JP3516924B2 - 水路の上流水位調節ゲート - Google Patents

水路の上流水位調節ゲート

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JP3516924B2 JP2001038163A JP2001038163A JP3516924B2 JP 3516924 B2 JP3516924 B2 JP 3516924B2 JP 2001038163 A JP2001038163 A JP 2001038163A JP 2001038163 A JP2001038163 A JP 2001038163A JP 3516924 B2 JP3516924 B2 JP 3516924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、河川又は水路を
横断して設置したゲートによってこれら水路等の上流側
水位を一定に保持する水路の上流水位調節ゲートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】河川又は水路には、通常、上流水位をほ
ぼ一定に保持するために水路を横断して開閉ゲートが設
置されている。このゲートとしてはフロートを利用して
ラジアルゲートを上下に昇降するようになっている。従
来のこのラジアルゲートは図8及び図9に示されるよう
に水路Wの上方を横断して回動自在に設けた主軸2にア
ーム3が上下流方向に固着され、アーム3の上流端には
扉体4が固着され、水路Wを堰上げ可能に配置してあ
る。一方、アーム3の下流端近くの下方に錘5が調節自
在に装着されている。水路Wの側方には池室6と超流堰
7を介して池室6と連通するフロート室8とが設けら
れ、池室6はゲート1の上流側水路Wに通水口9を介し
て連通され、フロート室8は流出口10を介してゲート
1の下流側水路Wに連通してある。フロート室8内に配
置してあるフロート11の上面中央には、主軸2にアー
ム3と同方向に延ばして固着してあるフロートアーム1
2の上流端が枢支してある。これによりフロート室8の
水位の変動がそのままフロート11の動きとなるように
している。従って、フロート11はゲート1の主軸2に
固着したアーム3と連結されており、フロート11の上
下動作に対応してゲート1の開閉操作が行なわれる。
【0003】図8に示されるものでは水路Wに配置した
ゲート1の上流側水路Wと池室6の水位が超流堰7の堰
頂より僅かに高くなると、超流堰7の堰頂が流失口10
の断面堰に比し大きくなっているので、フロート室8内
の水位が上昇し、フロート11と扉体4が上昇して水路
Wの流下量が増加し、ゲート1の上流水路Wの水位が低
くなる。一方、池室6の水位が低下すればフロート室8
内への流入量が減少してフロート室8内の水位の上昇が
止まり、ゲート1は静止する。
【0004】一般に、水路Wのゲート上流側水位が上昇
した場合フロート室の水位もほぼ同水位に上昇し、この
上流側水位がゲートを開く設定水位に達したとき、フロ
ート11の水没深さはゲートを開くのに必要な浮力に達
しておりフロート11は上方に動き、フロートアーム1
2の回動にともなってアーム3が上昇し、ゲートも上方
に動く。このゲートが開いたことにより水路が開放され
放流量が増し、水路の水位が低下する。このゲートはフ
ロート上下移動量以上の動きをするようにフロートアー
ム12の長さを決めており、フロート11が洪水設定水
位に達したときはゲートは全開となり、洪水が去り水位
が下がればフロート11とが下方に移動しゲートも閉じ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のゲー
ト装置ではフロート11の上面中央にフロートアーム1
2が固着されているのでフロート11の上昇時にフロー
トアーム12とフロート11とが干渉しないようにゲー
トの回転中心を高くしなければならなかった。そのため
ゲート1の扉体4を適切な角度で設置するにはアーム3
を長くする必要があり、扉体4の反対側の錘5の位置も
長くしなければならなず、ゲート装置全体が大きくなっ
ていた。
【0006】また、ゲート上流側水位の変動に敏感に追
随してゲートを開閉することで変動の少ない水位一定操
作を行なうには、フロートアームの長さをゲートアーム
の長さに比べて十分に短くする必要があった。また、洪
水時十分にゲートを開いておくためにフロートアームの
長さは短いものにする必要があった。しかし、フロート
アームが短じかくなると操作力を得るためにその平面断
面積を大きくする必要があり、そうするとゲートアーム
の自重が増し、その反対側の錘が重くなりゲート全体が
大がかりになる。従って、フロート室等の土木構造物も
大きくなる。
【0007】この発明の課題は、フロートを大きくせず
に十分に大きな浮力を得ることができるフロート室を設
置する水路の上流水位調節ゲートを提供することであ
る。この発明の他の課題は、水位変動の小さい水位一定
操作が可能で、かつ、洪水時はゲートの全開操作ができ
る水路の上流水位調節ゲートを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の前記課題は、
水路上に横断して主軸を回動自在に軸着し、この主軸に
固着したアームの水路上流側端に扉体を設けるとともに
下流側他端に錘を配置し、別途この水路に沿ってフロー
ト室を設置し、このフロート室と前記水路とを連通し、
水路の水位に応じてフロート室に設置したフロートを昇
降させ、このフロートの上下運動に関連して前記アーム
を回動して水路内のアーム先端の扉体を上下して水路を
開閉するようにしたゲートにおいて、フロート室内の水
位が所定位置に上昇したときにフロート内に水が流入す
る流入口を前記フロートの側壁に設けるとともにこの側
壁に流出口を水路の下流排水槽側に設け、このフロート
の流出口と下流側排水槽との間に連通するサイホン管を
配置し、前記フロートの上面に空気抜け孔を設けてな
り、前記フロート内への注水量・排水量を前記サイホン
管によって制御する水路の上流水位調節ゲートの構成に
よって達成できる。
【0009】また、この発明の前記課題は、前記主軸に
固着した前記フロートアームを前記フロートの側壁上部
に軸支するとともにこのフロートアームと平行にリンク
アームを配置し、このリンクアームの先端を前記フロー
トの側壁に軸支するとともに他端を固定壁に軸支し、前
記フロートの上下移動に際してこのフロートが水平に保
持されながら上下移動する上流水位調節ゲートの構成に
よって達成できる。
【0010】更に、この発明の前記課題は前記フロート
の流入口より流出口の直径を大きくしてある構成及びゲ
ートのアーム、錘等のゲート全体の重心位置を該アーム
の回転中心位置より高く設定してある構成によって達成
できる。
【0011】この発明の前記課題は、前記フロートの側
壁に設けた流出口と下流側排水槽との間を連通する前記
サイホン管への流出管が可撓性の円管からなり、前記フ
ロートの上下移動に際して流出管が追随するようになっ
ている上流水位調節ゲートの構成によって達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下この発明の水路の上流水位調
節ゲートを図面に示す実施の形態において説明する。図
1はこの発明の上流水位調節ゲートの1実施の形態の水
路中の縦断面を示す側面図である。図2は図1の平面図
である。図3は、図1のゲートの全開時におけるサイホ
ン機構を省略した縦断面を示す側面図である。図4は、
この発明のゲートの開き操作開始・上流水位一定時の縦
断面を示す側面図である。図5は、水路Wの水位が増加
したときのゲートとフロートとの関係を説明する縦断面
を示す側面図である。図6は、ゲートの全開状態におけ
る縦断面を示す側面図である。図7は、水路Wの水位の
低下に伴うゲート閉じ操作時における縦断面を示す側面
図である。図8は従来のゲート装置の縦断面を示す側面
図である。図9は図8の平面図である。
【0013】図1において、水路Wを横断して設置した
ラジアルゲート1のアーム3を主軸2に回動自在に軸支
し、このアーム3の水路上流側先端に断面円弧状の扉体
4を固着するとともに下流側端部の下方にバランス用の
錘5が位置調節可能なように取付られている。このラジ
アルゲート1を設置した水路Wに沿ってフロート室8を
設置してある。このフロート室8は水路Wのラジアルゲ
ート1の上流に設けた通入口9で連通し、下流で排出口
10で連通している。このフロート室8内に空間部11
aを備えたフロート11が収納され、このフロート11
の下流側の側壁11bの中央上部に側杆11cが突設し
てある。この側杆11cはフロートアーム12の一端に
枢支12aし、このフロートアーム12の他端は主軸2
の延設部分に固着してある。このフロート11内の空間
部11aの底に発泡スチロール22が配置して常時空気
が保持されている。
【0014】このフロート11の側杆11c位置の垂直
線下の部分にリンクアーム13を軸支してあり、このリ
ンクアーム13の他端は前記フロートアーム12と平行
になるように固定壁14に軸着13aしてあり、これら
フロートアーム12とリンクアーム13とによりフロー
ト11は水平状態を保持して上下に移動する。このフロ
ート11の側壁11bの一部にフロート室8の水が流入
する流入口11dが穿ってあり、これより下方に流出口
11eが流入口11dより大きい直径で開口してある。
このフロート11の下流側に、水路Wに連通する排出口
10を備えた排水槽15が設置され、この排水槽15と
フロート11との間はサイホン管16によって連通し、
このサイホン管16とフロート11とは可撓性の円管か
らなる流出管17で連通してある。
【0015】このサイホン管16には上端開口部に弁1
6cを固設するとともに下方の排水槽15へ連通する吐
出口16dを開閉する吐出口弁16bが固設してあるロ
ッド16aが遊嵌してある。このロッド16aの上端に
はフロートレバー18が枢支してあり、この他端にサイ
ホン管フロート19が固着され、このフロートレバー1
8の中央は固定壁に軸着してある。排水槽15は仕切壁
20で仕切られている。排水槽15は常時サイホン管1
6の吐出口16dが水没するように貯水できる位置に水
路Wに連通する前記排出口10がある。
【0016】以上のように構成されているこの発明の上
流水位調節ゲートの動作を説明する。図1に示されるよ
うに全閉状態において、ラジアルゲート1の上流側の水
路W水位が上昇するとフロート室8内の水位も上昇し、
フロート室8内の水は流入口11dよりフロート11の
空間部11内に注水される。フロート11内の水位はフ
ロート室8内の水位と同じか僅かに低い位置となり、フ
ロート11の水没深さが増えてもフロート11の浮力の
増加は少なく、フロートアーム12の位置は保持され、
アーム3も回動せず、ラジアルゲート1は上昇しないで
扉体4は下方に位置している。従って、水路Wの全閉を
保っている。この時サイホン管フロート19の位置は自
重で一定であり、サイホン管16の吐出口弁16bは閉
じられており、フロート11内の流出口11eから流出
しない。
【0017】水路W内の水位が更に上昇すると、サイホ
ン管16の上端の開口部の弁16cが開口しているから
サイホン管16内に注水される。水位の上昇が続くとサ
イホン管フロート19が動作し、フロートレバー18が
反時計方向に回動してロッド16aが下降してサイホン
管16の上部開口部は弁16cによって閉じられ、サイ
ホン管16への注水は停止する。他方、吐出口弁16b
は開かれる。このときサイホン管16内に水は充満して
いるためサイホン機能が作用してサイホン管16内の水
は吐出口16dから吐出し、サイホン管16に連通する
フロート11内の水が排水槽15内に大量に排水され
る。流出口11eが流入口11dより直径が大きく(約
2倍)形成してあるからフロート11内への流入口11
dからの流入量に比べて流出口11eからの排水量が多
いのでフロート11内の水量は減少して急激に水位が下
がる。
【0018】フロート11内の水が少なくなるため浮力
が大きくなり、フロート11が上昇し、側杆11cを介
してフロートアーム12が時計方向に回動し、主軸2が
回転してアーム3も時計方向に回動し、ラジアルゲート
1は開き始める。フロート11内の水位と排水槽水位と
の水位差が小さくなることで排水量が減少するが、フロ
ート11内への水の流入量はフロート11の水位とフロ
ート室8の水位との水位差が大きくなるので増加するの
で、流入量と排水量とが同じになるとフロート11の移
動は停止する(図4)。この時の水路W内のラジアルゲ
ート1の下端よりの放流量が河川流量と同じであれば、
フロート11内の水位は変わらず、一定水位が保持され
る。
【0019】降雨や洪水等により河川流量が多くなると
水路Wの水位が上がり、フロート室8内の水位の上昇に
伴いフロート11も上昇し、フロートアーム12を介し
てアーム3が更に回動してラジアルゲート1は開く(図
5)。逆に、河川流量が少ない場合は水路Wの水位は低
下するのでフロート11は降下するためラジアルゲート
1は閉じられ、水路Wの上流の水位は上がる。このよう
にフロート11の流入量と排水量とが同一となって釣合
って、河川流量と水路Wのラジアルゲート1の下端から
の放流量とが釣合っていれば上流水位とラジアルゲート
1の開度位置でラジアルゲート1の扉体4の位置は保持
され、水路Wの水位は一定に制御されている。一方、こ
の時のサイホン管16のサイホン機能は作用していなけ
れば排水槽15への排水が行なわれる必要があるので、
フロート室8の水位はサイホン機能が作用する水位とな
っている。
【0020】この発明の上流水位調節ゲートは洪水時は
水路Wの水位が急激に上昇するのでラジアルゲート1の
扉体4も上昇して放流量が増加し、水路Wの水位が下が
らなかった場合は、フロート室8内のフロート11が上
昇した分フロート11内の水位と排水槽15の水位との
水位差が増してフロート11の排水量が増加し、フロー
ト11内の水位は下がるのでフロート11の浮力は上
り、フロートアーム12を介して主軸2、アーム3が回
動してラジアルゲート1の扉体4も上昇する。水路Wの
水位が更に上昇するとアーム3の錘5等による自重によ
る閉塞モーメントが少なくなるようにアーム3の回転中
心位置を高くしてラジアルゲート1の重心位置より高く
なっているからラジアルゲート1が一定開度を超えた時
点で連続的な扉体4の開動作が継続して全開状態になる
(図6)。
【0021】この水路Wのラジアルゲート1の扉体4が
全開状態ではフロート11内の水はほぼ全量がサイホン
管16を経由して排水槽15から水路Wの下流へ放水さ
れるのでフロート11は軽く、最大の浮力を生じてい
る。水路Wの上流側の水位が低下すればフロート室8の
水位が下がり、フロート11の位置も降下するのでフロ
ートアーム12が反時計方向に回動し、アーム3も同様
に回動してラジアルゲート1の扉体4も閉じ方向に降下
する。この時フロート室8内のフロート11の水没深さ
が小さくなるため水路Wの上流水位より扉体4の下端を
高く上げることができる。そのため河川流量の水位で放
流される。更に、水路Wの上流水位が下がるとラジアル
ゲート1の扉体の開度は小さくなり、この開度が一定に
保持されるとラジアルゲート1の自重による錘5とのバ
ランスにより閉塞モーメントが大きくなる重心位置にな
っているのでフロート11の浮力以上の閉塞モーメント
となって連続的にラジアルゲート1の扉体4は降下す
る。
【0022】この発明の実施の形態において、フロート
11はフロートアーム12とリンクアーム13によって
水平に移動するようになっているが、このフロート11
を水平状態を維持するためにガイドやフロート室に案内
溝を設ける構造にしてもよい。また、このフロート11
内に空間部11aを2段に形成してあるが、1段でもよ
い。
【0023】
【発明の効果】この発明の水路の上流水位調節ゲート
は、フロート室内のフロートとサイホン管とを並設して
あるのでフロート内への注水・排出量がサイホン管によ
って制御されるからフロートを小型に構成してゲートを
確実に動作させることができる。また、フロートの側壁
にフロートアームを軸着してあるから主軸の位置を低く
設定することができ、しかもゲートの重心位置を回転中
心位置より高く設定してあるからゲート全体をコンパク
トに設置することができる。更に、フロートを水平状態
に保持しながら上下動できるのでフロートの水没水面深
さは一定でフロートは安定した浮力を得ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の上流水位調節ゲートの1実施の形態
の水路中の縦断面を示す概略側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のゲートの全開時におけるサイホン機構を
省略した縦断面を示す概略側面図である。
【図4】この発明の上流水位調節ゲートの扉体の開き操
作開始・上流水位一定時の縦断面を示す概略側面図であ
る。
【図5】この発明の上流水位調節ゲートにおける水路W
の水位が増加したときのゲートとフロートとの関係を説
明する縦断面を示す概略側面図である。
【図6】この発明の上流水位調節ゲートの扉体全開状態
における縦断面を示す概略側面図である。
【図7】この発明の上流水位調節ゲートの水路Wの水位
の低下に伴う扉体の閉じ操作時における縦断面を示す概
略側面図である。
【図8】従来のゲート装置の縦断面を示す側面図であ
る。
【図9】図8の平面図である。
【符号の説明】
1 ラジアルゲート 2 主軸 3 アーム 4 扉体 5 錘 6 池室 7 超流堰 8 フロート室 9 通入口 10 排出口 11 フロート 11a 空間部 11b 側壁 11c 側杆 11d 流入口 11e 流出口 12 フロートアーム 13 リンクアーム 14 固定壁 15 排水槽 16 サイホン管 16a ロッド 16b 吐出口弁 16c 弁 16d 吐出口 17 流出管 18 フロートレバー 19 サイホン管フロート 20 仕切壁 21 空気抜け孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 7/40 - 7/46 E02B 13/00 - 13/02 A01G 25/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水路上に横断して主軸を回動自在に軸着
    し、この主軸に固着したアームの水路上流側端に扉体を
    設けるとともに下流側他端に錘を配置し、別途この水路
    に沿ってフロート室を設置し、このフロート室と前記水
    路とを連通し、水路の水位に応じてフロート室に設置し
    たフロートを昇降させ、このフロートの上下運動に関連
    して前記アームを回動して水路内のアーム先端の扉体を
    上下して水路を開閉するようにしたゲートにおいて、 フロート室内の水位が所定位置に上昇したときにフロー
    ト内に水が流入する流入口を前記フロートの側壁に設け
    るとともにこの側壁に流出口を水路の下流排水槽側に設
    け、このフロートの流出口と下流側排水槽との間に連通
    するサイホン管を配置し、前記フロートの上面に空気抜
    け孔を設けてなり、 前記フロート内への注水量・排水量を前記サイホン管の
    開閉弁によって制御し、フロートの上下動に伴うゲート
    の開閉を制御して水路の上流側水位を調節することを特
    徴とする水路の上流水位調節ゲート。
  2. 【請求項2】前記主軸に固着した前記フロートアームを
    前記フロートの側壁上部に軸支するとともにこのフロー
    トアームと平行にリンクアームを配置し、このリンクア
    ームの先端を前記フロートの側壁に軸支するとともに他
    端を固定壁に軸支し、前記フロートの上下移動に際して
    このフロートが水平に保持されながら上下移動すること
    を特徴とする請求項1に記載の水路の上流水位調節ゲー
    ト。
  3. 【請求項3】前記フロートの流入口より流出口の直径を
    大きくしてあることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の水路の上流水位調節ゲート。
  4. 【請求項4】ゲートのアーム、錘等のゲート全体の重心
    位置を該アームの回転中心位置より高く設定してあるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の水路の上
    流水位調節ゲート。
  5. 【請求項5】前記フロートの側壁に設けた流出口と下流
    側排水槽との間を連通する前記サイホン管への流出管が
    可撓性の円管からなり、前記フロートの上下移動に際し
    て流出管が追随するようになっていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4に記載の水路の上流水位調節ゲー
    ト。
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