JPS5940383B2 - ブラシル酸ジエステルの製造方法 - Google Patents
ブラシル酸ジエステルの製造方法Info
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- JPS5940383B2 JPS5940383B2 JP54021575A JP2157579A JPS5940383B2 JP S5940383 B2 JPS5940383 B2 JP S5940383B2 JP 54021575 A JP54021575 A JP 54021575A JP 2157579 A JP2157579 A JP 2157579A JP S5940383 B2 JPS5940383 B2 JP S5940383B2
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- acid
- brassylic acid
- acid diester
- hexanolide
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D315/00—Heterocyclic compounds containing rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom according to more than one of groups C07D303/00 - C07D313/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/67—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
- C07C45/68—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
- C07C45/72—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction of compounds containing >C = O groups with the same or other compounds containing >C = O groups
- C07C45/75—Reactions with formaldehyde
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C49/00—Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
- C07C49/385—Saturated compounds containing a keto group being part of a ring
- C07C49/417—Saturated compounds containing a keto group being part of a ring polycyclic
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は次の一般式(I)
ROOC−(CH2)11−COOR(I)(式中、R
は低級アルキル基を示す)で表わされるブラシル酸ジエ
ステルの新規な工業的製造法に関する。
は低級アルキル基を示す)で表わされるブラシル酸ジエ
ステルの新規な工業的製造法に関する。
ブラシル酸ジエステルは鹸化することによつて、ブラシ
ル酸に導くことができ、これらはムスク香料として重要
な大環状エステルの製造原料として有用であると共に、
各種ポリマー、可塑剤の原料として認めて広範の用途を
有するものである。
ル酸に導くことができ、これらはムスク香料として重要
な大環状エステルの製造原料として有用であると共に、
各種ポリマー、可塑剤の原料として認めて広範の用途を
有するものである。
ブラシル酸及びそのエステルは、菜種油中に含まれてい
るエルカ酸をオゾン酸化あるいは過マンガン酸で酸化す
る方法によつて製造されている。しかし、菜種の価格は
作柄に左右されること、その栽培が減少したこと、及び
主産国のカナダにおいてエルカ酸含量の少ない品質の栽
培が増加した等の理由から、天然原料からこれらを製造
することは困難になりつつある。また、ブラシル酸を合
成する方法としては、1ウンデシレン酸メチルと過酸化
ジターシヤリブチルとを酢酸中48時間加熱し、次いで
その生成物を加水分解する方法(米国特許第33081
40号)、22−エトキシカルボニルシクロドデカノン
をジエチレングリコール中苛性アルカリと加熱し、しか
る後酸性とする方法(特公昭46−34406号)及び
3シアン酢酸エチルとBr一( CH2)10− CO
OC2H5をジメチルホルムアミド中加熱反応せしめ、
次いでその生成物を加水分解した後脱炭酸する方法〔D
udinOv,.A.A.ら:Izv・Akad.Na
uk.SSSR,.Ser.Khim.l974(6)
、1421〜1423( Chem.Abstract
s,IL、91013t) 1974)〕等が報告され
ている。
るエルカ酸をオゾン酸化あるいは過マンガン酸で酸化す
る方法によつて製造されている。しかし、菜種の価格は
作柄に左右されること、その栽培が減少したこと、及び
主産国のカナダにおいてエルカ酸含量の少ない品質の栽
培が増加した等の理由から、天然原料からこれらを製造
することは困難になりつつある。また、ブラシル酸を合
成する方法としては、1ウンデシレン酸メチルと過酸化
ジターシヤリブチルとを酢酸中48時間加熱し、次いで
その生成物を加水分解する方法(米国特許第33081
40号)、22−エトキシカルボニルシクロドデカノン
をジエチレングリコール中苛性アルカリと加熱し、しか
る後酸性とする方法(特公昭46−34406号)及び
3シアン酢酸エチルとBr一( CH2)10− CO
OC2H5をジメチルホルムアミド中加熱反応せしめ、
次いでその生成物を加水分解した後脱炭酸する方法〔D
udinOv,.A.A.ら:Izv・Akad.Na
uk.SSSR,.Ser.Khim.l974(6)
、1421〜1423( Chem.Abstract
s,IL、91013t) 1974)〕等が報告され
ている。
しかしながら、これらの方法も原料の入手が困難※であ
る等の理由により、必ずしも工業的方法として満足でき
るものではない。そこで、本発明者は、ブラシル酸の工
業的製法を提供すべく鋭意研究を行つた結果、石油化学
製品から容易に製造できる6 ・ 6’−メチレンビス
ー(6−ヘキサノライド)から容易にブラシル酸ジエス
テルを製造できること、並びに2 ・ 2’−メチレン
ビスシクロヘキサノンから収率よく6 ・ 6’−メチ
レンビス−( 6 −ヘキサノライド)を製造する方法
を見出し、本発明を完成した。
る等の理由により、必ずしも工業的方法として満足でき
るものではない。そこで、本発明者は、ブラシル酸の工
業的製法を提供すべく鋭意研究を行つた結果、石油化学
製品から容易に製造できる6 ・ 6’−メチレンビス
ー(6−ヘキサノライド)から容易にブラシル酸ジエス
テルを製造できること、並びに2 ・ 2’−メチレン
ビスシクロヘキサノンから収率よく6 ・ 6’−メチ
レンビス−( 6 −ヘキサノライド)を製造する方法
を見出し、本発明を完成した。
本発明は次の反応式によつて示される。
(式中、Rは前記した意味を有する)
すなわち、本発明は、2 ・ 2’−メチレンビスシク
ロヘキサノン()に・・ロゲン化有機溶媒中炭酸アルカ
リ塩の存在下過酸を作用せしめて6 ・ 6’−メチレ
ンビス−( 6 −ヘキサノライド)()となし、次い
でこれをアルコール中、ニツケル、パラジウム及びロジ
ウムから選ばれた金属触媒並びに酸触媒としての強酸型
陽イオン交換樹脂の存在下、加圧水素と加熱処理してブ
ラシル酸ジエステル(I)を製造する方法である。
ロヘキサノン()に・・ロゲン化有機溶媒中炭酸アルカ
リ塩の存在下過酸を作用せしめて6 ・ 6’−メチレ
ンビス−( 6 −ヘキサノライド)()となし、次い
でこれをアルコール中、ニツケル、パラジウム及びロジ
ウムから選ばれた金属触媒並びに酸触媒としての強酸型
陽イオン交換樹脂の存在下、加圧水素と加熱処理してブ
ラシル酸ジエステル(I)を製造する方法である。
本発明方法の原料である2 ・ 2’−メチレンビスシ
クロヘキサノン()は、石油化学製品として安価に入手
できるシクロヘキサノンにパラアルデヒドを反応させる
ことにより容易に製造することができる〔J.MOun
etら:Bull.SOc.Chim.Fr.(3)、
1170〜1173(1970)〕。
クロヘキサノン()は、石油化学製品として安価に入手
できるシクロヘキサノンにパラアルデヒドを反応させる
ことにより容易に製造することができる〔J.MOun
etら:Bull.SOc.Chim.Fr.(3)、
1170〜1173(1970)〕。
2 ・ 2’−メチレンビスシクロヘキサノン()から
6 ・ 6’−メチレンビス− 6 − −ヘキサノラ
イド)()を製造する方法としては、過マレイン酸の塩
化メチレン溶液に()式の化合物の塩化メチレン溶液を
15〜25℃の温度で滴下反応させる方法が知られてお
り〔J.KOndelikOv五ら:COllecti
OnOfCzeckOslOvakCh則IcalCO
mmunicatiOn,.ユユ、263〜269(1
972)〕、この反応はBaeyer−Villige
r反応と呼ばれて、ROgerAdamO:0rgan
icReacti0nsV01.(JOhnWiley
&SOnO)Inc.l957)73〜106頁の総説
に詳述されている。
6 ・ 6’−メチレンビス− 6 − −ヘキサノラ
イド)()を製造する方法としては、過マレイン酸の塩
化メチレン溶液に()式の化合物の塩化メチレン溶液を
15〜25℃の温度で滴下反応させる方法が知られてお
り〔J.KOndelikOv五ら:COllecti
OnOfCzeckOslOvakCh則IcalCO
mmunicatiOn,.ユユ、263〜269(1
972)〕、この反応はBaeyer−Villige
r反応と呼ばれて、ROgerAdamO:0rgan
icReacti0nsV01.(JOhnWiley
&SOnO)Inc.l957)73〜106頁の総説
に詳述されている。
しかし、この方法によるときは収率が43%と極めて低
く、そのためシクロヘキサノンを出発原料とし、()及
び()を経由してブラシル酸ジエステル(I)を工業的
に製造するのにこの工程が隘路となることを免れなかつ
た。そこで、本発明者はこの欠点を克服せんと研究を行
つたところ、()式の化合物に・・ロゲン化有機溶媒中
過酸を作用させる反応を炭酸アルカリ塩の存在下行えば
約2倍の収率の増大がみられることを見出した。本発明
方法のこの反応は、炭酸アルカリ塩を使用する以外はB
aeyer−Villiger反応の一般的条件下に実
施される。
く、そのためシクロヘキサノンを出発原料とし、()及
び()を経由してブラシル酸ジエステル(I)を工業的
に製造するのにこの工程が隘路となることを免れなかつ
た。そこで、本発明者はこの欠点を克服せんと研究を行
つたところ、()式の化合物に・・ロゲン化有機溶媒中
過酸を作用させる反応を炭酸アルカリ塩の存在下行えば
約2倍の収率の増大がみられることを見出した。本発明
方法のこの反応は、炭酸アルカリ塩を使用する以外はB
aeyer−Villiger反応の一般的条件下に実
施される。
・・ロゲン化有機溶媒としては、例えば塩化メチレン、
クロロホルム、二塩化エタン、四塩化炭素等が使用され
る。過酸としては、例えば過酢酸、過安息香酸、過マレ
イン酸、モノ過フタール酸等が挙げられ、その使用量は
()式の化合物に対して2〜3倍モルが好ましい。炭酸
アルカリ塩としては、例えば炭酸ソーダ、炭酸カリの無
水物の粉末が好ましく、これらは()式の化合物に対し
て4〜6倍モルを使用するのが好ましい。本反応を実施
するには、ハロゲン化有機溶媒に()式の化合物と炭酸
アルカリ塩を加え、20〜25゜Cの温度に冷却して、
これに過酸のハロゲン化有機溶媒溶液を少量ずつ、2〜
3時間を要して加え、同温度で数時間攪拌して反応を完
結させる。
クロロホルム、二塩化エタン、四塩化炭素等が使用され
る。過酸としては、例えば過酢酸、過安息香酸、過マレ
イン酸、モノ過フタール酸等が挙げられ、その使用量は
()式の化合物に対して2〜3倍モルが好ましい。炭酸
アルカリ塩としては、例えば炭酸ソーダ、炭酸カリの無
水物の粉末が好ましく、これらは()式の化合物に対し
て4〜6倍モルを使用するのが好ましい。本反応を実施
するには、ハロゲン化有機溶媒に()式の化合物と炭酸
アルカリ塩を加え、20〜25゜Cの温度に冷却して、
これに過酸のハロゲン化有機溶媒溶液を少量ずつ、2〜
3時間を要して加え、同温度で数時間攪拌して反応を完
結させる。
反応液は水洗後エーテルで抽出し、この抽出液を2〜3
%炭酸ソーダ水溶液、飽和食塩水等で洗浄後乾燥し、溶
媒を留去し、得られる粗結晶をイソプロピルエーテルよ
り再結晶すれば、約80%の収率で6・6′−メチレン
ビス−(6−ヘキサノライド)()が得られる。次いで
、この()式の化合物をブラシル酸ジエステルに誘導す
る。
%炭酸ソーダ水溶液、飽和食塩水等で洗浄後乾燥し、溶
媒を留去し、得られる粗結晶をイソプロピルエーテルよ
り再結晶すれば、約80%の収率で6・6′−メチレン
ビス−(6−ヘキサノライド)()が得られる。次いで
、この()式の化合物をブラシル酸ジエステルに誘導す
る。
従来、ラクトン化合物類を水素化分解してカルボン酸を
得る方法は既に米国特許第3849457号において知
られている。従つて、この方法に従つて()式の化合物
を水素化分解すればブラシル酸が得られる。しかしなが
ら、ブラシル酸は融点が113.5℃と高いため生成物
が固結『y反応操作を困難にすると共に、オキシ酸、不
飽和酸等の副生物が生成物中に混入するので、これらか
らブラシル酸を単離精製するのに再結晶を何回も繰り返
さなければならないという欠点があつた。そこで、本発
明者は斯る欠点を克服せんと研究を行つたところ、()
式の化合物の前記水素化分解をアルコール中で行うと、
極めて簡単な操作で収率よくブラシル酸ジエステル(1
)が得られるという驚くべき知見を得た。
得る方法は既に米国特許第3849457号において知
られている。従つて、この方法に従つて()式の化合物
を水素化分解すればブラシル酸が得られる。しかしなが
ら、ブラシル酸は融点が113.5℃と高いため生成物
が固結『y反応操作を困難にすると共に、オキシ酸、不
飽和酸等の副生物が生成物中に混入するので、これらか
らブラシル酸を単離精製するのに再結晶を何回も繰り返
さなければならないという欠点があつた。そこで、本発
明者は斯る欠点を克服せんと研究を行つたところ、()
式の化合物の前記水素化分解をアルコール中で行うと、
極めて簡単な操作で収率よくブラシル酸ジエステル(1
)が得られるという驚くべき知見を得た。
すなわち、米国特許第3849457号によれば、エス
テル化合物又はラクトン化合物を水素化分解するとカル
ボン酸化合物が生成される。従つて、()式の化合物を
アルコール中で水素化分解すると生成したブラシル酸が
酸触媒の存在によつてエステル化されて一旦ブラシル酸
ジエステルが生成されるだろうが、このエステルは更に
上記の如くブラシル酸に分解されると予想されるもので
あるから、本反応においてブラシル酸ジエステルが高収
率で得られるということは全く予想を越えたものである
。しかも、斯くして得られるブラシル酸ジエステルは分
留等によつて容易に高純度に精製することができ、かつ
これを鹸化すれば高純度のブラシル酸を導くことができ
るので、ブラシル酸の製造法として極めて有利である。
本方法において使用される金属触媒としては、ニツケル
、パラジウム、ロジウムが挙げられる。
テル化合物又はラクトン化合物を水素化分解するとカル
ボン酸化合物が生成される。従つて、()式の化合物を
アルコール中で水素化分解すると生成したブラシル酸が
酸触媒の存在によつてエステル化されて一旦ブラシル酸
ジエステルが生成されるだろうが、このエステルは更に
上記の如くブラシル酸に分解されると予想されるもので
あるから、本反応においてブラシル酸ジエステルが高収
率で得られるということは全く予想を越えたものである
。しかも、斯くして得られるブラシル酸ジエステルは分
留等によつて容易に高純度に精製することができ、かつ
これを鹸化すれば高純度のブラシル酸を導くことができ
るので、ブラシル酸の製造法として極めて有利である。
本方法において使用される金属触媒としては、ニツケル
、パラジウム、ロジウムが挙げられる。
しかし、収率及び生成物の純度の点から、これらの接触
還元用触媒として調整された市販の触媒、例えばラネー
ニツケルあるいは活性炭に保持されたパラジウム、ロジ
ウム等が便利に使用される。酸触媒としては、強酸型陽
イオン交換樹脂、例えばアッパーリスト15(ローム・
アンド・ハース社製)が使用される。溶媒のアルコール
としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール
、イソプロパノール、Tert−ブタノール等の脂肪族
低級アルコールが使用される。
還元用触媒として調整された市販の触媒、例えばラネー
ニツケルあるいは活性炭に保持されたパラジウム、ロジ
ウム等が便利に使用される。酸触媒としては、強酸型陽
イオン交換樹脂、例えばアッパーリスト15(ローム・
アンド・ハース社製)が使用される。溶媒のアルコール
としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール
、イソプロパノール、Tert−ブタノール等の脂肪族
低級アルコールが使用される。
このアルコールは多い方が好ましいが、()式の化合物
の10〜20倍使用するのがよい結果を与える。水素圧
は初圧が5〜50kg/Cd、特に20〜30kg/C
niが好ましく、所定条件下では50〜150k9/C
riが好ましい。
の10〜20倍使用するのがよい結果を与える。水素圧
は初圧が5〜50kg/Cd、特に20〜30kg/C
niが好ましく、所定条件下では50〜150k9/C
riが好ましい。
反応は25〜350℃、好ましくは150〜250℃の
温度で、3〜25時間、好ましくは4〜15時間行われ
る。反応液は触媒を▲去し、エーテルで抽出し、抽出液
を希炭酸ソーダ水溶液、飽和食塩水等で洗浄後乾燥し、
蒸留すればブラシル酸ジエステル(1)が得られる。
温度で、3〜25時間、好ましくは4〜15時間行われ
る。反応液は触媒を▲去し、エーテルで抽出し、抽出液
を希炭酸ソーダ水溶液、飽和食塩水等で洗浄後乾燥し、
蒸留すればブラシル酸ジエステル(1)が得られる。
次に参考例及び実施例を挙げて説明する。
参考例 1
2・2′−メチレンビスシクロヘキサノンリシクロヘキ
サノン10007及びメタノール1887の溶液にパラ
アルデヒド687、苛性力IJ67及びメタノール18
8Vの混合溶液を温度60〜70℃で2時間を要して滴
下後、さらに同温度にて3時間攪拌を続けた。
サノン10007及びメタノール1887の溶液にパラ
アルデヒド687、苛性力IJ67及びメタノール18
8Vの混合溶液を温度60〜70℃で2時間を要して滴
下後、さらに同温度にて3時間攪拌を続けた。
その後希塩酸で分解次いでエーテル抽出し、3%炭酸ソ
ーダ溶液さらに飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を回収後減圧蒸留し、沸点135
〜145℃/3關Hgの留分3407(収率64%)を
得た。実施例 1 6・6′−メチレンビス(6−ヘキサノライド):2・
2′−メチレンビスシクロヘキサノン20.87と無水
炭酸ソーダ粉末507に二塩化エチレン100m1を加
え撹拌した。
ーダ溶液さらに飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を回収後減圧蒸留し、沸点135
〜145℃/3關Hgの留分3407(収率64%)を
得た。実施例 1 6・6′−メチレンビス(6−ヘキサノライド):2・
2′−メチレンビスシクロヘキサノン20.87と無水
炭酸ソーダ粉末507に二塩化エチレン100m1を加
え撹拌した。
この溶液に40%過酢酸47.57と二塩化エチレン5
0m1の混合液を温度20〜25℃でおよそ2時間を要
し滴下した。更に3時間攪拌後水洗し、飽和モール塩水
で洗浄した後エーテル抽出した。エーテル抽出液を2%
炭酸ソーダ液で1回洗浄後更に飽和食塩水で洗浄し、油
分を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮すれば粗6・6
′−メチレンビス(6−ヘキサノライド)20.5yが
得られた。次いでイソプロピルエーテルで再結晶し、融
点108〜109℃の白色結晶である6・6′−メチレ
ンビス(6−ヘキサノライド)19.0y(収率79%
)を得た。実施例 26.6′−メチレンビス(6−ヘ
キサノライド)57、2%パラジウム一炭素粒0。
0m1の混合液を温度20〜25℃でおよそ2時間を要
し滴下した。更に3時間攪拌後水洗し、飽和モール塩水
で洗浄した後エーテル抽出した。エーテル抽出液を2%
炭酸ソーダ液で1回洗浄後更に飽和食塩水で洗浄し、油
分を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮すれば粗6・6
′−メチレンビス(6−ヘキサノライド)20.5yが
得られた。次いでイソプロピルエーテルで再結晶し、融
点108〜109℃の白色結晶である6・6′−メチレ
ンビス(6−ヘキサノライド)19.0y(収率79%
)を得た。実施例 26.6′−メチレンビス(6−ヘ
キサノライド)57、2%パラジウム一炭素粒0。
57アッパーリスト15;0.5y及びメタノール10
0m1をオートクレーブに仕込み水素初圧30k9/C
d、反応温度200℃とし15時間反応を行つた。
0m1をオートクレーブに仕込み水素初圧30k9/C
d、反応温度200℃とし15時間反応を行つた。
この間所定温度における最高ゲージ圧力は110kg/
Cdを示した。触媒を沢過後エーテル抽出し、抽出液を
2%炭酸ソーダ液さらに飽和食塩水で洗浄した。次いで
硫酸マグネシウムで乾燥後蒸留し、沸点140〜145
℃/1mmHgの油分4.7y(収率82.6%)を得
た。このものは市販のブラシル酸ジメチルの物理恒数と
一致した。実施例 3 6・6′−メチレンビス(6−ヘキサノライド)5y1
ラネーニツケル0.57、アッパーリスト15;0.5
7及びメタノール50m1をオートクレーブに仕込み、
水素初圧30kg/Cd、反応温度200℃とし15時
間反応を行つた。
Cdを示した。触媒を沢過後エーテル抽出し、抽出液を
2%炭酸ソーダ液さらに飽和食塩水で洗浄した。次いで
硫酸マグネシウムで乾燥後蒸留し、沸点140〜145
℃/1mmHgの油分4.7y(収率82.6%)を得
た。このものは市販のブラシル酸ジメチルの物理恒数と
一致した。実施例 3 6・6′−メチレンビス(6−ヘキサノライド)5y1
ラネーニツケル0.57、アッパーリスト15;0.5
7及びメタノール50m1をオートクレーブに仕込み、
水素初圧30kg/Cd、反応温度200℃とし15時
間反応を行つた。
この間所定温度における最高ゲージ圧力は96kg/C
dを示した。実施例2と同様に後処理し、ブラシル酸ジ
メチル4.9y(収率86.5%)を得た。実施例 4
6・6′−メチレンビス(6−ヘキサノライド)57、
5%ロジウム一炭素0.57、アッパーリスト15;0
.5y及びメタノール100m1をオートクレーブに仕
込み、水素初圧30kg/Cr!i、反応温度200℃
として15時間反応を行つた。
dを示した。実施例2と同様に後処理し、ブラシル酸ジ
メチル4.9y(収率86.5%)を得た。実施例 4
6・6′−メチレンビス(6−ヘキサノライド)57、
5%ロジウム一炭素0.57、アッパーリスト15;0
.5y及びメタノール100m1をオートクレーブに仕
込み、水素初圧30kg/Cr!i、反応温度200℃
として15時間反応を行つた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 6・6′−メチレンビス(6−ヘキサノライド)を
一般式ROH (式中、Rは低級アルキル基を示す) で表わされるアルコール中、ニッケル、パラジウム及び
ロジウムから選ばれた金属触媒並びに酸触媒としての強
酸型陽イオン交換樹脂の存在下加圧水素と加熱処理する
ことを特徴とする一般式ROOC−(CH_2)_1_
1−COOR(式中、Rは前記と同じ意味を有する)で
表わされるブラシル酸ジエステルの製造方法。 2 2・2′−メチレンビスシクロヘキサノンにハロゲ
ン化有機溶媒中炭酸アルカリ塩の存在下過酸を作用せし
めて6・6′−メチレンビス(6−ヘキサノライド)と
なし、次いでこれを一般式ROH (式中、Rは低級アルキル基を示す) で表わされるアルコール中、ニッケル、パラジウム及び
ロジウムから選ばれた金属触媒並びに酸触媒としての強
酸型陽イオン交換樹脂の存在下、加圧水素と加熱処理す
ることを特徴とする一般式ROOC−(CH_2)_1
_1−COOR(式中、Rは前記と同じ意味を有する)
で表わされるブラシル酸ジエステルの製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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