JPS593872A - 電池 - Google Patents
電池Info
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- JPS593872A JPS593872A JP57110585A JP11058582A JPS593872A JP S593872 A JPS593872 A JP S593872A JP 57110585 A JP57110585 A JP 57110585A JP 11058582 A JP11058582 A JP 11058582A JP S593872 A JPS593872 A JP S593872A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- acetylene
- electrolyte
- doping
- polymer compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、主鎖に共役二重結合を有する高分子化合物ま
たは該高分子化合物にドーパントをドープして得られる
電導性高分子化合物を少なくとも〒つの電極に用いた電
池において、電解液の有機溶媒として芳香族エーテル系
化合物を用いたことを特徴とする、性能の良好な電池に
関するものである。
たは該高分子化合物にドーパントをドープして得られる
電導性高分子化合物を少なくとも〒つの電極に用いた電
池において、電解液の有機溶媒として芳香族エーテル系
化合物を用いたことを特徴とする、性能の良好な電池に
関するものである。
遷移金属化合物と有機金属化合物とからなる、いわゆる
チーグラー・ナツタ 触媒を用いてアセチレンを重合し
て得らねるアセチレン高重合体は、その電気伝導度が半
導体領域にあることより、電気・電子素子として有用な
有機半導体材料であることはすでに知られている。しか
し、このようにして得らねるアセチレン高重合体は、加
熱しても溶融せず、また加熱下では容易に酸化劣化を受
けるため、通常の熱可塑性樹脂の如き成形方法によって
は成形することはできない。また、このアセチレン高重
合体を溶解する溶媒も見い出されていない。従って、従
来アセチレン高重合体の実用的成形品を製造する方法は 印 粉末状アセチレン高重合体を加圧成形する方法、お
よび (ロ)特殊な重合条件下で重合と同時に膜状に成形して
、繊維状微結晶(フィブリル)構造を有し、かつ機械的
強度の大きい膜状アセチレン高重合体を得る方法(特公
昭4’8−32581号)、に限られていた。
チーグラー・ナツタ 触媒を用いてアセチレンを重合し
て得らねるアセチレン高重合体は、その電気伝導度が半
導体領域にあることより、電気・電子素子として有用な
有機半導体材料であることはすでに知られている。しか
し、このようにして得らねるアセチレン高重合体は、加
熱しても溶融せず、また加熱下では容易に酸化劣化を受
けるため、通常の熱可塑性樹脂の如き成形方法によって
は成形することはできない。また、このアセチレン高重
合体を溶解する溶媒も見い出されていない。従って、従
来アセチレン高重合体の実用的成形品を製造する方法は 印 粉末状アセチレン高重合体を加圧成形する方法、お
よび (ロ)特殊な重合条件下で重合と同時に膜状に成形して
、繊維状微結晶(フィブリル)構造を有し、かつ機械的
強度の大きい膜状アセチレン高重合体を得る方法(特公
昭4’8−32581号)、に限られていた。
しかしながら、(イ)の方法では、機械的強度の低い成
形品しか得られず、一方、(ロ)の方法では、(イ)の
方法によって得られる成形品に比べて、機械的強度が高
いという利点を有するものの、得られるアセチレン高重
合体成形品の嵩さ密度が高々0.609/CC(真比重
= 1.20 i /cc )で多孔質の薄膜フィルム
しか得ることができないという難点があった。
形品しか得られず、一方、(ロ)の方法では、(イ)の
方法によって得られる成形品に比べて、機械的強度が高
いという利点を有するものの、得られるアセチレン高重
合体成形品の嵩さ密度が高々0.609/CC(真比重
= 1.20 i /cc )で多孔質の薄膜フィルム
しか得ることができないという難点があった。
上記印の方法で得られる粉末状アセチレン高重合体成形
品をBF3. BCl3. HCl、 C112,80
2,NO□、 HCN。
品をBF3. BCl3. HCl、 C112,80
2,NO□、 HCN。
02、 NO等の電子受容性化合物(アクセプター)で
化学的に処理すると電気伝導度が最高3桁上昇し、逆に
アンモニアやメチル・アミンのような電子供与性・化合
物(ドナー)で処理すると電気伝導度が最高4桁低下す
ることもすでに知られている(D、J。
化学的に処理すると電気伝導度が最高3桁上昇し、逆に
アンモニアやメチル・アミンのような電子供与性・化合
物(ドナー)で処理すると電気伝導度が最高4桁低下す
ることもすでに知られている(D、J。
Beretsetal、 、TranseFar、dy
Soc 、 、64.823 (1968)1)また
、(に)の方法で得られる膜状アセチレン高重合体に、
I2.C12,Br2. Icl、IBr、AsF、、
SbF5.PF6等の如き電子受容性化合物またはN
a、に、Liの如き電子供与性化合物を化学的にドープ
することによってアセチレン高重合体の電気伝導度を1
cr8〜10−3Ω1・crn−1の広い範囲にわたっ
て自由にコントロールできることもすでに知られている
[ J 、C,S、Chem。
Soc 、 、64.823 (1968)1)また
、(に)の方法で得られる膜状アセチレン高重合体に、
I2.C12,Br2. Icl、IBr、AsF、、
SbF5.PF6等の如き電子受容性化合物またはN
a、に、Liの如き電子供与性化合物を化学的にドープ
することによってアセチレン高重合体の電気伝導度を1
cr8〜10−3Ω1・crn−1の広い範囲にわたっ
て自由にコントロールできることもすでに知られている
[ J 、C,S、Chem。
Commu 、 、 578(1977) 、Phys
、Rev、Iztt、 、 39 、1098(19
77)。
、Rev、Iztt、 、 39 、1098(19
77)。
J 、Am、 Chem 、 Soc、 、100.1
013(1978)、 J 、Chem 、 Phys
、 、 69゜5Q98(1978))。このドープさ
れた膜状アセチレン高重合体を一次電池の陽極の材料と
して使用するという考えもすでに提案されている(Mo
lecularMetals 、NATOConfer
er+ce 5eries、’5eries VI、
471−489(1978))。
013(1978)、 J 、Chem 、 Phys
、 、 69゜5Q98(1978))。このドープさ
れた膜状アセチレン高重合体を一次電池の陽極の材料と
して使用するという考えもすでに提案されている(Mo
lecularMetals 、NATOConfer
er+ce 5eries、’5eries VI、
471−489(1978))。
一方、前記の化学的にドーピングする手法以外に、電気
化学的にClO4−、、PF、−、AsF6− 、As
F4゜CF3803−、BF4−等の如きアニオンおよ
び爬N+(R’ニアルキル基)の如きカチオンをアセチ
レン高重合体にドープしてp型およびn型の電導性アセ
チレン高重合体を製造する方法もすでに開発されている
〔J、C,S、 Chem、Corrm、、19795
94.C&EN Jan、26.39(1981)、J
、C,S、Chem 、 Comm 、 、1981
.317)。そして、(OMD方法で得られる膜状アセ
チレン高重合体を用いて電気化学的ドーピングを利用し
た再充電可能な電池が報告されている(Paper P
resented at the Inte−rnat
ionnalconference on Low D
imensional SyntheticMetal
s、Hersinger、Denmark、 10〜1
5 、 August1980)。この電池は(ロ)の
方法で得られる例えば、0.1輔の厚さのアセチレン高
重合体フィルム二枚をそれぞれ陽・陰の電極とし、ヨウ
化リチウムを含むテトラハイドロフラン溶液にこれを浸
して9Vの直流電源につなぐとヨウ化リチウムが電気分
解され、陽極のアセチレン高重合体フィルムはヨウ素で
ドープされ、陰極のアセチレン高重合体フィルムはリチ
ウムでドープされる。この電解ドーピング示充電過程に
相当することになる。ドープされた二つの電極に負荷を
つなげばリチウムイオンとヨウ素イオンが反応して電力
が取り出せる。
化学的にClO4−、、PF、−、AsF6− 、As
F4゜CF3803−、BF4−等の如きアニオンおよ
び爬N+(R’ニアルキル基)の如きカチオンをアセチ
レン高重合体にドープしてp型およびn型の電導性アセ
チレン高重合体を製造する方法もすでに開発されている
〔J、C,S、 Chem、Corrm、、19795
94.C&EN Jan、26.39(1981)、J
、C,S、Chem 、 Comm 、 、1981
.317)。そして、(OMD方法で得られる膜状アセ
チレン高重合体を用いて電気化学的ドーピングを利用し
た再充電可能な電池が報告されている(Paper P
resented at the Inte−rnat
ionnalconference on Low D
imensional SyntheticMetal
s、Hersinger、Denmark、 10〜1
5 、 August1980)。この電池は(ロ)の
方法で得られる例えば、0.1輔の厚さのアセチレン高
重合体フィルム二枚をそれぞれ陽・陰の電極とし、ヨウ
化リチウムを含むテトラハイドロフラン溶液にこれを浸
して9Vの直流電源につなぐとヨウ化リチウムが電気分
解され、陽極のアセチレン高重合体フィルムはヨウ素で
ドープされ、陰極のアセチレン高重合体フィルムはリチ
ウムでドープされる。この電解ドーピング示充電過程に
相当することになる。ドープされた二つの電極に負荷を
つなげばリチウムイオンとヨウ素イオンが反応して電力
が取り出せる。
この場合、開放端電圧(Voc)は2.8V、短絡電流
密度は5 mIVcrlであり、電解液に過塩素酸リチ
ウムのテトラノ・イドロフラン溶液を使用した場合、開
放端電圧は2.5V%短絡電流密度は約3航/laであ
った。
密度は5 mIVcrlであり、電解液に過塩素酸リチ
ウムのテトラノ・イドロフラン溶液を使用した場合、開
放端電圧は2.5V%短絡電流密度は約3航/laであ
った。
この電池は、電極として軽量化および小型化が容易なア
セチレン高重合体をその電極材料として用いているので
、高エネルギー密度を有する軽量化・小型化が容易でか
つ安価な電池として注目を集めている。しかしながら、
こね等既知の文献で電解液の有機溶媒として用いられて
いるグロピレンカーボネートやテトラヒドロフランは、
上記方法の電池の有機溶媒として用いた場合、その安定
電位範囲が比較的狭い為、電池の充電や放電時に分解や
重合を起して電池のエネルギー密度、充・放電効率、放
電時の電圧平担性及び充・放電サイクル数を低下させ、
また、電池の自己放電率を高めるという欠点を有してい
た。従って、当該業者の間ではより安定電位範囲の広い
有機溶媒を用いた軽量化、小型化が容易でかつ安価な電
池の確立が要望されていた。
セチレン高重合体をその電極材料として用いているので
、高エネルギー密度を有する軽量化・小型化が容易でか
つ安価な電池として注目を集めている。しかしながら、
こね等既知の文献で電解液の有機溶媒として用いられて
いるグロピレンカーボネートやテトラヒドロフランは、
上記方法の電池の有機溶媒として用いた場合、その安定
電位範囲が比較的狭い為、電池の充電や放電時に分解や
重合を起して電池のエネルギー密度、充・放電効率、放
電時の電圧平担性及び充・放電サイクル数を低下させ、
また、電池の自己放電率を高めるという欠点を有してい
た。従って、当該業者の間ではより安定電位範囲の広い
有機溶媒を用いた軽量化、小型化が容易でかつ安価な電
池の確立が要望されていた。
本発明者らは、上記の点に鑑みて、高エネルギ−密度を
有し、充・放電効率が高くサイクル寿命が長く、電圧の
平担性が良好で、自己放電率が小さく軽量化、小型化が
容易で、かつ安価な電池を得るべく種々検討した結果、
本発明を完成したものである。
有し、充・放電効率が高くサイクル寿命が長く、電圧の
平担性が良好で、自己放電率が小さく軽量化、小型化が
容易で、かつ安価な電池を得るべく種々検討した結果、
本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、主鎖に共役二重結合を有する高分子化
合物、または該高分子化合物にドープくントをドープし
て得られる電導性高分子化合物を少なくとも一つの電極
に用いた電池において、電解液の有機溶媒として下記の
一般式で表わされる芳香族エーテル系化合物を用いたこ
とを特徴とする電池に関するものである。
合物、または該高分子化合物にドープくントをドープし
て得られる電導性高分子化合物を少なくとも一つの電極
に用いた電池において、電解液の有機溶媒として下記の
一般式で表わされる芳香族エーテル系化合物を用いたこ
とを特徴とする電池に関するものである。
(ただし、式中のRは炭素数が10以下のアルキル基ま
たはアリール基であり%nは1,2または3のいずれか
の正の整数である。) 本発明の芳香族エーテル系化合物を電解液の有機溶媒と
して用いた電池は、従来公知のプロピレンカーボネート
やテトラヒドロフランを用いた電池と比較して一次電池
の場合は、中放電容量が大きい%(11シ電圧の平担性
が良好である、(ゆ自己放電が少ない、という利点を有
し、一方、二次電池の場合には、(1)エネルギー密度
が大きい、(11)電圧の平担性が良好である、(ゆ自
己放電が少ない、(り繰り返しの寿命が長い、という利
点を有する。
たはアリール基であり%nは1,2または3のいずれか
の正の整数である。) 本発明の芳香族エーテル系化合物を電解液の有機溶媒と
して用いた電池は、従来公知のプロピレンカーボネート
やテトラヒドロフランを用いた電池と比較して一次電池
の場合は、中放電容量が大きい%(11シ電圧の平担性
が良好である、(ゆ自己放電が少ない、という利点を有
し、一方、二次電池の場合には、(1)エネルギー密度
が大きい、(11)電圧の平担性が良好である、(ゆ自
己放電が少ない、(り繰り返しの寿命が長い、という利
点を有する。
本発明で用いられる主鎖に共役二重結合を有する高分子
化合物の具体例としては、アセチレン高重合体(ポリア
セチレン)、ポリパラフェニレン、ポリメタフェニレン
、ポリ(2,5−チェニレン)ポリ(3−メチル−2,
5−チェニレン)、ポリピロールポリイミド、ポリフェ
ニルアセチレン、ポリアクリルニトリルの熱分解物等を
挙げることができるが必ずしもこれ等に限定されるもの
ではなく、主鎖に共役二重結合を有する高分子化合物で
あれば良い。上記の高分子化合物のうちでも好ましいも
のとしてはアセチレン高重合体、ポリパラフェニレン、
ポリ(2,5−チェニレン)、ポリピロールを挙げるこ
とができ、特に好ましいものとしてはアセチレン高重合
体を挙げることができる。
化合物の具体例としては、アセチレン高重合体(ポリア
セチレン)、ポリパラフェニレン、ポリメタフェニレン
、ポリ(2,5−チェニレン)ポリ(3−メチル−2,
5−チェニレン)、ポリピロールポリイミド、ポリフェ
ニルアセチレン、ポリアクリルニトリルの熱分解物等を
挙げることができるが必ずしもこれ等に限定されるもの
ではなく、主鎖に共役二重結合を有する高分子化合物で
あれば良い。上記の高分子化合物のうちでも好ましいも
のとしてはアセチレン高重合体、ポリパラフェニレン、
ポリ(2,5−チェニレン)、ポリピロールを挙げるこ
とができ、特に好ましいものとしてはアセチレン高重合
体を挙げることができる。
本発明で好ましく用いられるアセチレン高重合体の製造
方法は特に制限はなく、いずれの方法でも用いられるが
、その具体例としては特公昭48−32581号、特公
昭56−45365号、特開昭55−129404号、
同55−128419号、同55−142012号、M
akromol 、 Chem 、 、 Rapid
Corrm、 、 1 、621(1980)、 J
。
方法は特に制限はなく、いずれの方法でも用いられるが
、その具体例としては特公昭48−32581号、特公
昭56−45365号、特開昭55−129404号、
同55−128419号、同55−142012号、M
akromol 、 Chem 、 、 Rapid
Corrm、 、 1 、621(1980)、 J
。
chem、Phys、 、 69(1) 、 106(
1978)、 5ynthetic Metal s、
4゜gl (1981)等の方法を挙げることができ
る。
1978)、 5ynthetic Metal s、
4゜gl (1981)等の方法を挙げることができ
る。
本発明の電池の電極としては、主鎖に共役二重結合を有
する高分子化合物ばかりでなく、該高分子化合物にドー
パントをドープして得られる電導性高分子化合物も電極
として用いることができ、特に本発明の電池を一次電池
として使用する場合には予め、ドーパントをドープした
電導性高分子化合物を電極に用いることが必要である。
する高分子化合物ばかりでなく、該高分子化合物にドー
パントをドープして得られる電導性高分子化合物も電極
として用いることができ、特に本発明の電池を一次電池
として使用する場合には予め、ドーパントをドープした
電導性高分子化合物を電極に用いることが必要である。
主鎖に共役二重結合を有する高分子化合物c以下、共役
高分子化合物と略称する)へのドーパントのドーピング
方法は、化学的ドーピングおよび電気化学的ドーピング
のいずれの方法を採用してもよい。
高分子化合物と略称する)へのドーパントのドーピング
方法は、化学的ドーピングおよび電気化学的ドーピング
のいずれの方法を採用してもよい。
化学的にドーピングするドーパントとしては、従来知ら
れている種々の電子受容性化合物および電子供与性化合
物、即ち、(I)ヨウ素、臭素およびヨウ化臭素の如き
ハロゲン、■五フッ化ヒ素、五フッ化アンチモン、四フ
ッ化ケイ素、五塩化リン、五フッ化リン、塩化アルミニ
ウム、臭化アルミニウムおよびフッ化アルミニウムの如
き金属ハロゲン化物、(IID硫酸、硝酸、フルオロ硫
酸、トリフルオロメタン硫酸および硫酸およびクロロ硫
酸の如きプロトン酸、σ■三酸化イオウ、二酸化窒素、
ジフルオロスルホニルパーオキシドの如き酸化剤、M
Agclo4、(Vllテトラシアノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、フロラニール、2.3−ジクロル
−5,6−ジシアツバラペンゾキノン、23−ジブロム
−5,6−ジシアツバラベンゾキノン等をあげることが
できる。
れている種々の電子受容性化合物および電子供与性化合
物、即ち、(I)ヨウ素、臭素およびヨウ化臭素の如き
ハロゲン、■五フッ化ヒ素、五フッ化アンチモン、四フ
ッ化ケイ素、五塩化リン、五フッ化リン、塩化アルミニ
ウム、臭化アルミニウムおよびフッ化アルミニウムの如
き金属ハロゲン化物、(IID硫酸、硝酸、フルオロ硫
酸、トリフルオロメタン硫酸および硫酸およびクロロ硫
酸の如きプロトン酸、σ■三酸化イオウ、二酸化窒素、
ジフルオロスルホニルパーオキシドの如き酸化剤、M
Agclo4、(Vllテトラシアノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、フロラニール、2.3−ジクロル
−5,6−ジシアツバラペンゾキノン、23−ジブロム
−5,6−ジシアツバラベンゾキノン等をあげることが
できる。
一方、電気化学的にドーピングするドーパントとしては
、(i) PF6−1SbF6−1AsF6−18bC
16−の如きVa族の元素のハロゲン化物アニオン、B
F4−の如elIIa族の元素のハロゲン化物アニオン
、”(I3−)、Br−1C1−の如きハロゲンアニオ
ン、ClO4−の如き過塩素酸アニオンなどの陰イオン
・ドーパント(いずれもP型電導性共役高分子化合物を
与えるドーパントとして有効)および(it”” :
N” +、 K+の如きアルカリ金属イオン、R4N+
(R:炭素数1〜20の炭化水素基)の如き4級アンモ
ニウムイオンなどの陽イオン・ドーパント(いずれもn
型電導性共役高分子化合物を与えるドーパントとして有
効)等をあげることができるが、必ずしもこれ等に限定
されるものではない。
、(i) PF6−1SbF6−1AsF6−18bC
16−の如きVa族の元素のハロゲン化物アニオン、B
F4−の如elIIa族の元素のハロゲン化物アニオン
、”(I3−)、Br−1C1−の如きハロゲンアニオ
ン、ClO4−の如き過塩素酸アニオンなどの陰イオン
・ドーパント(いずれもP型電導性共役高分子化合物を
与えるドーパントとして有効)および(it”” :
N” +、 K+の如きアルカリ金属イオン、R4N+
(R:炭素数1〜20の炭化水素基)の如き4級アンモ
ニウムイオンなどの陽イオン・ドーパント(いずれもn
型電導性共役高分子化合物を与えるドーパントとして有
効)等をあげることができるが、必ずしもこれ等に限定
されるものではない。
上述の陰イオン・ドーパントおよび陽イオシV′ドーパ
ントを与える化合物の具体例としてはLiPF6、Li
SbF6. LiAsF6. LiCl0.、 NaI
、NaPF6. NaSbF6゜NaAsF、 、 N
aCA04. KI 、KPF6. K8bF6. K
AsF、 、 KC604゜[(n−Bu)4N)”・
(AsF、) 、((n−Bu)4NI]”・(PF6
)−C(n−Bu)、N:)”・ClO,、LiNIC
4、LiBF、をあげることができるが必ずしもこれ等
に限定されるものではない。これらのドーパントは一種
類、または二種類以上を混合して使用してもよい。
ントを与える化合物の具体例としてはLiPF6、Li
SbF6. LiAsF6. LiCl0.、 NaI
、NaPF6. NaSbF6゜NaAsF、 、 N
aCA04. KI 、KPF6. K8bF6. K
AsF、 、 KC604゜[(n−Bu)4N)”・
(AsF、) 、((n−Bu)4NI]”・(PF6
)−C(n−Bu)、N:)”・ClO,、LiNIC
4、LiBF、をあげることができるが必ずしもこれ等
に限定されるものではない。これらのドーパントは一種
類、または二種類以上を混合して使用してもよい。
前記以外の陰イオン・ドーパントとしてはHF、 ”−
アニオンであり、また、前記以外の陽イオン・ドーパン
トとしては次式中で表わされるピリリウムまたはピリジ
ニウムカチオン: (Rつm (式中、Xは酸素原子または窒素原子、Roは水素原子
または炭素数が1〜15のアルキル基、炭素数6〜15
のアリール(aryl)基、R“はハロゲン原子または
炭素数が1〜10のアルキル基、炭素数が6〜15のア
リール(aryl)基、mはXが酸素原子のとき0であ
り、Xが窒素原子のとき1である。nは0または1〜5
である。) または次式〇もしくはΦDで表わされるカルボニウム・
カチオン: および R,4−C“ 面 ]1 〔上式中、R1、l(2、R3は水素原子(R1,R2
,R3は同時に水素原子であることはない)、炭素数1
〜15のアルキル基、アリル(at 1yl)基、炭素
数6〜15のアリール(aryυ基または一0R5恭、
但しR5は炭素数が1〜10のアルキル基または炭素数
6〜15のアリール(aryl )基を示し、R4は水
素原子、炭素数が1−15のアルキル基、炭素数6〜1
5のアリール基である。〕 である。
アニオンであり、また、前記以外の陽イオン・ドーパン
トとしては次式中で表わされるピリリウムまたはピリジ
ニウムカチオン: (Rつm (式中、Xは酸素原子または窒素原子、Roは水素原子
または炭素数が1〜15のアルキル基、炭素数6〜15
のアリール(aryl)基、R“はハロゲン原子または
炭素数が1〜10のアルキル基、炭素数が6〜15のア
リール(aryl)基、mはXが酸素原子のとき0であ
り、Xが窒素原子のとき1である。nは0または1〜5
である。) または次式〇もしくはΦDで表わされるカルボニウム・
カチオン: および R,4−C“ 面 ]1 〔上式中、R1、l(2、R3は水素原子(R1,R2
,R3は同時に水素原子であることはない)、炭素数1
〜15のアルキル基、アリル(at 1yl)基、炭素
数6〜15のアリール(aryυ基または一0R5恭、
但しR5は炭素数が1〜10のアルキル基または炭素数
6〜15のアリール(aryl )基を示し、R4は水
素原子、炭素数が1−15のアルキル基、炭素数6〜1
5のアリール基である。〕 である。
用いられるHF2−アニオンは通常、下記の一般式(
%式%
)
〔但し、上式中R′、R”ld水素原子または炭素数が
1〜15のアルキル基、炭素数6〜15のアリール(a
ryl)基、R“°は炭素数が1〜10のアルキル基、
炭素数6〜15のアリール(aryり基、Xは酸素原子
または窒素原子、nはOまたは5以下の正の整数である
。Mはアルカリ金属である〕 で表わされる化合物(フッ化水素塩)を支持電解質とし
て用いて適当な有機溶媒に溶解することによって得られ
る。上式(IV)、MおよびIVDで表わされる化合物
の具体例としてはI−L、N−HF2. Bu!;’N
−HF、、 。
1〜15のアルキル基、炭素数6〜15のアリール(a
ryl)基、R“°は炭素数が1〜10のアルキル基、
炭素数6〜15のアリール(aryり基、Xは酸素原子
または窒素原子、nはOまたは5以下の正の整数である
。Mはアルカリ金属である〕 で表わされる化合物(フッ化水素塩)を支持電解質とし
て用いて適当な有機溶媒に溶解することによって得られ
る。上式(IV)、MおよびIVDで表わされる化合物
の具体例としてはI−L、N−HF2. Bu!;’N
−HF、、 。
Na−HF!、 K −HF2. L i−胤および上
記式中で表わされるピリリウムもしくはピリジニウムカ
チオンは、式(Dで表わされるカチオンとClO4−、
BF4−9I’−11CII4−、 FeC4−、5n
Cd、、−、pF6−、 PC4−。
記式中で表わされるピリリウムもしくはピリジニウムカ
チオンは、式(Dで表わされるカチオンとClO4−、
BF4−9I’−11CII4−、 FeC4−、5n
Cd、、−、pF6−、 PC4−。
8bF6”−、AsF6−、 CF3803−計迅一等
のアニオンとの塩を支持電解質として用いて適当な有機
溶媒に溶解することによって得られる。そのような塩の
具体例としては 等をあげることができる。
のアニオンとの塩を支持電解質として用いて適当な有機
溶媒に溶解することによって得られる。そのような塩の
具体例としては 等をあげることができる。
上記式〇″!たけ([IDで表わされるカルボニウム・
カチオンの具体例としては(C6H5)3C+、(CH
3)3C+。
カチオンの具体例としては(C6H5)3C+、(CH
3)3C+。
これ−からのカルボニウムカチオンは、それらと陰イオ
ンの塩(カルボニウム塩)を支持電解質として適当な有
機溶媒に溶解することによって得られる。ここで用いら
れる陰イオンの代表例としては、B”4− I AIJ
C14−+ AlBr5Cl−、FeC14−、Sn
C13−、PF6 +PC16−、S bC16−、S
bF、−、ClO4−、CF3803−等をあげること
ができ、また、カルボニウム塩の具体例としては、例え
ば(C6H5)3 C−BF4. (CH3)3 C−
BF4 。
ンの塩(カルボニウム塩)を支持電解質として適当な有
機溶媒に溶解することによって得られる。ここで用いら
れる陰イオンの代表例としては、B”4− I AIJ
C14−+ AlBr5Cl−、FeC14−、Sn
C13−、PF6 +PC16−、S bC16−、S
bF、−、ClO4−、CF3803−等をあげること
ができ、また、カルボニウム塩の具体例としては、例え
ば(C6H5)3 C−BF4. (CH3)3 C−
BF4 。
HCO”AAC4、HCO’BF4.C6H5Co−8
nC4等をあげることができる。
nC4等をあげることができる。
共賽子化合物にドープされるドーパントの量は、共役高
分子化合物の繰り返し単位1モルに対して2〜40モル
係であり、好ましくは4〜30モル係、特に好壕しくけ
5〜20モル係である。
分子化合物の繰り返し単位1モルに対して2〜40モル
係であり、好ましくは4〜30モル係、特に好壕しくけ
5〜20モル係である。
ドープしたドーパントの量が2モル係以下でも40モル
係以上でも放電容量の充分大きい電池を得ることはでき
ない。
係以上でも放電容量の充分大きい電池を得ることはでき
ない。
共役高分子化合物の電気伝導度はドーピング前において
、10−10〜10−5Ω−1・crn−’であり、ド
ーパントをドープして得られる電導性共役高分子化合、
物の電気伝導度は約10−10〜104Ω−1・7m
−’の範囲である。一般に、ドープして得られる電導性
共役高分子化合物の電気伝導度は、−次電池の電極とし
て用いる場合約10−4Ω−1・α−1より大であるこ
とが好ましく、また、二次電池の電極として用いる場合
約1o−IQ〜約10−4Ω1・Cn1−’であっても
、また、約10−40−1・crn−1より犬であって
もよい。
、10−10〜10−5Ω−1・crn−’であり、ド
ーパントをドープして得られる電導性共役高分子化合、
物の電気伝導度は約10−10〜104Ω−1・7m
−’の範囲である。一般に、ドープして得られる電導性
共役高分子化合物の電気伝導度は、−次電池の電極とし
て用いる場合約10−4Ω−1・α−1より大であるこ
とが好ましく、また、二次電池の電極として用いる場合
約1o−IQ〜約10−4Ω1・Cn1−’であっても
、また、約10−40−1・crn−1より犬であって
もよい。
ドープ量は電解の際に流れた電気量を測定することによ
って自由に制御することができる。一定電流下でも一定
電圧下でもまた電流および電圧の変化する条件下のいず
れの方法でドーピングを行なってもよい。ドーピングの
際の電流値、電圧値およびドーピング時間等は、用いる
共役高分子化合物の種類、嵩さ密度、面積、ドーパント
の種類、電解液の種類、要求される電気伝導度によって
異なるので一部に規定することはできない。
って自由に制御することができる。一定電流下でも一定
電圧下でもまた電流および電圧の変化する条件下のいず
れの方法でドーピングを行なってもよい。ドーピングの
際の電流値、電圧値およびドーピング時間等は、用いる
共役高分子化合物の種類、嵩さ密度、面積、ドーパント
の種類、電解液の種類、要求される電気伝導度によって
異なるので一部に規定することはできない。
本発明で用いられる電池の電解液の有機溶媒は、下記の
一般式で表わされる芳香族エーテル系化合物である。
一般式で表わされる芳香族エーテル系化合物である。
(ただし、式中のRは炭素数が10以下のアルキル基ま
たはアリール基であり、nは1,2または3のいずれか
の正の整数である。) 本発明で用いられる芳香族エーテル系化合物の具体例ト
シてハ、メチルフェニルエーテルソール)、エチルフェ
ニルエーテル、ジフェニルエーテル、m−ジメトキシベ
ンゼン、P−ジメトキシベンゼン、m−ジェトキシベン
ゼン、P−ジェトキシベンゼン、および1,3.5−1
−リメトキシベンゼン等をあげることができる。
たはアリール基であり、nは1,2または3のいずれか
の正の整数である。) 本発明で用いられる芳香族エーテル系化合物の具体例ト
シてハ、メチルフェニルエーテルソール)、エチルフェ
ニルエーテル、ジフェニルエーテル、m−ジメトキシベ
ンゼン、P−ジメトキシベンゼン、m−ジェトキシベン
ゼン、P−ジェトキシベンゼン、および1,3.5−1
−リメトキシベンゼン等をあげることができる。
共役高分子化合物または該高−分子化合物にドーパント
をドープして得られる電導性共役高分子化合物を電池の
電極の少なくとも一つとして用いる場合、電池の電解液
の支持電解質は前記の電気化学的ドーピングの際に用い
たものと同様のものが用いられ、ドユビング方法も前記
方法及び従来公知の方法(J 、C,S、 Chem、
Commu、 、回、317)に準じて行なうことが
できる。
をドープして得られる電導性共役高分子化合物を電池の
電極の少なくとも一つとして用いる場合、電池の電解液
の支持電解質は前記の電気化学的ドーピングの際に用い
たものと同様のものが用いられ、ドユビング方法も前記
方法及び従来公知の方法(J 、C,S、 Chem、
Commu、 、回、317)に準じて行なうことが
できる。
本発明の電池において用いられる電解質の濃度は用いる
陽極または陰極の種類、充・放電条件、作動温度、電解
質の種類および有機溶媒の種類等によって異なるので一
部に規定することはできないが、通常は0.001〜1
0モル/lの範囲である。
陽極または陰極の種類、充・放電条件、作動温度、電解
質の種類および有機溶媒の種類等によって異なるので一
部に規定することはできないが、通常は0.001〜1
0モル/lの範囲である。
本発明において、共役高分子化合物または該高分子化合
物にドーパントをドープして得られる電導性共役高分子
化合物は、電池の中正極もしくは(11)負極またはO
Va正・負両極の活性物質として用いることができる。
物にドーパントをドープして得られる電導性共役高分子
化合物は、電池の中正極もしくは(11)負極またはO
Va正・負両極の活性物質として用いることができる。
例えば、二次電池の場合、■の例としては、アセチレン
・高重合体1(CH)xとすると、(CI()x(正極
)/Lsclo、(電解質)/Li(負極) 、 ((
CH)]°06(ClQ4)。、o6〕x(正極) /
Lic704(電解質)/Li(負極) 、 1iiD
O例としては((CH) ”0−02’ (Cl04)
、;、。24〕8(正極) / (n−Bu4N)”
@ (ClQ)−(電解質)/〔(n −BLI4N
) :ot4αM)″。−024]x(負極) 、
[:(C1−()”°06(PFa )o、oa 〕x
(正極) / (n−Bu、N) 4″−(PFa)
−(電解質) / [(n−Bu4N) o、o6(C
H)″”’)x(負極)・((CH) ””” (Cl
Q4) o、oso″lx(正極) /(n−Bu4N
)+。
・高重合体1(CH)xとすると、(CI()x(正極
)/Lsclo、(電解質)/Li(負極) 、 ((
CH)]°06(ClQ4)。、o6〕x(正極) /
Lic704(電解質)/Li(負極) 、 1iiD
O例としては((CH) ”0−02’ (Cl04)
、;、。24〕8(正極) / (n−Bu4N)”
@ (ClQ)−(電解質)/〔(n −BLI4N
) :ot4αM)″。−024]x(負極) 、
[:(C1−()”°06(PFa )o、oa 〕x
(正極) / (n−Bu、N) 4″−(PFa)
−(電解質) / [(n−Bu4N) o、o6(C
H)″”’)x(負極)・((CH) ””” (Cl
Q4) o、oso″lx(正極) /(n−Bu4N
)+。
(ClO4)−(電解質) / C(CH)+0020
((JQ)’1i−o2o)x (負極) 、((n−
Bu4N)古、o2(C)I)−”2〕x (正極)/
(n−Bu、N)”。
((JQ)’1i−o2o)x (負極) 、((n−
Bu4N)古、o2(C)I)−”2〕x (正極)/
(n−Bu、N)”。
(C104)−(電解質)/((n−Bu4N)s、o
q (CH) −” ) x(負極) 、 [(CH)
+。010G、);、、、、)、 (正極)/NaI(
電解質)/[(C)l)To”’(Na)ooIO)
(負極)等をあげることができる。
q (CH) −” ) x(負極) 、 [(CH)
+。010G、);、、、、)、 (正極)/NaI(
電解質)/[(C)l)To”’(Na)ooIO)
(負極)等をあげることができる。
ポリパラフェニレンの場合には前記の(a′()xの代
わりに(CH4)Xを、ポリ(2,5−チェニレン)の
場合には(CH)xの代りに(C4H2S)Xを、ポリ
ピロールの場合には(C4II3N)xとして前記と同
じ型の二次電池として用いられる。
わりに(CH4)Xを、ポリ(2,5−チェニレン)の
場合には(CH)xの代りに(C4H2S)Xを、ポリ
ピロールの場合には(C4II3N)xとして前記と同
じ型の二次電池として用いられる。
また、本発明では正、負極にそれぞね異なった共役高分
子化合物を用いることもでき、その具体例としては(C
H)x/LiC& /(C6H4)X 、 (CH)x
/L tc7o4/(C4H2S ) x 、(C6
H4)X/L I C!!Oa/(C6H4)X等を挙
げることができる。
子化合物を用いることもでき、その具体例としては(C
H)x/LiC& /(C6H4)X 、 (CH)x
/L tc7o4/(C4H2S ) x 、(C6
H4)X/L I C!!Oa/(C6H4)X等を挙
げることができる。
また、−次電池の例としては、電導性高分子化合物を正
極活物質として用い、ポーリングの電気陰性度が1,6
を越えない金属を負極活物質として用いたものをあげる
ことができる。負極活物質として用いられる金属として
は、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、アルミニ
ウム、マグネシウム等をあげることができる。中でもリ
チウムおよびアルミニウムが好ましい。これらの金属は
一般のリチウム電池のそれと同様にンート状として用い
てもよいし、またはそのシートをニッケルまたはステン
レスの網に圧着したものでもよい。
極活物質として用い、ポーリングの電気陰性度が1,6
を越えない金属を負極活物質として用いたものをあげる
ことができる。負極活物質として用いられる金属として
は、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、アルミニ
ウム、マグネシウム等をあげることができる。中でもリ
チウムおよびアルミニウムが好ましい。これらの金属は
一般のリチウム電池のそれと同様にンート状として用い
てもよいし、またはそのシートをニッケルまたはステン
レスの網に圧着したものでもよい。
本発明において必要ならばポリエチレン、ポリプロピレ
ンのごとき合成樹脂製の多孔質膜や天然繊維紙を隔膜と
して用いても一部に差し支えない。
ンのごとき合成樹脂製の多孔質膜や天然繊維紙を隔膜と
して用いても一部に差し支えない。
また、゛本発明において用いられる共役高分子化合物の
1部は、酸素によって徐々に酸化反応をうけ、電池の性
能が低下するので、電池は密閉式にして実質的忙無酸素
の状態セあることが必要である。
1部は、酸素によって徐々に酸化反応をうけ、電池の性
能が低下するので、電池は密閉式にして実質的忙無酸素
の状態セあることが必要である。
本発明の電解液の有機溶媒に芳香族エーテル系化合物を
□用いた共役高分子化合物または該高分子化合物にドー
ノタントをドープして得られる電導性共役高分子化合物
を少なくとも一つの電極として用いた電池は、高エネル
ギー密度を有し、充・放電効率が高く、サイクル寿命が
長く、自己放電率が小さく、放電時の電圧の平担性が良
好である。
□用いた共役高分子化合物または該高分子化合物にドー
ノタントをドープして得られる電導性共役高分子化合物
を少なくとも一つの電極として用いた電池は、高エネル
ギー密度を有し、充・放電効率が高く、サイクル寿命が
長く、自己放電率が小さく、放電時の電圧の平担性が良
好である。
また、本発明の電池は、軽量、小型で、かつ高いエネル
ギー密度を有するからポータプル機器、電気自動車、ガ
ソリン、自動車および電力貯蔵用バッテリーとして最適
である。
ギー密度を有するからポータプル機器、電気自動車、ガ
ソリン、自動車および電力貯蔵用バッテリーとして最適
である。
以下に、実施例および比較例をあげて本発明をさらに詳
細に説明する。
細に説明する。
実施例1
〔膜状アセチレン高重合体の製造〕
窒素雰囲気下で内容積500−のガラス製反応容器に1
.7−のチタニウムテトラブトキサイドを加え、30−
のアニソールに溶かし、次いで2.7−のトリエチルア
ルミニウムを攪拌しながら加えて触媒溶液を調製した。
.7−のチタニウムテトラブトキサイドを加え、30−
のアニソールに溶かし、次いで2.7−のトリエチルア
ルミニウムを攪拌しながら加えて触媒溶液を調製した。
この反応容器を液体窒素で冷却して、系中の窒素ガスを
真空ポンプで排気した。次いで、この反応容器を一78
℃に冷却し、触媒溶液を静止したままで、1気圧の圧力
の精製アセチレンガスを吹き込んだ。
真空ポンプで排気した。次いで、この反応容器を一78
℃に冷却し、触媒溶液を静止したままで、1気圧の圧力
の精製アセチレンガスを吹き込んだ。
直ちに、触媒溶液表面で重合が起9、膜状のアセチレン
高重合体が生成した。アセチレン導入後、30分で反応
容器系内のアセチレンガスを排気して重合を停止した。
高重合体が生成した。アセチレン導入後、30分で反応
容器系内のアセチレンガスを排気して重合を停止した。
窒素雰囲気下で触媒溶液を注射器で除去した後、−78
℃に保ったまま精製トルエン100−で5回繰り返し洗
浄した。トルエンで膨潤した膜状アセチレン高重合体は
、フィブリルが密に絡み合った均一な膜状膨潤物であっ
た。次いでこの膨潤物を真空乾燥して金属光沢を有する
赤紫色の厚さ85IJrnで、シス含量98チの膜状ア
セチレン高重合体を得た。また、この膜状アセチレン高
重合体の嵩さ密度は0.29g/ccであり、その電気
伝導度(直流四端子法)は20℃で3.2 X 10−
9Ω−1”Crn’であった。
℃に保ったまま精製トルエン100−で5回繰り返し洗
浄した。トルエンで膨潤した膜状アセチレン高重合体は
、フィブリルが密に絡み合った均一な膜状膨潤物であっ
た。次いでこの膨潤物を真空乾燥して金属光沢を有する
赤紫色の厚さ85IJrnで、シス含量98チの膜状ア
セチレン高重合体を得た。また、この膜状アセチレン高
重合体の嵩さ密度は0.29g/ccであり、その電気
伝導度(直流四端子法)は20℃で3.2 X 10−
9Ω−1”Crn’であった。
前記の方法で得られた膜厚が85μmで嵩さ密度が0.
2997CCの膜状アセチレン高重合体よシ、幅が0.
5 crt+で長さが2.0mの小片を切シ出し、白金
線に機械的に圧着固定し正極とした。一方、負極として
リチウム金属を、また参照電極として用じリチウム金属
を用い、Lic104の濃度が1.0モル/lのメチル
フェニルエーテル溶液を電解液として用い、一定電流下
(0,5tnAIctl )で1.0時間充電を行ない
(ドーピング量98モルチに相当する電気量)、充電終
了後、直ちに一定電流下(0,5mA/ crl= )
で放電を行ない電圧が2■になったところで再度前記と
同じ条件で充電を行なうという充・放電の繰り返し試験
を500回行なったところ、50000回目電時の電圧
特性は一第1回目のものと全く同じであった。
2997CCの膜状アセチレン高重合体よシ、幅が0.
5 crt+で長さが2.0mの小片を切シ出し、白金
線に機械的に圧着固定し正極とした。一方、負極として
リチウム金属を、また参照電極として用じリチウム金属
を用い、Lic104の濃度が1.0モル/lのメチル
フェニルエーテル溶液を電解液として用い、一定電流下
(0,5tnAIctl )で1.0時間充電を行ない
(ドーピング量98モルチに相当する電気量)、充電終
了後、直ちに一定電流下(0,5mA/ crl= )
で放電を行ない電圧が2■になったところで再度前記と
同じ条件で充電を行なうという充・放電の繰り返し試験
を500回行なったところ、50000回目電時の電圧
特性は一第1回目のものと全く同じであった。
使用したアセチレン高重合体I Kyに対するエネルギ
ー密度は720W・hr/Kgであシ、充・放電効率は
95係であった。また、放電時に電圧が3■に低下する
までに放電された電気量の全放電電気量に対する割合は
86チであった。
ー密度は720W・hr/Kgであシ、充・放電効率は
95係であった。また、放電時に電圧が3■に低下する
までに放電された電気量の全放電電気量に対する割合は
86チであった。
また、充電した状態で48時間放置したところ、その自
己放電率は3チであった。
己放電率は3チであった。
比較例1
〔電池実験〕
実施例1で得られた嵩さ密度が0.29 g/CC1膜
厚が85伽、電気伝導度が3.2 X 10−9Ω−1
・α−1の膜状アセチレン高重合体を用い、電解液の有
機溶媒としてプロピレンカーボネートを用いた以外は、
実施例1と全く同様の方法′で電池の充・放電繰り返し
実験を行なったところ、繰り返し回数が57回目で充電
が不可能となった。試験後、膜状アセチレン高重合体を
取り出してみると、膜は破壊されており、その一部を元
素分析、赤外分光法により解析したところ、大巾な劣化
を受けていた。また、電解液も茶色に着色していた。
厚が85伽、電気伝導度が3.2 X 10−9Ω−1
・α−1の膜状アセチレン高重合体を用い、電解液の有
機溶媒としてプロピレンカーボネートを用いた以外は、
実施例1と全く同様の方法′で電池の充・放電繰り返し
実験を行なったところ、繰り返し回数が57回目で充電
が不可能となった。試験後、膜状アセチレン高重合体を
取り出してみると、膜は破壊されており、その一部を元
素分析、赤外分光法により解析したところ、大巾な劣化
を受けていた。また、電解液も茶色に着色していた。
使用した膜状アセチレン高重合体I Kgに対するエネ
ルギー密度は330w−hr/Kgで充・放電効率は5
2%であった。また、放電時に電圧が3■に低下するま
でに放電された電気量の全放電電気量に対する割合は6
4チであった。
ルギー密度は330w−hr/Kgで充・放電効率は5
2%であった。また、放電時に電圧が3■に低下するま
でに放電された電気量の全放電電気量に対する割合は6
4チであった。
また、充電した状態で、48時間放置したところ、その
自己放電率は35%であった。
自己放電率は35%であった。
実施例2
〔電池実験)
実施例1で得られたアセチレン高重合体より、幅が0.
5mで長さが2.0mの小片2枚を切り出し、2枚を別
々の白金線に機械的に圧着して固定してそれぞれ正極お
よび負極とした。
5mで長さが2.0mの小片2枚を切り出し、2枚を別
々の白金線に機械的に圧着して固定してそれぞれ正極お
よび負極とした。
(BLI4N) ” (PF6 )−濃度が0.5モル
/lのエチルフェニルエーテル溶液を電解液として用い
、一定電流下(0,5rn/VcJ )で1.0時間充
電を行ない(ドーピング量98モルチに相当する電気量
)、充電終了後、直ちに一定電流(0,5WLIVc4
)で放電を行ない電圧がIVになったところで再度前記
と同じ条件で充電を行なうという充・放電の繰り返し試
験を200回行なったところ、20000回目電時の電
圧特性は第1回目のものと全く同じであった。
/lのエチルフェニルエーテル溶液を電解液として用い
、一定電流下(0,5rn/VcJ )で1.0時間充
電を行ない(ドーピング量98モルチに相当する電気量
)、充電終了後、直ちに一定電流(0,5WLIVc4
)で放電を行ない電圧がIVになったところで再度前記
と同じ条件で充電を行なうという充・放電の繰り返し試
験を200回行なったところ、20000回目電時の電
圧特性は第1回目のものと全く同じであった。
使用した膜状アセチレン高重合体I Kyに対するエネ
ルギー密度は305w−hr/Kgであシ、充−放電効
率は88チであった。また放電時に電圧が1.5Vに低
下するまでに放電された電気量の全放電電気量に対する
割合は91%であった。
ルギー密度は305w−hr/Kgであシ、充−放電効
率は88チであった。また放電時に電圧が1.5Vに低
下するまでに放電された電気量の全放電電気量に対する
割合は91%であった。
また、充電した状態で48時間放置したところ、その自
己放電率は6%であった。
己放電率は6%であった。
比較例2
〔電池実験〕
実施例2において、電解液の有機溶媒として用いたエチ
ルフェニルエーテルの代りにテトラノーイ実験後、膜状
アセチレン高重合体を取り出してみると膜は破壊されて
おり、その一部を元素分析、赤外分光法により解析した
ところ大幅な劣化を受けていた。また、電解液は褐色に
着色していた。
ルフェニルエーテルの代りにテトラノーイ実験後、膜状
アセチレン高重合体を取り出してみると膜は破壊されて
おり、その一部を元素分析、赤外分光法により解析した
ところ大幅な劣化を受けていた。また、電解液は褐色に
着色していた。
また、使用したアセチレン高重合体I K9に対するエ
ネノ?ギー密度は120w−hr/ Kqで、充・放電
効率は46チであった。さらに、放電時に電圧が1.5
Vに低下するまでに放電された電気量の全放電電気量に
対する割合は59係であった。また、充電した状態で4
8時間放置したところ、その自己放電率は48チであっ
た。
ネノ?ギー密度は120w−hr/ Kqで、充・放電
効率は46チであった。さらに、放電時に電圧が1.5
Vに低下するまでに放電された電気量の全放電電気量に
対する割合は59係であった。また、充電した状態で4
8時間放置したところ、その自己放電率は48チであっ
た。
実施例3
〔ドーピング実験〕
実施例1で得られたアセチレン高重合体より。
幅が0.5 crt、で長さが2.0crnの小片を切
9出して、白金線に機械的に圧着固定してアノード極と
し、もう一方の電極として白金板を用い%LiBF4の
濃度が0.3モル/lのプロピレンカーボネート溶液を
電解液として用い、一定電流下(’1.0 mA )で
5時間ドーピングを行なった。ドーピング終了後、ドー
プされたアセチレン高重合体フィルムをプロピレンカー
ボネートで繰り返し洗浄し、金色の金属光沢を有するド
ープアセチレン高重合体を得た。
9出して、白金線に機械的に圧着固定してアノード極と
し、もう一方の電極として白金板を用い%LiBF4の
濃度が0.3モル/lのプロピレンカーボネート溶液を
電解液として用い、一定電流下(’1.0 mA )で
5時間ドーピングを行なった。ドーピング終了後、ドー
プされたアセチレン高重合体フィルムをプロピレンカー
ボネートで繰り返し洗浄し、金色の金属光沢を有するド
ープアセチレン高重合体を得た。
伝導度(直流四端子法)は470Ω−1・cm”−’で
あった。
あった。
前記の方法で得られたBF4−をドープした電導性アセ
チレン高重合体を正極活物質、リチウムを負極活物質と
して電池を構成した。
チレン高重合体を正極活物質、リチウムを負極活物質と
して電池を構成した。
第1図は本発明の一具体例であるボタン型電池の特性測
定用電池セルの断面概略図であシ1はNiメッキを施し
た黄銅製容器、2は直径20wnの円板形リチウム負極
、3は直径26胡の円形の多孔質ポリプロピレン製隔膜
、4は直径26個の円形のカーボン繊維よりなるフェル
ト、5は正極、6は平均径2μmの穴を有するテフロン
製シート(住人電工製、フルオロポアFP−200)、
7は円形の断面を有するテフロン製容器、8は正極固定
用のテフロン製リング、9はNi1J−ド線を示す。
定用電池セルの断面概略図であシ1はNiメッキを施し
た黄銅製容器、2は直径20wnの円板形リチウム負極
、3は直径26胡の円形の多孔質ポリプロピレン製隔膜
、4は直径26個の円形のカーボン繊維よりなるフェル
ト、5は正極、6は平均径2μmの穴を有するテフロン
製シート(住人電工製、フルオロポアFP−200)、
7は円形の断面を有するテフロン製容器、8は正極固定
用のテフロン製リング、9はNi1J−ド線を示す。
前記正極(BF、−をドープした電導性アセチレン高重
合体)を容器1の下部の凹部に入れ、更に多孔性円形テ
フロン製シート6を正極に重ねて入れた後テフロン製リ
ング8で締めつけて固定した。
合体)を容器1の下部の凹部に入れ、更に多孔性円形テ
フロン製シート6を正極に重ねて入れた後テフロン製リ
ング8で締めつけて固定した。
フェルト4は容器1の上部の凹部に入れて正極と重ね、
電解液を含浸させた後、隔膜3を介してリチウム負極2
を載置し、容器7で締めつけて電池を作製した。電解液
としては蒸留脱水メチルフェニルエーテルに溶解したB
u4N −(JO4の1モル/l溶液を用いた。
電解液を含浸させた後、隔膜3を介してリチウム負極2
を載置し、容器7で締めつけて電池を作製した。電解液
としては蒸留脱水メチルフェニルエーテルに溶解したB
u4N −(JO4の1モル/l溶液を用いた。
このようにして作製した電池の開路電圧は37■であっ
た。
た。
この電池をアルゴン雰囲気中で0.37FLAの定電流
放電を行なったところ、放電時間と電圧の関係は第2図
の曲線(a)のようになった。
放電を行なったところ、放電時間と電圧の関係は第2図
の曲線(a)のようになった。
比較例3
実施例3の電池の電解液の有機溶媒として用いたメチル
フェニルエーテルの代9にプロピレンカーボネートを用
いた以外は実施例3と全く同様の方法゛で電池の放電実
験を行ない第2図のΦ)の曲線を得た。
フェニルエーテルの代9にプロピレンカーボネートを用
いた以外は実施例3と全く同様の方法゛で電池の放電実
験を行ない第2図のΦ)の曲線を得た。
実施例4
窒素ガスで完全に置換した11のガラス製反応器に、ス
テンレス・スチールの100メツシユの網を入れ、次い
で重合溶媒として常法に従って精製したトルエン100
m1.触媒としてテトラブトキシチタニウム4.41ミ
リモルおよびトリエチルアルミニウム11.0−1ミリ
モルを順次に室温で仕込んで触媒溶液を調7製した。触
媒溶液は均一溶液であった。次いで、反応器を液体窒素
で冷却して系中の窒素ガスを真空ポンプで排気した。−
78℃に反応器を冷却し、触媒溶液を静置した状態で1
気圧の圧力の精製アセチレンガスを吹き込んだ。
テンレス・スチールの100メツシユの網を入れ、次い
で重合溶媒として常法に従って精製したトルエン100
m1.触媒としてテトラブトキシチタニウム4.41ミ
リモルおよびトリエチルアルミニウム11.0−1ミリ
モルを順次に室温で仕込んで触媒溶液を調7製した。触
媒溶液は均一溶液であった。次いで、反応器を液体窒素
で冷却して系中の窒素ガスを真空ポンプで排気した。−
78℃に反応器を冷却し、触媒溶液を静置した状態で1
気圧の圧力の精製アセチレンガスを吹き込んだ。
アセチレンガスの圧力を1気圧に保ったま1で10時間
重合反応をそのまま継続した。系は赤紫色を呈した寒天
状であった。重合終了後、未反応のアセチレンガスを除
去し、系の温度を一78℃に保ったまま200 rJの
精製トルエンで4回繰り返し洗浄し、トルエンで膨潤し
た膜厚が約05αのステンレス・スチールの網を含むシ
ート状膨潤アセチレン高重合体を得た。この膨潤アセチ
レン高重合体は、300〜500Aの径の繊維状微結晶
(フィブリル)が規則的に絡み合った膨潤物であり、粉
末状や塊状のポリマーは生成していなかった。
重合反応をそのまま継続した。系は赤紫色を呈した寒天
状であった。重合終了後、未反応のアセチレンガスを除
去し、系の温度を一78℃に保ったまま200 rJの
精製トルエンで4回繰り返し洗浄し、トルエンで膨潤し
た膜厚が約05αのステンレス・スチールの網を含むシ
ート状膨潤アセチレン高重合体を得た。この膨潤アセチ
レン高重合体は、300〜500Aの径の繊維状微結晶
(フィブリル)が規則的に絡み合った膨潤物であり、粉
末状や塊状のポリマーは生成していなかった。
このステンレス・スチールの網を含むシート状膨潤アセ
チレン高重合体をクロムメッキしたフェロ板にはさみ、
室温で100Kf/cr&の圧力で予備プレスし、次い
で15 ton /cr/lの圧力で高圧プレスして赤
褐色の金属光沢を持った均一で可撓性のある膜厚280
μmの複合体を得た。この複合体を5時間室温で真空乾
燥した。この複合体は43重量係のステンレス−スチー
ルの網を含有していた。
チレン高重合体をクロムメッキしたフェロ板にはさみ、
室温で100Kf/cr&の圧力で予備プレスし、次い
で15 ton /cr/lの圧力で高圧プレスして赤
褐色の金属光沢を持った均一で可撓性のある膜厚280
μmの複合体を得た。この複合体を5時間室温で真空乾
燥した。この複合体は43重量係のステンレス−スチー
ルの網を含有していた。
前記の方法で得られた複合体を用いた以外は実施例1と
全く同様の方法で〔電池実験〕を行なったところ520
回の充・放電の繰り返しが可能であった。また、第1回
目の充・放電の繰り返し試験の結果、エネルギー密度は
745 w −h r/Kgで、充・放電効率は98係
であった。=また、充電して48時間放置した場合の自
己放電率は4係であった。
全く同様の方法で〔電池実験〕を行なったところ520
回の充・放電の繰り返しが可能であった。また、第1回
目の充・放電の繰り返し試験の結果、エネルギー密度は
745 w −h r/Kgで、充・放電効率は98係
であった。=また、充電して48時間放置した場合の自
己放電率は4係であった。
比較例4
実施例4で電池の溶媒として用いたメチルフェニルエー
テルの代りにテ°トラハイドロフランを用いた以外は実
施例4と全く同様の方法で〔電池実験〕を行なった。そ
の結果光・放電の繰り返しは18080回目トップした
。また、エネルギー密度550W−617Kgで、充・
放電効率は72%であった。
テルの代りにテ°トラハイドロフランを用いた以外は実
施例4と全く同様の方法で〔電池実験〕を行なった。そ
の結果光・放電の繰り返しは18080回目トップした
。また、エネルギー密度550W−617Kgで、充・
放電効率は72%であった。
また、充電して48時間放置した場合の自己放電率は3
8係であった。
8係であった。
実施例5
Bull、Chem、Soc、 Japan、 、 5
1 、2091(1978)に記載されている方法で製
造したポリ(パラフェニレン)をl ton / cJ
の圧力で0.5 crnX 2.Oonの幅に成形した
ものを正極及び負極とした以外は実施例2と全く同じ方
法で〔電池実験〕を行なった結果ヒ嬬I電の繰9返し試
験185回まで第1回目の放電時の電圧特性と全く同じ
であった。この電池のエネルギー密度は300W−61
7Kgであり、充・放電効率は82チであった。また、
充電したままで48時間放置したところその自己放電率
は8チであった。
1 、2091(1978)に記載されている方法で製
造したポリ(パラフェニレン)をl ton / cJ
の圧力で0.5 crnX 2.Oonの幅に成形した
ものを正極及び負極とした以外は実施例2と全く同じ方
法で〔電池実験〕を行なった結果ヒ嬬I電の繰9返し試
験185回まで第1回目の放電時の電圧特性と全く同じ
であった。この電池のエネルギー密度は300W−61
7Kgであり、充・放電効率は82チであった。また、
充電したままで48時間放置したところその自己放電率
は8チであった。
比較例5
実施例5で電池の電解液の溶媒として用いたエチルフェ
ニルエーテルの代わシにプロピレンカーボネートを用い
た以外は実施例5と全く同じ方法で〔電池実験〕を行な
った。その結果光・放電の繰り返しは47回目でストッ
プした。また、この電池のエネルギー密度は270 w
−hry%で、充・放電効率は67チであった。さらに
、充電したままで48時間放置したところその自己放電
率は52%であった。
ニルエーテルの代わシにプロピレンカーボネートを用い
た以外は実施例5と全く同じ方法で〔電池実験〕を行な
った。その結果光・放電の繰り返しは47回目でストッ
プした。また、この電池のエネルギー密度は270 w
−hry%で、充・放電効率は67チであった。さらに
、充電したままで48時間放置したところその自己放電
率は52%であった。
実施例6
J 、Polym Sci、、 Polym;Lett
、Ed 、 18 、8(1980)に記載されている
方法で製造したポリ(バラフェニレン)を1 ton
/ crAの圧力で0.5 zX 2.0 cmの幅に
成形したものを正極及び負極とした以外は実施例時の電
圧特性と全く同じであった。この電池のエネルギー密度
は285 w−hr/Kyであシ、充・放電効率は80
係であった。また、充電したままで48時間放置したと
ころその自己放電率は10%であった。
、Ed 、 18 、8(1980)に記載されている
方法で製造したポリ(バラフェニレン)を1 ton
/ crAの圧力で0.5 zX 2.0 cmの幅に
成形したものを正極及び負極とした以外は実施例時の電
圧特性と全く同じであった。この電池のエネルギー密度
は285 w−hr/Kyであシ、充・放電効率は80
係であった。また、充電したままで48時間放置したと
ころその自己放電率は10%であった。
比較例6
実施例6で電池の電解液の溶媒として用いたエチルフェ
ニルエーテルの代わりにプロピレンカーボネートを用い
た以外は実施例5と全く同じ方法で〔電池実験〕を行な
った。その結果光・放電の繰り返しは35回目でストッ
プした。また、この電池のエネルギー密度は180W・
hr 7’Kgで、充・放電効率は52%であった。さ
らに、充電したままで48時間放置したところその自己
放電率は48チであった。
ニルエーテルの代わりにプロピレンカーボネートを用い
た以外は実施例5と全く同じ方法で〔電池実験〕を行な
った。その結果光・放電の繰り返しは35回目でストッ
プした。また、この電池のエネルギー密度は180W・
hr 7’Kgで、充・放電効率は52%であった。さ
らに、充電したままで48時間放置したところその自己
放電率は48チであった。
第1図は本発明の一具体例であるボタン型電池の特性測
定用電池セルの断面概略図、第2図は本発明の実施例3
および比較例3における電池の放電時間と電圧の関係を
示した図である。 1・・・・・・容器 2・・・・・・リチウム負極 3・・・・・・隔膜 4・・・・・・フェルト 5・・・・・・正極 6・・・・・・多孔性テフロン製シート7・・・・・・
テフロン製容器 8・・・・・・テフロン製リング 9・・・・・・Niリード線 帛1図 放 電 B町間 (目間)
定用電池セルの断面概略図、第2図は本発明の実施例3
および比較例3における電池の放電時間と電圧の関係を
示した図である。 1・・・・・・容器 2・・・・・・リチウム負極 3・・・・・・隔膜 4・・・・・・フェルト 5・・・・・・正極 6・・・・・・多孔性テフロン製シート7・・・・・・
テフロン製容器 8・・・・・・テフロン製リング 9・・・・・・Niリード線 帛1図 放 電 B町間 (目間)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 主鎖に共役二重結合を有する高分子化合物または該高分
子化合物にドーパントをドープして得られる電導性高分
子化合物を少くとも一つの電極に用いた電池において、
電解液の有機溶媒として下記の一般式で表わされる芳香
族エーテル系化合物を用いたことを特徴とする電池。 (ただし、式中のRは炭素数が10以下のアルキル基ま
たはアリ、−ル基であシ、nは1,2または3のいずれ
かの正の整数である。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57110585A JPS593872A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57110585A JPS593872A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS593872A true JPS593872A (ja) | 1984-01-10 |
Family
ID=14539573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57110585A Pending JPS593872A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593872A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61250970A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-08 | Hoxan Corp | プラスチツク電極二次電池 |
JPS63224160A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-19 | Showa Denko Kk | 二次電池 |
US5589565A (en) * | 1986-09-29 | 1996-12-31 | The Regents Of The University Of California | Water-soluble conducting polyphenylene vinylene polymers |
US5863981A (en) * | 1986-03-24 | 1999-01-26 | The Regents Of The University Of California | Electrically conducting water-soluble self-doping polyaniline polymers and the aqueous solutions thereof |
US5891968A (en) * | 1986-03-24 | 1999-04-06 | The Regents Of University Of California | Method of making self-doped zwitterionic heterocyclic polymers |
WO2002084777A1 (fr) * | 2001-04-16 | 2002-10-24 | Mitsubishi Chemical Corporation | Batterie secondaire au lithium |
-
1982
- 1982-06-29 JP JP57110585A patent/JPS593872A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61250970A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-08 | Hoxan Corp | プラスチツク電極二次電池 |
US5863981A (en) * | 1986-03-24 | 1999-01-26 | The Regents Of The University Of California | Electrically conducting water-soluble self-doping polyaniline polymers and the aqueous solutions thereof |
US5891968A (en) * | 1986-03-24 | 1999-04-06 | The Regents Of University Of California | Method of making self-doped zwitterionic heterocyclic polymers |
US5589565A (en) * | 1986-09-29 | 1996-12-31 | The Regents Of The University Of California | Water-soluble conducting polyphenylene vinylene polymers |
JPS63224160A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-19 | Showa Denko Kk | 二次電池 |
WO2002084777A1 (fr) * | 2001-04-16 | 2002-10-24 | Mitsubishi Chemical Corporation | Batterie secondaire au lithium |
US6939644B2 (en) | 2001-04-16 | 2005-09-06 | Mitsubishi Chemical Corporation | Lithium secondary cell |
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