JPS5940095Y2 - 圧延機用ロ−ル - Google Patents
圧延機用ロ−ルInfo
- Publication number
- JPS5940095Y2 JPS5940095Y2 JP12582480U JP12582480U JPS5940095Y2 JP S5940095 Y2 JPS5940095 Y2 JP S5940095Y2 JP 12582480 U JP12582480 U JP 12582480U JP 12582480 U JP12582480 U JP 12582480U JP S5940095 Y2 JPS5940095 Y2 JP S5940095Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- rolling mill
- shaft
- hollow
- adapter sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は胴体中央部と両端部とでロールの断面二次モー
メントを異ならせ該ロール径を変えることにより外周面
の制御を容易に行い得るようにした圧延機用ロールに関
する。
メントを異ならせ該ロール径を変えることにより外周面
の制御を容易に行い得るようにした圧延機用ロールに関
する。
圧延機には、2段圧延機、4段圧延機、多段圧延機等が
あり、該圧延機においては、ワークロール、バックアッ
プロール、中間ロール等のロールが必要である。
あり、該圧延機においては、ワークロール、バックアッ
プロール、中間ロール等のロールが必要である。
前記圧延機に使用されるロールの形状としては、第1図
のごとき通常の中実ロールa、第2図に示すごとく、軸
すにスリーブCを中実状に嵌合せしめたロール等がある
が、何れのロールもロール全長にわたって断面二次モー
メントが同じであり、従って圧延機ロールとして使用す
る場合、形状制御を容易に行うことができず、ひいては
被圧延材の断面形状を良好にすることは困難であった。
のごとき通常の中実ロールa、第2図に示すごとく、軸
すにスリーブCを中実状に嵌合せしめたロール等がある
が、何れのロールもロール全長にわたって断面二次モー
メントが同じであり、従って圧延機ロールとして使用す
る場合、形状制御を容易に行うことができず、ひいては
被圧延材の断面形状を良好にすることは困難であった。
又、第3図に示すごとく、圧延機ロールとして軸すにス
リーブCを嵌合させ、軸すの軸線方向略中央部に環状間
隙fを設け、油路eから環状間隙fに作動圧力流体を供
給し、スリーブCを膨張させることにより、ロール中央
部の外径を変え得るようにしたロールもあるが、最も大
きな圧延力を伝達せねばならないスリーブCの長手方向
略中央部に環状間隙fがあるため、ロールが強度的に充
分とはいえない。
リーブCを嵌合させ、軸すの軸線方向略中央部に環状間
隙fを設け、油路eから環状間隙fに作動圧力流体を供
給し、スリーブCを膨張させることにより、ロール中央
部の外径を変え得るようにしたロールもあるが、最も大
きな圧延力を伝達せねばならないスリーブCの長手方向
略中央部に環状間隙fがあるため、ロールが強度的に充
分とはいえない。
本考案は従来の各種のロールが有する前述の欠点を除去
することを目的としてなしたもので、ロール胴体の略中
央部を中実体とすると共に該ロール胴体両端部を中空状
にし、中空状の部分に挿通させた軸に、軸線方向の所定
の位置に移動可能なアダプタースリーブを取付け、アダ
プタースリーブ外周にロールをラジアル方向に押す拡縮
可能なロール押し環を嵌合せしめたことを特徴とするも
のである。
することを目的としてなしたもので、ロール胴体の略中
央部を中実体とすると共に該ロール胴体両端部を中空状
にし、中空状の部分に挿通させた軸に、軸線方向の所定
の位置に移動可能なアダプタースリーブを取付け、アダ
プタースリーブ外周にロールをラジアル方向に押す拡縮
可能なロール押し環を嵌合せしめたことを特徴とするも
のである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
胴体長手方向の略中央部を所要の長さの中実体としたロ
ール1の両端部を中空状にし、該中空部に前記中実体の
部分と一体的に固結した軸2を挿通せしめ、軸2両端部
側段付部に軸設部に当接した断面凹状の案内環3を嵌合
させ、該案内環3と軸2両端部に嵌合した軸受4との間
に軸2に嵌合したスペーサ5を取付けて案内環3が軸2
長手方向へ摺動しないようにし、軸2のロール1側太径
部にアダプタースリーブ6を嵌合せしめ、該アダプター
スリーブ6が軸2に取付けたキー7に沿って軸2の長手
方向へ摺動し得るようにし、前記アダプタースリーブ6
のロール1中実体側端部につば8を有する大径の部分を
設け、該大径の部分にテーパを有する比較的長さの短い
環9,10を嵌合せしめ、該環9,10によって形成さ
れる溝の形状を略■字形にし、該環9,10の■字形の
溝とロール中空部内周壁との間に、内周側が前記環9,
10の■字形の溝に嵌合し外周側が前記ロール中空部内
周壁に当接するロール押し環11を嵌合する。
ール1の両端部を中空状にし、該中空部に前記中実体の
部分と一体的に固結した軸2を挿通せしめ、軸2両端部
側段付部に軸設部に当接した断面凹状の案内環3を嵌合
させ、該案内環3と軸2両端部に嵌合した軸受4との間
に軸2に嵌合したスペーサ5を取付けて案内環3が軸2
長手方向へ摺動しないようにし、軸2のロール1側太径
部にアダプタースリーブ6を嵌合せしめ、該アダプター
スリーブ6が軸2に取付けたキー7に沿って軸2の長手
方向へ摺動し得るようにし、前記アダプタースリーブ6
のロール1中実体側端部につば8を有する大径の部分を
設け、該大径の部分にテーパを有する比較的長さの短い
環9,10を嵌合せしめ、該環9,10によって形成さ
れる溝の形状を略■字形にし、該環9,10の■字形の
溝とロール中空部内周壁との間に、内周側が前記環9,
10の■字形の溝に嵌合し外周側が前記ロール中空部内
周壁に当接するロール押し環11を嵌合する。
該ロール押し環11は円周方向に複数個に分割してもよ
い。
い。
アダプタースリーブ6の小径部外周にねじを螺設し、該
ねじに前記環10を軸長手方向へ押すためのナツト12
を螺合し、前記案内環3の凹状部に回転自在に嵌合した
ナツト13をアダプタースリーブ6ねじ部に螺合せしめ
る。
ねじに前記環10を軸長手方向へ押すためのナツト12
を螺合し、前記案内環3の凹状部に回転自在に嵌合した
ナツト13をアダプタースリーブ6ねじ部に螺合せしめ
る。
又、ロール1の全長りと中実体の部分の長さ1の関係は
0く士〈1としロール外径りと中空部内径dの関係はo
<i< 1とすればいくらであってもよい。
0く士〈1としロール外径りと中空部内径dの関係はo
<i< 1とすればいくらであってもよい。
なお、図中Mは被圧延材である。
本考案の圧延機用ロールで圧延を行う場合にはナツト1
3を回転させることにより、アダプタースリーブ6を環
9,10、ロール押し環11、ナツト12と共に前後進
させ、ロール押し環11がロール長手方向所要位置に達
したら、ナツト13の回転を停止させる。
3を回転させることにより、アダプタースリーブ6を環
9,10、ロール押し環11、ナツト12と共に前後進
させ、ロール押し環11がロール長手方向所要位置に達
したら、ナツト13の回転を停止させる。
なお・、アダプタースリーブ6を移動させる際には、ナ
ツト12をゆるめ、ロール押し環11がロール内周壁に
当接しない状態にしてナツト13を回転させるのが作業
上便利である。
ツト12をゆるめ、ロール押し環11がロール内周壁に
当接しない状態にしてナツト13を回転させるのが作業
上便利である。
ナツト13を回転させることによってアダプタースリー
ブ6が移動し、ロール押し環11が所要位置に達したら
、次にナツト12を回転させて環10を環9側へ押す。
ブ6が移動し、ロール押し環11が所要位置に達したら
、次にナツト12を回転させて環10を環9側へ押す。
そうすると、環9と10とで形成される■字形の溝の傾
斜面が互に接近し、このため、ロール押し環11は斜面
に沿って押し上げられ、該ロール押し環11がロール中
空部内周壁をラジアル方向へ押し、しかしてロール1外
周面に種々の変形を与える。
斜面が互に接近し、このため、ロール押し環11は斜面
に沿って押し上げられ、該ロール押し環11がロール中
空部内周壁をラジアル方向へ押し、しかしてロール1外
周面に種々の変形を与える。
従って被圧延材Mにも種々の断面形状を付与することが
できる。
できる。
すなわち、斯かるロールは、中央部の中実体の部分と両
端部の中空部とで、その断面二次モーメント、質量等が
異なり、しかも中空部内のロール押し環11によってロ
ール外周面を変形させているため、ロールの中実部と中
空部とでは軸心のたわみ、ロール表面の凹み、弾性床の
ばね常数、温度上昇等が異なる。
端部の中空部とで、その断面二次モーメント、質量等が
異なり、しかも中空部内のロール押し環11によってロ
ール外周面を変形させているため、ロールの中実部と中
空部とでは軸心のたわみ、ロール表面の凹み、弾性床の
ばね常数、温度上昇等が異なる。
又、前記1d−を前記範囲内で種々変えることL’
D により、外力(圧延力、ロール曲げ力等)に応じて必要
な軸心たわみやロール表面の凹みを得ることができる。
D により、外力(圧延力、ロール曲げ力等)に応じて必要
な軸心たわみやロール表面の凹みを得ることができる。
更に、ロールの前記中空部の部分に作動流体を入れ、そ
の圧力、温度等を変化させるようにすれば、一層ロール
表面形状を種々変化させることができる。
の圧力、温度等を変化させるようにすれば、一層ロール
表面形状を種々変化させることができる。
なお、本考案の圧延機用ロールは、ロールと軸とを一体
形にしたものについて説明したが、ロールと軸とを別々
に作成し、嵌合させてもよいこと、その他事考案の要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
形にしたものについて説明したが、ロールと軸とを別々
に作成し、嵌合させてもよいこと、その他事考案の要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
本考案の圧延機用ロールは、圧延力を最も多く受けるロ
ールの中央部が中実体となっているため、ロールとして
の強度、形状の保持を容易に行うことができ、又ロール
中空部にはロール外径を変えるためのロール押し環が設
けであるため、ロール制御の自在性が向上し、良好な品
質の圧延製品を得ることができる。
ールの中央部が中実体となっているため、ロールとして
の強度、形状の保持を容易に行うことができ、又ロール
中空部にはロール外径を変えるためのロール押し環が設
けであるため、ロール制御の自在性が向上し、良好な品
質の圧延製品を得ることができる。
第1図〜第3図は従来の圧延機用ロールの説明図、第4
図は本考案の圧延機用ロールの一実施例の説明図である
。 図中1はロール、2は軸、3は案内環、6はアダプター
スリーブ、9,10は環、11はロール押し環、12.
13はナツトを示す。
図は本考案の圧延機用ロールの一実施例の説明図である
。 図中1はロール、2は軸、3は案内環、6はアダプター
スリーブ、9,10は環、11はロール押し環、12.
13はナツトを示す。
Claims (1)
- ロール胴体の略中央部を中実体とすると共に該ロール胴
体両端部を中空状にし、中空状の部分に挿通させた軸に
、軸線方向の所定の位置に移動可能なアダプタースリー
ブを取付け、該アダプタースリーブ外周にロールをラジ
アル方向に押す拡縮可能なロール押し環を嵌合せしめた
ことを特徴とする圧延機用ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12582480U JPS5940095Y2 (ja) | 1980-09-04 | 1980-09-04 | 圧延機用ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12582480U JPS5940095Y2 (ja) | 1980-09-04 | 1980-09-04 | 圧延機用ロ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5749003U JPS5749003U (ja) | 1982-03-19 |
JPS5940095Y2 true JPS5940095Y2 (ja) | 1984-11-12 |
Family
ID=29486273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12582480U Expired JPS5940095Y2 (ja) | 1980-09-04 | 1980-09-04 | 圧延機用ロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940095Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6380338U (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-27 | ||
JPH0453471Y2 (ja) * | 1986-12-19 | 1992-12-16 |
-
1980
- 1980-09-04 JP JP12582480U patent/JPS5940095Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5749003U (ja) | 1982-03-19 |
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