JPH0453915Y2 - - Google Patents

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JPH0453915Y2
JPH0453915Y2 JP1987147985U JP14798587U JPH0453915Y2 JP H0453915 Y2 JPH0453915 Y2 JP H0453915Y2 JP 1987147985 U JP1987147985 U JP 1987147985U JP 14798587 U JP14798587 U JP 14798587U JP H0453915 Y2 JPH0453915 Y2 JP H0453915Y2
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grinding
cutting blade
cutting edge
cutting
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、写真フイルム、平版印刷版、紙等の
帯状シート材(以下、ウエブという)を所定幅に
裁断するスリツタに用いられる切刃装置に関す
る。
〔従来の技術〕
ウエブを所定幅に裁断するためにスリツタが用
いられている。このスリツタは、円盤状又は截頭
円錐体状の上下2個の切刃を有し、これら上下切
刃を回転させ、且つこれら上下切刃の間にウエブ
を挿入することで、ウエブを裁断するものであ
り、例えば特開昭53−121280号公報に開示されて
いる。
このようなスリツタを第6図及び第7図に示
す。
第6図に示されるスリツタは、刃先角が90°、
逃げ角が0°の切刃1aを用いている。このような
逃げ角が0°の切刃1aにおいては、再研削時に外
周面を研削することで、刃支持軸(シヤフト)2
の軸方向の刃先位置を変化させることのないよう
にしている。尚、図中の符号1bは、切刃1aに
対抗して配置される上切刃を示す。
又、第7図に示されるスリツタは、任意の逃げ
角αを持たせた切刃1cを用いている。このよう
な逃げ角αを持つ切刃1cにおいては、再研削後
の研削代βに見合つた量を、例えばスペーサの幅
変更、NC制御のサーボモータによる位置変更に
よつて、シヤフト2の軸方向に位置補正するよう
にしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第6図に示される従来の切刃装
置にあつては、切刃1aの外周面を研削すること
で再研削を行うようにしているため、切刃1aの
逃げ角が0°に限定され、又、外周面を研削して再
研削を行うため、再研削に伴い研削代βだけ切刃
1aの外周径が小さくなり、これにより、再研削
後の切刃組付けの際に、刃先について半径方向の
位置補正が必要になるという問題点がある。
又、第7図に示される任意の逃げ角αを持つ切
刃装置にあつては、再研削時の研削代βによつて
再研削後は各切刃1c毎に刃厚が異なることにな
る。従つて、再研削後の切刃装置の組付けにおい
ては、各切刃1cの厚みを測定し管理する手段
と、シヤフト2の軸方向に刃先を再研削代βに対
応して位置補正する手段とが必要になるという問
題点がある。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、再研削後においても、刃先位置を
不変として、再研削後の刃先位置調整を不要とす
ることができるようにしたスリツタの切刃装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、再研削時
に切刃の逃げ面全体が研削される切刃と、この切
刃の逃げ面のシヤフト中心側に当接する当接面を
備え、且つ前記シヤフトに一定の軸方向位置で固
定されるホルダと、このホルダの当接面に前記切
刃の逃げ面を当接させて固定する固定手段とを用
い、さらに前記切刃の逃げ角をαとしたとき、前
記ホルダの当接面を前記逃げ角αと同じ傾斜角に
したものである。
〔作用〕
本考案においては、再研削時に切刃の逃げ面全
体が研削される切刃を備えることにより、従来の
如く、再研削後の研削代によつて刃先直径が小さ
くなることがない。又、固定手段と協働して切刃
をシヤフトに固定するホルダは、切刃の逃げ面の
シヤフト中心側に当接する当接面を備え、且つ切
刃の逃げ面は前記当接面に固定手段を介し当接さ
れることにより、切刃の再研削時に逃げ面全体が
研削されることと相まつて、切刃の再研削によつ
てもシヤフトの軸方向における刃先位置が変化す
ることがない。
従つて、切刃の再研削後であつても、刃先位置
が研削前の位置と変わらないため、従来のよう
に、再研削時の研削代βに対応して刃先位置補正
を行うという煩雑な作業を不要とすることができ
る。
しかも、切刃は、該切刃の逃げ面のシヤフト中
心側に当接する当接面を備えたホルダによりシヤ
フトに固定されるため、0°を含む任意の逃げ角α
を有する切刃であつても適用が可能となり、ウエ
ブの性質、切刃の耐久性等を考慮して最適な逃げ
角αを有する切刃を選択・使用することが可能と
なる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
本考案の第1実施例は、第1図乃至第3図に示
されるように、逃げ角αを持つ切刃1と、この切
刃1が固定されるシヤフト2と、このシヤフト2
に切刃1を固定するためのホルダ3と、このホル
ダ3及び切刃1をシヤフト2に固定するための固
定リング4、及びシヤフト2に形成されたねじ部
5に螺合する締め付けナツト6とから構成されて
いる。
前記切刃1は円盤状に形成され、中心にはシヤ
フト取り付け用の取り付け孔7が開口されてい
る。又、この切刃1の一端には逃げ角αを持つよ
うに円錐面状となる逃げ面8が形成されている。
前記ホルダ3は、前記切刃1の逃げ角αに対応
した傾斜で形成される段部面を有する段付き円筒
体状に形成されており、該ホルダ3の段部面は、
前記切刃1の逃げ面8の中心側の当接面9とされ
ている。
このホルダ3によるシヤフト2への切刃1の組
付けは、第1図に示されるように、シヤフト2周
面の一部に突出形成された固定リング4と、シヤ
フト2の周面に形成されたねじ部5に螺合する前
記締め付けナツト6とにより行われる。
即ち、ねじ部5に螺合する締め付けナツト6の
軸方向の緊締力によりホルダ3を介しシヤフト2
に切刃1を固定するものである。この締め付けナ
ツト6は、固定リング4によつてシヤフト2の軸
方向で位置決めされたホルダ3との間に切刃1を
挟圧して固定する固定手段となつており、この固
定により切刃1の逃げ面8がホルダ3の当接面9
に密着される。尚、図中の符号19,20はスペ
ーサを示す。
このようにして、シヤフト2に組付けられた切
刃1によつてウエブの裁断が行われる。そして、
ウエブの裁断によつて切刃1の刃先が摩耗する等
して刃の再研削を行う場合には、第2図に示され
るように、切刃1の逃げ面8全体を均等にその研
削代をβとして研削する。
この再研削後、前述した如く固定リング4及び
締め付けナツト6によりホルダ3を介しシヤフト
2に切刃1を取り付ける。
切刃1は逃げ面8全体を均等に研削するように
して再研削が行われているため、切刃1の逃げ角
αは再研削以前の状態と同じ角度とされる。しか
も、再研削に際し、第6図に示される従来のもの
のように、切刃1の外周面を研削するものではな
いから、切刃1の刃先外周径は小さくなることが
なく、再研削以前の刃先外周径を維持することが
できる。
従つて、再研削後の切刃組付け状態において
も、刃先位置はシヤフト軸方向及び半径方向にお
いて変動することがない。これにより、従来の如
く、再研削による研削代βに相当する量の刃先位
置補正を行う必要がなくなり、再研削後の切刃組
付け作業を簡単且つ容易にしかも刃先位置を変動
させることなく高精度に行うことができる。
次に、第4図に示される本考案の第2実施例に
ついて説明する。
この第2実施例は、前出第1実施例における切
刃1の逃げ角αを0°とするようにして構成されて
いる。即ち、切刃10の逃げ面11はシヤフト2
の中心線に直交するように形成されている。これ
に対応して、ホルダ13の当接面14もシヤフト
2の中心線に直交するように形成されている。
本実施例においても、再研削時に切刃10の逃
げ面11全体を研削することにより、再研削後で
あつても、再研削前と同一の刃先位置に再研削後
の刃先を位置させることができる。従つて、第1
実施例と同様に、再研削による研削代分の刃先位
置補正等を行う必要がなくなり、再研削後の切刃
組付け作業を簡単且つ容易にしかも高精度に行う
ことができる。
次に、第5図に示される本考案の第3実施例に
ついて説明する。
この第3実施例は、切刃15の逃げ角αを負と
するようにして構成されている。又、これに対応
させてホルダ16の当接面17も、この逃げ角と
同一の角度となるようにシヤフト2の中心線に対
し逃げ角分だけ傾斜させ、内側に凹む円錐面とし
て形成されている。
本実施例においても、再研削時に切刃15の逃
げ面18全体を研削することにより、再研削後で
あつても、再研削前と同一の刃先位置に再研削後
の刃先を位置させることができる。従つて、第1
実施例と同様に、再研削による研削代分の刃先位
置補正等を行う必要がなくなり、再研削後の切刃
組付け作業を簡単且つ容易にしかも高精度に行う
ことができる。
これら第2乃至第3実施例によれば、0°を含む
任意の逃げ角αを有する切刃であつても適用が可
能となり、ウエブの性質、切刃の耐久性等を考慮
して最適な逃げ角αを有する切刃を選択・使用す
ることが可能となる。
尚、上記各実施例において、切刃1,10,1
5は、それぞれホルダ3,13,16を介し固定
リング4及び締め付けナツト6によりシヤフト2
へ固定されるものとされたが、本考案はこれに限
定されることなく、切刃1をホルダ3を介しシヤ
フト2に固定することのできるものであれば他の
固定手段を用いるようにしてもよい。
又、上記各実施例において、ホルダ3はシヤフ
ト2と別体として構成されたが、本考案はこれに
限定されることなく、ホルダはシヤフトと一体化
して構成されるものとしてもよい。この場合には
前記固定リング4は省略することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の切刃装置によれ
ば、再研削時に切刃の逃げ面全体が研削される逃
げ角αの切刃と、この切刃の逃げ面のシヤフト中
心側に当接する逃げ角αと等しい傾斜角をもつ当
接面を備え且つシヤフトに一定の軸方向位置で固
定されるホルダと、このホルダの当接面に前記切
刃の逃げ面を当接させて固定する固定手段を用い
ることにより、再研削時に切刃を組付ける際、再
研削後の刃先を再研削前の刃先位置に常に位置さ
せることができ、これにより、再研削後の刃先位
置補正等の煩雑な作業を不要としてその組付け作
業を簡単且つ容易にしかも高精度に行うことがで
きるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案におけるスリツタの切刃装置
の第1実施例を示す要部断面図である。第2図
は、同実施例における切刃の再研削後の状態を示
す断面図である。第3図は、再研削後の切刃組付
け状態を示す要部断面図である。第4図は、本考
案の第2実施例を示す要部断面図である。第5図
は、本考案の第3実施例を示す要部断面図であ
る。第6図及び第7図は、従来の切刃装置におけ
る再研削時の研削代を示す断面図である。 1,10,15……切刃、2……シヤフト、
3,13,16……ホルダ、4……固定リング、
6……締め付けナツト、8,11,18……逃げ
面、9,14,17……当接面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スリツタの切刃を回転するシヤフトにホルダを
    介し固定するようにしたスリツタの切刃装置にお
    いて、再研削時に切刃の逃げ面全体が研削される
    逃げ角αの切刃と、この切刃の逃げ面のシヤフト
    中心側に当接する前記切刃の逃げ角αと等しい傾
    斜角を持つ当接面を備え、且つ前記シヤフトに一
    定の軸方向位置で固定されるホルダと、このホル
    ダの当接面に前記切刃の逃げ面を当接させて固定
    する固定手段と、を備えたことを特徴とするスリ
    ツタの切刃装置。
JP1987147985U 1987-09-28 1987-09-28 Expired JPH0453915Y2 (ja)

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JP1987147985U JPH0453915Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JP1987147985U JPH0453915Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JPS6452686U JPS6452686U (ja) 1989-03-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7244149B1 (ja) * 2022-09-29 2023-03-22 オルファ株式会社 フィルム切断用円形刃

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55157497A (en) * 1979-05-22 1980-12-08 Jagenberg Werke Ag Rotating discoid edge tool

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JPS55157497A (en) * 1979-05-22 1980-12-08 Jagenberg Werke Ag Rotating discoid edge tool

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