JP3072889U - 足元のマッサージ器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 足元に有効的なマッサージをすることができ
る。 【解決手段】 足元のマッサージ器は底板式マッサージ
器の底板と棒式マッサージ器の棒を含み、底板式マッサ
ージ器の底板に凹部とボール形物を設置し、あるいは、
棒式マッサージ器の棒の両端部に球面部を設け、中間部
に軸方向の歯を周設することにより、足元のどこでも有
効的にマッサージをすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、足元をマッサージする足元のマッサージ器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、多くの人が化学薬の弊害を認識するようになった。環境汚染あるいはス トレスを原因として種々の病気が発生し、しかも、その発病率は高くなってきて いる。 そこで、上記の状況にかんがみ、化学薬にかえて自然治療方法が模索されてお り、特に足元の反射（いわゆるツボ）を利用する研究とその応用がますます重要 視されるようになった。

【０００３】 現在使用されている足元のマッサージ手段としては、電動によるマッサージ， 棒によるマッサージあるいは手によるマッサージ等がその主流である。 電動による足元のマッサージ器は、一般的には足元だけをマッサージし、足の 甲とその両側に有効的なマッサージができず、足部の反射区に対して剌激を与え ることができないため、理想的なマッサージとは言えない。また、このようなマ ッサージ器は高いバイブレーションによりマッサージするために、緊張感を生起 して心臓に負担がかかる。

【０００４】 手によるマッサージは、上記の欠点はなく効果的ではあるが、しかし、自らの 手でマッサージをするから疲れを生じ、また、他人の手でマッサージをすれば時 間と費用を要することになり、一般の家庭では安易にできることではない。現在 市場では手によるマッサージ器が種々あるが、棒式のマッサージ器がもっとも有 効的である。 従来、棒式のマッサージ器の操作は比較的に単調であり、主な操作棒の端の尖 らせた部分を押しつけることにより、部分的には剌激効果がある。そのために棒 式のマッサ一ジ器はよく使われている。しかしながら、棒式のマッサージ器は刺 激面積が少ないため足元あるいは足元全体としてはよい効果がえられない。また 、棒式のマッサージ器は一部の反射区を押す際に滑りやすく、棒が滑落すること があり、棒式のマッサージ器の使用が限られている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記した従来技術の欠点を解決するものであり、構造が簡単で、使 用が簡便で、マッサージ効果が著しく、足元のどこでもマッサージをすることが できる足元のマッサージ器を提供することをその目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案の特徴構成は、足元のマッザージ器の本 体の適所に、足の甲裏のくぼみ部に対応する少なくとも一つの球面部をもつもの である。

【０００７】 底板式マッサージ器においては、その本体としての底板と底板の上面あるいは 上下両面に複数の凹部が設けられ、凹部の大きさと対応するボール形物は底板に ある凹部の中に置き、自由に動き、あるいは取り出すことができる。その底板と ボール形物の材料としては、木材，金属あるいはプラスチック等が使用される。 凹部の形状はボール形，錐形あるいは盲孔等に形成され、ボール形物はボール， 錐形あるいは茸形のもので、凹部の数はマッサージをする場所によって異なるも のである。

【０００８】 本考案は、凹部の数、すなわちボール形物の数を適宜選択することにより、足 元の内外側及び中央部、爪先、足の裏、踵、背中、腰、お尻にマッサージをする ことができる。また、必要に応じて、薬物マッサージをすることができるもので あり、凹部の中心部に凹みを設けて、凹みに容器を入れ、該容器に薬剤を入れて 、薬剤の上に吸湿性の材料からなる敷物を設置することにより、ボールが廻ると 敷物からしみ出てきた薬剤がボール表面に付着することによって、薬物のマッサ ージ器になる。

【０００９】 底板式マッサージ器の底板には他の形態があり、底板の上面あるいは上下両面 で歯形，錐形，柱形あるいはボール形等の突出部が設けられる。底板材料として は木材，金属あるいはプラスチック等が使用できる。 本考案は、足元の全体で踏むことができるし、また足の裏と踵で踏むこともで きる。 このようなマッサージ器の底板の上面あるいは上下両面に複数の凹部を設け、 ボール形物は凹部の大きさと対応させ、ボール形物を凹部に入れたり取り出すこ とができる。このような形態のマッサージ器はボール形物を足の甲裏のくぼみに 押しつけることによりマッサージをすることができる。凹部の形状はボール形， 錐形あるいは盲孔等に形成され、ボール形物はボール，錐形あるいは茸形等にす ることができる。ボール形物の材料は木材，金属，プラスチックあるいは石等を 使用ができる。

【００１０】 本考案の足元のマッサージ器のもう一つ形態は棒式マッサージ器である。棒の 中間部に軸方向の歯が周設されており、歯の形状は弧形，梯形あるいは三角形等 にすることができる。棒の材料としては木材，金属あるいはプラスチック等を使 用することができる。足元と足元の両側，足の甲，足部及び体の全体にマッサー ジをすることができる。棒の両端側は球面形に形成され、その大きさは、同じで もよし、異なっていてもよい。

【００１１】

【考案の実施の形態】

図１に示したように、底板式マッサージ器の本体である底板１の上面の一端側 に二つの球面状の凹部２，２が設けられていると共に、底板ｌの下面の他端側に 一つの球面状の凹部２が設けられている。ボール３は凹部２の中へ入れる、ある いは取り出すことができる。二つ並んでいる凹部２，２の中へボール３を入れる と、足元の内側と外側とにマッサージをすることができる。その下面の凹部２に 入れたボール３は足元の中央部と爪先と足の裏と踵のマッサージをすることがで きる。

【００１２】 図２に示したように、底板１の上面に三つの凹部２〜２が並んで配置されて、 その中に入れたボール３は足元を押すことができる。もし真ん中の凹部２にボー ル３を入れないと、腰と背中とお尻のマッサージをすることができる。

【００１３】 また、図３に示したように、上記した凹部２の底の中心部にさらに凹み４を設 けて、椀状の容器を入れて容器の中に血液循環をよくする液状の薬剤を入れ、薬 剤上に漏れやすい材料で作成した敷物５を置き、図３に示したように、ボール３ が動くと薬剤が徐々に敷物５からしみ出てきて、足元に薬物マッサージをするこ とができる。

【００１４】 図４に示したように、底板１の上面あるいは上下両面に歯形状の多数の突出部 ２０を設けて、足元全体で多数の突出部２０の上を踏んでマッサージをし、また 、足の裏と踵で踏んでマッサージをする。底板１の材料としては木材，金属ある いはプラスチック等が使用される。

【００１５】 図５に示したように、また、底板１の上面あるいは上下両面に凹部２（図５で は凹部２は１個であるが、凹部２は複数個であってもよい。）及び凹部２に対応 した大きさのボール３を設置することにより、足の甲裏のくぼみのマッサージを することができる。 ボール３の材料としては木材，金属，プラスチックあるいは石等が使用される 。

【００１６】 図６に示したように、本考案は棒式マッサージ器とすることもできる。棒式マ ッサージ器の本体である棒３０の両端に球面形、及び棒３０の中間部に軸方向の 歯４０が周設されており、歯４０の形状は弧形，梯形あるいは三角形等にするこ とができる。棒３０の材料としては木材，金属あるいはプラスチック等を使用す ることができる。足元と足元の両側，足の甲，足部及び体の全体にマッサージを することができる。棒３０の両端側に形成された球面形は、その大きさが同じで もよし、図７に示したように異なっていてもよい。

【００１７】 なお、底板式マッサージ器の底板１の上面あるいは上下両面に設けた凹部２は 多数であってもよい。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の足元のマッサージ器による反射治療法によれば、足の各部に有効的な 剌激を与えることができ、また、体の各部に有効的な剌激を与えることもできる 。本考案は自らの体重を利用してマッサージをすることができ、また、棒式マッ サージ器の歯により足にきめ細かくマッサージをすることができ、さらに、マッ サージの場所あるいは強さを自分で適宜選択あるいは調節することができる。使 用方法が簡単かつ便利で、副作用がなく、構造が簡単で、コストも低い、という 優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案における底板式マッサージ器の底板に凹
部とボールとが設けられている説明図

【図２】本考案における底板式マッサージ器の底板に三
つの凹部とボールとが設けられている説明図

【図３】本考案における底板式マッサージ器の底板の凹
みに薬剤を入れた断面図

【図４】本考案における底板式マッサージ器の底板に歯
形の突出部が設けられている説明図

【図５】本考案における底板式マッサージ器の底板に歯
形の突出部が設けられていると共に、凹部とボールとが
配置されている説明図

【図６】本考案における棒式マッサージ器の棒の両端に
球面形が設けられている説明図

【図７】本考案における棒式マッサージ器の棒の両端の
球面形の大きさが異なる説明図

【符号の説明】

１ 底板 ２ 凹部 ３ ボール ４ 凹み ５ 敷物 ２０ 歯形の突出部 ３０ 棒 ４０ 歯

Claims (10)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 足元をマッサージする足元のマッザージ
   器は、その本体の適所に、足の甲裏のくぼみ部に対応す
   る少なくとも一つの球面部をもつことを特徴とする足元
   のマッサージ器。
2. 【請求項２】 足元のマッザージ器は底板式マッサージ
   器であり、その本体である底板の上面あるいは上下両面
   に複数の凹部を設け、その凹部の大きさと対応して、凹
   部に置くことができるボール形物を設置したことを特徴
   とする請求項１記載の足元のマッサージ器。
3. 【請求項３】 底板式マッサージ器の底板に設けられて
   いる凹部は、ボール形，錐形あるいは盲孔に形成され、
   凹部の中に入れるボール形物はボール，錐形あるいは茸
   形であることを特徴とする請求項２記載の足元のマッサ
   ージ器。
4. 【請求項４】 底板式マッサージ器の底板の凹部の底中
   心部に凹みを設け、その凹みの中に容器を入れ、該容器
   に薬剤を入れ、薬剤の上に吸湿性の材料からなる敷物を
   設置して、薬剤が徐々にしみ出るようにしたことを特徴
   とする請求項２記載の足元のマッサージ器。
5. 【請求項５】 底板式マッサージ器の底板に歯形、錐
   形、柱形、あるいはボール形の多数の突出部を設けたこ
   とを特徴とする請求項１記截の足元のマッサージ器。
6. 【請求項６】 底板式マッサージ器の底板に設けた複数
   の凹部に、その凹部と対応した大きさのボール形物を設
   置したことを特徴とする請求項５記載の足元のマッサー
   ジ器。
7. 【請求項７】 底板式マッサージ器の底板に設けた凹部
   は、ボール形，錐形あるいは盲孔に形成され、凹部の中
   に入れるボール形物はボール，錐形あるいは茸形である
   ことを特徴とする請求項６記載の足元のマッサージ器。
8. 【請求項８】 足元のマッザージ器は棒式マッサージ器
   であり、その本体である棒の両端部に球面部を設けたこ
   とを特徴とする請求項１記載の足元のマッサージ器。
9. 【請求項９】 棒式マッサージ器の棒の中間部に軸方向
   の歯を周設したことを特徴とする請求項８記載の足元の
   マッサージ器。
10. 【請求項１０】 棒式マッサージ器の棒の中間部に周設
    された歯は弧形、梯形、あるいは三角形の歯としたこと
    を特徴とする請求項９記載の足元のマッサージ器。