JPS5938077B2 - 電子ビ−ム溶接による円環の製造方法 - Google Patents
電子ビ−ム溶接による円環の製造方法Info
- Publication number
- JPS5938077B2 JPS5938077B2 JP12758782A JP12758782A JPS5938077B2 JP S5938077 B2 JPS5938077 B2 JP S5938077B2 JP 12758782 A JP12758782 A JP 12758782A JP 12758782 A JP12758782 A JP 12758782A JP S5938077 B2 JPS5938077 B2 JP S5938077B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron beam
- ring
- manufacturing
- shielding material
- ring member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K15/00—Electron-beam welding or cutting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は円環の製造方法に関し、より詳細には溶接部を
貫通した電子ビームによつて非溶接部が溶融するのを防
止しながら、円環を電子ビーム溶接により製造する方法
に関する。
貫通した電子ビームによつて非溶接部が溶融するのを防
止しながら、円環を電子ビーム溶接により製造する方法
に関する。
従来、電子ビーム溶接によつて円環を製造するにあたつ
ては、第1図AおよびBに示す如く、出現1の外輪部材
2の内周縁と、内輪部材3の外周縁とをつき合わせ、こ
のつき合わせ部4を溶接していた。
ては、第1図AおよびBに示す如く、出現1の外輪部材
2の内周縁と、内輪部材3の外周縁とをつき合わせ、こ
のつき合わせ部4を溶接していた。
しかしながら、つき合わせ部4に電子ビームを当てると
、電子ビームがつき合わせ部4を貫通し、この貫通した
電子ビームが下部5までも溶融してしまうので裏当6を
用いて貫通した電子ビームを遮蔽していた。
、電子ビームがつき合わせ部4を貫通し、この貫通した
電子ビームが下部5までも溶融してしまうので裏当6を
用いて貫通した電子ビームを遮蔽していた。
裏当6には、通常、銅板などが用いられるが、円環のよ
うに被溶接物が筒状の場合には裏当の設置が困難であり
、かつ溶接終了後に裏当の取出しが不可能になるなどの
欠点があつた。そこで本発明は、かかる従来の欠点を解
消すべくなされたものであり、電子ビーム溶接によつて
如何なる寸法の円環でも簡単に製造することができ、か
つ使用した電子ビーム遮蔽材を取出して再び円環製造に
使用することができるなどの特長を有するものである。
すなわち本発明の電子ビーム溶接による円環の製造方法
は、円環の外輪部材の内周縁と内輪部材の外周縁とをつ
き合わせ、その内部に充填した金属の粉末状、粒状また
は繊維状の電子ビーム遮蔽材の存在下に前記つき合せ部
を電子ビームを溶接し、しかる後、前記電子ビーム遮蔽
材を排出孔から排出せしめることを特徴とするものであ
る。
うに被溶接物が筒状の場合には裏当の設置が困難であり
、かつ溶接終了後に裏当の取出しが不可能になるなどの
欠点があつた。そこで本発明は、かかる従来の欠点を解
消すべくなされたものであり、電子ビーム溶接によつて
如何なる寸法の円環でも簡単に製造することができ、か
つ使用した電子ビーム遮蔽材を取出して再び円環製造に
使用することができるなどの特長を有するものである。
すなわち本発明の電子ビーム溶接による円環の製造方法
は、円環の外輪部材の内周縁と内輪部材の外周縁とをつ
き合わせ、その内部に充填した金属の粉末状、粒状また
は繊維状の電子ビーム遮蔽材の存在下に前記つき合せ部
を電子ビームを溶接し、しかる後、前記電子ビーム遮蔽
材を排出孔から排出せしめることを特徴とするものであ
る。
以下、本発明を図面に示した実施例にもとづき説明する
。まず、第2図AおよびBに示す円環の外輪部材2の内
周縁と、第3図AおよびBに示す円環の内輪部材3の外
周縁とをつき合わせて、第4図AおよびBに示すつき合
わせ部4を電子ビームにより溶接する。
。まず、第2図AおよびBに示す円環の外輪部材2の内
周縁と、第3図AおよびBに示す円環の内輪部材3の外
周縁とをつき合わせて、第4図AおよびBに示すつき合
わせ部4を電子ビームにより溶接する。
一方、たとえば円環のどこかーケ所にくりぬき部6を形
成しておき、このくりぬき部から円環内に電子ビーム遮
蔽材Tを充填する。
成しておき、このくりぬき部から円環内に電子ビーム遮
蔽材Tを充填する。
この遮蔽材は金属粉、金属粒子または繊維状金属、たと
えばカットワイヤなどであり、貫通した電子ビームを遮
蔽できれば、如何なる形状、種類の金属であつても良い
。また、充填量も限定されるものではなく、電子ビーム
遮蔽効果をさまたげない1回で適宜、決定することがで
きる。かかる遮蔽材7を用いることによつてつき合わせ
部4を通過した電子ビームは、遮蔽材7によつて完全に
遮断され、つき合わせ部4の裏面側5が溶融されること
が防止される。
えばカットワイヤなどであり、貫通した電子ビームを遮
蔽できれば、如何なる形状、種類の金属であつても良い
。また、充填量も限定されるものではなく、電子ビーム
遮蔽効果をさまたげない1回で適宜、決定することがで
きる。かかる遮蔽材7を用いることによつてつき合わせ
部4を通過した電子ビームは、遮蔽材7によつて完全に
遮断され、つき合わせ部4の裏面側5が溶融されること
が防止される。
つき合わせ部4の溶接が終了したら、円環を裏返しにし
て裏面側の溶接部lを溶接する。
て裏面側の溶接部lを溶接する。
このとき、くりぬき部6から遮蔽材7が流出するが、通
常ではその量が貫通した電子ビームの遮蔽効果を特に低
下せしめない範囲なので問題にはならないが、必要なら
ば、くりぬき部6に簡単な蓋をすれば良い。つき合わせ
部lの溶接が終了したのち、くりぬき部6から電子ビー
ム遮蔽材7を取り出し、くりぬき部6を、たとえばTI
G溶接や、ろう付などによつて封じれば円環1が完成す
る。
常ではその量が貫通した電子ビームの遮蔽効果を特に低
下せしめない範囲なので問題にはならないが、必要なら
ば、くりぬき部6に簡単な蓋をすれば良い。つき合わせ
部lの溶接が終了したのち、くりぬき部6から電子ビー
ム遮蔽材7を取り出し、くりぬき部6を、たとえばTI
G溶接や、ろう付などによつて封じれば円環1が完成す
る。
以上述べた如く、本発明の方法によれば、電子ビーム遮
蔽材を用いることにより、円環の外輪部材の内周縁と、
内輪部材の外周縁とをつき合わせ、このつき合わせ部を
電子ビーム溶接することにより容易に円環を製造するこ
とができる。
蔽材を用いることにより、円環の外輪部材の内周縁と、
内輪部材の外周縁とをつき合わせ、このつき合わせ部を
電子ビーム溶接することにより容易に円環を製造するこ
とができる。
しかも電子ビーム遮蔽材は、溶接部を貫通した電子ビー
ムを完全に遮蔽することができるので、貫通した電子ビ
ームによつて円環の溶接部以外が溶融することを完全に
防止することができる。また電子ビーノ・遮蔽材は、た
とえば、くりぬき部から容易に回収して、再び次の作業
に用いることができるばかりでなく、金属粉、粒子また
は繊維状なので円環の製造コストへの影響もほとんど無
視することができる。
ムを完全に遮蔽することができるので、貫通した電子ビ
ームによつて円環の溶接部以外が溶融することを完全に
防止することができる。また電子ビーノ・遮蔽材は、た
とえば、くりぬき部から容易に回収して、再び次の作業
に用いることができるばかりでなく、金属粉、粒子また
は繊維状なので円環の製造コストへの影響もほとんど無
視することができる。
第1図Aは従来の円環製造方法を示す平面図、第1図B
はその断面図、第2図Aは本発明に用いる円環外輪部材
の平面図、第2図Bはその断面図、第3図Aは円環内輪
部材の平面図、第3図Bはその断面図、第4図Aは本発
明の実施例を示す平面図、第4図Bはその断面図である
。 2・・・・・・円環外輪部材、3・・・・・・円環内輪
部材、6・・・・・・くりぬき部、7・・・・・・電子
ビーム遮蔽材。
はその断面図、第2図Aは本発明に用いる円環外輪部材
の平面図、第2図Bはその断面図、第3図Aは円環内輪
部材の平面図、第3図Bはその断面図、第4図Aは本発
明の実施例を示す平面図、第4図Bはその断面図である
。 2・・・・・・円環外輪部材、3・・・・・・円環内輪
部材、6・・・・・・くりぬき部、7・・・・・・電子
ビーム遮蔽材。
Claims (1)
- 1 円環の外輪部材の内周縁と内輪部材の外周縁とをつ
き合わせ、その内部に充填した金属の粉末状、粒状、ま
たは繊維状の電子ビーム遮蔽材の存在下に前記つき合せ
部を電子ビーム溶接し、しかる後、前記電子ビーム遮蔽
材を排出孔から排出せしめることを特徴とする電子ビー
ム溶接による円環の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12758782A JPS5938077B2 (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 電子ビ−ム溶接による円環の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12758782A JPS5938077B2 (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 電子ビ−ム溶接による円環の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5919083A JPS5919083A (ja) | 1984-01-31 |
JPS5938077B2 true JPS5938077B2 (ja) | 1984-09-13 |
Family
ID=14963753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12758782A Expired JPS5938077B2 (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 電子ビ−ム溶接による円環の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938077B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61160974U (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-06 |
-
1982
- 1982-07-23 JP JP12758782A patent/JPS5938077B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61160974U (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5919083A (ja) | 1984-01-31 |
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