JPH1190888A - 材料ウェブを横裁ちする横裁ち機のためのナイフ胴 - Google Patents

材料ウェブを横裁ちする横裁ち機のためのナイフ胴

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JPH1190888A
JPH1190888A JP17754498A JP17754498A JPH1190888A JP H1190888 A JPH1190888 A JP H1190888A JP 17754498 A JP17754498 A JP 17754498A JP 17754498 A JP17754498 A JP 17754498A JP H1190888 A JPH1190888 A JP H1190888A
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fixed
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Raihieruto Peetaa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナイフを正確に位置決めして組み付け、ナイ
フのカッティングエッジを調整エレメントによって、支
持体に対して接線方向に局所的に種々に位置調節するこ
とを可能にする。 【解決手段】 ナイフ6の後縁部と接触面15との間
に、ストッパ台19の列が交換可能にねじ固定されてお
り、該ストッパ台でナイフ6がその後縁部で組付時に位
置決めされるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料ウェブ、特に
紙ウェブまたは厚紙ウェブを横裁ちする横裁ち機のため
のナイフ胴であって、ローラ状の支持体が設けられてい
て、該支持体が外側に、ほぼ軸方向で延びる少なくとも
1つのナイフ載置面を有しており、該ナイフ載置面に、
ナイフが横置きされて固定されている形式のものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】紙または厚紙から複数の枚葉紙を製造す
るための横裁ち機は、公知のように、機械フレーム内で
互いに上下に回転可能に支承された2つのナイフ胴を有
している。これらのナイフ胴のナイフは、回転時に互い
に対を成して切断係合する。これにより、通走するウェ
ブを剪断により横方向に分断することができる。公知の
ように、ナイフ胴はそれぞれローラ状の支持体から成っ
ており、この支持体はその外周面に、軸方向で螺旋状に
延びる少なくとも1つの溝を有している。この溝には、
半径方向に突出したカッティングエッジを有する、ロー
ラ全長にわたって延びるナイフが固定されている。
【0003】ドイツ連邦共和国実用新案登録第2951
2032号明細書に基づき公知の上記形式のナイフ胴の
場合、このナイフ胴には、支持体に接する接線に対して
僅かな正の角度を成して傾斜されてナイフが横置きされ
ている。ナイフの組付時に正確なセットをより簡単に行
うために、ナイフは、その端面側の後研削可能なカッテ
ィング面で、支持体の接触面に支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は冒頭で
述べた形式のナイフ胴を改良して、ナイフを正確に位置
決めして組み付けることができ、ナイフのカッティング
エッジを調整エレメントによって、支持体に対して接線
方向に局所的に種々に位置調節することもできるような
ナイフ胴を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、ナイフの後縁部と接触面との間
に、ストッパ台の列が交換可能にねじ固定されており、
該ストッパ台でナイフがその後縁部で組付時に位置決め
されるようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、横置きされたナイフ
が、組付時にその後縁部で位置決めされる。カッティン
グエッジはストッパには当て付けられず、ナイフの後縁
部に圧着する調整エレメントによって、例えば調節ねじ
によって局所的に種々に位置調節することができる。
【0007】請求項2以下には、本発明によるナイフ胴
の有利な構成が記載されている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に示した実施の
形態について説明する。
【0009】図1に概略的に示した横裁ち機は2つのナ
イフ胴(上側ナイフ胴1,下側ナイフ胴2)を有してい
る。これらのナイフ胴は軸方向端部で、機械フレームの
側方部分3,4に回転可能に支承されている。上側ナイ
フ胴1と下側ナイフ胴2とは互いに上下に、水平方向の
回転軸線5を有して配置されていて、外側に胴の全長に
わたって延びるそれぞれ少なくとも1つのナイフ6を支
持している。このナイフは軸方向で螺旋状に延びて横置
きされて固定されている。これにより、紙ウェブまたは
厚紙を通走時に直角に切断することができる。上側ナイ
フ胴1と下側ナイフ胴2とを同期的に回転させるため
に、軸受けを通って延びる軸受けジャーナル8のそれぞ
れの両端部に同期用平歯車9,10が固定されている。
【0010】両ナイフ胴(1,2)は、上側ナイフ胴1
においてのみ、カッティングエッジを位置調節するため
の調節ねじが設けられていることを除けば同一の構造を
有している。これらのナイフ胴は、同一個数のナイフ6
を有している。紙ウェブまたは厚紙ウェブを横裁ちする
ために、各ナイフ胴(1,2)は有利には1つまたは周
方向で約180°の角度を成して配置された2つのナイ
フ6を有している。
【0011】各ナイフ胴(1,2)は、ローラ状の支持
体から成っている。この支持体の側面には、機械フレー
ムに支承するための軸受けジャーナル8が、回転軸線5
に対して同軸的に固定されている。支持体の外側には、
螺旋状に軸方向で、所望のナイフ輪郭に沿って延びる少
なくとも1つのナイフ載置面21が加工成形されるかま
たは固定されている。このナイフ載置面にはナイフ6が
固定されている。図2〜図4に示した実施例の場合、ナ
イフ載置面21はナイフホルダ13の部分である。この
ナイフホルダは支持体に設けられた溝7内に固定されて
いる。図5に示した実施例の場合には、ナイフ載置面2
1は鋼から成る支持体に直接にフライス加工されてい
る。
【0012】図2および図3に示した実施例の場合、支
持体は、同軸的に互いに上下に配置された管状の2つの
シェル(内側シェル11,外側シェル12)から成って
いる。これらのシェルは、繊維複合材料、有利には、炭
素繊維と樹脂とから成る複合材料(炭素繊維強化プラス
チック・繊維複合体:CFK繊維複合体)から製造され
ている。内側シェル11は、この内側シェルが、必要と
されるねじり剛さを保証するように構成されている。こ
のために、炭素繊維は、支持体の回転軸線5に対して3
0゜〜60°、有利には45゜の正の角度および負の角
度を成して交差して巻き付けられている。外側シェル1
2は、この外側シェルが、必要とされる曲げ剛さを保証
するように構成されている。このことのために、外側シ
ェルの炭素繊維は、回転軸線5に対して30゜より小さ
な、有利には10゜より小さな、例えば5°〜8°の正
の角度および/または負の角度を成して巻き付けられて
いる。曲げ剛さにとって有利なこのような小さな角度に
よって、炭素繊維は、巻き付けることにより層状に互い
に上下に重ねられる。0°に近い極めて小さな角度の場
合には、1方向でのみ巻き付けることが可能である。
【0013】内側シェル11の肉厚は、外側シェル12
の肉厚と少なくとも同じであり、有利には、外側シェル
12の肉厚の1.1倍〜3倍である。内側シェル11の
繊維が外側シェル12の繊維と同じ弾性率を有している
場合、内側シェル11は、外側シェル12の約2倍の厚
さを有していると有利である。この実施例においては、
内側シェル11は110mmの内径において40mmの
肉厚を有しており、外側シェル12は20mmの肉厚を
有している。
【0014】外側シェル12には、少なくとも1つの溝
7が切除法により、特にフライス加工により加工成形さ
れている。この溝は、螺旋状に軸方向で、胴の全長にわ
たって延びている。溝7の深さは、各溝7が専ら外側シ
ェル12内に位置するように選択されている。
【0015】溝7には、溝7の輪郭に応じて螺旋状に湾
曲した、金属、有利には鋼から成るナイフホルダ13が
固定されている。ナイフホルダ13は溝7内に接着され
ており、付加的にねじ14によって位置固定されてい
る。ナイフホルダ13の外面の一部は、ナイフ載置面2
1として形成されている。図2および図3に示したよう
に、このナイフ載置面はナイフ胴(1,2)の各横断面
において、支持体への接線に対して直線的にかつ0°〜
45゜の間の角度を成して延びる載置線を有している。
さらに、ナイフホルダ13は、回転方向で見て後方で、
ほぼ半径方向外側に延びるウェブを有している。このウ
ェブは、有利にはナイフ載置面21に対して直角に延び
る接触面15を備えている。ナイフ6はナイフ載置面2
1に横置きされて、ホルダ13に固定ねじ16によって
ねじ固定されている。これらの固定ねじは、ナイフ全長
にわたってほぼ50mm毎に配置されている。上側ナイ
フ胴1のナイフホルダ13は、付加的に1列の調節ねじ
17を有している。これらの調節ねじはナイフ6の後縁
部に圧着している。これにより、ナイフ6のカッティン
グエッジの輪郭を正確に位置調節することができる。
【0016】回転方向で見て各ナイフ6の後方には、ナ
イフのための載置面21に対して平行に延びるストッパ
台18,19の列が支持体に固定されている。これらの
ストッパ台18,19は、ほぼ150mm毎に、固定ね
じ16に対してずらされて、固定ねじ20によってそれ
ぞれのナイフホルダ13の接触面15に当て付けられた
状態で交換可能にねじ固定されている。組付時には、ナ
イフ6の後縁部がストッパ台18,19に当て付けられ
て位置決めされる。下側ナイフ胴2のストッパ台18は
直方体形状を有しているので、90゜だけ回転させるこ
とにより、2つの異なる有効厚さをセットすることがで
きる。このことにより、ナイフ6の後縁部を2つの異な
る接触面15に当て付け、位置決めすることが可能にな
る。ストッパ台18の両厚さの差は丁度ナイフ6が後研
削される分の大きさである(例えば1mm)。したがっ
て、後研削されたナイフの組付時には、ストッパ台18
を90゜だけ回転させることにより、カッティングエッ
ジを、研削されていないナイフ6のカッティングエッジ
のポジションに正確にもたらすことができる。
【0017】図4に示したように、上側ナイフ胴1にお
いては、胴の全長にわたって、それぞれ3つの調節ねじ
17に1つのストッパ台19が続いているので、それぞ
れ2つのストッパ台19は約150mmの間隔を置いて
配置されている。ストッパ台19は固定ねじ20によっ
てナイフホルダ13のウェブのポケット状の切欠き内に
ねじ固定されている。上側ナイフ胴1のナイフホルダ1
3のウェブは、下側ナイフ胴2における構成に比べて厚
く形成されている。これにより、調節ねじ17のために
十分に長いねじ山が形成されている。図3から明らかな
ように、ストッパ台19は横断面において、横に寝かさ
れた「T」字の形を有している。この「T」の中央の脚
部がねじ固定されている。ナイフ6の後縁部に対して平
行に延びる両横方向脚部は、1つの平らな前面を有して
いる。この前面でナイフ後縁部が位置決めされる。両横
方向脚部の厚さは、後研削の大きさだけ異なるので、後
縁部はずらされている。したがって、中央脚部を中心に
して180゜だけ回転させることにより、第2の有効厚
さをセットすることができる。これにより、ナイフ6の
カッティングエッジを後研削後、研削されていないナイ
フ6のカッティングエッジのポジションにもたらすこと
ができる。図3においては、後研削されたナイフ6のた
めにストッパ台19が組み付けられた状態が示されてい
る。この図面から明らかなように、セット寸法を規定す
る、ストッパ台19の横方向脚部が、ナイフの後縁部と
接触面15との間に位置している。
【0018】この実施例において説明した、2つの有効
厚さを有するストッパ台18,19は特に有利である。
それというのは、これらのストッパ台は、異なる組付に
よって、後研削時にナイフ6が短くなることを補償する
ことができるからである。2つの異なる有効厚さを有す
るストッパ台18,19の代わりに、その都度のナイフ
幅に適合された厚さを有する2つ以上のストッパ台組を
使用することもやはり可能である。これにより、1つの
ナイフ6を何度後研削しても、または、種々異なる幅の
ナイフを使用しても、適当なストッパ台を使用すること
により、カッティングエッジを、予め規定された一貫し
たポジションで位置決めすることができる。このような
ポジションにおいて、上側ナイフ胴1および下側ナイフ
胴2のナイフ6のカッティングエッジは、互いに所望の
相対位置で延びる。ナイフ胴(1,2)の全長にわたっ
て差異が生じる場合、これらの差異は調節ねじ17によ
って補償される。
【0019】図5には、支持体が鋼から製造されている
上側ナイフ胴1および下側ナイフ胴2の実施例が示され
ている。この実施例の場合、ナイフホルダ13は割愛さ
れている。それというのはナイフ6、調節ねじ17およ
びストッパ台18を直接的に支持体にねじ固定すること
ができるからである。この実施例の場合には、鋼から成
る支持体に、それぞれ1つのナイフ載置面21と溝とが
フライス加工されている。この溝の内壁は、図2および
図3に示した実施例のナイフホルダ13の接触面15に
相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】横裁ち機を、ウェブ通走方向に対して横方向に
断面した概略図である。
【図2】繊維複合材料から成る2つのナイフ胴を、上側
ナイフ胴の調節ねじの領域で示す部分横断面図である。
【図3】上側ナイフ胴のストッパ台の領域で示す、図2
のナイフ胴の部分横断面図である。
【図4】上側ナイフ胴の一部を示す平面図である。
【図5】鋼から成る上側ナイフ胴と下側ナイフ胴とを示
す部分断面図である。
【符号の説明】
1 上側ナイフ胴、 2 下側ナイフ胴、 3,4 側
方部分、 5 回転軸線、 6 ナイフ、 7 溝、
8 軸受けジャーナル、 9,10 同期用平歯車、
11 内側シェル、 12 外側シェル、 13 ナイ
フホルダ、 14 ねじ、 15 接触面、 16 固
定ねじ、 17 調節ねじ、 18,19 ストッパ
台、 20 固定ねじ、 21 ナイフ載置面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料ウェブを横裁ちする横裁ち機のため
    のナイフ胴であって、ローラ状の支持体が設けられてい
    て、該支持体が外側に、ほぼ軸方向で延びる少なくとも
    1つのナイフ載置面(21)を有しており、該ナイフ載
    置面に、ナイフ(6)が横置きされて固定されている形
    式のものにおいて、 ナイフ(6)の後縁部と接触面(15)との間に、スト
    ッパ台(18,19)の列が交換可能にねじ固定されて
    おり、該ストッパ台でナイフ(6)がその後縁部で組付
    時に位置決めされるようになっていることを特徴とす
    る、材料ウェブを横裁ちする横裁ち機のためのナイフ
    胴。
  2. 【請求項2】 ストッパ台(18)が、90゜だけ回転
    させることにより2つの異なる有効厚さをセットするこ
    とができるように、直方体形状を有している、請求項1
    記載のナイフ胴。
  3. 【請求項3】 ストッパ台(19)が、横断面T字形状
    を有しており、Tの両横方向脚部が互いに異なる厚さを
    有している、請求項1記載のナイフ胴。
  4. 【請求項4】 胴の全長にわたって、調節ねじ(17)
    の列が支持体に固定されており、調節ねじがナイフ
    (6)の後縁部に圧着している、請求項1から3までの
    いずれか1項記載のナイフ胴。
  5. 【請求項5】 支持体が繊維複合材料から製造されてお
    り、該繊維複合材料内に、胴の全長にわたって延びる少
    なくとも1つの溝(7)が加工成形されており、該溝
    に、ナイフ載置面(21)を有する、金属から成るナイ
    フホルダ(13)が固定されている、請求項1から4ま
    でのいずれか1項記載のナイフ胴。
  6. 【請求項6】 支持体が、繊維複合材料から成る、互い
    に上下に同軸的に重なって配置された管状の2つのシェ
    ル(11,12)から成っており、 (イ) 内側シェル(11)の繊維が、支持体の回転軸
    線(5)に対して30゜〜60°の正および負の角度を
    成して交差して巻き付けられており、 (ロ) 外側シェル(12)の繊維が、支持体の回転軸
    線(5)に対して30°よりも小さな正および/または
    負の角度を成して巻き付けられており、 (ハ) ナイフ溝(7)が専ら外側シェル(12)内に
    位置している、請求項5記載のナイフ胴。
  7. 【請求項7】 支持体が鋼から製造されていて、ナイフ
    (6)とストッパ台(18)とが支持体に直接的に固定
    されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の
    ナイフ胴。
JP17754498A 1997-06-25 1998-06-24 材料ウェブを横裁ちする横裁ち機のためのナイフ胴 Pending JPH1190888A (ja)

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DE1997126993 DE19726993A1 (de) 1997-06-25 1997-06-25 Messertrommel für Maschinen zum Querschneiden von Materialbahnen

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JP (1) JPH1190888A (ja)
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