JP2529210Y2 - 幅調整機能を備えた圧延ロール - Google Patents

幅調整機能を備えた圧延ロール

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JP2529210Y2
JP2529210Y2 JP1733791U JP1733791U JP2529210Y2 JP 2529210 Y2 JP2529210 Y2 JP 2529210Y2 JP 1733791 U JP1733791 U JP 1733791U JP 1733791 U JP1733791 U JP 1733791U JP 2529210 Y2 JP2529210 Y2 JP 2529210Y2
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JP
Japan
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width
rod
width adjusting
arbor
roll
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JP1733791U
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栄司 広岡
光章 渡辺
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、H形鋼等の圧延に適用
するユニバーサルミルにおける水平ロールの胴幅を任意
に調整できる機能を備えた圧延ロールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】寸法が異なる種類のH形鋼を圧延するに
際して、それぞれの寸法に応じて水平ロールの幅を調整
するという、いわゆる幅可変式の水平ロールは既に提案
されているが、当初のものは何れも調整操作をオフライ
ンにおいて行うもので、人為的な作業を必要としてい
た。この問題を解決するための手段として、オンライン
で自動的な調整を行うことができる装置が開発された。
【0003】即ち、図4は本出願人が既に実願平1−8
7588号で提案した装置の構成を示すもので、図4に
おいて1は可動ロール、2は幅調整スリーブ、3は可動
ロール側内ねじ、4は幅調整スリーブ側外ねじ、5はア
ーバ、6はロール把握力開放用の高圧油導入孔、7はチ
ョック、8はクラッチ機構、9はストッパー、10は固
定レバー、11はスラスト受、12は固定ボルトであ
る。
【0004】このような構造で、ロール幅を調整する場
合、まず高圧油導入孔6より油を送り、可動ロール1と
アーバ5間の焼嵌把握力を低減させた後、アーバ5と幅
調整スリーブ2を一体化した固定ボルト12を取外し
て、固定レバー10により幅調整スリーブ2をチョック
7側に連結し固定したところでアーバ5に回転力を与え
ることによって可動ロール1が軸方向に移動し、所要の
幅調整が実現する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述の装置では、幅調
整用ねじが焼嵌された可動ロールの近傍にあるため、た
てロールチョックとのわずかな隙間を利用することにな
り、故にねじの長さが限定され、幅調整量に限界があっ
た。
【0006】一方、H形鋼の寸法は950mm 、900mm 、85
0mm …と50mmのピッチであり、幅調整量を大きくとるこ
とは、1本のロールで多くの寸法のH形鋼が圧延可能と
なることにより、可能な限り調整量を多くすることが望
まれていた。このことは幅調整量が大きいというロール
能力以外に、ロール保有数を削減することができるとい
う効果が生まれる。
【0007】本考案は前記した問題点を解決し、かつ要
望を満たすためになされたものであり、幅調整量を増大
し得る圧延ロールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る幅調整機能を備えた圧延ロールは、軸
方向に2分された可動ロールを焼嵌で各々の幅調整スリ
ーブに外嵌し、この幅調整スリーブをアーバに遊嵌する
と共に、アーバの中心部軸方向に貫通孔を設け、この貫
通孔に両端部に方向の異なるねじを設けたロッドを挿通
し、前記各々のねじには左右の幅調整スリーブを螺嵌
し、幅調整時には、前記ロッドを水平ロールチョックに
結合固定し、圧延時には、前記ロッドを幅調整スリーブ
に結合固定するクラッチ機構をロッドの他方のねじ側に
設けているのである。
【0009】
【作用】本考案においては、幅調整スリーブとアーバ
は、滑りキーで回転方向に一体化されると共に、軸方向
に移動可能としており、ロール幅調整時には、アーバ中
心部に挿通したロッドをクラッチ機構を介してチョック
に固定し、ミルの主機モータで幅調整スリーブを回転さ
せると、左右の幅調整スリーブ・アーバ・可動ロールが
同時に回転し、ロッドのねじと螺合する幅調整スリーブ
が各々左右に移動し、ロール幅が調整される。また圧延
時にはクラッチ機構を解除して幅調整スリーブ・アーバ
・ロッドを一体化し、回転位相差をなくし、ロール幅を
一定に保持する。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例を断面して示した図
であり、この図1において、1は左右に2分された可動
ロールで、それぞれ幅調整スリーブ13・14に焼嵌固
定されている。これら幅調整スリーブ13・14はアー
バ15に滑りキー16で回転方向に固定されるが、相互
にわずかな隙間を設けて軸方向への移動を可能にしてい
る。またアーバ15の中心部には軸方向に貫通孔17を
設け、この貫通孔17にロッド18を挿通している。そ
して、このロッド18の両端には前記幅調整スリーブ1
3・14の端面に螺貫する、方向の異なるねじ19・2
0を設けている。また、一方の幅調整スリーブ13の端
部は、カップリング21を介して主機モータ(図示せ
ず)に連結されており、圧延中にはこの主機モータによ
り回転力を与えるものである。
【0011】22は前記ロッド18の他方のねじ20側
に設けたクラッチ機構であり、圧延時には、図1に示す
ように、解除されて幅調整スリーブ13・14、アーバ
15、ロッド18を一体化し、相互の回転位相差をなく
して可動ロール1の幅を一定に保持する。またロール幅
調整時には、クラッチ機構22を作用させてロッド18
を水平ロールチョック23に連結固定し、主機モータの
回転による調整スリーブ13・14の左右移動を可能に
する役目を付与している。
【0012】実施例における前記クラッチ機構22は、
次のような構造を備えている。つまりロッド18のねじ
20に連続する大径ロッド24を設け、これに滑りキー
25を介して軸方向に移動可動なアマチュア26を遊嵌
し、このアマチュア26には、ばね27及び油圧力を作
用する油圧室28を設けている。またアマチュア26に
は、圧延中の幅変化がないように、ロッド18と他方の
幅調整スリーブ14を固定する第1の歯型クラッチ29
と、幅調整時にロッド18と水平ロールチョック23を
連結固定する第2の歯型クラッチ30を設けている。
【0013】なお、図1中の31は油圧管接続用ロータ
リージョイント、32はクラッチボスであり、また図2
及び図3はアーバ15と幅調整スリーブ13・14、カ
ップリング21との嵌合構造を例示したもので、図2は
図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図であ
る。
【0014】以上のような構造により、圧延時において
は、図1に示す如くばね27の付勢力でアマチュア26
が図1における左方へ移動して第1の歯型クラッチ29
が噛合し、ロッド18と幅調整スリーブ13・14をロ
ックする。幅調整時には油圧室28に油圧を作用するこ
とによってアマチュア26が図1における右方向に移動
し、ロッド18を水平ロールチョック23に連結固定す
る。つまりこの状態で主機モータを回転させることによ
って幅調整が可能となる。
【0015】即ち幅調整は、ロッド18のねじ19・2
0で幅調整スリーブ13・14を左右軸方向に接離移動
して行うと共に、前記ねじ19・20部で圧延時のスラ
スト荷重を受けもたせるもので、回転方向の力はアーバ
15と幅調整スリーブ13・14間に設けた滑りキー1
6で受けている。
【0016】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、アーバの
中心部に挿通し、左右の幅調整スリーブと方向の異なる
ねじで連結したロッドを介して、左右の幅調整スリーブ
を同時に接離移動させて所要の幅調整量を得るもので、
ねじ長さを任意に設定できるため、大きな幅調整量を得
ることができ、この幅調整量の増大によってロール保有
本数の削減が図れる。またねじのピッチを任意に設定で
きるため、微調整も可能で、高い精度の調整が保証され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】従来の圧延ロールを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 可動ロール 13、14 幅調整スリーブ 15 アーバ 17 貫通孔 18 ロッド 19、20 ねじ 22 クラッチ機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に2分された可動ロールを焼嵌で
    各々の幅調整スリーブに外嵌し、この幅調整スリーブを
    アーバに遊嵌すると共に、アーバの中心部軸方向に貫通
    孔を設け、この貫通孔に両端部に方向の異なるねじを設
    けたロッドを挿通し、前記各々のねじには左右の幅調整
    スリーブを螺嵌し、幅調整時には、前記ロッドを水平ロ
    ールチョックに結合固定し、圧延時には、前記ロッドを
    幅調整スリーブに結合固定するクラッチ機構をロッドの
    他方のねじ側に設けたことを特徴とする幅調整機能を備
    えた圧延ロール。
JP1733791U 1991-02-27 1991-02-27 幅調整機能を備えた圧延ロール Expired - Lifetime JP2529210Y2 (ja)

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JPH04108903U JPH04108903U (ja) 1992-09-21
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