JPS5939864Y2 - 刈払機の防振装置 - Google Patents
刈払機の防振装置Info
- Publication number
- JPS5939864Y2 JPS5939864Y2 JP1319777U JP1319777U JPS5939864Y2 JP S5939864 Y2 JPS5939864 Y2 JP S5939864Y2 JP 1319777 U JP1319777 U JP 1319777U JP 1319777 U JP1319777 U JP 1319777U JP S5939864 Y2 JPS5939864 Y2 JP S5939864Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch housing
- casing
- brush cutter
- packing material
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はグリップ又はハンドルを有する覆管の基端にク
ラッチハウジングを介して原動機を、先端に回転カッタ
ーを有し、原動機より覆管内に挿入された従動軸を介し
てカッターを回転させるようにした携行用刈払機の防振
装置、即ち本出願人が先に提案した覆管とクラッチハウ
ジングとの間において、クラッチハウジングの内側との
間、又は覆管の外側との間、或はこの両者間に防振体を
微細間隙を存して遊嵌すると共に、その前後方向にも微
細間隙を保持させた防振装置(特開昭52−6616号
公報)の改良に関するものである。
ラッチハウジングを介して原動機を、先端に回転カッタ
ーを有し、原動機より覆管内に挿入された従動軸を介し
てカッターを回転させるようにした携行用刈払機の防振
装置、即ち本出願人が先に提案した覆管とクラッチハウ
ジングとの間において、クラッチハウジングの内側との
間、又は覆管の外側との間、或はこの両者間に防振体を
微細間隙を存して遊嵌すると共に、その前後方向にも微
細間隙を保持させた防振装置(特開昭52−6616号
公報)の改良に関するものである。
即ち、上記防振装置は振動加速度を零又はこれに近い値
にまですることが可能ではあるが、防振体がクラッチハ
ウジングと覆管との間に微細間隙を保有して遊嵌されて
いるため、グリップ又はノ)ンドルを有する覆管がクラ
ッチハウジング内で回動する傾向があり、この回動をグ
リップ又はハンドルを把持した人力で阻止せねばならず
、良好な作業性を損ねるという欠点がみられた。
にまですることが可能ではあるが、防振体がクラッチハ
ウジングと覆管との間に微細間隙を保有して遊嵌されて
いるため、グリップ又はノ)ンドルを有する覆管がクラ
ッチハウジング内で回動する傾向があり、この回動をグ
リップ又はハンドルを把持した人力で阻止せねばならず
、良好な作業性を損ねるという欠点がみられた。
本考案は上記の点に鑑み、覆管の回動を阻止する手段を
施し、作業性の良好な刈払機の防振装置を提供すること
を目的とする。
施し、作業性の良好な刈払機の防振装置を提供すること
を目的とする。
次に、上記の目的を遠戚し得る本考案の一実施例を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
1は駆動軸、2は従動軸、3は遠心式クラッチ、
4はクラッチハウジング、5は従動軸2が挿通され、外
周にグリップ又はハンドルが付設されている覆管を示し
、その駆動軸1及びクラッチハウジング4は原動機6に
連結され、従動軸2の先端には回転カッターが連動機構
を介して連結されている。
4はクラッチハウジング、5は従動軸2が挿通され、外
周にグリップ又はハンドルが付設されている覆管を示し
、その駆動軸1及びクラッチハウジング4は原動機6に
連結され、従動軸2の先端には回転カッターが連動機構
を介して連結されている。
また覆管5の先端には回転カッター用のギヤーハウジン
グが連結されているが、これ等の構造は周知のものと同
様である。
グが連結されているが、これ等の構造は周知のものと同
様である。
7は従動軸2とクラッチハウジング4との間に挿入され
たボールベヤリング、8は例えば合成樹脂又はゴム等の
弾性体から戊る防振体を示し、その防振体8は覆管5と
クラッチハウジング4との間において、クラッチハウジ
ング4の内側との間、又は覆管5の外側との間、或はこ
の両者間に微細間隙を存して遊嵌されると共に、後部が
クラッチハウジング4の内側に形成された段部4aとの
間に、前部が後述のゴム等のパツキン材9との間に夫々
微細間隙を存して遊嵌されている。
たボールベヤリング、8は例えば合成樹脂又はゴム等の
弾性体から戊る防振体を示し、その防振体8は覆管5と
クラッチハウジング4との間において、クラッチハウジ
ング4の内側との間、又は覆管5の外側との間、或はこ
の両者間に微細間隙を存して遊嵌されると共に、後部が
クラッチハウジング4の内側に形成された段部4aとの
間に、前部が後述のゴム等のパツキン材9との間に夫々
微細間隙を存して遊嵌されている。
而して、パツキン材9は、第3図に示すように二分割さ
れた部材からなり、各部材の一端には弧状の鍔部9cが
形成され、該鍔部9cに連設された弧状部材9aの内壁
には弧状の凹部9bが形成されている。
れた部材からなり、各部材の一端には弧状の鍔部9cが
形成され、該鍔部9cに連設された弧状部材9aの内壁
には弧状の凹部9bが形成されている。
゛また弧状部材9aの外壁の一部には段部9dを介して
肉厚部9eが形成されており、部材の外径Iはクラッチ
ハウジング4の外径にほぼ等しく、内径mは覆管5の外
径にほぼ等しく、段部9dの厚みnはクラッチハウジン
グ4の肉厚にほぼ等しく設定されている。
肉厚部9eが形成されており、部材の外径Iはクラッチ
ハウジング4の外径にほぼ等しく、内径mは覆管5の外
径にほぼ等しく、段部9dの厚みnはクラッチハウジン
グ4の肉厚にほぼ等しく設定されている。
10は二分割された部材よりなる支持金具で、第4図に
示すように、その各−側端には弧状の突板部10aが形
成されている。
示すように、その各−側端には弧状の突板部10aが形
成されている。
そして、パツキン材9を、そめ鍔部9cの後端側をクラ
ッチハウジング4の前端面に当接するように弧状部材9
aをクラッチハウジング4内に挿入すると共に肉厚部9
eをクラッチハウジング4の前部に形成された切込溝4
bに嵌合し、また四部9bに支持金具10め突板部10
aを嵌合固着し、かつ鍔部9cをクラッチハウジング4
の切込溝4b以外の前端面と支持金具10の後端面で挟
持した状態で、覆管5の外周に嵌合する一部の支持金具
10を第2図の如くポルトナット11で緊結するもので
ある。
ッチハウジング4の前端面に当接するように弧状部材9
aをクラッチハウジング4内に挿入すると共に肉厚部9
eをクラッチハウジング4の前部に形成された切込溝4
bに嵌合し、また四部9bに支持金具10め突板部10
aを嵌合固着し、かつ鍔部9cをクラッチハウジング4
の切込溝4b以外の前端面と支持金具10の後端面で挟
持した状態で、覆管5の外周に嵌合する一部の支持金具
10を第2図の如くポルトナット11で緊結するもので
ある。
上記の構成において、原動機6より発生し、クラッチハ
ウジング4に伝達された振動はクラッチハウジング4と
覆管5との間に微細間隙を存して設けられた防振体8で
遮断され、グリップ又はハンドルを握る覆管5に伝達さ
れることがない。
ウジング4に伝達された振動はクラッチハウジング4と
覆管5との間に微細間隙を存して設けられた防振体8で
遮断され、グリップ又はハンドルを握る覆管5に伝達さ
れることがない。
そして、これが確かであ□ることは、次の計算式によつ
−ても理解しうるどころである。
−ても理解しうるどころである。
今、仮に原動機から100 C/ Sで3 G (G=
980cm/5ee2)の振動加速度で伝達された場合
、微細間隙、即ちδをいくらとればよいか計算すれば、
(注、クラッチハウジングが理論上振巾δで振動すれば
接触しないので振動加速度は零となる。
980cm/5ee2)の振動加速度で伝達された場合
、微細間隙、即ちδをいくらとればよいか計算すれば、
(注、クラッチハウジングが理論上振巾δで振動すれば
接触しないので振動加速度は零となる。
)振動理論式の
a = (2πf)2°d (cm/5ee2)より
、a:振動加速度、d:振動振巾、 f:振動周波数、G重力加速度、 C/S:サイクル7秒 (注、一般に振動加速度は周波数500C/S以下で3
G以下であれば人体に有害でないと称されているエンジ
ンを使用した場合、□共振周波数は100〜125(C
/S)であるので(回転数/60即ち7000/60=
117C/S) 70μ程度の間隙d1があれば振巾は
伝達しないことが理義上裏付けされる。
、a:振動加速度、d:振動振巾、 f:振動周波数、G重力加速度、 C/S:サイクル7秒 (注、一般に振動加速度は周波数500C/S以下で3
G以下であれば人体に有害でないと称されているエンジ
ンを使用した場合、□共振周波数は100〜125(C
/S)であるので(回転数/60即ち7000/60=
117C/S) 70μ程度の間隙d1があれば振巾は
伝達しないことが理義上裏付けされる。
)実験によれば、微細間隙は0.1mm以上め間隙をと
り、実使用に支障のない程度の間隙0.2mm程度をと
れば充分振動は軽減し、防振効果のあることが判明した
。
り、実使用に支障のない程度の間隙0.2mm程度をと
れば充分振動は軽減し、防振効果のあることが判明した
。
また、クラッチハウジング4の切込溝4bに覆管5を覆
うパツキン材9の各分割部材の肉厚部9eが嵌合し、か
つこの各分割部材の内壁の(!!11部9bに支持金具
10の突板部10aが嵌合した状態で支持金具10が覆
管5に固定されていたので、覆管5の回動はパツキン材
9を介して最終的にその肉厚部iとクラッチハウジング
4の切込溝4bとあ嵌合により完全に阻止され、またパ
ツキン材9の介鼻により支持金具10へめ振動伝達が抑
制Sれ、防振体8の作用と相俟って覆管5の振動を阻止
することができる。
うパツキン材9の各分割部材の肉厚部9eが嵌合し、か
つこの各分割部材の内壁の(!!11部9bに支持金具
10の突板部10aが嵌合した状態で支持金具10が覆
管5に固定されていたので、覆管5の回動はパツキン材
9を介して最終的にその肉厚部iとクラッチハウジング
4の切込溝4bとあ嵌合により完全に阻止され、またパ
ツキン材9の介鼻により支持金具10へめ振動伝達が抑
制Sれ、防振体8の作用と相俟って覆管5の振動を阻止
することができる。
以上のように、覆管とクラッチハウジングとの間におい
て、クラッチハウジングの内側との間、又は覆管の外側
との間、或はこの両者間、及び前後方向に微細間隙を存
して遊嵌した防振体に加え、さらに、覆管を覆う)<ツ
キン材をクラッチハウジングと覆管F三固定した支持金
具との間に、相互に嵌合間係を保有した状態で介在した
ので、クララ妻ハウジンタ主り覆管ぺの振動伝播及び覆
管の回動を完全に阻止〔□うる効果を有するものである
。
て、クラッチハウジングの内側との間、又は覆管の外側
との間、或はこの両者間、及び前後方向に微細間隙を存
して遊嵌した防振体に加え、さらに、覆管を覆う)<ツ
キン材をクラッチハウジングと覆管F三固定した支持金
具との間に、相互に嵌合間係を保有した状態で介在した
ので、クララ妻ハウジンタ主り覆管ぺの振動伝播及び覆
管の回動を完全に阻止〔□うる効果を有するものである
。
゛
図面は本署案装置の一実施例を示し、第1図は第2図の
I−I線断面図、第2図は平面図、第3図はパツキン材
の斜視図、第4図は支持金具の斜視図(片側のみ)であ
る。 1・・・・・・駆動軸、2・・・・・・従動軸、4・・
・・・・クラッチハウジング、4b・・・・・・切込溝
、5・・・・・・覆管、6・・・・・・原動機、8・・
・・・・防振体、9・・・・・・パツキン材、9a・・
・・・・弧状部材、9b・・・・・・凹部、9c・聞・
鍔部、9d・・・・・・段部、9e・・・・・・肉厚部
、10・・・・・・支持金具、10a・・・・・・突板
部。
I−I線断面図、第2図は平面図、第3図はパツキン材
の斜視図、第4図は支持金具の斜視図(片側のみ)であ
る。 1・・・・・・駆動軸、2・・・・・・従動軸、4・・
・・・・クラッチハウジング、4b・・・・・・切込溝
、5・・・・・・覆管、6・・・・・・原動機、8・・
・・・・防振体、9・・・・・・パツキン材、9a・・
・・・・弧状部材、9b・・・・・・凹部、9c・聞・
鍔部、9d・・・・・・段部、9e・・・・・・肉厚部
、10・・・・・・支持金具、10a・・・・・・突板
部。
Claims (1)
- クリップ又はハンドルを有する覆管の基板にクラッチハ
ウジングを介して原動機を、先端に回転カッターを有し
、原動機より覆管内に挿入された従動軸を介してカッタ
ーを回転させるようにした刈払機にして、前記覆管とク
ラッチハウジングとの間にお・いて、クラッチハウジン
グの内側との間又は覆管の外側との間、或はこの両者間
に防振体を微細間隙を存して遊嵌すると共に、その前後
方向にも微細間隙を保持させた防振装置を有する刈払機
において、クラッチハウジングの前端部に切込溝を形成
し、二分割部材より、なるパツキン材を覆管に嵌合する
と共に、パツキン材の各分割部材の後部に形成した弧状
部材をクラッチハウジング内に挿入し、かつ該弧状部材
の一部に形成した肉厚部をクラッチハウジングの前記切
込溝に嵌合qパツキン材の前部に形成した鍔部を前記ク
ラッチハウジングの前端面と覆管の外周に固定した二分
割弧状部材よりなる支持金具の後端面とにより挟持し、
かつ支持金具の後部に形成した突板部を前記パツキン材
の各分割部材の内申に形成した凹部に嵌合固着したこと
を特徴とする刈払機の防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1319777U JPS5939864Y2 (ja) | 1977-02-08 | 1977-02-08 | 刈払機の防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1319777U JPS5939864Y2 (ja) | 1977-02-08 | 1977-02-08 | 刈払機の防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53109650U JPS53109650U (ja) | 1978-09-02 |
JPS5939864Y2 true JPS5939864Y2 (ja) | 1984-11-09 |
Family
ID=28830835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1319777U Expired JPS5939864Y2 (ja) | 1977-02-08 | 1977-02-08 | 刈払機の防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939864Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60156923U (ja) * | 1984-03-29 | 1985-10-18 | 株式会社共立 | 刈払機 |
-
1977
- 1977-02-08 JP JP1319777U patent/JPS5939864Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53109650U (ja) | 1978-09-02 |
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