JPS5939543A - 塗装罐体及びその製造法 - Google Patents

塗装罐体及びその製造法

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JPS5939543A
JPS5939543A JP14917882A JP14917882A JPS5939543A JP S5939543 A JPS5939543 A JP S5939543A JP 14917882 A JP14917882 A JP 14917882A JP 14917882 A JP14917882 A JP 14917882A JP S5939543 A JPS5939543 A JP S5939543A
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phenol
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晃 多田
中里 誠一
小松 美博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塗装罐体に関するもので、より詳細には、罐
用金属素材への密着性と塗装鏝体への加工性に優れてお
り、しかも内容物中への塗膜成分溶出抑制にも優れてい
る塗膜を備えた塗装鏝体及びその製造方法に関する。本
発明は、特に人体用品用エアゾール罐に適した内面塗装
鎖体に関する。
人体用品用エアゾール罐に用いる内面塗料には、衛生的
特性、加工性、密着性の点でシビアな要求がある。即ち
、この内面塗料は、罐用金属素材への密着性の点で熱硬
化型塗料が使用されているが、公知の鑵内面塗料は、前
述した特性の内、幾つかの点、特に衛生的特性の点で未
だ欠点を有している。
例えば、エポキシ・ユリア系塗料では、内面塗膜からホ
ルムアルデヒドが脱離するという衛生上重大な問題があ
り、またこの塗膜は加工性も概して低いという問題もあ
る。このホルムアルデヒドの脱離を抑制するという見地
からは、エポキシ−フェノール系塗料が好ましいが、従
来のエポキシ−フェノール系塗料では、エアゾール罐中
のプロペラントや溶剤等の影響により塗膜中の成分が溶
出して、内容物中に白濁を生じたり黄変着色を生じたり
するという問題がある。
従って、本発明の目的は、優れた衛生的特性、加工性及
び密着性を有する内面塗膜を備えた塗装鎖体、特に内面
塗装エアゾール鎖体を提供するにある。
本発明の他の目的は、塗膜成分の内容物中への溶出に伴
なう白濁や黄変着色の発生が顕著に抑制された内面塗装
鑵及びその製造法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、内容物の保存性に優れた内面
塗装エアゾール罐及びその製造法を提供するにある。
本発明によれば、鎖体の内面の少な(とも一部に、エポ
キシ−レゾール型フェノール系合成樹脂塗料の硬化塗膜
を設けて成る塗装鎖体において、該硬化塗膜は、エポキ
シ樹脂成分に由来する数平均分子量1000乃至600
0の範囲の低分子量成分を1乃至20重量%及び芳香族
オキジアルデヒド成分を0.01乃至0.5重量%含有
することを特徴とする塗装鎖体が提供される。
本発明によれば更に、エポキシ当量425乃至4000
及び数平均分子量875乃至6500のジグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂65乃至95重量%、フェノール
または置換フェノールとホルムアルデヒドとの縮合生成
物から成るレゾール型フェノール樹脂5乃至65重量%
及び触媒量の金属アルコラードを含有して成る塗料を、
鎖体の内面の少なくとも一部に塗装し、次いでこの塗膜
を硬化させることを特徴とする塗装鎖体の製造法が提供
される。
本発明を以下に詳細に説明する。
本発明の塗装鎖体においては、金属製鎖体の内面の少な
(とも一部に、エポキシ−レゾ−ル型フェノール系合成
樹脂塗料の硬化塗膜を設けるが、この硬化塗膜が、エポ
キシ樹脂成分に由来する数平均分子ziooo乃至60
00の範囲の低分子量成分を1乃至20重−1ii:s
、特に1乃至15重量%及び芳香族オキジアルデヒド成
分を0.01乃至0.5重tチ、特に0.01乃至0.
4重′!1:チ含有することが、本発明の前述した目的
に関して重要である。
エアゾール罐内容物における白濁物質の生成は、硬化塗
膜中の成る成分が内容物中の溶剤中に一旦溶解し、この
溶解成分が再度析出することにより生成するものと認め
られる。この塗膜中の溶解成分の内、分子量が成る基準
値よりも小さいものでは、溶剤への溶解量が大きいため
白濁の如き再析出は生ぜず、一方分子量が成る限界値よ
りも大きいものでは、もともと溶剤への溶解性が小さい
ために、白濁を生じることがない。
本発明者等は、上述した考えに基づいて、白濁生成の原
因物質について鋭意追求を行った結果、この原因物質は
、エポキシ樹脂成分に由来する数平均分子量が1000
乃至6000の範囲の低分子量成分であることを突きと
めた。白濁の生成は、5− 硬化塗膜中に含有される上記低分子量成分の含有量にも
密接に関連しており、この低分子量成分の量が、上記範
囲よりも多くなると無視し得ない程度の白濁が発生する
のに対して、この低分子量成分の量を上記範囲に抑制す
ることによって内容物中での白濁をほぼ完全に抑制する
ことが可能となる。
本発明者等は更に、内容物中の黄変着色物質についても
探求を行った結果、この黄変着色物質は、レゾール型フ
ェノール・ホルムアルデヒ+4tUW中に含有されるフ
ェノール類のメチロール化物が酸化されて生成する芳香
族オキジアルデヒドであることを突きとめた。本発明に
おいては、硬化塗膜中に含有されるこの芳香族オキジア
ルデヒド成分の量を、前述した0、5重量%以下の範囲
に減少させることにより、内容物の黄変着色も有効に抑
制し得るものである。
一般に、エポキシ−フェノール系塗料に用いるエポキシ
樹脂成分としては、種々の数平均分子量乃至はエポキシ
当量のものが使用されている。し6一 かしながら、これらの分子量乃至はエポキシ当量は平均
的なものであり、その中には数平均分子量が6000よ
りも小さいものがかなりの量比で含有されている。また
、エポキシ−フェノール系塗料は高温の熱風に曝される
ことから、フェノール樹脂中の酸化を受は易いメチロー
ル(−CH,OH)基がアルデヒドに酸化される傾向が
太きい。
かくして、従来の内面塗装鑵の製造法では、エポキシ樹
脂成分に由来する数平均分子量が1000乃至5000
の範囲にある低分子量成分(以下単に低分子成分と呼ぶ
ことがある)を1乃至20重量%の範囲に規制すると共
に、芳香族オキジアルデヒド成分を0.01乃至0.5
重量%の範囲に規制することは困難であった。
本発明においては、以下に詳述する考えのもとに、次の
処方の塗料を用いることにより、低分子量成分及び芳香
族オキジアルデヒド成分の量を上記範囲内とすることが
可能となるものである。
先ず、塗料中のレゾール型フェノール樹脂成分の割合い
が増大すればする程硬化塗膜中の芳香族オキジアルデヒ
ド成分が増大し、一方塗料中のエポキシ樹脂成分の割合
いが増大すればする程硬化塗膜中の低分子量成分が増大
するという、エポキシ−フェノール系塗料には周成分を
一挙に減少させることが困難であるという問題がある。
しかも、フェノール樹脂の量を減少させると、エポキシ
樹脂成分の硬化剤として作用するフェノール性水酸基の
濃度が減少するために、硬化塗膜中の前述した低分子量
成分の割合いが一層多くなり、また塗膜の金属素材への
密着性が低下し、塗膜の機械的性質も脆くなって加工性
も低下するという問題がある。
本発明によれば、エポキシ当量425乃至4000、特
に1200乃至4000及び数平均分子量875乃至6
500、特に2700乃至6500のジグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂65乃至95重量%、特に85乃至
95重量%、フェノールまたは置換フェノールとホルム
アルデヒドとの縮合生成物から成るレゾール型フェノー
ル樹脂5乃至35重量%、特に5乃至15重量%及び触
媒量の金属アルコラードを含有する塗料を用いることに
より、前述した問題を一挙に解消し、罐内容物における
白濁、黄変着色を防止し、塗膜の密着性及び加工性を顕
著に向上させることができる。
先ず、本発明に用いるエポキシ−フェノール系塗料は、
エポキシ樹脂を65乃至95%、特に85乃至95%と
いう多い量比で、フェノール樹脂を65乃至5%、特に
15乃至5チという少ない量比で含有することが一つの
特徴である。即ち、フェノール樹脂の量が上記範囲より
も多い場合には、他の条件をどう変更しても、硬化塗膜
中の芳香族オキジアルデヒド成分の量を0.5チ以下に
抑制することが困難となる。一方フエノール樹脂の量が
上記範囲よりも少ないと、この塗料はもはやエポキシ−
フェノール系塗料という概念とはかけ離れたものとなり
、塗膜の密着性や加工性等に劣ったものとなり易い。
本発明に用いるエポキシ−フェノール系塗料の他の特徴
は、金属アルコラードの触媒量を含有する点にある。即
ち、フェノール樹脂の含有量比の9− 低い塗料では、硬化塗膜中の低分子量成分の量が多くな
り、塗膜の硬化の程度も不満足なものとなり易いことは
既に指摘した通りであるが、本願発明においては、塗料
中に触媒量の金属アルコラードを含有せしめておくこと
によシ、少ないフェノール樹脂の存在にもかかわらず、
エポキシ−フェノール樹脂の硬化反応を促進し、硬化塗
膜中の低分子量成分の量を著しく少ないレベルに抑制す
ることに成功したものである。
尚、本発明において、低分子量成分の下限を1重量%、
芳香族オキジアルデヒド成分の下限を0.01重量%に
規定しているのは、これらの成分を上記下限よりも少な
い量に抑制することは技術的に困難であることに基づい
ている。
本発明に用いるエポキシ樹脂成分CA>は、前述した範
囲のエポキシ当量と数平均分子量とを有するジグリシジ
ルエーテル型エポキシ樹脂であり、一般ニエピハロヒド
リンとビスフェノールA〔2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン〕との縮合により得られる樹脂が
好適に使用され一1〇− る。このタイプのエポキシ樹脂は、下記一般式式中、R
は2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの
縮合残基であり、ルは樹脂の数平均分子量及びエポキシ
当量が前述した範囲となるように選ばれる、で表わされ
る。
本発明の目的に最も好適なエポキシ樹脂は、比較的低分
子量、即ち数平均分子量が875乃至6000のビスフ
ェノール型エポキシ樹脂(α)と高分子量の線状エポキ
シ樹脂、即ち数平均分子量が8000以上のフェノキシ
樹脂(b)とを100:0乃至40:60の重量比で、
しかも全体としての数平均分子量及びエポキシ当量が前
記範囲内となるように組合せたものである。
一方、塗料中のフェノール樹脂としては、単環または多
環のフェノール或いは置換フェノールとホルムアルデヒ
ドとを塩基性触媒の存在下に反応させて得られるレゾー
ル型フェノール樹脂が使用される。
単環フェノールと しては、下記式 式中、R1は水素原子或いはアルキル基、アルコキシ基
、フェニル基等の置換基であって、3個のR,の内2個
は水素原子であり且つ1個は置換であるものとし、R3
は水素原子またはアルキル基である、 で表わされる2官能性フエノール、例えばO〜 クレゾ
ール、p−クレゾール、p −tart−ブチルフェノ
ール、P−エチルフェノール、2.3−キシレノール、
2,5−キシレノール、p −tart−アルミフェノ
ール、p−ノニルフェノール、P−フェニルフェノール
、p−シクロヘキー、/にフェノール等の二官能性フェ
ノール類が好適に使用されるが、他にフェノール(石炭
酸)、m−クレゾール、m−エチルフェノール、3.5
−キシレノール、m−メトキシフェノール等の三官能性
フェノール類も単独で或いは二官能性フェノール類との
組合せで本発明の目的に使用される。
一方、多種フェノールとしては、フェノール性水酸基が
結合した環を複数個有するフェノール類、例えば下記式 式中、R3は直接結合或いは2価の橋絡基を表わす、 で表わされる2価フェノールが使用される。式(3)中
、2価の橋絡基R3としては、式−〇R,R,−(式中
R4及びRsの各々は水素原子または、炭素数4以下の
アルキル基である)のアルキリデン基、 0  、 5
 .5o2−等の基を挙げることができる。その適当な
例は、 16− 2.2−ビス (4−ヒドロキシフェニル)プロパン(
ビスフェノールA)、 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン(ビス
フェノールB)、 1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン1 ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(ビスフェノー
ルF)、 4−ヒドロキシフェニルエーテル、 7)−(4−ヒドロキシフェニル)フェノール等である
多項フェノール単独或いは多種フェノールと単環二官能
性フェノールとの組合せから誘導されるフェノール樹脂
は、芳香族オキジアルデヒド成分の比較的少ない硬化塗
膜を与えやすい。
フェノール類に対するホルムアルデヒドの使用量は、本
発明の目的に対して、フェノール1モル当シ1.2乃至
4モル、特に1.2乃至2.5モルの範囲にあることが
望ましい。
両者の縮合は、適当な反応媒体中、特に水性媒14− 体中で行うのが望ましく、触媒としては、塩基性触媒、
特にアンモニアや、水酸化マグネシウム、水酸化カルシ
ウム、塩基性炭酸マグネシウム等が、フェノール類当り
0.05乃至1モルチ、特に0.05乃至0.2モルチ
の量で使用される。縮合条件は、・  特に制限はなく
、一般に50〜160°Cの温度で1乃至10時間縮合
を行えばよい。生成した樹脂は、それ自体公知の手段で
精製でき、例えば反応生成物たる樹脂分を、ケトン、ア
ルコール、炭化水素溶媒或いはこれらの混合物で反応媒
体から抽出分離し、必要により水で洗滌して未反応物等
を除去し、更に共沸法或いは沈降法により餅を除去して
、フェノール樹脂成分とする。
本発明において、前記エポキシ樹脂とフェノール樹脂と
は、ケトン類、エステル類、アルコール類或いは炭化水
素溶媒或いはこれらの混合溶媒等に溶解した状態で混合
し塗料とするか、或いはこれらの混合樹脂溶液を80乃
至160℃の温度で1乃至10時間程度予備縮合して塗
料とする。
本発明においては、上記塗料中に金属アルコラードを触
媒量で含有させる。金属アルコラードとしては、例えば
、下記式 %式%(4) 式中、Mは多価金属、特にアルミニウムまたはチタンで
あり、R6はアルキル基であり、mは金属Mの原子価に
等しい数である、で表わされる化合物、特にアルミニウ
ムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリプトキシド
、アルミニウムトリエトキシド、チタンテトラブトキシ
ド、等が使用される。これらの金属アルコラードは、樹
脂固形分100重量部当り0.5乃至15.0重量部、
特に1.0乃至10.0重量部の量で使用するのがよい
。金属アルコラードを単独で使用することもできるが、
一般には公知の酸性硬化触媒、例えばリン酸、塩酸、ト
ルエンスルホン酸等を固形分100重量部当り0.05
乃至1.0重量部、特に0.1乃至0.5重量部の量で
組合せ使用することが望ましい。
罐用金属素材としては、未処理の圧延鋼板(ブラックプ
レート)の他、各種表面処理鋼板、例えハフリキ、l−
タン板、アルミメッキ鋼板、クロムメッキ鋼板等のメッ
キ処理鋼板;電解クロム酸処理鋼板(TFS)等の化成
処理鋼板;リン酸及び/又はクロム酸処理鋼板等の化学
処理鋼板や、更にアルミニウム板等の軽金属板を挙げる
ことができる。
これらの金属素材に、前述した塗料を、それ自体公知の
手段、例えばへケ塗り、スプレィ塗布、ドブ漬、ローラ
コーティング、ドクターコーティング、静電塗装、電気
泳動塗装等の手段で塗布する。形成させる塗膜の厚みは
固形分として、2乃至60ミクロン、特に4乃至15ミ
クロンの範囲にあれば良く、また塗膜の焼付は、150
乃至230℃の温度で、2乃至30分間、赤外線焼付炉
、熱風炉等を用いて行えばよい。
金属素材に塗料を施こすには、製鑵前の金属素材に施し
てもよいし、製鑵後の金属素材に施してもよい。側面に
ハンダ付、溶接或いはポリアミド系接着剤等による継目
を形成した罐の場合には、製鑵前の金属素材に塗料の塗
布及び硬化を行わせ17− ておくことが有利であるし、絞り罐、深絞り罐、絞りし
ごき罐のようなシームレス罐の場合には、成形後の鑵内
面に、前記塗料をスルー等の手段で施こし、次いで塗膜
の硬化を行わせるのがよい。
本発明の罐は、プロペラントや有機溶媒を内容物として
含む罐として特に有用であり、例えばヘアスプレー、ヘ
アケア−、デオドラント、制汗剤、害虫忌避剤、消臭剤
等を収容する内面塗装鑵として有利に使用される。
本発明を次の例で説明する。
実施例1゜ 実験/161 反応器にパラターシャリ−ブチルフェノール450部、
ホルムアルデヒド(37チ水溶液)290部を入れ、油
浴上で60℃に温めながらアンそニア水(25チ水溶液
)30.6部を徐々に加え、次いで浴温を95〜98℃
に上げ190分間還流下で反応を行なった。
該反応混合物に(重量比で)ブタノール650部キシレ
ン320部シクロヘキサノン300部の18− 割合からなる混合溶剤を加え、冷却し、静置し、分離し
た水を除去する。水洗を2回繰返したのち共沸蒸留法に
より水分を完全に除去しフェノール樹脂溶液とした。
次いでビスフェノールA型エポキシ樹脂エビコ−)10
07(シェル社商品名)エピコート1001(シェル社
商品名)およびPKHH(フェノキシ樹脂ユニオンカー
741社)を重量比で50:10:40の割合となるよ
うにブチセロとキシレンの重量比が1:1の割合から成
る混合溶剤に溶かし、エポキシ樹脂溶液とした。
上記レゾール型フェノール樹脂溶液とエポキシ樹脂溶液
とを固形分の割合が重量比で20/80となるように混
合したリン酸を前記混合物の固形分に対して0.2 P
HR,更にアルミキレート6.0PHRを添加して、エ
ポキシ−フェノール樹脂塗料とした。
該塗料組成物を板厚0.24 amOぶりき(#50)
の片面に固形分基準での塗布量が1l101n/100
cm2 どなるようにロールコータ−にて塗布した後2
05℃に調整された熱風乾燥機にて10分間加熱焼付け
を行ない評価用塗装板を作製した。
硬化塗膜中のエポキシ樹脂低分子成分の含有量の定量上
記塗装板から5cIrL×20cmの寸法の大きさの試
料を10枚切り出し、エタノール1000m/中に浸漬
し、還流下24時間抽出を行なう。
、次いでこの抽出液からエタノールを留去し乾固させ得
られた抽出物の重量を測定した。次いでこのものをクロ
ロホルムに再溶解させ、ゲルパーミェーションクロマト
グラ法(GpC)により示差屈折計を検出器として用い
クロマトグラムパターンを得た。
別途、数平均分子量の異なるエポキシ樹脂を標準サンプ
ルとして同様にGpC測定を行ない留出量と分子量との
関係から検量線を作成しておく、各塗膜抽出物のクロマ
トグラムパターンから検量線をもとに抽出物の分子量分
布を求めた。
各塗膜からエタノールにより抽出された抽出物中、数平
均分子量で6000以上のものの量はほとんど無視でき
るものであった。
また、エタノール reflux下で抽出される総量は
抽出時間が10時間以上になるとほとんど増加しなくな
り、従って、24時間抽出すれば、数平均分子量で60
00以下のものはほとんど100チ抽出されている。
上記クロマトグラムパターンから検量線をもとにして、
数平均分子量が6000から1000の範囲のものの重
量比を面積法により゛求め、その割合を抽出量に按分し
て、数平均分子量が6000から1000の範囲のもの
の重量を求めた。この重量の全塗膜重量に対する割合を
重量%で求めた。
また、・下記測定を行い結果を表1に示した。
芳香族オキジアルデヒド化物の含有量の定量前記エポキ
シ樹脂低分子成分の定量測定時に得られたと同じ抽出液
を分析用試料とした。芳香族オキジアルデヒド化物の定
量は2.4−ジニトロフェニルヒドラゾンを用いた比色
定量法により測定した。各塗膜からの抽出物の測定から
得られた芳香族オキジアルデヒド化物の全塗膜重量に対
する割合を表+IK記載した。
21− 液着色の促進評価 前記評価用塗装板から5cmX20cIILの寸法の大
きさの試料を1枚切り出し、2−アミノ−2−メチル−
1−プロパツールを1重量%含有するエタノールIOM
に浸漬し、raflジ下で2時間抽出試験を行なった。
次いで抽出液をそのまま分光光度計にて415闘におけ
る吸光度を測定し、あらかじめ測定しておいたブランク
の吸光度を差引いた値を求めた肉眼で着色したと判定で
きる吸光度は0.022以上でありこの吸光度を臨界吸
光度とした。面、測定セルは光路長1cIrLの石英セ
ルを用いた。
液白濁の促進評価 液着色の促進評価を行なったと同じ抽出液を用いて冷却
後の視覚判定にて評価を行なった。
0、 白濁せず 1、かすかに白っぽく見える 2、多少白濁が認められる 6、白濁が認められる 4、かなり濁った状態になっている 22− 加工性 前記評価用塗装板から6cInx3cWLの大きさの試
験片10枚を切り出し、この試験片を被覆面が外側とな
るように予備折り曲げ、 折り曲げ片の間にスペーサと
してこの試験片と同じ板厚の板を2枚はさみ込み(2T
)、次いで6ゆの鉄ブロックを40cIILの高さから
落下させて曲げ加工を施こした。この折り曲げ試験片の
両端をワックスで覆い1%食塩水中に曲げ加工部を浸漬
させ、試験片を■極にして7Vの直流負荷をかけたとき
の電流値(yx、()を読みとって評価した。この値の
大きい方が折り曲げ加工による破壊面ff(金属日出面
積)の多い事を示す。
密着性 前記評価用塗装板から5cm×5cr/Lの大きさの試
験片を切り出し、この試験片の塗装面にナイフでクロス
カットを入れ、次いで沸騰水中60分浸漬したのちセロ
テープ剥離テストを行ない評価した。
○ 剥離せず △ クロスカット線に沿って1龍程度の剥離が見られる × かなりの剥離が見られる。
実験准2 反応器にパラクレゾール345部およびビスフェノール
Aを182’l、ホルムアルデヒド167チ水溶液)6
24部を入れ、油浴上で60℃に温めながら水酸化マグ
ネシウム2.9部を徐々に添加し、次いで浴温を95〜
98℃に上げ160分間還流下で反応を行なった。反応
終了後リン酸水溶液にて中和した後、該反応混合物を静
置し、分離した水を除き、実施例1に示したと同様の混
合溶剤を加え2回水洗を繰返したのち、共沸蒸留法によ
り残留水分を除去しフェノール樹脂溶液とした。
次いで、実験例1と同様の組成のエポキシ樹脂と該フェ
ノール樹脂とを重量比で85/15となるように混合し
エポキシ−フェノール樹脂溶液とした。更にリン酸0.
2 PHR、アルミキレート3.0pHRを添加し、以
下実験AIと同様の方法で評価用塗装板を作製した。
実験鷹6 ビスフェノールA  798 s、ホルムアルデヒド(
67%溶液)567部、アンモニア水(25%水溶液)
15.5部を用いて実施例1と同様の方法で還流下で2
60分間反応を行ない、以下実験例1と同様の方法でエ
ポキシ樹脂(シェルエポキシ樹脂エピコート1009)
と該フェノール樹脂とを重量比で90/10となるよう
に混合した。リン酸を前記混合物の固形分に対して0.
2 PHR,更にアルミキレート6.0PHRを添加し
、以下同様に評価用塗装板を作製した。
実験A4 反応器にパラクレゾール462部、ホルムアルデヒド(
37係水溶液)1297部を入れ、氷水で冷却攪拌下で
徐々に苛性ソーダ(25チ水溶液)640部を添加し、
次いで50℃にて4時間反応させたのち液温を70℃に
上げ2,5時間反応を続ける。反応終了後、冷却し50
00部の水を投入し、10噛塩酸にて中和、得られた沈
殿を口過補集し乾燥させる。このものをブチセロ、エチ
セロ、ブタノール、メチルエチルケトンヲ重量比で3:
1:1:0.5の割合からなる混合溶媒に分散25− 溶解させ、実験/g61で用いたと同じ混合溶媒にシェ
ル社エピコー)1009とフェノキシ樹脂pKHHとを
65765の重量比とt−るように混合溶解させた。こ
のエポキシ樹脂溶液と該フェノール樹脂とをその固形分
の割合がM量比で85/15となるように混合し、更に
リン酸0.2PHR、アルミキシレート5.0PHRを
添加してエポキシ−フェノール樹脂塗料を得た。
次いで実験′/161と同様の方法で評価塗装板を得た
! 実施例2,6゜ 実施例1の実験A65に示したフェノール樹脂および実
施例1の実験/161に示した組成のエポキシ樹脂とを
その固形分の割合が重量比で表1に示した割合からなる
塗料組成物を用いる以外は実施例1と同様にしプ評価を
行なった。
実施例4゜ ビスフェノール684部、ホルマリン29(In、アン
モニア水溶液61.2部を用いて95−〜98℃の反応
温度における□反応時間が95分である以外26− は実施例1の実験腐1と同様の方法でフェノール樹脂溶
液を作り、実施例6で示したと同様のエポキシ−フェノ
ール樹脂塗料組成物とし評価を行な比較例1゜ 実施例1の実験/166において、エポキシとフェノー
ル樹脂の割合が60/40である以外社全て同様の方法
モ塗料および塗装板を作製し評価を行なった。
比較例2゜ 実施例4で示した塗料からリン酸およびアルミキシレー
トを除いた以外は実施例4と同様にして評価を行なった
比較例6゜ エポキシ樹脂としてシエルエピコー) 1009に対し
てリン酸0.2 PHR、アルミキレート 5,0pH
Rの割合になるように配合して成る塗料を用いて実施例
1と同様の方法で評価を行なった。
以上の結果をまとめて表1に記載した。本実施例の場合
にはいずれも液着色、白濁性は充分満足エアゾール用に
市販されているエポキシ/フェノール系塗料について実
施例1と同様の方法で評価を行なった。
実施例5゜ 実施例1〜4で示した塗装錫メッキ鋼販についてこの塗
装鋼鈑から製造した罐にヘアスプレー液を充填し、長期
保存後の性能を調べるため以下の方法で空罐を作製した
。該塗装鋼鈑の反対側の無塗装面に公知の外面閉塗料お
よび印刷を施こした。
前記塗装板より、166vmC圧延方向)x144闘1
圧延直角方向)のブランクを作製l−た。このブランク
をスードロニツク型溶接機を用いて溶接を行ない、次い
でこの内外面のシーム部を公知の塗料で補正を行った。
との短胴をフランジ加工後、フランジ部と口金蓋及び底
蓋とを、蓋に予め施したシーリングコンパウンドを介し
て二重巻締を行った。
(1)前記鐘体に、ヘアスプレー原液110ミリリツト
ルを充填した後、ジクロロジフルオロメタンとトリクロ
ロモノフルオロメタンの混合物(50:50重量比)8
0グラムを充填し、マウンティング−カップにて密閉し
た。これを4529− ℃で6ケ月放置し、内容液の着色の程度及び白濁の有無
を前記塗装板抽出試験と同様にして評価を行った。
また、次の評価基準により鑵内面の耐食性の評価を行な
った。
耐食性評価基準 0、まった(発錆が見られず良好 1、巻締部のサイドシーム部にあたるところに若干錆が
見られる程度 2、点状錆が2〜3個見られる 6、散発的に錆が発生している 4、ひどく錆が発生している 本実施例での塗料の性能は充分長期保存に耐えるもので
あった。
同様にして比較例1,3.4について試験を行なったが
液着色、白濁性がやはり不充分であり、また耐食性も満
足するものではなかった。
結果を表2に記載した。
60− 表     2 特許出願人 東洋製罐株式会社 32− 222−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鎖体の内面の少なくとも一部に、エポキシ−レゾ
    ール型フェノール系合成樹脂塗料の硬化塗膜を設けて成
    る塗装鏝体において、該硬化塗膜は、エポキシ樹脂成分
    に由来する数平均分子量1000乃至600oの範囲の
    低分子量成分を1乃至20重量%及び芳香族オキジアル
    デヒド成分を0.01乃至0.5重量%含有することを
    特徴とする塗装鏝体。
  2. (2)エポキシ当量425乃至4000及び数平均分子
    量875乃至6500のジグリシジルエーテル型エポキ
    シ樹脂65乃至95重量%、フェノールまたは置換フェ
    ノールとホルムアルデヒドとの縮合生成物から成るレゾ
    ール型フェノール樹脂5乃至35重量%及び触媒量の金
    属アルコラードを含有して成る塗料を、鎖体の内面の少
    なくとも一部に塗装し、次いでこの塗膜を硬化させるこ
    とを特徴とする塗装鏝体の製造法。
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