繰り返し、合計金額を計算し
た後視／預キーを操作する。

これにより合計金額がメモリに登録されるとともに合計
金額が印字される。

なお＋キー操作後の表示はその都度その都度のそれまで
の合計金額、印字はその都度その都度の入力金額（購入
商品の価格）である。

一方合計金額をメモリに登録するとともに、釣銭計算を
行なう場合は、第２表に示す如く合計金額を計算した後
、お客から預かる金額（３０００円）を入力し、その後
視／預キーを操作する。

これにより合計金額がメモリに登録され、合計金額が印
字されるとともに、釣銭（８７１円）が計算されて表示
される。

第２図は本実施例におけるブロック回路図である。

以下第２図の回路図に基づいて、本実施例の構成を更に
詳細に説明する。

図において回は数値キー、田、日は演算指示キーであり
、田は加算キー、日は減算キー、ＩＩＷは現／預キーで
ある。

ＡＵは制御命令発生器である。

筐たＤＳＰは表示部、ＰＲＮはプリンタ部である。

更にＡＤは加減算器であり、Ｘ。Ｙ、Ｚはレジスタ、Ｍ
はメモリレジスタである。

最初の購入商品の価格（１２３円）を入力する為の１キ
一操作により、制御命令（以下単に命令という。

）Ｔ１が制御命令発生器ＡＵより発生される。

そしてＴ１により、数値１がレジスタＸ（表示用レジス
タ）に入力されると共に、それまでのレジスタＸの内容
ＯはレジスタＹに転送される。

続く２，３キ一操作によって命令Ｔ２が発生し順次数値
２，３がレジスタＸに入力される。

その後生キーを押圧する。

それにより命令Ａ。Ａ’ Ｐが発生し、レジスタＸの内
容（１２３）がレジスタＺに転送されてプリンタ部ＰＲ
ＮでレジスタＸの内容即ち最初の購入商品の価格が印字
される。

それと共にレジスタＸとレジスタＹの内容の加算７５伽
減算器ＡＤにより実行されて、その結果が再びレジスタ
Ｘに転送され、表示部ＤＳＰで表示される。

次に二番目の購入商品の価格（２５６円）を入力する為
に２キーを操作すると、前回同様命令Ｔ１が発生し、数
値２がレジスタＸに入力されるとともに、それ１でのレ
ジスタＸの内容（１２３）がレジスタＹに転送される。

次く５，６キ一操作によっては命令Ｔ２が発生し、順次
数値５，６がレジスタＸに入力される。

次に＋キーを操作すると、前回同様命令Ａ 、 Ａ’Ｐ
が発生し、レジスタＸの内容（２５６）がレジスタＺに
転送されて、プリンタ部ＰＲＮでレジスタＸの内容即ち
二番目の購入商品の価格が印字されると共に、レジスタ
Ｘの内容（二番目の購入商品の価格、２５６）とレジス
タＹの内容（最初の購入商品の価格、１２３）の加算が
加減算器ＡＤにより実行されて、その結果が再びレジス
タＸに転送され、表示部ＤＳＰで表示される。

この様にプリンタ部はその都度その都度の入力金額を印
字し、表示部はそれまでの合計金額を表示する。

以下同様の操作を行ない、最後の購入商品の価格（５５
０円）を入力し、＋キーを操作して合計金額が求する。

（１）単に合計金額をメモリに登録するだけの場合この
場合ば＋キー操作後、現／預キーを操作する。

このときフリップフロップ作によって発生した命令Ａに
よってリセット状態にある。

従って現／預キー操作によっては命令Ｃ，Ｐのみが発生
する。

（アンドゲートＧ２が開成）これによりレジスタＸの内
容（合計金額）がメモリレジスタＭの内容に加算される
。

即ち合計金額がメモリに登録される。

それとともにレジスタＸの内容はレジスタＺに移送され
、合計金額がプリンタ部において印字される。

（２）合計金額をメモリに登録するとともに、釣銭を計
算する場合 この場合は＋キーを操作して合計金額を求めた後、お客
から受は取る金額（３０００円）を入力し、その後現／
預キーを操作する。

従ってこの時にはレジスタＸにはお客から受けとる金額
（３０００円）が、レジスタＹには合計金額が記憶され
ている。

昔たこの時にはフリップフロッグには命令Ｔ１によって
セット状態にある。

従って現／預キー操作によっては命令Ａ，Ｓ。

Ｄ，Ｐが発生する（アンドゲートＧ１が開成→。

ここで命令Ｓは加減算器に減算を実行させる為の命令で
ある。

これによりレジスタＹの内容（合計金額）がメモリレジ
スタＭの内容に加算される。

即ち合計金額がメモリに登録される。

筐たそれとともにレジスタＹの内容がレジスタＺに転送
され、合計金額がプリンタ部に於て印字される。

更に命令Ａ，Ｓにより、〔レジスタＸの内容（お客から
受けとる金額）〕−〔レジスタＹの内容（合計金額）〕
という減算が加減算器ＡＤにより実行され、その結果（
釣銭額）がレジスタＸに転送される。

そしてその結果（釣銭額）は表示部ＤＳＰにおいて表示
される。

上記実施例では釣銭計算の結果（釣銭額）は表示される
様構成されているが、釣銭額が印字される様な構成とし
ても良い。

以上詳細に説明した様に本考案の金銭登録機は、合計金
額のメモリへの登録と釣銭計算とを一つのキーの唯一回
の操作で行なう事ができる様に構成したものであり、本
考案によれば以下の様な効果を奏する。

釣銭を伴う登録処理でも、預り金額の入力に続いて登録
指示を行なう指示キー（現／預キー）を操作する１ステ
ツプの操作だけで登録処理を実行し引き続いて釣銭処理
を実行するものであるから、従来のように２ステツプの
操作を必要とせず、この釣銭を伴う登録処理操作が簡素
化でき，筐たこの簡素化に基づいてオペレータのミス操
作の発生も回避できて入力操作性能の向上を計ることが
できる優れた金額登録機となる。

しかもキーの共通化でキー数も減少できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例である金銭登録機の外観斜視
図、第２図は同実施例におけるブロック回路図である。 田９日：演算指示キー、ロ：現／預キー Ｗ：数値キー、Ｋ：フリップフロップ、Ｍ：メモリレジ
スタ、 ＡＵ：制御命令発生器。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 数値キー操作により入力した金額情報が導入される第１
   のレジスタと、 前記第１のレジスタへの前記数値キー操作による金額情
   報の導入にともなって前記第１のレジスタに記憶保持さ
   れていた前の金額情報が転送される第２のレジスタと、 加算キーの操作に応答して前記第１のレジスタの内容と
   前記第２のレジスタの内容を加算処理し、その処理結果
   を前記第１のレジスタへ転送させる演算回路と、 前記加算キーの操作に応答して前記第１のレジスタへ導
   入された金額情報を順次印字するプリンタと、前記第１
   のレジスタに接続された表示装置と、合計金額の登録さ
   れるメモリ手段と、 前記合計金額のメモリ手段への登録と釣銭計算を指示す
   る一つの現金／預りキーと、 前記現金／預りキーの操作の直前に前記数値キーが操作
   されたか、あるいは前記加算キーが操作されたかを検出
   する検出手段と、 前記検出手段が前記加算キー操作に続いて前記現金／預
   りキーが操作されたことの検出に基づいて前記第１のレ
   ジスタの金額情報を前記メモリ手段及び前記プリンタへ
   夫々転送制御し、前記検出手段が前記数値キー操作に続
   いて前記現金／預りキーが操作されたことの検出に基づ
   いて前記第２のレジスタの金額情報を前記メモリ手段及
   び前記７” ＩＪンタヘ夫々転送すると共に前記第１の
   レジスタの金額情報から前記第２のレジスタの金額情報
   を減算処理させて、その処理結果を前記表示装置へ導出
   させる制御回路とを備えたことを特徴とする金銭登録機
   。