JPS5939307Y2 - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPS5939307Y2
JPS5939307Y2 JP11820479U JP11820479U JPS5939307Y2 JP S5939307 Y2 JPS5939307 Y2 JP S5939307Y2 JP 11820479 U JP11820479 U JP 11820479U JP 11820479 U JP11820479 U JP 11820479U JP S5939307 Y2 JPS5939307 Y2 JP S5939307Y2
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JP
Japan
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magnetic
recording
gap
core
recording medium
Prior art date
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Expired
Application number
JP11820479U
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English (en)
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JPS5635127U (ja
Inventor
俊一 高
生男 庄司
康幸 黒井
Original Assignee
日立金属株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁気記録再生装置の磁気ヘッドに関するもの
であり、記録または記録再生兼用の磁気ヘッドのコア先
端部を同一のヘッドで記録と再生が兼用できるように改
良するとともに、低歪率でかつ周波数特性に優れ、特に
メタルテープに適合する磁気ヘッドに関するものである
近年はコンピュータ用ディスクあるいはドラム用磁気ヘ
ッド、VTR用磁気ヘッド、カセットテープレコーダ用
磁気ヘッドにみられるように記録と再生を同一の磁気空
隙で行なう場合が多くなっている。
このような記録再生兼用ヘッドにあっては、記録と再生
の両者条件の浣協点でその磁気空隙間隔および深さを決
定していた。
つまり、カセットテープレコーダ用磁気ヘッドの場合で
は、再生専用ヘッドは高周波損失を少なくするため、空
隙間隔を1.5〜2μmと狭くすることが要請され、更
に感度を上げるためには深さを100〜150μm と
浅めにする事等が一般に知られており、他方記録専用ヘ
ッドの空隙間隔は狭くすると記録能率の低下を招き、更
にデプスを浅くすると先端部コアの磁気飽和をもたらす
ため、空隙間隔を4〜5μmと広くし、デプスを200
〜400μmと深くすることが知られているからである
上記した問題点を解決するには、記録と再生の専用ヘッ
ドを2個独立して用いるか、コンビネーションヘッドの
ごとくに2個の専用ヘッドを一体化したものを用いるか
のいずれかの方法をとるしかないとされているが、これ
らの方法は、製造面あるいはヘッドの設定位置合せ等に
困難さをともない価格高となる欠点をもっていた。
上記した記録再生兼用ヘッドのもつ問題点を解決したも
のとして、本件実用新案登録出願人が先に出願した特開
昭51−12121号がある。
この発明は、ヘッドのコア先端部の形状を段状に形威し
て広狭2つの磁気空隙部を形威し、一方の磁気空隙部の
間隔を再生に適する大きさとし、他方他方の磁気空隙の
間隔を記録に適する大きさとすることにより、記録再生
兼用磁気ヘッドの再生特性および記録特性を向上せしめ
るものである。
つまり特開昭51−12121号は同一の磁気へラドコ
アに記録専用磁気ヘッドの磁気空隙と再生専用磁気ヘッ
ドの磁気空隙とを、磁気空隙を共有せしめて実現するこ
とにより、広狭2つの磁気空隙を形成してなることを特
徴としているものである。
一方、近年における記録媒体の高性能化に伴ない、従来
の高性能テープに対してさらに2倍以上の抗磁力を有し
、広いダイナミックレンジと高域まで伸びた周波数特性
が得られる記録媒体としてメタルテープが出現した。
このテープを録音再生するためには、 ■、磁性層奥行き全域まで充分に磁化可能な記録磁界の
発生が要求されること。
2、記録減磁によるバイアスカーブの減衰が大きく、録
音再生周波数特性が低下するのでその対策が必要である
こと。
などの問題があり、上記従来ヘッドをそのまま適用でき
ないため、より高性能な録音用又は録音再生兼用磁気ヘ
ッドの出現が望まれていた。
本考案は上記要望に対応して為されたものであり、同一
のヘッドで記録と再生とが兼用できるとともに、周波数
特性、歪率に優れた、メタルテープ用の磁気ヘッドを提
供するものである。
上記目的を達成するために本考案は、記録媒体に近い部
分の第1の磁気空隙の間隔Gr と遠(・部分の第2の
磁気空隙の間隔Gwとの関係をGr (Gwとして、空
隙対向面に対し多段ギャップ構造をもつごとくなすとと
もに、記録媒体の進行方向に対し手前側Oコアおよび通
過側のコアを飽和磁束密度BsI のフェライト磁性
材料で構威し、かつ記録媒体通過側のコアの記録媒体当
接面に飽和磁束密度Bso(但しBso>BsI)のF
e−At−8i系合金からなるヘッドチップを設けたこ
とを特徴とするものである。
以下本考案を図面を参照して詳述する。
第1図に本考案磁気ヘッドの一実施例におけるコアの要
部概略図を示す。
図は磁気へラドコア11.13を飽和磁束密度4000
ガウスのMn −Znフェライトで、磁気ヘッドコア
12を飽和磁束密度4000ガウスのMn−Znフェラ
イトで構成するとともにコア12の記録媒体当接面側に
飽和磁束密度7000ガウスのFe−At−8i系合金
でからなるチップ12′を設け、記録媒体であるメタル
テープ16に近い第1の磁気空隙140間隔Grを0.
8pm、深さGrd5を80μmとし、メタルテープ1
6から遠い第2の磁気空隙150間隔Gwを9 μm%
深さGwdを150μmとし、メタルテープの通過側の
コア12およびチップ12′とをあわせた磁気空隙の深
さを450μmとした場合である。
第1図の記録磁界1000エルステツドOe等磁曲線1
7はメタルテープ16の磁性層の厚み方向を充分に磁化
するにたりており、特にメタルテープ16の脱出側磁界
の勾配は極めてするどく、記録に適したクリティカルゾ
ーンを形成しているため、記録用磁気ヘッドとしてすぐ
れていることがわかる。
すなわち、抗磁力が約1000エルステツドニモ達する
メタルテープを約6μmの磁性層奥まで充分に磁化する
ためには、図に示す第1の磁気空隙で規格化された空間
での等磁界曲線17が図に示した()内の数値で示す先
行技術の500 エルステッド程度から本考案の如<
1000エルステツド程度に向上されて(・なげれば
ならないが、本考案によれば該目標値を充分に達成し得
ていることがわかる。
本考案において、上記Fe−At−8i系合金からなる
チップ12′の磁気空隙の深さは記録再生特性上20μ
〜80μの範囲内に選ぶことが望ましく、またコア12
およびチップ12′との磁気空隙深さGrd の総計
は120μ以上が望ましい。
第2図に本考案によるカセットテープレコーダ記録再生
兼用磁気ヘッドのバイアス特性曲線Aと高周波成分の歪
率曲線Bとを示す。
また、比較のため本件出願人が先に提案した(特開昭5
1−121、21号)先行技術におけるバイアス曲線A
′および歪率曲線B′とを示す。
図において、バイアス特性曲線A、 A’は333Hz
の信号電流を固定してバイアス電流を変えた場合のメタ
ルテープの録再出力カーブである。
本考案磁気ヘッドによれば、記録減磁によるバイアスカ
ーブの減衰が殆ど無い比較的広い領域が存在するため、
録音再生周波数特性が極めて優れていることが明らかで
ある。
また\歪率曲線B、B’は333 Hzの基準信号電流
による高調波成分歪率である。
磁気ヘッドの歪率Qまバイアス設定点における歪率値で
評価されるが、先行技術におけるバイアス設定点Cにお
ける歪率値に比べ本考案磁気ヘッドによればバイアス設
定点をバイアスカーブの減衰がない領域の電流りに設定
することにより歪率を極小とすることが出来、極めて優
れた特性が得られることが明白である。
以上詳述した如く、メタルテープ対応の磁気ヘッドにお
いては記録再生特性が最も問題となるが本考案によれば
通常のFe−At−8i系合金ヘッドと同等の特性が得
られる。
また本考案においてはコアの大部分にフェライト磁性材
料を使用しているため、磁気回路のμe 100KH
zが高く、ノミイアス効率が良好であり、バイアス設定
点はFeAt−8i系合金ヘッドの50%μp位の効率
良いヘッドが実現できる。
またFe−At−8i系合金を記録媒体通過側に使用し
たため、記録時の磁界発生効率が良好となす磁気記録媒
体臭まで充分に磁化されるので歪率が低減されるため、
記録用磁気ヘッドとしてすぐれている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による磁気ヘッドの要部拡大図、第2図
は従来技術と本考案における記録再生兼用ヘッドの比較
特性図である。 11 :記録媒体進入手前側コア、12:記録媒体通過
側コア、12’ : Fe −At−8i系合金からな
るチップ、13:第1の磁気空隙を形成するコア、14
:第1の磁気空隙、15:第2の磁気空隙、16:メタ
ルテープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記録媒体に当接すべく形威される前部磁気空隙の構成を
    、該空隙で対向する一対のコアの記録媒体の進行方向に
    対し手前側のコアに段差を設け、記録媒体に近い部分の
    第1の磁気空隙の間隔Grと遠い部分の第2の磁気空隙
    の間隔Gwとの関係をGr(Gwとして、空隙対向面に
    対し多段ギャップ構造をもつごとくなすとともに、上記
    手前側のコアおよび通過側のコアを飽和磁束密度BsI
    のフェライト磁性材で構成しかつ上記通過側のコアの記
    録媒体当接面側に飽和磁束密度B8o(ただし1B8o
    >B11とする)のFe−kl−8i系磁性合金からな
    るチップを磁気空隙対向面の一部を形成するごとく設け
    たことを特徴とするメタルテープ用の記録又は記録再生
    兼用磁気ヘッド。
JP11820479U 1979-08-28 1979-08-28 磁気ヘツド Expired JPS5939307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11820479U JPS5939307Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28 磁気ヘツド

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JP11820479U JPS5939307Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28 磁気ヘツド

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Publication Number Publication Date
JPS5635127U JPS5635127U (ja) 1981-04-06
JPS5939307Y2 true JPS5939307Y2 (ja) 1984-11-01

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ID=29350419

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JP11820479U Expired JPS5939307Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28 磁気ヘツド

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