JPS5939966Y2 - 酒燗用やかん - Google Patents

酒燗用やかん

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JPS5939966Y2
JPS5939966Y2 JP9236378U JP9236378U JPS5939966Y2 JP S5939966 Y2 JPS5939966 Y2 JP S5939966Y2 JP 9236378 U JP9236378 U JP 9236378U JP 9236378 U JP9236378 U JP 9236378U JP S5939966 Y2 JPS5939966 Y2 JP S5939966Y2
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JP
Japan
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kettle
sake
spout
choshi
slightly above
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Application number
JP9236378U
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JPS5511104U (ja
Inventor
松太郎 福光
宏 梁井
Original Assignee
株式会社福光屋
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、酒の燗をするためのやかんに関し、特に業務
用等大量の酒を燗して、多数の銚子(徳利)に溢れさせ
ることなく、はぼ等量に酒を注入するに適する酒燗用や
かんに関する。
ブ般には、酒の燗をつけるには酒を満たした銚子の一本
一本を湯煎容器に浸けて行なうことは周知の通りである
が旅館など大量の酒を消費する場所では手数を省くため
燗用にやかんを利用せざるを得ないのが実情である。
実際問題として、このように酒燗用にやかんを利用して
も温度の管理さえ適当(例えば50°乃至55℃)であ
れば酒の味に格別の変化のないことが分っている。
従って、一本考案の目的は、やかんを使用して酒の燗を
する場合に温度の管理を適当、に行なうとともに、燗の
ついた酒を個々の銚子にやかんから注入するときに、銚
子の口から酒を溢れさせることなく、はぼ一定量におい
て自動的にやかんからの注入が停止するようにすること
である。
上記のような本考案の目的は、下記の要素を備えた本考
案の酒燗用やかんによって達成することができる。
1、やかん内の酒の加熱温度を感知して加熱器(例えば
電熱器、ガスこんろ)を制御すること。
2、やかんの蓋は、酒をやかんに注入するときは開ける
けれども、やかんから銚子に酒を移すときには、気密的
に閉鎖されること。
3、やかんの注ぎ口は、銚子の口の中に挿入できる程度
の太さとするとともに、注ぎ口から流出する酒によって
空気の吸引を妨害されることのない程度に注ぎ口から離
れて開口する空気吸引管を設け、その他端をやかん内の
酒の液面上の空間に開口すること。
4、やかんの注ぎ口は、やかん内の酒の量のいかんにか
かわらず、すなわちやかんから銚子へ注ぎ始めから注ぎ
終b1で、銚子の口の中に挿入された状態で層を注S゛
状態に保たれること。
5、希望ならば、一実施例としてやかんの注ぎ口に取外
可能かつ屈曲可能(好ましくは約90°)の自動注入停
止装置を設けること。
6.好ましくは、空気吸込口は、やかんの注ぎ口側方(
やかんの注ぎ口の軸線に対し)に位置することにより、
やかん内の酒の現在量の変化にともなう銚子内の液面傾
斜の影響を相殺すること。
7、空気管は、必らずしもやかんの注ぎ口内部を通る必
要はなく、一実施例としてやかんの外部を通って予めや
かんの上部に設けた内部連通管に連結してもよい。
以下、添付図面を参照して、本考案の酒燗用やかんを例
示的に説明する。
第1図は、本考案の酒燗用やかん1の好適実施例の側面
図であって、その注ぎ口2に対する銚子3の相対位置を
示すために銚子の一位置と、銚子内の規定液面(注入停
止液面)の代表的位置L1L2およびL3を示している
やかん1は、平坦な底面4を加熱器5(図示は電熱器)
の加熱盤6上に置き、やかんの内部の酒の温度を感知す
る装置、例えばバイメタル、サーモスタット、またはサ
ーミスタなど周知の装置7により加熱器5の電流(ガス
こんろの場合は、ガス弁)を遮断する装置8を持つこと
ができるが、多くの家庭電気器具等に使用される自動温
度制御装置と同様であるから詳細の説明は省略する。
本考案の特徴とする諸点を前述の諸項に従って説明する
と、上記の自動温度制御装置は、酒の燗のつき過ぎを防
ぐために必要であり、図示はしないが、希望ならば所定
の温度(例えば55℃)に達したときに適当に警告を発
するアラーム・ベルを付加するなども容易である。
やかんの蓋10は、例示図では、やかんの内部を清浄に
するときの便のため相当に直径を大きくしているが、酒
を注入するに十分の大きさがあれば差支ないことはもち
ろんであり、やかんの開口部11に対して気密に緊締さ
れるように好1しくは螺合機構12と耐熱パツキン13
とを持っている。
やかんの注ぎ口2は、やかん内の酒の現在量に関係なく
、すなわちやかんの傾斜に関係なく銚子に酒を移す動作
を確保するためには、好適には第1図のようにいったん
やかん内の液面より高く斜め上方に延びる通常のやかん
注ぎ口形状の部分グと、これに連続して更に水平線に対
して約4Cの角度で下方に向いた形状の出口端部とを持
っている。
或は、第2図のように、やかん自体の注ぎ口2′は通常
のやかんの形状とし、本考案の目的を達成するための取
外可能かつ屈曲可能の自動注入停止装置20を別個の取
付品として持つこともできる。
そして、酒を銚子に注入する間、等体積の空気がやかん
の内部空間に吸い込まれる必要があるので、そのための
空気吸引管14が、第1図では、金属製やかん1の製造
工程中に好1しくは同質金属の管を注ぎ口2の内部に沿
ってろう着けされる。
この空気吸引管14の一端16はやかん内部の上部空間
に開口し、他端15は第3図のように注ぎ口2の先端よ
り僅か上方において好壕しくはその側面に開口する。
第2図の変形実施例では、通常の形状を有するやかん注
ぎ口2′に取付けて使用するための自動注入停止装置2
0を示し、この場合には、この取付可能の部分を一第1
図同様の固形管状の注ぎ口とする以外に、一部に可撓部
分21を設けることができるので、銚子3はほぼ直立状
態の1\でやかんの中の酒を銚子に注ぎ込み、しかも銚
子内の酒を一定量に自動注入停止することができること
は容易に理解され、また更に後述される通りである。
第2図の例では、装置20は、例えばテフロンlたはポ
リエチレンなどで周知の可撓管構造21とするとともに
、好1しくは、空気吸引管18は、一端は、やかん上部
空間に通じる固定管17に連結し、他端19の成る長さ
は装置20の直管部分22に沿って溶着される。
他端19の開口15は第1図と同様に、銚子の活性入量
を一定量に制御するために好1しくは装置20の注ぎ口
22の先端より僅かに上方に位置している。
なお、酒の所要量を示す適当な目盛をやかんの側面(従
って内面)に加圧印刷することは望ましいであろう。
次に、本考案の酒燗用やかんの動作を説明する。
やかん1の蓋10を外し、酒をやかんに満たし、(或は
必要量を入れ)加熱器5にのせて酒を燗すること、そし
てサーモスタット7によシ所定温度に保持されることに
ついては特に説明を要さないので、もっばらやかんから
銚子3への注入動作について説明する。
第2図の実施例においては、自動注入停止装置20が取
外可能・屈曲可能であるので、銚子3はほぼ直立状態の
1X−でやかんから酒を注ぎ込むことができるので酒が
銚子の上部1で来て空気吸引口15に達すれば空気の吸
引は停止してやかん内の空間に負圧を生じるため酒の流
出が停止することは容易に理解される。
第1図の実施例では、やかんの注ぎ口2自身が銚子3に
直接に酒を注ぎ込んでいるので、特に図示のようにやか
ん本体からいったん上方に延びてから下方に斜めに曲が
った「くの字」形の注ぎ口を使用したものである。
やかんの中の酒の量の多寡によって銚子に酒を注ぎつつ
あるやかんの姿勢は第1図のような直立位置からこの位
置に対してほぼ96)前方に傾斜した位置1で変化する
ことは容易に理解される。
すなわち、第1図に示すように、やかんの注ぎ口2を銚
子30口に浅く挿し込んだ状態で、両者の相対位置を保
持した1xで、第1図に対して反時計方向にやかんを傾
ければ、やかんの各位置に対応する銚子内の酒の液面が
LlL、、L2L2およびL3L3にそれぞれ対応する
相対位置となることが分る。
従って、やかんの中の酒の量が段々減少して最後に、や
かん1を約90°1で傾けて酒を銚子に注ぐ場合にも、
銚子内の液面L3L3は、銚子から溢れ出ない程度(A
ey内)に維持することができることは、第1図をその
1x反時計方向に96′1で廻わしながら銚子内の液面
が次第にLlLlからL2L2 。
i、3L3に変化することを観察することによって理解
されるであろう。
換言すれば、酒を注いでいるやかんは96)回転するけ
れども、酒を注がれる方の銚子は垂直線を中心として約
4fの傾斜範囲に保持されるので、銚子の口とやかんの
注ぎ口との角度関係の余裕を考えれば、実際には銚子の
傾きば4f)の更に半分程度におさめることができるの
で特別の不便は生じない。
また、空気吸引管14の吸引口15は、好普しくば、注
ぎ口2の側方に位置しているので、銚子内の相対液面が
LI Ll t L2 L2 + L3 L3のよ
うに変化しても自動注入停止時の銚子内の液量は実質的
に一定に保持することができる。
以上のような本考案の酒燗用やかん1の銚子3へ9酒を
注入する動作を別の表現で説明するならば、やかんを直
立状態から約9CP前方に傾ける間、注ぎ口2の方向は
垂直線に対して少なくも4f弘内にあるので、酒の注入
に支障なく、また空気吸引口15を好ましくは注ぎ口2
の先端より僅かに上方かつ側面に開口することによう銚
子3内の液面は銚子の傾斜に関係なくほぼ一定値におい
て酒の注入を停止することができる。
なお、銚子3ば、第1図ではやかんの注ぎ口2に対して
その軸線上に整列しているけれども、注入動作に支障の
ない範囲で銚子をなるべく直立に近づけて手に持つこと
、すなわち銚子の口をやかんの注ぎ口に対して随時に相
対的に傾けることが望ましいことはもちろんである。
また、注ぎ口2の先端部は銚子30口の内壁との間に適
当な間隙を持つように適当に非円形の断面とすることは
酒の注入時の空気逃出を円滑にする効果がある。
また、空気吸引管は、第1図のようにやかん1の内部に
固設しなくても、第2図のようにやかん1の外側を通っ
てやかん内部の空間に連絡しても差支ないことは、第2
図のように別個の自動注入停止装置20の場合には特に
便利であるが、第1図の場合にも外側を通る空気管を使
用してもよいことはもちろんである。
なお、酒燗用やかんの取扱に匣利なように、例えば密閉
可能の蓋10を貫通してアルコール温度計23(好1し
くは屈曲型)を気密に挿入し、視覚的にも酒の燗温度を
確認することは望ましいことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の酒燗用やかんを例示する側面図であ
って、銚子に酒を注入および自動停止する状態を説明す
るための図、第2図は、本考案の他の実施例を示す図、
第3図および第4図は、それぞれ注ぎ目部分の拡大図で
ある。 1・・・やかん、2・・・注ぎ口、3・・・銚子、5・
・・加熱器、7・・・温度感知装置、8・・・加熱制御
装置、10・・・密閉可能の蓋、14.18・・・空気
吸引管、15・・・空気吸引口、16・・・空気管開口
、17・・・固定空気管、20・・・自動注入停止装置
、23・・・アルコール温度計、LlLl・・・銚子内
の液面(やかん内の酒量の多いとき)、L2L2・・・
銚子内の液面(やかん内の酒量が半減したとき)、L3
L3・・・銚子内の液面(やかん内の酒量が全部性がれ
たとき)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.酒燗用のやかん1であって、気密に密閉可能の蓋1
    0と、前記やかん本体から上方に延びて再び下方に垂直
    線に対して約4fに向く形状を有する注ぎ口2と、前記
    注ぎ口の先端より僅かに上方に一端を開口し、他端を前
    記やかん1内の上部空間に開口する空気吸気副管14と
    を有することを特徴とする酒燗用やかん。 2、実用新案登録請求の範囲第1項に記載のやかんにお
    いて、前記空気吸引管14は、前記注ぎ口2の内部に沿
    って固定され、その一端15を前記注ぎ口端部より僅か
    上方において前記注ぎ口を貫通して開口し、他端を前記
    やかん内の上部空間に開口した酒燗用やがん。 3、実用新案登録請求の範囲第2項に記載のやかんにお
    いて、前記空気吸引管14の一端15は前記注ぎ口2の
    端部より僅か上方かつ側方に開口する酒燗用やがん。
JP9236378U 1978-07-06 1978-07-06 酒燗用やかん Expired JPS5939966Y2 (ja)

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JP9236378U JPS5939966Y2 (ja) 1978-07-06 1978-07-06 酒燗用やかん

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JPS5511104U JPS5511104U (ja) 1980-01-24
JPS5939966Y2 true JPS5939966Y2 (ja) 1984-11-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010131074A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Yoshihiko Tanaka コーヒードリップ用ポット

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JPS5511104U (ja) 1980-01-24

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