JP2006218588A - 超硬合金製丸刃 - Google Patents

超硬合金製丸刃 Download PDF

Info

Publication number
JP2006218588A
JP2006218588A JP2005035460A JP2005035460A JP2006218588A JP 2006218588 A JP2006218588 A JP 2006218588A JP 2005035460 A JP2005035460 A JP 2005035460A JP 2005035460 A JP2005035460 A JP 2005035460A JP 2006218588 A JP2006218588 A JP 2006218588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cemented carbide
round blade
nitrogen
ion implantation
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005035460A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Asada
信昭 浅田
Osamu Aoki
修 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Allied Material Corp
Original Assignee
Allied Material Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Allied Material Corp filed Critical Allied Material Corp
Priority to JP2005035460A priority Critical patent/JP2006218588A/ja
Publication of JP2006218588A publication Critical patent/JP2006218588A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

【課題】耐摩耗性及び耐食性に優れ、且つ高精度に加工された、磁気テープ切断用の超硬合金製丸刃スリッターナイフを提供すること。
【解決手段】超硬合金製丸刃において、少なくとも刃先の表面部に窒素イオンを注入して前記表面部に窒素を含有させる。窒素イオンの注入に当たっては、少なくとも刃先の表面部には黒皮や、CVD等で被覆された膜が存在せず、研削もしくはラッピングされた表面であることとする。窒素イオンの注入量は(10の20乗)/平方cm以上、窒素イオンの注入エネルギーは15keV以上とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体として使用される磁気テープの切断に用いられる超硬合金製丸刃の表面処理に関する。詳しくは、ナイフの表面部に窒素イオンを注入し、耐摩耗性、耐食性を向上させた磁気テープ切断用スリッターナイフに関する。
記録媒体すなわち、オーディオテープ、ビデオテープそしてコンピューター用のバックアップとして用いられる磁気テープの切断には、一般的に炭素鋼,高速度鋼,超硬合金,セラミックス等のスリッターナイフが用いられている。
その中でも、炭素鋼及び高速度鋼は、当該材料のもつ硬度が低いため、刃先の摩耗量が多く長時間のスリッテイングには耐えられない。
セラミックスは、耐食性の点では優れるものの、当該材料の信頼性の点で金属製スリッターナイフに比べて劣る。
これらの理由により、現在、磁気テープの切断用にはWC−Co系超硬合金が磁気テープの切断には広く用いられている。
しかし、近年、磁気テープの高容量化、高密度記録が要求される中、磁気テープも薄層メタルテープ、蒸着テープ等に始まり、記録密度を向上させるため磁性体自身が数ミクロンの細長い形状から、ナノオーダーの球形の磁性粒子を有するものへと検討が進んでいる。
また、磁気テープ切断用のスリッターナイフは、刃先部が摩耗していく。このため、上下刃共に刃先の外径を研磨して再使用している。
特に、下刃は切断時の軸に組んだまま外径研磨する為、研磨液が下刃の間にしみ込み、腐食が進みやすい。さらに、寿命が来て下刃を分解する際に、軸に付着し分解し難い問題点も有している。
したがって、磁気テープを切断するための超硬合金製丸刃には、耐摩耗性、耐チッピング性、耐食性の優れた超硬合金が要求される。
そこで、WC基超硬合金を素材の面から改善することを目的として、例えば、特許文献1には、WC−Co合金にV,Crを添加することにより、複合効果でWCの粒成長抑制効果を狙った、耐摩耗性および高靭性に優れた超硬合金が提案されている。
又、特許文献2には、炭化バナジウム、窒化ジルコニウムを加えることにより、HRa91以上、抗折力350kg/mm以上である優れた特性を有する超硬合金が提案されている。
さらに、特許文献3には、CoまたはNiに対して、炭化クロムを添加し微小チッピングを生じさせないようにして、クラック伝播抵抗を高めている。
また、WC基超硬合金の耐摩耗性を向上させる目的で、IVa,Va,VIa族の炭化物、窒化物のセラミックスで被覆する化学気相蒸着法(CVD)、物理気相蒸着法(PVD)などの手法を用いた特許が多数提案されている。
さらに、真空中で基板に添加したい粒子をイオン化して加速後、強制的に基板に添加する方法が1970年頃、シリコンへの不純物添加法として開発が進められた。
今日、これらの方法を用いて超硬合金の特性改善が検討されている。中でも、特許文献4には、金属蒸気中でイオンインプランテーションを行い強固に薄い皮膜を形成させる方法が提案されている。
特許文献5には、あらかじめ形成させた薄い皮膜の上からイオン注入を行う方法が提案されている。
特許文献6には、IVa族の元素をイオン注入し、その後さらに炭素イオンを注入することによって、超硬合金の表層特性を改善するものが開示されている。
特許文献7には超硬合金の表面にカーボンをイオン注入して該合金表面層にカーボン濃度の富化層を形成する提案がなされている。
上記した特許文献1、2、及び3はいずれも超硬合金を材料面から改善する提案ではあるが、これらの材料を磁気テープ切断用のスリッターナイフに用いると、いずれの超硬合金も、スリッターナイフとして用いた場合スリッテイング時の耐摩耗性の向上やチッピング等の発生減少方向にはあるが、スリッターナイフの改善にはつながってはいない。
また、PVD法、CVD法によるセラミックスの皮膜の形成法による耐摩耗性向上は、硬い被覆膜形成による耐磨耗性の向上は期待できる。
しかしCVD法では基板(高精度に加工された磁気テープ切断用超硬合金製丸刃)温度が800℃ほどにあがり、これらの処理を施すと1/1000mmに加工した切断面が歪むため、高精度に加工された当該丸刃の寸法精度が維持できない問題がある。
一方、PVD法ではCVD法ほど温度の上昇は見られないが300℃ほどにあがり、同様な問題がある。
さらに、高精度に加工された磁気テープ切断用超硬合金製丸刃の表面が、被覆膜で凹凸になり精度が保たれなくなる。
仮に、CVDやPVDで被覆した後に再度加工する手法も考えられるが、それではコストも高くなる欠点がある。
また、特許文献4,5はイオン注入を行い超硬合金表層部を改善する提案ではあるものの、いずれも皮膜を形成させての手段であり、皮膜自体の剥離の問題点は解消されていない。
さらに、特許文献6はIVa族のイオンを注入し、さらに炭素イオンを注入することによる超硬合金表面の性質を変える提案ではあるが、2回に分けてイオン注入を行わなければならなく、費用の面で問題があった。
特許文献7は、超硬合金の表面にカーボンをイオン注入して、耐食性を向上させた提案ではあるものの、表面のカーボン富化層はWC−Co―Cの第3相の合金であり、WC−Coの2相合金に比較して、欠陥を有する面で問題があった。
特開昭61−12847号公報 特開昭62−48413号公報 特公平4−31012号公報 特開昭58−181864号公報 特開平2−22454号公報 特開平8−193266号公報 特開平8−92686号公報
そこで、本発明は上記の事情に着目してなされたものであって、その技術的課題は、従来技術の問題点の解消、すなわち、耐摩耗性及び耐食性に優れ、且つ高精度に加工された磁気テープ切断用超硬合金製丸刃を提供することにある。
本発明者等は、上記技術課題を解決すべく検討した結果、磁気テープの切断時に発生する摩耗は、単に超硬合金自体の硬さを高くするだけでは解消できないことがわかった。したがって、さらに、磁気テープ切断用の超硬合金製丸刃の耐摩耗性を向上させるために、超硬合金自体の靭性を低下させることなく、且つ加工精度が維持できる方法として、表面部のみの特性を変えることの出来るイオン注入法に着目し、種々の条件を試行し、上記の問題点が解決できることを見出し本発明を完成させたものである。
即ち、本発明によれば、超硬合金製丸刃において、少なくとも刃先の表面部に窒素イオンを注入してなり、前記表面部に窒素を含有することを特徴とする超硬合金製丸刃が得られる。
また、本発明によれば、前記超硬合金製丸刃において、前記少なくとも刃先の表面部には、CVD等で被覆された膜が存在しない状態で、窒素イオンが注入されていることを特徴とする超硬合金製丸刃が得られる。
また、本発明によれば、前記超硬合金製丸刃において、前記少なくとも刃先の表面部に黒皮を有せず、研削面もしくはラップ面から形成されており、且つ、その表面部に窒素イオンを注入されて、前記表面部の表層部に窒素を含有することを特徴とする超硬合金製丸刃が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一つの超硬合金製丸刃において、イオン注入による窒素イオン注入量が1020/cm以上であることを特徴とする超硬合金製丸刃が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一つの超硬合金製丸刃において、窒素イオン注入エネルギーが15keV以上の窒素イオン注入が施されていることを特徴とする超硬合金製丸刃が得られる。
さらに、本発明によれば、前記いずれか一つの超硬合金製丸刃において、磁気テープ切断用スリッターナイフに用いられることを特徴とする超硬合金製丸刃が得られる。
本発明においては、耐摩耗性及び耐食性に優れ、且つ高精度に加工された磁気テープ切断用超硬合金製丸刃を提供することができる。
本発明についてさらに詳細に説明する。
まず、超硬合金製丸刃等のテープ切断用スリッターナイフにおいて、磁気テープの切断時に発生する摩耗は、単に超硬合金自体の硬さを高くするだけでは解消できない。すなわち、磁気テープの切断は、超硬合金の上下刃が互いに接することによって切断するため、超硬合金自体の硬度の向上を図ると超硬合金が欠け、細かいチッピングが生じる。そのため、細かい欠けを有する超硬合金により摩耗とチッピングがいっそう促進される。さらには、最近の細かく硬い磁性粉が切断時に脱落し、超硬合金の摩耗を促進させていることが判明した。
また、下刃は切断精度を維持するために切断時の軸に組んだまま外径研磨する為、研磨液が下刃の間にしみ込み、腐食が進みやすい。さらに、寿命が来て下刃を分解する際に、軸に付着して分解し難い問題点も有している。
そこで、本発明者らは、磁気テープ切断用の超硬合金製丸刃の耐摩耗性を向上させるために、超硬合金自体の靭性を低下させることなく、且つ加工精度が維持できる方法として、表面部のみの特性を変えることの出来るイオン注入法に着目し、種々の条件を試行し、本発明を完成させたものである。
本発明においては、超硬合金丸刃の表面に窒素イオンを注入することによって、表層部に存在するWCやCoに窒素イオンが注入される。その結果、表面部の極一部の表面層が窒素を含む粒子に変化させることができ、この表面部の耐摩耗性を向上させることができるものである。
この方法は、硬質皮膜の密着硬度を変えたり、密着強度を変える方法ではなく、超硬合金の表面部の特性を温度の上昇を伴わずに変える方法である。
したがって、母材の特性は変わらず、加工精度が維持でき、且つ、表層部の特性を変えるができる。
このように、本発明の磁気テープ切断用の超硬合金製丸刃は、全ての加工が終了した前記丸刃に窒素イオンの注入を行う。イオン注入の方法は全方位から行えるPBII(Plasma−Based Ion Implantation)法によって行う。イオン注入量は1020/cm以上で、窒素イオン注入エネルギーが15keV以上である。
本発明の超硬合金製丸刃において、その表面部に窒素イオンを注入し、この合金表層部に窒素を含有する磁気テープ切断用スリッターナイフについて、上記のように、限定した理由について述べる。
まず、窒素イオン注入量について述べる。
本発明において、窒素イオン注入量を1020/cm以上としたのは、この値以下では超硬合金中の窒素イオン濃度が高くならず、所望の切断時の耐摩耗性、耐食性を期待できない。なお、本発明品を得るための窒素イオン注入量の上限は、下記表1から分かるとおり1025/cmであれば良い。
次に、窒素イオンエネルギーについて述べる。
窒素イオンのイオン注入エネルギーに関して15keV以上にしたのは、イオン注入エネルギーがこの値以下では、表面からのイオン注入が起こらず、スパッタもしくは、膜を形成するからである。なお、本発明品を得るための窒素イオンのイオン注入エネルギーの上限は、図1及び下記表1から分かるとおり25KeVであれば良い。
それでは、本発明の超硬合金製丸刃の具体例について述べる。
(例1)
原料粉末として平均粒径0.8μmの微粒WC粉末、平均粒径1.3μmの炭化クロム、平均粒径1.5μmの炭化タンタル、平均粒径1.3μmのコバルトを下記表1に示した組成になるように配合した後、アルコール中で,湿式混合にて12時間混合した。
混合後、減圧乾燥し100MPa(1000kg/cm)の圧力でプレス成形した。成形サイズは外径φ200mm、内径φ140mmで厚み2.0mmであった。ついで1400℃,1.33Pa(0.01torr)1時間真空焼結後、1350℃,100MPa(1000kg/cm),1時間アルゴン雰囲気で熱間静水圧プレス処理(HIP)を施した。なお、腐食の試験を行うために、30×10×5mmのプレス体を同様に製作し焼結からイオン注入まで同一の条件で行った。
黒皮の焼結体を平面研削盤、ロータリー研摩機、ラップ加工機にて磁気テープ用スリッターナイフに仕上げた。製品サイズは上刃として外径φ150mm、内径φ110mm、厚み1.6mmの刃先角度30度に加工した。なお切断面についてはRy0.1Sの鏡面仕上げとした。下刃については外径φ150mm、内径φ110mm、厚み6.3mmのWC−15%Co合金を用いた。面精度は上刃同様Ry0.1Sの鏡面仕上げとした。但し、イオン注入は行っていない。
その後、PBIIにより窒素イオン注入を行った。また、比較合金は、本発明合金と同様の製造加工を行った。違いとしては、イオン注入を行わなかったこと、もしくは注入条件を変えたことである。
以上、これらの結果をまとめて下記表1に示した。なお、比較合金11にはCVDでTiCNのコーティング処理を施した。膜厚としては5μmに調整した。
Figure 2006218588
図1に、上記表1の試料1に示した合金の窒素イオン注入後の窒素濃度を、XPSで分析した結果を示した。注入なしや10KeVでイオン注入した合金では、表面からの窒素濃度はほとんど観察されないが、15KeV以上でイオン注入した合金では、窒素が確認された。
図2はスリッタナイフの摩耗の説明に供せられる図で(a)は正面図、(b)は拡大図である。図2に示すように、スリッタナイフ装置10は、第1の回転軸11によって、回転可能な超硬合金製のディスク状の上刃1と、第1の回転軸11に並行な第2の回転軸12によって回転可能な同じく超硬合金製のディスク状の下刃2とを備えている。上刃1と下刃2は、互いの対向する端面1a,2aとし外周面1b,2b間に形成される角部1c,2cによって、被切断物を挟み込むことで切断するものである。上刃の摩耗、チッピング部分とは角部1cに形成される。
下記表2には磁気テープ切断用テスト条件を示した。使用した磁気テープは大容量用コンピューターバックアップテープを用いた。
また、評価は上刃として評価を行い、100,000m切断した時の、刃先の摩耗、チッピングの有無を光学顕微鏡で調査した。
摩耗は図2に示した部分を観察した。それぞれの判定基準については、刃先の磨耗、チッピングともには10μmとした。本発明合金1と比較合金6のように、超硬合金組成の同じ組み合わせで比較した。
比較の組み合わせは、1−6、2−7、3−8、4−9、5−10で結果は表3に示した。
Figure 2006218588
ここで、上記表2におけるスリップ率とは、テープの切断面をよくするために、テープの送りスピードに対する上下刃のスリップする割合を言う。
Figure 2006218588
上記表3から分かるように、イオン注入したスリッターナイフの摩耗、チッピングはいずれも比較スリッターナイフよりも優れることが分かる。また、本発明の例に関しては、下刃についても同様なことがいえる。
(例2)
上記例1で試作した試験片を、研削、鏡面に仕上げを施し、下記表4に示すように10%塩酸(10%HCLと表示)及び10%硝酸溶液(10%HNO3と表示)の各溶液に浸漬し、腐食減量を測定し、単位時間当たりの腐食量を求め、腐食速度とした。その結果を下記表4に示した。
Figure 2006218588
上記表4に示すように、本発明合金1,3,5は、10%塩酸に関しては、0.42g/m・hr以下で、10%硝酸に関しては、0.16g/m・hr以下であり、一方、比較合金6,8,10の10%硝酸に関しては、1.35g/m・hr以上、10%硝酸に関して0.73g/m・hr以上であり、本発明合金が明らかに耐腐食性に優れていることがわかる。
以上説明したように、本発明によれば、超硬合金製丸刃において、その表面に窒素イオンを注入し、該合金表層部に窒素を含有する磁気テープ切断用スリッターナイフとすることによって、そのスリッターナイフの耐摩耗性、チッピング、耐食性を著しく改善させることをできる。
本発明に係る超硬合金製丸刃は、記録媒体すなわち、オーディオテープ、ビデオテープそしてコンピューター用のバックアップとして用いられる磁気テープの切断に用いられるスリッターナイフとして最適である。
本発明の実施の形態に用いられる超硬合金への窒素イオン注入後の窒素濃度をXPSで分析した結果を示す図である。 スリッタナイフの摩耗の説明に供せられる図で、(a)は正面図、(b)は拡大図である。
符号の説明
1 上刃
1a 端面
1b 外周面
1c 角部
2 下刃
2a 端面
2b 外周面
2c 角部
3 上刃の摩耗、チッピング部分
10 スリッタナイフ装置
11 第1の回転軸
12 第2の回転軸

Claims (6)

  1. 超硬合金製丸刃において、少なくとも刃先の表面部に窒素イオンを注入してなり、前記表面部に窒素を含有することを特徴とする超硬合金製丸刃。
  2. 請求項1に記載の超硬合金製丸刃において、前記少なくとも刃先の表面部には、CVD等で被覆された膜が存在しない状態で、窒素イオンが注入されていることを特徴とする超硬合金製丸刃。
  3. 請求項1又は2に記載の超硬合金製丸刃において、前記少なくとも刃先の表面部に黒皮を有せず、研削面もしくはラップ面から形成されており、且つ、その表面部に窒素イオンを注入されて、前記表面部の表層部に窒素を含有することを特徴とする超硬合金製丸刃。
  4. 請求項1乃至3の内のいずれか一つに記載の超硬合金製丸刃において、イオン注入による窒素イオン注入量が1020/cm以上であることを特徴とする超硬合金製丸刃。
  5. 請求項1乃至4の内のいずれか一つに記載の超硬合金製丸刃において、窒素イオン注入エネルギーが15keV以上の窒素イオン注入が施されていることを特徴とする超硬合金製丸刃。
  6. 請求項1乃至5の内のいずれか一つに記載の超硬合金製丸刃において、磁気テープ切断用スリッターナイフに用いられることを特徴とする超硬合金製丸刃。
JP2005035460A 2005-02-14 2005-02-14 超硬合金製丸刃 Pending JP2006218588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005035460A JP2006218588A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 超硬合金製丸刃

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005035460A JP2006218588A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 超硬合金製丸刃

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006218588A true JP2006218588A (ja) 2006-08-24

Family

ID=36981231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005035460A Pending JP2006218588A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 超硬合金製丸刃

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006218588A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7094013B2 (ja) 2018-11-28 2022-07-01 甲南設計工業株式会社 樹脂シート切断機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5484670A (en) * 1977-12-19 1979-07-05 Toyo Knife Slitter
JPS5867691U (ja) * 1981-10-30 1983-05-09 三菱マテリアル株式会社 スリツタ装置
JPS60201895A (ja) * 1984-03-26 1985-10-12 東芝タンガロイ株式会社 磁気テ−プ切断用のスリツタ−
JPH06190606A (ja) * 1992-12-26 1994-07-12 Hitachi Tool Eng Ltd 被覆超硬合金工具
JPH09165282A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 硬質部材およびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5484670A (en) * 1977-12-19 1979-07-05 Toyo Knife Slitter
JPS5867691U (ja) * 1981-10-30 1983-05-09 三菱マテリアル株式会社 スリツタ装置
JPS60201895A (ja) * 1984-03-26 1985-10-12 東芝タンガロイ株式会社 磁気テ−プ切断用のスリツタ−
JPH06190606A (ja) * 1992-12-26 1994-07-12 Hitachi Tool Eng Ltd 被覆超硬合金工具
JPH09165282A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 硬質部材およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7094013B2 (ja) 2018-11-28 2022-07-01 甲南設計工業株式会社 樹脂シート切断機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5344204B2 (ja) 表面被覆切削工具
CN102224276B (zh) 溅射靶及其制造方法
JP4842962B2 (ja) 勾配形成元素としてバナジウムを用いた焼結超硬合金
EP2636764A1 (en) Nanolaminated coated cutting tool
JP6439975B2 (ja) サーメットの製造方法
JP2009142982A (ja) 被膜付き切削工具インサート
JP5686253B2 (ja) 耐剥離性に優れる表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
EP3542952A1 (en) Method for machining material to be machined, machine tool, and method for manufacturing member, by using diamond tool equipped with nano polycrystalline diamond or vapor-phase synthesized monocrystal diamond
JP5488873B2 (ja) 耐欠損性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具
CN102245801B (zh) 制造对尺寸精度具有高要求的切削工具刀片的方法
JP2006218588A (ja) 超硬合金製丸刃
JP5150931B2 (ja) 薄刃ブレードおよびその製造方法
JP5053561B2 (ja) 切削工具およびその製造方法
JP2004291137A (ja) 切断刃
JP6217216B2 (ja) 表面被覆切削工具とその製造方法
JP2000336451A (ja) 改質焼結合金、被覆焼結合金及びその製造方法
JPH0912328A (ja) ホイールカッター及びその製造方法
JP5471842B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP6863059B2 (ja) W−Ti積層膜
CN102061466B (zh) 表面包覆切削工具
JP5831708B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP2010284759A (ja) 表面被覆切削工具
JPS60165340A (ja) 選択的に部分改質した焼結合金
JP2012210672A (ja) すぐれた耐摩耗性を発揮するエンドミル
CN101410209A (zh) 切削工具及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100623