JPS5938512Y2 - 水門装置 - Google Patents

水門装置

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JPS5938512Y2
JPS5938512Y2 JP6530182U JP6530182U JPS5938512Y2 JP S5938512 Y2 JPS5938512 Y2 JP S5938512Y2 JP 6530182 U JP6530182 U JP 6530182U JP 6530182 U JP6530182 U JP 6530182U JP S5938512 Y2 JPS5938512 Y2 JP S5938512Y2
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JP
Japan
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gate
support shaft
movable base
float
upstream side
Prior art date
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JP6530182U
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JPS57202423U (ja
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学 大羽
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  • Barrages (AREA)
  • Float Valves (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、用水路などの水門装置に関するものである。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来の水面装置は、特開昭50−120130号公報に
示すように、中央の支軸を中心に回動する可動基体の一
側端部に円筒状ゲートを設け、また可動基体の他側端部
にフロートを設けたものであり、ゲートとフロートとで
重量バランスをとるようにしているため、フロートが上
昇するとゲートは下降する関係にあり、したがってこの
従来の水門装置は、堰の下流側の水位を一定に保つもの
であり、堰の上流側に設置した場合でも、その上流側の
水位を一定に保つことはできない。
さらにこのように下流側の水位を一定に制御しようとす
る場合は、円筒状ゲートを上流側の最大水位の高さまで
細長く形威しなければならず、ゲートが長大化し重くな
り、水位変動に対するゲートの反応かにぶくなるおそれ
がある。
また本考案の出願人は、先に、特公昭56−34687
号公報に示すように、ダム壁の上流側排水口に上・下端
面間口の中空筒状弁体を設ける水門装置の発明を提案し
ているが、この中空筒状弁体の具体的制御手段は開示し
ていない。
〔考案の目的〕
本考案は、このような点に鑑みなされたもので、堰より
上流側の水位を一定に制御でき、かつフロートのわずか
な変位によってもゲートが敏感に反応しうる水門装置を
提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案の水門装置は、堰1の上流側に基枠3を固定設置
し、この基枠3の一部に支軸5を介して長尺の可動基体
6の途中部を両端部が上下動する方向に回動自在に軸支
し、この可動基体6の支軸5より一側部にバランスウェ
イト7を固定するとともに同一側部に可撓性線条件10
の一端を止着し、上記基枠3に上り回動自在に軸支した
プーリ9に上記可撓性線条体10の途中部を引上げて巻
掛けるとともに、この可撓性線条体10の他端を下方に
垂下してこの他端に上下端面開口の中空筒状のゲート1
1を接続し、このゲート11の下端を、上記層1の上流
側の底部に堰1から間隔をおいて設けた排水口2の周縁
部に接離自在に対向させるとともに、このゲート11の
上端を上流側の制御される水面より突出させ、上記可動
基体6の支軸5より他側部に上流側水面に浮設したフロ
”−ト13を接続し、上記可動基体6において、可撓性
線条体10の接続部と支軸5との間の距離を、フロート
13の接続部と支軸5との間の距離より大きく設定した
ことを特徴とする構成のものであり、そうして、フロー
ト13が少しでも上昇すると中空筒状のゲート11が敏
感に反応1.てフロート13の動きを増巾して上昇し、
またフロート13が少しでも下降するとゲート11が敏
感に反応してフロート13の動きを増巾して下降する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して詳細に説明
する。
用水路に堰1を設け、この堰1の上流側の底部に堰1か
ら間隔をおいて円形状の排水口2を設け、また堰1の上
流側において用水路の両側に基枠3を固定設置し、この
両基枠3の取付部4間に支軸5を介しで長尺の可動基体
6の途中部を両端部が上下動する方向に回動自在に軸支
する。
この可動基体6の左端部上面にバランスウェイト7を固
定し、また前記両基枠3の上面に支持部8を固定し、こ
の両支持部8間にプーリ9を回動自在に軸架し、そして
前記バランスウェイト7よりやや右方にお・いて可動基
体6に吊紐等の可撓性線条体10の一端を上下調整可能
に止着し、この可撓性線条体10の途中部を引上げて前
記プーリ9に巻掛けし、さらにこの可撓性線条体10の
他端を下方に垂下してこの他端に上下端面が開口した中
空円筒状のゲート11を接続し、このゲート11の下端
を上記排水口2の周縁部に接離自在に対向させるととも
に、このゲート11の上端を上流側の制御される水面よ
り突出させ、また前記可動基体6の右端に吊紐等の支持
部材12の上端を上下調整可能に止着し・C(7)支持
部材12の下端に上流側水面に浮設したフロート13を
接続する。
ここにおいて、前記可動基体6に作用するバランスウェ
イト7の重量のモーメントは、ゲート11の重量のモー
メントと比較してほぼ等しいがやや大きく向きが逆であ
る。
このため前記フロート13が水位とともに上がれば、バ
ランスウェイI−7によってゲート11は引き上げらる
る。
また前記可動基体6に作用するバランスウェイト7の重
量のモーメントは、ゲート11の重量のモーメントとフ
ロート13の重量のモーメンI・の和よりやや小さく向
きが逆にある。
このため前記フロート13が水位とともに下がれば、ゲ
ート11も下がる。
このようにフローI・13とゲート11は同方向に上下
動されるように可動基体6に接続する。
また図示するように可動基体6にお・いて、ゲート11
の可撓性線条体10の接続部と支軸5との間の距離を、
フロート13の支持部材12の接続部と支軸5との間の
距離より大きく設定する。
これによってフロート13の微少変位がゲート11にお
いて比較的大きな変位に増巾される。
。その増巾率は上記両距離の比によって決まる。
そうして、前に述べたように堰1の上流側の水位が上が
ると、フロート13も上がり、そしてゲート11も増巾
されて上昇し、それまでゲート11によって閉塞されて
いた排水口2を開口し、上流側の水を下流側に排水する
そと際、ゲート11は上下端面を開口した中空円筒であ
るから、このゲート11に上下方向の水圧がほとんどか
からず、したがってゲート11は軽微な力で上下動でき
る。
このためゲート11の開閉を水に浮くような軽いフロー
ト13によって簡単に行なえるのである。
またこの上流側の水位が下がってフロート13が下がる
と、ゲート11も下がり、水位は基準値に復帰される。
このようにして水位は基準値を中心にして微少変動する
けれども、はぼ一定に保たれる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ゲート11とフロート13とを可動基
体6の支軸5をはさんで反対側に設け、かつゲート11
を定位置で回動自在のプーリ9に巻掛けた可撓性線条体
10を介して支持し、可動基体6に対しゲート11の荷
重を上方に作用させるようにしている。
したがってフロート13とゲート11とが同一方向に上
下動するため、堰1の上流側の水位を一定に制御できる
さらに本考案の水門装置は、堰1の上流側の底部に設け
た排水口2の周縁部に対しで、上下端面開口の中空筒状
のゲート11を接離自在に対向させる構造である。
したがって、このゲート11が排水口2を閉じていると
きは、堰1を介し上流側と下流側との間の水面の段差が
非常に大きい場合でもゲート11の内部から水が抜けて
中空になるだけであるから、ゲート11の全長は上記段
差に関係なく」1流側の一定に制御される水深よりもや
や長く形成するのみでよく、ゲート11の長大化を防止
でき敏感な反応に必要な軽量を維持できる。
さらに本考案の水門装置は、途中部を回動自在に軸支さ
れた可動基体6があり、この可動基体6の支軸5より一
側部にバランスウェイト7を固定するとともに同一側部
にゲート11を支持する可撓性線条体10をプーリ9を
経て上方から止着し、また上記可動基体6の支軸5より
他側部にフロート13を接続した全体的構造を有してお
・す、これにより、可動基体6に対するバランスウェイ
ト7等の設置位置を施工時に移動調整することにより全
体のバランス調整が容易にできる利点がある。
さらに本考案は、上下端面が開口した中空筒状のゲート
11を用いたから、このゲート11に上下方向の水圧は
ほとんどかからず、またゲート11の外周面にかかる水
圧は相殺され、したがってゲート11を軽微な力で上下
動でき、加えて、バランスウェイト7を可動基体6に設
け、ゲート11とバランスをとるようにしたから、この
ゲート11を軽微な力で上下動できることと相俟って、
ゲート11の開閉を水に浮くような軽いフロート13に
よって迅速かつスムーズに行なうことができ、加えで、
可動基体6において、ゲート11を垂下した可撓性線条
体10の接続部と支軸5との間の距離を、フロート13
の接続部と支軸5との間の距離により大きく定したから
、その両距離の比に応じてフロート13の変位に対する
ゲート11の変位を増巾することができ、したがってこ
れらの各効果が相乗的に作用してわずかな水位の変化に
対してもゲートが敏感に反応し、堰1より上流側の水位
の定値制御が極めて良好に行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の水門装置の一実施例を示す一部断面の正面
図である。 1・・・・・・堰、2・・・・・・排水口、3・・・・
・・基枠、5・・・・・・支軸、6・・・・・・可動基
体、7・・・・・・バランスウェイト、9・・・・・・
プーリ、10・・・・・・可撓性線条体、11・・・・
・・ゲート、13・・・・・・フロート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 堰1の上流側に基枠3を固定設置し、この基枠3の一部
    に支軸5を介して長尺の可動基体6の途中部を両端部が
    上下動する方向に回動自在に軸支し、この可動基体6の
    支軸5より一側部にバランスウェイト7を固定するとと
    もに同一側面に可撓性線条体10の一端を止着し、上記
    基枠3に上り回動自在に軸支したプーリ9に上記可撓性
    線条体10の途中部を引上げて巻掛けるとともに、この
    可撓性線条体10の他端を下方に垂下してこの他端に上
    下端面開口の中空筒状のゲート11を接続し、このゲー
    ト11の下端を、上記堰1の上流側の底部に堰に堰1か
    ら間隔をおいて設けた排出口2の周縁部に接離自在に対
    向させるとともに、このゲート11の上端を上流側の制
    御される水面より突出させ、上記可動基体6の支軸5よ
    、り他端部に上流側水面に浮設したフロート13を接続
    し、上記可動基体6において、可撓性線条体10の接続
    部と支軸5との間の距離を、フロート13の接続部と支
    軸5との間の距離より大きく設定したことを特徴とする
    水門装置。
JP6530182U 1982-05-04 1982-05-04 水門装置 Expired JPS5938512Y2 (ja)

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JP6530182U JPS5938512Y2 (ja) 1982-05-04 1982-05-04 水門装置

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JP6530182U JPS5938512Y2 (ja) 1982-05-04 1982-05-04 水門装置

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Publication Number Publication Date
JPS57202423U JPS57202423U (ja) 1982-12-23
JPS5938512Y2 true JPS5938512Y2 (ja) 1984-10-26

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ID=29861347

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JP6530182U Expired JPS5938512Y2 (ja) 1982-05-04 1982-05-04 水門装置

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