JPS5936943Y2 - プリント配線基板の保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばテレビジョンカメラの器体に設けるベー
ス基板と直角にプリント配線基板を装着する場合の基板
の固定装置に関するもので、特に固定用のねじを用いる
ことなくサービス性の良い基板の固定構造を提供するも
のである。

従来、上記ベース基板と直角に他のプリント配線基板を
設ける場合、同プリント配線基板の上端の振れをなくす
ため、枠部材等にねじ止めによって固定していた。

しかし、取付が面倒であると共に、保守点検等の際には
一々止ねじを外さなければならず、サービス性が悪い等
の欠点を有していた。

本考案は上記従来型の欠点を除去するもので、以下図面
に示す一実施例に基づいて本考案を説明すると、１はテ
レビジョンカメラ等を構成する器体の底板で、該底板１
の側縁部には溝１２を形成してベース基板２を装着し、
同ベース基板２の両側上部にコネクタ３を設け、夫々こ
れと直角に他のプリント配線基板４，５を装着する。

か・るプリント配線基板４，５の上端には、両者を連係
する溝７を具えた複数の保持枠６を装着する。

このプリント配線基板４，５の前後端には、例えば器体
の前後に設ける側板８，９すなわちフロントパネルおよ
びリアパネルに形成した突起１０を係合し、内方向への
振れを止めることができる。

また、上記保持枠６の上側には器体の上蓋１１を係合し
、この押圧力によって振れを止めることもできる。

以上にて説明した構成により、プリント配線基板４，５
はその下端をベース基板２によって保持し、また上端を
保持枠６によって保持することができる。

これによってプリント配線基板４，５は専用の止ねじを
用いることなく、所定の位置に簡単に保持することがで
き、サービス時には簡単に基板の差替・交換ができる。

とくに、長方形の基板の場合には端部の保持によること
なく、基板の中央或いは任意の場所に複数の保持枠６を
設置できるので、基板のそりをなくすことができる。

また、基板を分割した場合にも特別な保持機構を必要と
しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すプリント配線基板の保
持装置の要部切欠正面図、第２図は同じく保持枠の斜視
図、第３図はプリント配線基板と保持枠の取付部の要部
切欠側面図、第４図はテレビジョンカメラの器体の要部
斜視図である。 同図中、１は底板、２はベース基板、４，５はプリント
配線基板、６は保持枠、８，９は側板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 器体の底板に取付けられたプリント配線基板等でな
   るベース基板と、該ベース基板の両側部にこれと直角に
   ほかのプリント配線基板を装着するものにおいて、同プ
   リント配線基板の上端に両プリント配線基板を連係する
   複数の保持枠を任意箇所に装着となし、器体の上蓋にて
   前記保持枠の上部を保持するようにしたプリント配線基
   板の保持装置。 ２ プリンタ配線基板の前後端に器体の側板を対抗させ
   、同側板に突起を形成して同プリント配線基板の上端部
   を保持するようにした実用新案登録請求の範囲第１項記
   載のプリント配線基板の保持装置。