JPS5940031Y2 - 足の自圧健康器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この実用新案は自己の身体の自重を利用して足底だけで
なく足首、下腿前後部および足の背部等の骨格筋や経絡
経穴を押圧することができる足の自圧健康器に関するも
のである。

骨格筋や経絡経穴は、やわらかい脂肪の中を縦に走って
いるので横にずれ動きやすい、それで本来の指圧は栂指
等でその押圧点を横にずらさないよう探るように押すの
で効果がある。

従来の押圧器具の中には、形状だけ栂指や掌のこぶしに
似せた突起形のものはあるが、いずれも感覚を持たない
物品だけに押圧点をすぐ横にずらしてしまうので足の押
圧器具として構造上適さない。

その点、本考案器は縦につながり走っている骨格筋や経
路経穴を十字に真横に押えるので、全ての押圧点を逃が
さず押圧することができ効果的である。

また従来の押圧器具の中には、足底押圧用として押圧面
が太い半円弧状のものはあるが、心棒がないので径を小
さくして、足底以外の部位を強く押すとなれば、しわっ
たり折れたりする危険があるため、足の各部位の押圧器
具としては構造上適さない。

その点、本考案器は堅い丸棒が心棒となるので加圧すれ
ばするほど押圧部位に食い入るように押圧することがで
き効果的である。

その他、従来のものは次のようなものであった。

（イ）、いずれの足底の自圧器具も、足底部以外の部位
の自圧に併用できないものであって、無理に併用すれば
却って危険な治療器具となる。

（０）、しかもローラ一式のものは上に乗ると転ぶ危険
性があったり、かまぼこ型のものは滑る危険性があって
安定のよくないものである。

（ハ）、また自己の身体の自重を作用反作用の法則で押
圧力に利用しているが、台座の底面積と押圧部の接触面
積比とがほぼ等しいので押圧力が小さく、あまり効果の
ないものである。

に）、押圧部に突起を附したものもあったが、それが局
部を突くことになるので却って危険である。

その点本考案器は、自己の身体の自重を、作用反作用の
法則で押圧力に変え、その押圧力が、押圧部の頂点附近
の面積が台座の底面積に比べ何分の−と狭いので強力と
なり、その強力な押圧力が足の各所にある経絡経穴を押
圧できる、従来にない構造となっているので、次のよう
な効果を兼ねそなえている。

（イ）、足底部のばかに、足首、下腿前後部および足の
背部を簡易に押圧することができる。

（ロ）、特別な労力を必要としないので長時間でも楽に
押圧することができる。

（ハ）、足踏みによる足底押圧の場合、抑圧頂点が低く
、台座が弾力材のため踏み易く滑る等の危険がなく、老
人でも安定よく足踏み押圧することができる。

に）、抑圧部の太さく径）が手の親指大であるので経穴
に当たりやすく、また食い入るように強く押圧すること
もできる。

（ホ）、押圧棒を弾力材で被っているので、もし折れて
も亀裂部がはみだす危険性がなく安全である６本考案器
を図面で説明すれば、 直径２５ｃｍ前後、長さ６０ｃｍ前後の丸棒１に、両端
それぞれ１０ｃｍ前後を残して弾力材２を巻きつけ、そ
の底部を幅８ｃｍ前後のやや台形をした弾力材による台
座３に密着させたものである。

本考案器の使用方法について、 足底を押圧する場合は、本考案器の丸棒部を上にして安
定のよい所に置き、その上に立って軽く足踏みをする。

足首および下腿後部を押圧する場合は、正座に座って、
本考案器の丸棒部を下に向けて、足首または下腿後部の
上にのせ、丸棒部の両端を握って適宜に移動させながら
身体の自重をかける。

なお、自重不足のときは両手で押し下げる。

下腿前部および足の背部を押圧する場合は、本考案器の
丸棒部を上にして安定のよい所に置き、その上に正座に
座って身体の自重をかけつつ適宜に移動させる。

本考案器の使用効果について、 本考案器は弾力材を用いているので人体に適度の抑圧感
を与えることができる。

本考案器による足踏み運動は特に血液循環をよくするの
で、狭い場の利用で人体に適度な運動量を与えることが
でき、またのぼせや熱下げの経穴を押圧することができ
る。

本考案器による足首および下腿後部の押圧は後頚部障害
、肝過労、胃腸の消化不良、栄養失調、偏食、睡眠不足
等の経絡経穴を押圧することができる。

その他、脚線美をよくするのにも役立つ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案器の斜視図、第２図は同側面図であって
、１は丸棒、２は巻っけの弾力材、３は弾力材による台
座。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 丸棒１に弾力材２を巻きつけ、その底部を弾力材による
   台座３に密着させた足の自圧健康器。