JPH0750003Y2 - ロール幅調整装置 - Google Patents

ロール幅調整装置

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JPH0750003Y2
JPH0750003Y2 JP1176190U JP1176190U JPH0750003Y2 JP H0750003 Y2 JPH0750003 Y2 JP H0750003Y2 JP 1176190 U JP1176190 U JP 1176190U JP 1176190 U JP1176190 U JP 1176190U JP H0750003 Y2 JPH0750003 Y2 JP H0750003Y2
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JP
Japan
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roll
sleeve
roll shaft
ring gear
ring
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JP1176190U
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茂芳 下田
保弘 山本
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はH形鋼等の圧延矯正においてロール幅を調整す
るロール幅調整装置に関する。
従来の技術 従来、H形鋼の圧延に際して、寸法の異なるH形鋼に対
応するために軸方向に2分割した圧延ロールを互いに接
近離間移動させるロール幅調整装置が、たとえば特開昭
60-72603号公報に開示されている。これは、ロール軸に
軸心方向に外嵌する中空ロール軸にロールを固定すると
ともに、中空ロール軸に形成したねじ部に、ロール軸に
回転のみ自在に外嵌するスラストリングのねじ部を螺合
し、このスラストリングにクラッチを介して取付けたリ
ングギヤにピニオンを噛合し、ピニオンを回転すること
によりスラストリングのねじ部を介して中空ロール軸を
ロール軸心方向に移動させ、ロール間隔を調整するもの
である。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記従来構成ではロール軸と共に回転するスラ
ストリングのねじ部を介して間隔調整を行うため、ロー
ル軸を停止させて行う必要がある。たとえば外法一定H
形鋼などに対応するため、僅かな間隔調整ごとに圧延機
または矯正機を停止させるのはきわめて能率が悪い。
本考案は上記問題点を解決して、ロール軸の回転中であ
ってもロール幅の調整が可能なロール幅調整装置を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、幅方向に2分割
したロールのうち少なくとも一方のロールを、ロール軸
に軸心方向にのみ移動自在に外嵌されたスリーブの一端
部に外嵌固定し、前記スリーブの他端側に軸受を介して
回転自在に外嵌された作動ハウジングを設け、この作動
ハウジングをロール軸心方向にのみ移動自在に支持する
支持フレームを設け、前記可動ハウジングに形成された
送り用おねじ部に螺合する送り用めねじ部が内周面に形
成されたリングギヤを前記支持フレームに回転自在に設
けるとともに、このリングギヤに噛合する作動ピニオン
を設け、ロール軸にスリーブを固定解放可能な固定解放
手段を設けたものである。
作用 上記構成において、ロール幅調整時にはまず固定解放手
段を操作してスリーブをロール軸から解放する。そし
て、作動ピニオンを所定方向に所定量回転することによ
りリングギヤを回転させ、このリングギヤと作動ハウジ
ングの送り用ねじ部の作用により、作動ハウジングをロ
ール軸軸心方向に移動させ、軸受を介してスリーブを所
定量軸心方向にスライドさせる。これにより、ロールを
互いに接近離間させてロール幅を調整する。さらに、固
定解放手段を操作してスリーブをロール軸に固定する。
したがって、スリーブに軸受を介して外嵌される作動ハ
ウジングを軸心方向に移動させるので、ロール軸および
スリーブが回転中であっても、スリーブを正確にスライ
ドさせることができロール幅調整作業が行える。また、
圧延中にロールに加わるスライド方向の力を固定解除手
段によりロール軸で支持することができ、送り用ねじ部
に無理な負荷をかけることもない。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図,第2図に基づいて説明
する。
第2図において、1は圧延機の上水平ロール2と下水平
ロール3によって圧延矯正される外法一定H形鋼で、上
水平ロール2と下水平ロール3とは同一構成であり、こ
こでは下水平ロール3のみを説明する。また、下水平ロ
ール3は幅方向に2分割された左右一対の下ロール4A,4
Bを備え、両下ロール4A,4Bにはそれぞれ同一構造のロー
ル幅調整装置5A,5Bが配設される。これらロール幅調整
装置5A,5Bは圧延中心Bを中心として左右対称構造であ
り、ここでは左側のみを説明し右側は省略する。
第1図に示すように、圧延機の駆動装置に連結された下
ロール軸6には、下ロール軸6の圧延中心B近傍からロ
ールチョック7を貫通して外側に延びるスリーブ8がス
プライン9を介して軸心A方向にのみ移動自在に外嵌さ
れ、このスリーブ8の内端部に下ロール4Aが焼ばめ等で
外嵌固定される。このスリーブ8は中間部をロールネッ
ク軸受10を介してロールチョック7に回転自在でかつ軸
心A方向に移動自在に支持される。また、このスリーブ
8のロールチョック7外側にはスラスト軸受11を介して
作動ハウジング12が回転自在に外嵌され、この作動ハウ
ジング12はロールチョック7から外方に突設された環状
支持フレーム13にキー14を介して軸心A方向に移動自在
に取付けられている。すなわち、スリーブ8に形成され
た段部8aにスラスト軸受11の内環部が係合されるととも
にこの内環部が、スリーブ8に外嵌された環状スペーサ
15の一端に係止される。そして、環状スペーサ15の他端
部のねじ部15aに螺合するナット16の端部を、スリーブ
8の溝部8bに嵌合固定された割形状のスラストリング17
に押し付けて環状スペーサ15を段部8a側にスライドさ
せ、段部8aと環状スペーサ15とでスラスト軸受11を固定
している。一方、作動ハウジング12の内周面に形成され
た段部12aと、めねじ部12bに螺着された外ねじ付ナット
18との間にスラスト軸受11の外環部が固定される。作動
ハウジング12の外側端部にはシール端板19が取付けら
れ、シール端板19とスリーブ8との摺接部にはオイルシ
ール20が施される。
作動ハウジング12の外周部には、送り用おねじ部21が形
成され、この送り用おねじ部21には、内周面に送り用め
ねじ部22が形成されたリングギヤ23が螺着される。この
リングギヤ23は、支持フレーム13と支持フレーム13に取
付けられた環状カバー体24との間で回転自在に支持さ
れ、カバー体24に設けられた複数の付勢具25によりリン
グギヤ23が支持フレーム13側に付勢されて送り用ねじ部
21,22のバックラッシュが除去されている。またカバー
体24内の上部には、図外の作動モータに連動連結された
作動ピニオン26が作動軸27を介して回転自在に配設さ
れ、この作動ピニオン26がリングギヤ23に噛合される。
この作動ピニオン26によりリングギヤ23を回転し、送り
用ねじ部21,22の作用によって作動ハウジング12を軸心
A方向移動させ、スラスト軸受11を介してスリーブ8付
の下ロール4A,4Bを接近離間させることができる。
28は下ロール軸6に配設された固定装置(固定解放手段
の一例)で、下ロール軸6に形成された段部6aに、一定
の空間をあけて左右一対のシリンダリング29A,29Bが外
嵌固定され、シリンダリング29A,29Bには互いに対抗し
てクランプシリンダ溝30Aとアンクランプシリンダ溝30B
が周方向に沿って形成される。各シリンダ溝30A,30Bに
はそれぞれピストン31A,31Bが配設され、両ピストン31
A,31Bは前記空間内で軸心A方向に移動自在なコッタリ
ング32に連結される。このコッタリング32は外周面がク
ランプシリンダ孔30A側ほど大径のテーパ面32aに形成さ
れており、また内周面が前記テーパ面32aと同一勾配の
テーパ状に形成されるとともに外周面がスリーブ8の内
周面に摺接しかつ一定範囲で拡縮自在なブレーキリング
33が外嵌される。前記両シリンダ孔30A,30Bには、下ロ
ール軸6に形成された油圧供給孔34A,34Bに連通され、
クランプ用シリンダ溝30Aに圧油を供給することによ
り、ピストン31Aを介してコッタリング32を矢印C方向
に移動してブレーキリング33を拡張し、ブレーキリング
33とスリーブ8との摩擦力によりスリーブ8を下ロール
軸6に固定できる。反対に、アンクランプシリンダ溝30
Bに圧油を供給することにより、ピストン31Bを介してコ
ッタリング32を矢印D方向に移動してブレーキリング33
を縮少し、ブレーキリング33の押圧力を減少してスリー
ブ8を軸心A方向にスライドすることができる。なお、
前記シリンダリング29A,29Bに周方向の環状シリンダ溝3
0A,30Bを形成したが、周方向一定間隔ごとに複数のシリ
ンダ孔を設けてもよい。
上記構成において、H形鋼1の圧延を終了後、次のH形
鋼を圧延するためにロール幅を調整する場合には、上下
水平ロール2,3を回転しつつ、まず油圧供給孔34Bを介し
てアンクランプシリンダ溝30Bを油圧を供給するととも
にクランプシリンダ溝30A側の油圧供給孔34を解放し、
圧延作業中にブレーキリング33によって下ロール軸6に
固定されていたスリーブ8を、コッタリング32を矢印D
方向に移動することにより解放する。そして、図外の作
動モータにより作動軸27を所定方向に所定量回転し作動
ピニオン26を介してリングギヤ23を回転する。するとリ
ングギヤ23と作動ハウジング12の送り用ねじ21,22の作
用により、作動ハウジング12が軸心A方向に沿って移動
され、スラスト軸受11を介してスリーブ8が下ロール軸
6上を移動し下ロール4A,4Bが所定量接近離間される。
その後、固定装置28により下ロール軸6とスリーブ8が
固定される。
上記実施例によれば、スリーブ8にスラスト軸受11を介
して回転のみ自在でかつキー14を介して支持フレーム13
に回り止めされた作動ハウジング12を軸心A方向に移動
して下ロール4A,4Bを接近離間させるので、ロール軸6
の回転中であってもスリーブ8を正確に移動させること
ができる。また、固定装置28により下ロール軸6が回転
中であっても、油圧を給排出するだけでスリーブ8の固
定解放が自在に行える。したがって、ロール間隔の調整
作業を短時間で行うことができる。しかも、圧延中に下
ロール4A,4Bに加わる軸心A方向の力は、作動ハウジン
グ12とリングギヤ23の送り用ねじ部21,22で支持される
とともに、固定装置28を介して下ロール軸6で支持され
るので、精度よく圧延を行うことができる。
第3図、第4図はそれぞれ固定解除手段の他の実施例を
示す。この固定解除装置40は、スリーブ8が外嵌するロ
ール軸6の外周部に螺旋状のオイル溝41を形成したもの
で、圧延中はロール軸6とスリーブ8とのしめしろ(し
まりばめ)によりスリーブ8を強固にロール軸6に固定
し、ロール幅調整時のみ給油孔42からオイル溝41内に圧
油を供給することによりロール軸6とスリーブ8との間
に隙間を発生させてスリーブ8をスライドできるように
構成される。43は排油孔、44はロータリジョイントであ
る。これらの実施例によれば、大きなスラスト力を支持
することができ、下ロール軸6とスリーブ8とのガタ付
きを除去できる。
第3図は左右の下ロール4A,4Bのうち先端の従動側にの
み固定解除装置40を設けたもので、駆動側の下ロール4A
は、下ロール軸6に直接固定されてロール幅調整装置5A
も付加されていない。
第4図は両ロール4A,4Bにそれぞれ固定解除装置40を設
けたものである。第4図のものによればロール幅のスト
ロークを大きくとることができる。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、ロールが取付けら
れたスリーブに軸受を介して回転自在に外嵌された作動
ハウジングを、送り用ねじ部の作用により移動させ、軸
受を介してスリーブおよびロールを軸心方向に移動でき
るので、ロール軸が回転中であってもロール幅を正確に
調整することができる。したがって、ロール幅の調整ご
とにロール軸を停止することなくきわめて短時間で調整
作業を終えることができ、とくに外法一定H形鋼等の圧
延矯正に効果的である。また圧延時にロールに発生する
スラスト方向の力を固定解除手段を介してロール軸で支
持することができ、正確な圧延が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本考案に係る圧延装置の一実施例を示
し、第1図は下水平ロールに設けられたロール幅調整装
置の断面図、第2図は圧延装置の正面図、第3図,第4
図はそれぞれ固定解除手段の他の実施例を示す下水平ロ
ールの断面図である。 1…H形鋼、2…上水平ロール、3…下水平ロール、4
A,4B…下ロール、5A,5B…ロール幅調整装置、6…下ロ
ール軸、7…ロールチョック、8…スリーブ、9…スプ
ライン、10…ロールネック軸受、11…スラスト軸受、12
…作動ハウジング、13…支持フレーム、14…キー、21…
送り用おねじ部、22…送り用めねじ部、23…リングギ
ヤ、24…カバー体、25…付勢具、26…作動ピニオン、27
…作動軸、28…固定装置、30A…クランプシリンダ溝、3
0B…アンクランプシリンダ溝、31A,31B…ピストン、32
…コッタリング、32a…テーパ面、33…ブレーキリン
グ、40…固定解除装置、41…オイル溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向に2分割したロールのうち少なくと
    も一方のロールを、ロール軸に軸心方向にのみ移動自在
    に外嵌されたスリーブの一端部に外嵌固定し、前記スリ
    ーブの他端側に軸受を介して回転自在に外嵌された作動
    ハウジングを設け、この作動ハウジングをロール軸心方
    向にのみ移動自在に支持する支持フレームを設け、前記
    可動ハウジングに形成された送り用おねじ部に螺合する
    送り用めねじ部が内周面に形成されたリングギヤを前記
    支持フレームに回転自在に設けるとともに、このリング
    ギヤに噛合する作動ピニオンを設け、ロール軸にスリー
    ブを固定解放可能な固定解放手段を設けたことを特徴と
    するロール幅調整装置。
JP1176190U 1990-02-08 1990-02-08 ロール幅調整装置 Expired - Lifetime JPH0750003Y2 (ja)

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JPH03106201U JPH03106201U (ja) 1991-11-01
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JP4912095B2 (ja) * 2006-09-06 2012-04-04 中国電力株式会社 直管ランプ収容具

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