JPS5939275B2 - スリツタ− - Google Patents

スリツタ−

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Publication number
JPS5939275B2
JPS5939275B2 JP15325677A JP15325677A JPS5939275B2 JP S5939275 B2 JPS5939275 B2 JP S5939275B2 JP 15325677 A JP15325677 A JP 15325677A JP 15325677 A JP15325677 A JP 15325677A JP S5939275 B2 JPS5939275 B2 JP S5939275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
cutting edge
blade
lower blade
slitter
Prior art date
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Expired
Application number
JP15325677A
Other languages
English (en)
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JPS5484670A (en
Inventor
典夫 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO KNIFE
Original Assignee
TOYO KNIFE
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Publication date
Application filed by TOYO KNIFE filed Critical TOYO KNIFE
Priority to JP15325677A priority Critical patent/JPS5939275B2/ja
Publication of JPS5484670A publication Critical patent/JPS5484670A/ja
Publication of JPS5939275B2 publication Critical patent/JPS5939275B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば磁気テープ製造用などに用いられる
スリツターに係り、特にその刃物の改良に関する。
近年、種々の刃物の超硬合金化が促進されているが、磁
気テープ製造用スリツターも超硬合金化されつつある。
この種スリツターは、所定間隔で配置された複数個の薄
肉円板状の上刃と、これらの上刃の先端部がそれぞれ一
側面に接触する複数個の厚肉円板状の下刃とから構成さ
れ、これらの上刃と下刃との接触で巾広の磁気フィルム
を所定巾に切断するものである。しかし、このようなス
リツターの下刃を超硬合金化する場合、種々の問題点が
ある。
すなわち、従来の刃物材である特殊鋼は比重が7.8で
あり、これに対し超硬合金(WC)は比重が約15であ
る。このため、従来の形状のまま材質のみを変更すると
コストアップは勿論、重量が倍増し、スリツターの機械
構造的強度、たとえば刃物取付軸の直径、この軸の軸受
怜(の肉厚等を増大させる必要があるばかりでなく、必
要動力の増大もしなけれはならず、スリツター本体の改
造が必要となる。また、従来の下刃は、切刃とテープ巾
を規制するスペーサの役目との二機能が一体化されてい
るため、切刃の部分のみを単純に超硬合金に変更し、ス
ペーサに該当する部分を鉄にすると、次の問題が生じる
。この種下刃は、取付軸にセットした後、円筒研削盤に
よつて刃先研削を行なうため、生産技術上切刃及びスペ
ーサ部分は同等の被研削性が必要とされ、これを満足さ
せえない。さらに、使用に際しては、磁気テープなどの
被切断物に対して同等の物性たとえば耐磨耗性が要求さ
れるん・)、これも満足させえない。本発明の目的は、
前記従来技術の欠点を改善し、重量、被研削性、被切断
物に対する物性等に問題のないスリツターを提供するに
ある。
本発明は、切刃を含む部分を超硬合金により形成すると
ともに、それ以外の部分をセラミックスにより形成し、
前記目的を達成しようとするものである。
以下、本発明の第1実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明する。
第1図において、上方に位置する第1の回転軸1は、両
端部を軸受2、3に回転自在に支持されるとともに、こ
れらの軸受2、3間において一方の軸受2の近傍にフラ
ンジ部4を有している。
この第1の回転軸1には、図中右方から円筒状の力ラ一
5が被嵌され、前記フランジ部4に当接され、このカラ
ー5の右方には、順次円筒状の上刃ホルダー6および薄
肉円板状の切刃を有する第1の刃物としての上刃7が複
数組被嵌され、さらにカラー8が被嵌さへこれらの両端
のカラー5,8ならびに上刃ホルダー6および上刃7は
第1の回転軸1にねじ込まれた上刃押ナツト9により締
付けられて該第1の回転軸1に固定されている。この際
、各上刃7の切刃間隔は、磁気フイルムなどの被切断物
を所定巾に切断する寸法、たとえばオープンリール用磁
気テープの場合1/4インチ、ビデオテープの場合1/
2インチ等にされている。前記第1の回転軸1の右方の
軸受3からの突出部には、ギヤー10が固着され、この
ギヤー10には下方に位置する第2の回転軸11の右端
に固着されたギヤー12が噛合されている。この第2の
回転軸11の両端部よりやや内方は、軸受13,14に
より回転自在に支持され、この第2の回転軸11の軸受
13からの突出部は、カツプリング?5を介して動力源
としてのモータ16の出力軸に連結されている。これに
より、モータ16の回転に伴ない、カツプリング15を
介して第2の回転軸11が回転されるようになつている
。また、第2の回転軸11の両軸受13,14間におい
て、軸受13の近傍にフランジ部17が設けられている
このフランジ部17には、第2の回転軸11の右方から
該回転軸11に被嵌されたカラー18が当接されるとと
もに、このカラー18の右方には順次第2の刃物として
の下刃19が複数被嵌され、さらにカラー20が被嵌さ
れ、これらの両端のカラー18,20ならびに下刃19
は第2の回転軸11にねじ込まれた下刃押ナツト21に
より締付けられて該第2の回転軸11に固定されている
。前記下刃19は、第2〜4図に拡大して示されるよう
に、第2の回転軸13に直交する平面で二分割さへ前記
上刃7に接する部分は薄肉円板状の切刃部22とされる
とともに、残部はスペーサ部23とされている。
この切刃部22は、超硬合金により形成され、またスペ
ーサ部23はセラミツクスにより形成されるとともに、
前記上刃7の外周部をにげるにげ溝24を形成する小径
部を一側面に有している。このスペーサ部23を形成す
るセラミツクスは、1ち密質、2吸水率+0,3比重5
.0以下、4ビスカース硬度1300以上、5安価のも
のがよく、これらの満足するものとしては、1アルミナ
系、2マグネシア系、3子タニア系、4子タンカーバイ
ト系がよい。なお、上述のように超硬合金からなる切刃
部22と、セラミツクスからなるスペーサ部23とによ
り構成される下刃19は、第2の回転軸11に複数枚積
重ねられて押ナツト21で固定されたのち、円筒研削盤
によつて外周を研削され、切刃部22の刃先研削が行な
われる。
この際、サラミツクスは超硬合金とほぼ同等な研削特性
を有し、研削を容易に行なうことができる。以上の構成
において、磁気フイルムなどの被切断物を切断して磁気
テープなどを製作するには、モータ16を駆動して第2
の回転軸11をカツプリング15を介して回転させると
ともに、ギヤー12,10を介して第1の回転軸1を回
転させる。
この状態で、上刃7と下刃19との間に被切断物を挿入
すると、上刃7と下刃19の切刃部22とにより被切断
物は所定巾に切断されることとなる。この切断にあたり
、下刃19の外周は前述のように円筒研削されており、
かつ下刃19を構成する切刃部22およびスペーサ部2
3の耐摩耗性がほぼ同一であるため、切刃部22とスペ
ーサ部23とは同じように摩耗して両者の境目に段差の
生ずることがなく、被切断物を疵つけることがない。ま
た、セラミツクスの比重は約4であり、超硬合金の比重
は約15であるが、超硬合金製の切刃部22は比較的厚
さが薄く(例えば5mm)、一方セラミツクス製のスペ
ース部22は、スリツト巾によつても異なるが、これが
1/2インチの場合、切刃部22より厚くなる(7.7
mm)ため、下刃19全体としての重量を特殊鋼製に比
べて同等あるいはそれ以下に減少できる。従つて、第2
の回転軸11の機械的剛性ならびにモータ16の必要動
力を増加させることなく、高速度切断も可能となる。さ
らに、下刃19のコストも高価な超硬合金部を減らすこ
とにより大巾に低減でき、延いてはタングステン等の賦
存量の少ない貴重な資源の省資源をもたらすことができ
る。
なお、本実施例においては、下刃19を構成する切刃部
22とスペーサ部23とを接着せずに用いたが、接着し
てもよい。
しかし、接着しなくとも実用上問題ないので接着しない
方がコスト的に有利である。次に、第5図は本発明に用
いられる下刃19の他の実施例を示すもので、切刃部2
2Aは円筒状に形成されるとともに、下刃19の外周全
部を覆うようにされ、この円筒状の切刃部22Aの内周
に第2の回転軸(図示せず)に嵌合する取付部23Aを
固着したものである。
この切刃部22Aは超硬合金により形成されるとともに
、取付部23Aはセラミツクスにより形成され、両者は
冷し嵌めあるいは接着剤により固定されている。このよ
うに構成しても被研削性、耐摩耗性に関する問題はなく
、かつ重量およびコストの低減も可能となつて前記第1
実施例と同様な効果がある。次に、第6図は本発明に用
いられる下刃19のさらに他の実施例を示すもので、切
刃部22Bは下刃19の一側面の外周部にリング状に設
けられ、残りの大部分はスペーサ部23Bとされている
。この際、切刃部22Bは超硬合金とされ、スペーサ部
23Bはセラミツクスとされている。このように構成し
ても前述と同様な効果がある。また、本実施例によれば
、超硬合金部を最も少なくでき、かつ切刃部22Bとス
ペーサ部23Bとは必ずしも接着しなくてよいという効
果を付加できる。上述のように、本発明によれば、重量
、被研削性、被切朝物に対する物性等に問題のないスリ
ツタ一を提供できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明に係るスリツタ一の一実施
例を示すもので第1図は全体概略構成図、第2図は下刃
部の拡大朝面図、第3図は上刃および下刃の斜視図.第
4図は下刃の断面図,第5図は下刃の他の実施例を示す
断面図、第6図は下刃のさらに他の実施例を示す断面図
である。 1・・・・・・第1の回転軸、6・・・・・・上刃ホル
ダー、7・・・・・・第1の刃物としての上刃、11・
・・・・・第2の回転軸、16・・・・・・動力源とし
てのモータ、19・・・・・・第2の刃物としての下刃
、22,22A,22B・・・・・・切刃物、23,2
3A,23B・・・・・・スペーサ部、取付部およびス
ペーサ部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 薄肉状に形成された切刃を有するとともに第1の回
    転軸に支持された第1の刃物と、この第1の刃物の切刃
    に接触する切刃部を有するとともに第1の刃物の切刃の
    にげ溝を有しかつ第2の回転軸に支持された第2の刃物
    とを備えたスリツターにおいて、前記第2の刃物の切欠
    部を超硬合金にて形成するとともに、切刃部以外の部分
    をセラミックスにて形成したことを特徴とするスリツタ
    ー。 2 前記特許請求の範囲第1項において、前記第2の刃
    物の切刃部とそれ以外の部分とは前記第2の回転軸の軸
    心と直交する平面で分離されるとともに、これらの切刃
    部とそれ以外の部分とは前記第2の回転軸の両側から締
    付けられて該回転軸に固定されたことを特徴とするスリ
    ツター。
JP15325677A 1977-12-19 1977-12-19 スリツタ− Expired JPS5939275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15325677A JPS5939275B2 (ja) 1977-12-19 1977-12-19 スリツタ−

Applications Claiming Priority (1)

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JP15325677A JPS5939275B2 (ja) 1977-12-19 1977-12-19 スリツタ−

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Publication Number Publication Date
JPS5484670A JPS5484670A (en) 1979-07-05
JPS5939275B2 true JPS5939275B2 (ja) 1984-09-21

Family

ID=15558471

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JP15325677A Expired JPS5939275B2 (ja) 1977-12-19 1977-12-19 スリツタ−

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236627Y2 (ja) * 1979-06-27 1987-09-17
JPS58202711A (ja) * 1982-05-18 1983-11-26 Mitsubishi Metal Corp 丸刃工具
US4548117A (en) * 1983-03-25 1985-10-22 Beloit Corporation Non-dulling slitter
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JPS6376494U (ja) * 1987-05-07 1988-05-20
JP2006218588A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Allied Material Corp 超硬合金製丸刃

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JPS5484670A (en) 1979-07-05

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