JPS5939304Y2 - 磁気テ−プ制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁気テープ制御装置、特に例えば磁気テープ
装置における読取り中にデータ・エラーが発生されリポ
ジションのためのコマンド、例えばスペース・コマンド
が与えられたとき、該スペース・コマンドによる動作の
結果インタブロック・ギャップが検出された時点から駆
動信号を消失せしめる昔での時間を犬となるように制御
せしめるようにした磁気テープ制御装置に関するもので
ある。

例えば磁気テープ装置などの入出力装置においては、駆
動信号（ＧＯ信号）が与えられたとき起動走行を開始し
、読取り制御の場合ｌブロックのデータを読取って行き
、インタブロック・ギャップ（以下ＩＢＧと略す）を検
出するとき一定時間の遅れを与えて上記駆動信号を落し
、磁気テープを停止するようにされる。

しかし、読取り制御時にデータ・エラーが検出されると
、磁気テープを一旦逆方向に駆動して再度同じデータ・
ブロックを読取るようにされる。

上記の如きデータ・エラーが検出されるとき、それが磁
気テープの走行駆動に原因がある即ちキャプスタンの起
動停止特性に異常があったり、キャプスタンとテープと
の間にすべりがあったりするとき、磁気テープが非所望
の位置に停止され、これがその後の読取りに対してもエ
ラーを誘発する可能性が多い。

本考案は上記の点を解決することを目的としており、本
考案の磁気テープ制御装置は駆動信号により起動されて
書込み、読取りが行なわれる磁気テープサブシステムに
おいて、媒体上に書込筐れた情報を読取り中にデータ誤
りが発生したことを記憶する手段、磁気テープ装置への
駆動信号を保持する手段、媒体上のデータの終端を検出
したことにより、前記駆動信号を保持する手段を複数の
タイミングでリセットするようになした遅延手段を有し
、読取り命令でデータ誤りを検出した場合前記データ誤
りを記憶する手段に記憶させ、再読取りのため、当該エ
ラーブロックをリポジションするコマンド実行時、デー
タの終端を検出した場合、前記遅延手段の値を犬として
、駆動信号をリセットするタイ□ングを遅らせることを
特徴としている。

以下図面を参照しつつ説明する。第１図ＡないしＣは読
取りエラーが検出された場合の再読取りを説明する説明
図、第２図は本考案による再読取りを説明する説明図、
第３図は本考案の一実施例構成を示す。

第１図および第２図に釦いて、１は磁気テープ、２は磁
気ヘッド、３は読取られるべきデータ・ブロック、ＩＢ
Ｇはインタブロック・ギャップ、矢印はテープ駆動方向
を表わしている。

読取り制御に当っては第１図Ａ図示の状態において磁気
テープ１が起動され矢印方向に駆動される。

この状態で磁気テープ１の走行速度が十分安定したレベ
ルに達した後に、データ・ブロック３が磁気ヘッド２の
下を通過するようにされ、データ・ブロック３の内容が
読取られて行く。

そして第１図Ｂ図示の状態の如くデータ・ブロック３の
内容を読取ったものとし、このとき読取りエラーが検出
されると、第１図Ｂ図示状態から第１図Ｃ図示の如く磁
気テープ１を元に戻す。

即ち上記読取りがホワード・リード時にエラーが発生さ
れるとバック・スペース・コマンドで第１図ｃの如り戻
される。

そして再び第１図Ａ図示の如く再読取りを行なうように
される。

勿論上記エラーを検出した第１回目の読取りがバラクワ
・−ド・リード時の場合スペース・コマンドで元に戻さ
れる。

そして再読取りが行なわれる。

従来上記の如く再読取り制御が行なわれるが、上記読取
りエラーが、磁気テープ１の駆動制御に起因することが
あり、第１図Ｂ図示状態の磁気ヘッド２の停止位置ある
いは第１図Ｃ図示状態の磁気ヘッド２の停止位置が非所
望な位置になってし寸うことがある。

そしてこの影響が次の読取りにも及んでくることがある
。

従って、次の動作を確実にするためには、磁気ヘッド２
の停止位置を考慮する必要がある。

このため本考案の場合、第２図図示の如く、スペース・
コマンド（バックスペース・コマンドを含む）によって
元に戻されるとき、磁気テープの停止時間（又は位置）
を遅らせるようにする。

これによって磁気テープ１が再び図示点線矢印の如く駆
動されてデータ・ブロック３を再読取りするとき、磁気
テープ１の走行速度を十分に安定したレベルに達し得る
ようにする。

即ち該再読取りに当ってデータ・フロック３が磁気ヘッ
ド２の下を通過するとき、磁気テープ１が十分安定した
速度にあるようにされる。

このようにすることによって、たとえ磁気テープ１にす
べりが生じていても、再読取り時には十分正しく読取る
ことが可能となる。

第３図は本考案の一実施例構成を示し、図中３′はＩＢ
Ｇ検出回路、４は時間計時カウンタ、５゜６にフリップ
・フロップ、７はノット回路、８゜９はアンド回路、１
０はオア回路を表わしている。

読取りエラーがない正常な運転状態のもとでは第１図Ｂ
図示状態直前においてＩＢＧ検出回路３′がＩＢＧを検
出すると、フリップ・フロップ５がセットされ、計時カ
ウンタ４が計時を開始する。

そして時間Ｔ。

に達すると、アンド回路９がオンされ、オア回路１０を
介してフリップ・フロップ６をリセットする。

即ち第１図Ｂ図示状態の如く、駆動信号（Ｇｏ信号）を
落して磁気テープ１を停止せしめる。

しかし、このとき読取りエラーが検出されるとバック・
スペース・コマンドが与えラレ、第１図Ｂ図示の状態か
ら第２図図示実線矢印の如＜ｍ気テープ１を元に戻すよ
うにされる。

このスペース・コマンド動作の間にもＩＢＧが検出され
ることは言う寸でもないが、該ＩＢＧ検出は同様にＩＢ
Ｇ検出回路３′によって行なわれる。

このときにもフリップ・フロップ５がセットされ、カウ
ンタ４が計時を開始するが、「エラー有」信号むよび「
バック・スペース・コマンドｍｌ信号が共ニ論理ｒｌＪ
となっていることから、時間Ｔｅに達したときにアンド
回路８がオンされる。

即ちオア回路１０を介してフリップ・フロップ６をリセ
ットし、駆動信号（ＧＯ信号）を落すようにする。

この時間ＴＥは先の時間Ｔ。

よりも犬となるように選ばれているため、第２図図示の
如くデータ・フロック３の前縁から十分能れた位置に磁
気ヘッド２が位置されるようになる。

この次のリードコマンドによる制御時に磁気テープのす
べりなどがあっても第１図Ｃに示した位置を確保できる
ようにされる。

このため、次に第２図図示点線矢印の如く再読取りを行
なう際、磁気テープ１が十分安定した速度に達した後に
データ・フロック３が磁気ヘッド２の下を通過し得るよ
うにされる。

以上説明した如く、本考案によれば、リポジションのた
めのコマンド、例工ばスペース・コマンドの結果によっ
て磁気テープ１が停止されるときＩＢＧ検出検出動駆動
信号す捷で時間を犬にしたので、たとえ磁気テープの駆
動制御に多少の障害があっても、再読取り時には少なく
とも正しく読取り得る条計をつくることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図人ないしＣは読取りエラーが検出された場合の再
読取りを説明する説明図、第２図は本考案による再読取
りを説明する説明図、第３図は本考案の一実施例構成を
示す。 図中１は磁気テープ、２は磁気ヘッド、３は読取られる
べきデータ・ブロック、ＩＢＧはインタブロック・ギャ
ップ、３′はＩＢＧ検出回路、４は計時カウンタ、６は
駆動信号によりセットされるフリップ・フロップを示す
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 駆動信号により起動されて書込み、読取りが行なわれる
   磁気テープサブシステムにおいて、媒体上に書込筐れた
   情報を読取り中にデータ誤りが発生したことを記憶する
   手段、磁気テープ装置への駆動信号を保持する手段、媒
   体上のデータの終端を検出したことにより、前記駆動信
   号を保持する手段を複数のタイミングでリセットするよ
   うにした遅延手段を有し、読取り命令でデータ誤りを検
   出した場合前記データ誤りを記憶する手段に記憶させ、
   再読取りのため、当該エラーブロックをリポジションす
   るコマンド実行時、データの終端を検出した場合、前記
   遅延手段の値を犬として、駆動信号をリセットするタイ
   ミングを遅らせることを特徴とした磁気テープ制御装置
   。