JP2590642B2 - コンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置 - Google Patents

コンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置

Info

Publication number
JP2590642B2
JP2590642B2 JP3225326A JP22532691A JP2590642B2 JP 2590642 B2 JP2590642 B2 JP 2590642B2 JP 3225326 A JP3225326 A JP 3225326A JP 22532691 A JP22532691 A JP 22532691A JP 2590642 B2 JP2590642 B2 JP 2590642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
recording
magnetic
computer
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3225326A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0547070A (ja
Inventor
和夫 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP3225326A priority Critical patent/JP2590642B2/ja
Publication of JPH0547070A publication Critical patent/JPH0547070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2590642B2 publication Critical patent/JP2590642B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ用磁気記録
再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープや磁気ディスクあるいは磁気
ドラムを記録媒体として用いた磁気記録再生装置は、コ
ンピュータの外部記憶装置として従来から広く使用され
て来ていることは周知のとおりである。そして、前記し
た各種のコンピュータ用磁気記録再生装置の内で、磁気
テープを記録媒体に用いたコンピュータ用磁気記録再生
装置は、比較的に簡単な機構の安価な装置により例えば
メモリの記憶内容のバックアップ等を手軽に行なうこと
ができるので、近年になって固定ディスクメモリの記憶
内容のバックアップ用としても広く用いられるようにな
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気テープ
の走行速度を可変としてコンピュータ用磁気記録再生装
置におけるデータの処理速度やテープの位置決め時間な
どが可変となされるように、磁気テープの走行速度を複
数に切換えうるように構成されているコンピュータ用磁
気記録再生装置は従来から実用されて来ているが、前記
のように磁気テープの走行速度を複数に切換えうるよう
に構成されている従来のコンピュータ用磁気記録再生装
置では、磁気テープの走行速度の切換え変更がホストコ
ンピュータからコンピュータ用磁気記録再生装置に与え
られた制御命令によって行なわれるようになされていた
から、磁気テープの走行速度を切換えさせるための制御
命令を出さないように構成されているホストコンピュー
タの場合には磁気テープの走行速度の切換えが行なわれ
ず、また、前記した磁気テープの走行速度を切換えさせ
るための制御命令が、それぞれのホストコンピュータの
製造会社毎に異なっている場合には、ホストコンピュー
タから磁気テープの走行速度を切換えさせるための制御
命令が出されたとしても、必らずしも磁気テープの走行
速度が所定のように切換え変更されるとは限らなかっ
た、というように、特定なホストコンピュータと、磁気
テープの走行速度を複数に切換えうるように構成されて
いる特定なコンピュータ用磁気記録再生装置との組合わ
せ使用の場合にだけに、磁気テープの走行速度が切換え
変更されるようになされていたが、磁気テープの走行速
度を複数に切換えうるように構成されている汎用のコン
ピュータ用磁気記録再生装置を用いて、ホストコンピュ
ータから送出された磁気テープの走行速度の切換え変更
の制御命令によらずに、コンピュータ用磁気記録再生装
置におけるデータの処理速度の向上とテープ位置移動
(テープ位置決め)の高速化が達成されうるように磁気
テープの走行速度の変更が行なわれるようにできればデ
ータ処理装置の効率的な利用が行なわれるので、そのよ
うな装置の出現が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は磁気テープの走
行速度を複数に切換えうるように構成されているコンピ
ュータ用磁気記録再生装置において、ホストコンピュー
タからコンピュータ用磁気記録再生装置に対して与えら
れた磁気記録再生動作のための最初の制御命令によって
は、低速走行モードで走行している磁気テープに対して
記録再生動作が行なわれるようにする手段と、ホストコ
ンピュータからコンピュータ用磁気記録再生装置に対し
て時間軸上で連続的に与えられた磁気記録再生動作のた
めの制御命令が所定回数以上にわたって同一の制御命令
で、かつ、相次ぐ制御命令の個々のものの時間々隔が予
め定められた時間値よりも小さな場合には、高速走行モ
ードで走行している磁気テープに対して記録再生動作が
行なわれるようにする手段と、ホストコンピュータから
コンピュータ用磁気記録再生装置に対して時間軸上で連
続的に与えられた磁気記録再生動作のための制御命令が
同一のものでも所定回数以下の場合、または、前記した
個々の制御命令の時間々隔が予め定められた範囲外の場
合には、低速走行モードで走行している磁気テープに対
して記録再生動作が行なわれるようにする手段とを備え
てなるコンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テ
ープ走行速度の自動切換装置を提供する。
【0005】
【作用】磁気テープの走行速度を複数に切換えうるよう
に構成されているコンピュータ用磁気記録再生装置に対
して、ホストコンピュータから与えられた磁気記録再生
動作のための最初の制御命令では、磁気テープを低速走
行モードで走行させて記録再生動作が行なわれるように
する。また、ホストコンピュータからコンピュータ用磁
気記録再生装置に対して時間軸上で連続的に与えられた
磁気記録再生動作のための制御命令(磁気テープの移動
方向に関する制御命令、書込み制御命令、読出し制御命
令)が所定回数以上にわたって同一で、かつ、相次ぐ制
御命令の個々のものの時間々隔が予め定められた時間値
よりも小さな場合には、磁気テープを高速走行モードで
走行している状態にして記録再生動作が行なわれるよう
にする。さらに、ホストコンピュータからコンピュータ
用磁気記録再生装置に対して時間軸上で連続的に与えら
れた磁気記録再生動作のための制御命令が同一のもので
も所定回数以下の場合、または、前記した個々の制御命
令の時間々隔が予め定められた範囲外の場合には、磁気
テープを低速走行モードで走行している状態にして記録
再生動作が行なわれるようにする。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明のコンピュ
ータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度の
自動切換装置の具体的な内容を詳細に説明する。図1は
本発明のコンピュータ用磁気記録再生装置における磁気
テープ走行速度の自動切換装置の全体の概略説明に使用
されるブロック図であり、また、図2は本発明のコンピ
ュータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度
の自動切換装置の動作の概略説明に使用される流れ図で
あり、さらに図3は磁気テープにおけるデータブロック
の記録領域の説明と高速,低速の走行モードの説明に使
用する図である。まず図3を参照して磁気テープにおけ
るデータブロックの記録領域や、高速,低速の走行モー
ドについて説明する。図3の(a)はコンピュータ用磁
気記録再生装置によってデータの記録再生が行なわれる
磁気テープTにおけるデータブロックの記録状態(デー
タブロックの記録パターン)をモデル化して示している
図であって、図3の(a)においてデータと記載されて
いる順次の四角形の枠は、データブロックが記録されて
いる領域を例示しているものである。また、前記した順
次のデータブロックの記録領域の間の無記録部分に図示
してあるIBGの表示はインター・ブロック・ギャップ
(Inter Biock Gap)であって、前記のIGBの長さは
日本工業規格(JIS)によって最短,最長が定められ
ている。
【0007】図3の(b)は、図3の(a)に例示され
ているようなデータブロックの記録パターンを有する磁
気テープTが高速走行モードで走行する場合と、低速走
行モードで走行する場合とのそれぞれの場合に、磁気テ
ープTに記録されている順次のデータブロックを読出す
際の読出し動作時、または磁気テープTが高速走行モー
ドで走行する場合と、低速走行モードで走行する場合と
のそれぞれの場合に、磁気テープTに順次のデータブロ
ックを書込む際の書込み動作時とについて磁気テープT
の走行状態がリインストラクションタイム(磁気テープ
Tからの順次のデータブロックの読出し、または磁気テ
ープTへの順次のデータブロックの書込み時に、ある1
つのデータブロックに対する信号処理を行なった後に、
次のデータブロックのデータ処理に移る命令が来るタイ
ミング…Reinstruction time)との関連によりどのよう
に変化されるのかを説明するのに用いられる図である。
【0008】例えば、図3の(b)に示されている時刻
t1以前において磁気テープTが高速走行モードで走行
している状態の場合に、磁気テープTに記録されている
1つのデータブロックからのデータの読出し(または1
つのデータブロックのデータの書込み)動作が時刻t1
に終了した直後に、ホストコンピュータからコンピュー
タ用磁気記録再生装置に対して次のデータブロックの読
出しの制御命令(または書込みの制御命令)が与えられ
た場合には、コンピュータ用磁気記録再生装置は磁気テ
ープTをそのままの状態、すなわち、時刻t1以前から
の高速走行モードのままで磁気テープTを走行させてい
る状態にする。前記のような場合における磁気テープT
の走行速度は図3の(b)において高速と示されている
実線図示の曲線における水平な部分に引続いて点線図示
の水平な部分を経て、高速と示されている実線図示の曲
線における水平な部分に引続いて高速走行の状態を継続
する。
【0009】また、図3の(b)に示されている時刻t
1以前において磁気テープTが低速走行モードで走行し
ている状態の場合に、磁気テープTに記録されている1
つのデータブロックからのデータの読出し(または1つ
のデータブロックのデータの書込み)動作が時刻t1に
終了した直後に、ホストコンピュータからコンピュータ
用磁気記録再生装置に対して次のデータブロックの読出
しの制御命令(または書込みの制御命令)が与えられた
場合には、コンピュータ用磁気記録再生装置は磁気テー
プTをそのままの状態、すなわち時刻t1以前からの低
速走行モードのままで磁気テープTを走行させている状
態にする。前記のような場合における磁気テープTの走
行速度は図3の(b)において低速と示されている実線図
示の曲線における水平な部分に引続いて点線図示の水平
な部分を経て、低速と示されている実線図示の曲線にお
ける水平な部分に引続いて低速走行の状態を継続する。
【0010】また例えば、図3の(b)に示されている
時刻t1以前において磁気テープTが高速走行モードで
走行している状態の場合に、磁気テープTに記録されて
いる1つのデータブロックからのデータの読出し(また
は1つのデータブロックのデータの書込み)動作が時刻
t1に終了した後に、予め定められた時間内にホストコ
ンピュータからコンピュータ用磁気記録再生装置に対し
て次のデータブロックの読出しの制御命令(または書込
みの制御命令)が与えられなかった場合には、コンピュ
ータ用磁気記録再生装置では時刻t2に磁気テープTを
減速させて、時刻t4に磁気テープTが停止状態にされ
る。磁気テープTの走行が停止している状態に、コンピ
ュータからコンピュータ用磁気記録再生装置に対して次
のデータブロックの読出しの制御命令(または書込みの
制御命令)が与えられた場合には、コンピュータ用磁気
記録再生装置では高速走行モードで磁気テープTの走行
を開始させて、時刻t6に高速走行モードでの所定の走
行速度に到達し、その状態で時刻t7から時刻t8までの
間に所定の記録再生動作(データの読出し動作、または
データの書込み動作)を行なう。
【0011】磁気テープTに記録されている1つのデー
タブロックからのデータの読出し(または1つのデータ
ブロックのデータの書込み)動作が時刻t8に終了した
直後に、ホストコンピュータからコンピュータ用磁気記
録再生装置に対して次のデータブロックの読出しの制御
命令(または書込みの制御命令)が与えられた場合に
は、コンピュータ用磁気記録再生装置は磁気テープTを
そのままの状態、すなわち、時刻t8以前からの高速走
行モードのままで磁気テープTを走行させている状態に
する。前記のような場合における磁気テープTの走行速
度は図3の(b)において高速と示されている実線図示の
曲線における水平な部分に引続いて点線図示の水平な部
分を経て、高速と示されている実線図示の曲線における
水平な部分に引続いて高速走行の状態を継続する。ま
た、磁気テープTに記録されている1つのデータブロッ
クからのデータの読出し(または1つのデータブロック
のデータの書込み)動作が時刻t8に終了した後に、予
め定められた時間内にホストコンピュータからコンピュ
ータ用磁気記録再生装置に対して次のデータブロックの
読出しの制御命令(または書込みの制御命令)が与えら
れなかった場合には、コンピュータ用磁気記録再生装置
では時刻t9に磁気テープTを減速させて、時刻t11に
磁気テープTが停止状態にされる。
【0012】次に、図3の(b)に示されている時刻t
1以前において磁気テープTが低速走行モードで走行し
ている状態の場合に、磁気テープTに記録されている1
つのデータブロックからのデータの読出し(または1つ
のデータブロックのデータの書込み)動作が時刻t1に
終了した後に、予め定められた時間内にホストコンピュ
ータからコンピュータ用磁気記録再生装置に対して次の
データブロックの読出しの制御命令(または書込みの制
御命令)が与えられなかった場合には、コンピュータ用
磁気記録再生装置では時刻t3に磁気テープTを減速さ
せて、時刻t4に磁気テープTが停止状態にされる。磁
気テープTの走行が停止している状態に、コンピュータ
からコンピュータ用磁気記録再生装置に対して次のデー
タブロックの読出しの制御命令(または書込みの制御命
令)が与えられた場合には、コンピュータ用磁気記録再
生装置では低速走行モードで磁気テープTの走行を開始
させて、時刻t5に低速走行モードでの所定の走行速度
に到達し、その状態で時刻t7から時刻t8までの間に所
定の記録再生動作(データの読出し動作、またはデータ
の書込み動作)を行なう。
【0013】磁気テープTに記録されている1つのデー
タブロックからのデータの読出し(または1つのデータ
ブロックのデータの書込み)動作が時刻t8に終了した
直後に、ホストコンピュータからコンピュータ用磁気記
録再生装置に対して次のデータブロックの読出しの制御
命令(または書込みの制御命令)が与えられた場合に
は、コンピュータ用磁気記録再生装置は磁気テープTを
そのままの状態、すなわち、時刻t8以前からの低速走
行モードのままで磁気テープTを走行させている状態に
する。前記のような場合における磁気テープTの走行速
度は図3の(b)において低速と示されている実線図示の
曲線における水平な部分に引続いて点線図示の水平な部
分を経て、低速と示されている実線図示の曲線における
水平な部分に引続いて低速走行の状態を継続する。ま
た、磁気テープTに記録されている1つのデータブロッ
クからのデータの読出し(または1つのデータブロック
のデータの書込み)動作が時刻t8に終了した後に、予
め定められた時間内にホストコンピュータからコンピュ
ータ用磁気記録再生装置に対して次のデータブロックの
読出しの制御命令(または書込みの制御命令)が与えら
れなかった場合には、コンピュータ用磁気記録再生装置
では時刻t10に磁気テープTを減速させて、時刻t11に
磁気テープTが停止状態にされる。
【0014】図3の(a),(b)を参照して時刻t11以前
の期間について既述した磁気テープTの走行状態とリイ
ンストラクションタイムとの関連による磁気テープの走
行状態に関する説明は、本発明のコンピュータ用磁気記
録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置
において、ホストコンピュータからコンピュータ用磁気
記録再生装置に対して時間軸上で連続的に与えられた磁
気記録再生動作のための制御命令が所定回数以上にわた
って同一の制御命令で、かつ相次ぐ制御命令の個々のも
のの時間々隔が予め定められた時間値よりも小さな場合
に、高速走行モードで走行している磁気テープに対して
記録再生動作が行なわれる場合の外は、時刻t11以降に
おいても同様に行なわれる。
【0015】本発明のコンピュータ用磁気記録再生装置
における磁気テープ走行速度の自動切換装置の全体の概
略説明に使用されるブロック図を示している図1におい
て、1は磁気テープの走行速度を複数に切換えうるよう
に構成されている磁気テープの駆動機構であり、また、
2は記録再生信号処理回路、3は制御回路、4は計数
器、5は記録磁気ヘッド、6〜9はオア回路、10はア
ンド回路、11は制御命令の時間々隔と基準値との比較
回路、12は直前の制御命令との比較回路、13はバ
ス、17は再生磁気ヘッドである。図1中に示されてい
るバス13は、図示されていないホストコンピュータと
の間での各種の情報の電送に用いられているものであ
り、また、図1中の制御回路3は例えばマイクロプロセ
ッサを含んで構成されている制御回路であって、ホスト
コンピュータから与えられる各種の制御命令に従って、
コンピュータ用磁気記録再生装置の各構成部分及び磁気
テープ走行速度の自動切換装置の各構成部分の動作を制
御する。
【0016】記録再生信号処理回路2は、制御回路3か
ら線18を介して供給されている制御信号の制御の下
に、図示されていないホストコンピュータからバス13
を介して供給されている各種のデータの信号処理を行な
って、磁気テープの駆動機構1によってリール14,1
5間で所定の走行速度で走行する磁気テープTに摺接す
る記録磁気ヘッド5に線31を介して書込み用のデータ
を供給したり、磁気テープの駆動機構1によって所定の
走行速度で走行する磁気テープTに摺接する再生磁気ヘ
ッド17で読出されて線32を介して供給されたデータ
に所定の信号処理を施した後に、図示されていないホス
トコンピュータにバス13を介して供給したりする。
【0017】既述のように磁気テープの走行速度が複数
に切換えうるように構成されている磁気テープの駆動機
構1は、図示されていないホストコンピュータからコン
ピュータ用磁気記録再生装置に対して供給された磁気記
録再生動作のための最初の制御命令によって基づいて制
御回路3で発生された速度制御信号が線16を介して供
給されたときは、低速走行モードで磁気テープTを走行
させて、その状態で記録再生動作が行なわれるようにす
るが、この状態は図3のフローチャートにおけるステッ
プ(1)〜(4)の部分に対応している。すなわち、本発
明のコンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テー
プ走行速度の自動切換装置は、その動作に際して最初は
図3のステップ(1)のように低速モード(低速走行モー
ド)で待機している状態になされており、ステップ(2)
のようにホストコンピュータからの命令待ちの状態にな
されている。ホストコンピュータから磁気記録再生動作
のための最初の命令が来たときは、制御回路3で低速起
動の信号を発生し、その信号が線26とオア回路6とを
介して磁気テープ駆動機構1に供給される。それにより
磁気テープ駆動機構1は磁気テープTを低速走行モード
で走行させるような状態で起動する。今、前記の起動の
時点が例えば図3の時刻t4であったとすると、時刻t5
に所定の低速走行モードで磁気テープTを走行させるよ
うな状態となされる。時刻t7に磁気テープTに対する
データの書込み動作または磁気テープTからのデータの
読出し動作のような記録再生動作が開始されて、その記
録再生動作が時刻t8で終了するが、これが図2のステ
ップ(4)である。ステップ(4)の記録再生動作は、
走行している磁気テープTに対する記録磁気ヘッド5に
よるデータの記録動作、または走行している磁気テープ
Tから再生磁気ヘッド17によるデータの読出し動作
は、図示されていないホストコンピュータからバス13
を介して供給されている制御命令によって、制御回路3
で発生した録再切換制御信号が線18を介して記録再生
信号処理回路2に供給されることにより、バス13を介
して記録再生信号処理回路2に供給されたデータが記録
再生信号処理回路2において所定の信号処理が行なわれ
て記録データとなされて線31を介して記録再生信号処
理回路2から記録磁気ヘッド5に供給されたり、また、
再生磁気ヘッド17によって再生された再生データが線
32を介して記録再生信号処理回路2に供給されて所定
の信号処理が行なわれた後にバス13を介してホストコ
ンピュータに与えることによって行なわれる。
【0018】制御回路3では前記した時刻t8以降に、
ステップ(5)のように次の磁気記録再生動作のための制
御命令が来たかどうかをみていて、磁気記録再生動作の
ための制御命令が来ない場合にはステップ(6)に進み、
このステップ(6)においてリインストラクションタイム
(例えば時刻t8から時刻t10までの時間)が終了したか
をみて、NOの場合にはステップ(5)に戻る。ステップ
(6)がYESの場合には制御回路3は線19に信号を送
出する。制御回路3から線19に送出された信号はオア
回路8を介して計数器4にリセット信号として与えられ
るとともに、オア回路9を介して磁気テープ駆動機構1
に停止信号として供給されるために、図2のステップ
(7)のように計数器4がゼロクリアされ、また図2の
ステップ(8)のように停止されてステップ(2)に戻
る。
【0019】また前記したステップ(5)において次の
磁気記録再生動作のための制御命令が来た場合にはステ
ップ(9)に進む。ステップ(9)ではホストコンピュー
タから磁気記録再生動作のための制御命令について、そ
れが直前の磁気記録再生動作のための制御命令と比べて
同方向,同種の命令かどうか、すなわち直前に与えられ
ていた磁気テープTの走行方向についての制御命令と同
じ制御命令かどうか、及び同種の制御命令かどうか、等
について調べて、NOの場合には図1のブロック12で
示されている直前の制御命令との比較回路から線20に
送出された信号がオア回路8,9に供給される。前記し
た直前の制御命令との比較回路12から線20に送出さ
れた信号は、オア回路8を介して計数器4にリセット信
号として与えられるとともに、オア回路9と線27とを
介して磁気テープ駆動機構1に停止信号として供給され
て、計数器4は図2のステップ(14)のようにゼロク
リアされ、また磁気テープ駆動機構1は図2のステップ
(17)のように停止されてステップ(3)に戻る。な
お前記した直前の制御命令との比較回路12の動作の制
御や、図1を参照して後述されている図1中にブロック
11で示されている制御命令の時間々隔と基準値との比
較回路の動作の制御などは、制御回路3から線25を介
して供給されている制御信号によって行なわれる。
【0020】前記したステップ(9)がYESの場合に
は、図1の直前の制御命令との比較回路12から線21
に送出された信号がアンド回路10に供給され、ステッ
プ(9)からステップ(10)に進む。ステップ(1
0)ではホストコンピュータから磁気記録再生動作のた
めの制御命令の順次のものが、高速走行モードへの移行
が可能な時点までに供給されたかどうかを、相次ぐ2つ
の制御命令の時間々隔(リインストラクションタイム)
と基準値との比較回路11によって調べる。前記した制
御命令の時間々隔と基準値との比較回路11に設定され
る基準値の時間値としては、その時点までの磁気テープ
Tの走行モードが低速走行モードの場合に基準値として
用いられる時間値は、例えば図3中に示されている時刻
t1から時刻t3(時刻t8から時刻t10,時刻t15から時
刻t17,時刻t22から時刻t24等の時間値でも同じ)まで
の時間値よりも僅かに短い時間値が用いられ、また、そ
の時点までの磁気テープTの走行モードが高速走行モー
ドの場合に基準値として用いられる時間値は、例えば図
3中に示されている時刻t1から時刻t2(時刻t8から時
刻t9,時刻t15から時刻t16,時刻t22から時刻t23等
の時間値でも同じ)までの時間値よりも僅かに短い時間
値が用いられる。
【0021】ステップ(10)においてNOの場合には
ステップ(15)に進んで、高速走行モードへの切換条
件をゼロクリアしてからステップ(16)に進み、低速
走行モードでステップ(4)の記録再生動作が行なわれ
るようにされる。すなわち、ステップ(10)がNOの
場合には制御命令の時間々隔と基準値との比較回路11
から線22に出力された信号が、オア回路8を介して計
数器4にリセット信号として与えられて計数器4の計数
値を零にリセットするとともに、線24とオア回路6及
びオンの状態のスイッチ28とを介して磁気テープの駆
動機構1に低速走行モードの動作信号として与えられ
る。なお、オア回路7の出力信号がインバータ29によ
って極性反転された後に線30を介して切換制御信号と
して供給されている前記のスイッチ28は、計数器4が
リセットされた状態ではオア回路7からのローレベル出
力がインバータ29によってハイレベルの状態になされ
るためにオンの状態になっているのである。また、前記
のように低速走行モードで走行している磁気テープTに
対する記録磁気ヘッド5によるデータの記録動作、また
は低速走行モードで走行している磁気テープTから再生
磁気ヘッド17によるデータの読出し動作は、図示され
ていないホストコンピュータからバス13を介して供給
されている制御命令によって制御回路3で発生した制御
信号が線18を介して供給された記録再生信号処理回路
2によって既述のように行なわれる。
【0022】ステップ(10)においてYESの場合に
はステップ(11)に進んで高速走行モードへの切換条
件+1を行なってからステップ(12)に進み、ステッ
プ(12)では高速走行モードへの切換条件を満足した
かどうかを調べる。前記したステップ(11),(1
2)の動作は図1におけるアンド回路10と計数器4と
によって行なわれる。すなわち、ステップ(10)がY
ESの場合には制御命令の時間々隔と基準値との比較回
路11から線23に送出された信号がアンド回路10に
供給されるから、アンド回路10では既述のようにステ
ップ(9)がYESの状態において、直前の制御命令と
の比較回路から線21に送出された信号と、制御命令の
時間々隔と基準値との比較回路11から線23に送出さ
れた信号とがアンド条件を満足した場合に計数器4に計
数パルスを与えて、前記の計数器を1だけインクリメン
トする。
【0023】前記したステップ(12)がNOの場合に
はステップ(16)に進む。前記のようにステップ(1
2)がNOの場合に計数器4の計数値が予め定められた
数値以下の状態であるから、計数器4からオア回路7に
与えられている出力信号はすべてローレベルの状態であ
り、この状態における計数器4の計数値からの出力がオ
ア回路6とオンの状態のスイッチ28とを介して磁気テ
ープの駆動機構1に低速走行モードの動作信号として与
えられる。また前記のように低速走行モードで走行して
いる磁気テープTに対する記録磁気ヘッド5によるデー
タの記録動作、または低速走行モードで走行している磁
気テープTから再生磁気ヘッド17によるデータの読出
し動作は図示されていないホストコンピュータからバス
13を介して供給されている制御命令によって制御回路
3で発生した制御信号が線18を介して供給された記録
再生信号処理回路2によって既述のように行なわれる。
【0024】前記したステップ(12)がYESの場合
にはステップ(13)に進み、磁気テープの駆動機構1
を高速走行モードで動作させ、ステップ(4)により、
高速走行モードで走行している磁気テープTに対する記
録磁気ヘッド5によるデータの記録動作、または高速走
行モードで走行している磁気テープTから再生磁気ヘッ
ド17によるデータの読出し動作を行なう。すなわち、
前記のようにステップ(12)がYESの場合に計数器
4の計数値が予め定められた数値以上の状態であって、
計数器4からオア回路7に与えられている出力信号の少
なくとも1個がハイレベルの状態となされている。それ
によりオア回路7の出力はハイレベルの状態になり、ス
イッチ28の切換制御信号として用いられるインバータ
29の出力はローレベルの状態になって線30を介して
スイッチ28に供給されるからスイッチ28はオフの状
態になされ、磁気テープの駆動機構1にはオア回路7か
ら出力されたハイレベルの状態の信号が高速走行モード
信号として供給されることにより、磁気テープの駆動機
構1では磁気テープを高速走行モードで走行させるよう
に動作する。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したところから明らかな
ように、本発明のコンピュータ用磁気記録再生装置にお
ける磁気テープ走行速度の自動切換装置は、磁気テープ
の走行速度を複数に切換えうるように構成されているコ
ンピュータ用磁気記録再生装置に対して、ホストコンピ
ュータから与えられた磁気記録再生動作のための最初の
制御命令では、磁気テープを低速走行モードで走行させ
て記録再生動作が行なわれるようにし、また、ホストコ
ンピュータからコンピュータ用磁気記録再生装置に対し
て時間軸上で連続的に与えられた磁気記録再生動作のた
めの制御命令(磁気テープの移動方向に関する制御命
令、書込み制御命令、読出し制御命令)が所定回数以上
にわたって同一で、かつ、相次ぐ制御命令の個々のもの
の時間々隔が予め定められた時間値よりも小さな場合に
は、磁気テープを高速走行モードで走行している状態に
して記録再生動作が行なわれるようにするとともに、ホ
ストコンピュータからコンピュータ用磁気記録再生装置
に対して時間軸上で連続的に与えられた磁気記録再生動
作のための制御命令が同一のものでも所定回数以下の場
合、または、前記した個々の制御命令の時間々隔が予め
定められた範囲外の場合には、磁気テープを低速走行モ
ードで走行している状態にして記録再生動作が行なわれ
るようにしたものであって、本発明のコンピュータ用磁
気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換
装置は、ホストコンピュータから与えられた制御命令の
流れの解析結果に応じて、磁気テープの走行方向が同一
の場合の連続動作については磁気テープが高速走行で移
動している状態でデータ処理が高速で行なわれるように
し、また、解析結果によっては磁気テープTの位置制御
(位置決め)を優先するように制御するために、ホスト
コンピュータはコンピュータ用磁気記録再生装置におけ
る磁気テープ走行速度の切換えを意識せずに従来よりも
データ転送の高速化を実現できるのであり、本発明によ
れば従来の問題点は良好に解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンピュータ用磁気記録再生装置にお
ける磁気テープ走行速度の自動切換装置の全体の概略説
明に使用されるブロック図である。
【図2】本発明のコンピュータ用磁気記録再生装置にお
ける磁気テープ走行速度の自動切換装置の動作の概略説
明に使用される流れ図である。
【図3】磁気テープにおけるデータブロックの記録領域
の説明と高速,低速の走行モードの説明に使用する図で
ある。
【符号の説明】
1…磁気テープの走行速度を複数に切換えうるように構
成されている磁気テープの駆動機構、2…記録再生信号
処理回路、3…制御回路、4…計数器、5…記録磁気ヘ
ッド、6〜9…オア回路、10…アンド回路、11…制
御命令の時間々隔と基準値との比較回路、12…直前の
制御命令との比較回路、13…バス、14,15…リー
ル、17…再生磁気ヘッド、T…磁気テープ、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープの走行速度を複数に切換えう
    るように構成されているコンピュータ用磁気記録再生装
    置において、ホストコンピュータからコンピュータ用磁
    気記録再生装置に対して与えられた磁気記録再生動作の
    ための最初の制御命令によっては、低速走行モードで走
    行している磁気テープに対して記録再生動作が行なわれ
    るようにする手段と、ホストコンピュータからコンピュ
    ータ用磁気記録再生装置に対して時間軸上で連続的に与
    えられた磁気記録再生動作のための制御命令が所定回数
    以上にわたって同一の制御命令で、かつ、相次ぐ制御命
    令の個々のものの時間々隔が予め定められた時間値より
    も小さな場合には、高速走行モードで走行している磁気
    テープに対して記録再生動作が行なわれるようにする手
    段と、ホストコンピュータからコンピュータ用磁気記録
    再生装置に対して時間軸上で連続的に与えられた磁気記
    録再生動作のための制御命令が同一のものでも所定回数
    以下の場合、または、前記した個々の制御命令の時間々
    隔が予め定められた範囲外の場合には、低速走行モード
    で走行している磁気テープに対して記録再生動作が行な
    われるようにする手段とを備えてなるコンピュータ用磁
    気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換
    装置。
JP3225326A 1991-08-12 1991-08-12 コンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置 Expired - Lifetime JP2590642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3225326A JP2590642B2 (ja) 1991-08-12 1991-08-12 コンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3225326A JP2590642B2 (ja) 1991-08-12 1991-08-12 コンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0547070A JPH0547070A (ja) 1993-02-26
JP2590642B2 true JP2590642B2 (ja) 1997-03-12

Family

ID=16827603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3225326A Expired - Lifetime JP2590642B2 (ja) 1991-08-12 1991-08-12 コンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2590642B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0547070A (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0449133B2 (ja)
JPS5845101B2 (ja) 磁気テ−プ駆動制御装置
US5461521A (en) Magnetic disk unit control method for removing dust from a disk
JPH03161826A (ja) ディスク型記録再生装置
JP2590642B2 (ja) コンピュータ用磁気記録再生装置における磁気テープ走行速度の自動切換装置
JPH04134526A (ja) テープ式データ記録再生装置
JP2732884B2 (ja) データ記録方法、データ再生方法、データ記録再生方法、記録装置、再生装置、及び記録再生装置
JPH10199071A (ja) 磁気テープ装置サブシステム
JPS6213733B2 (ja)
JPH05258487A (ja) 磁気ディスク装置
JP2532311Y2 (ja) 磁気テープ再生装置
JPH0749664Y2 (ja) オーディオファイル装置
JPS6243259B2 (ja)
JPH0772960B2 (ja) 頭出し再生装置
KR0183294B1 (ko) 전력소비를 감소시키기 위한 스핀들 모터 제어방법
JPH07302452A (ja) 磁気テープ処理装置
JP3365201B2 (ja) 検索制御方法および装置
JPH01276310A (ja) ロボットの教示データの記録・再生方法
JPS6038708A (ja) 磁気テ−プの読み取り利得の自動制御方式
JPH05128658A (ja) 磁気テープ装置
JPH0217853B2 (ja)
JPS6255224B2 (ja)
JPH0430654B2 (ja)
JPH10106116A (ja) ディスク記憶装置
JPH0520807A (ja) フロツピーデイスク装置