JPS5936671B2 - 接着剤 - Google Patents
接着剤Info
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- JPS5936671B2 JPS5936671B2 JP11833575A JP11833575A JPS5936671B2 JP S5936671 B2 JPS5936671 B2 JP S5936671B2 JP 11833575 A JP11833575 A JP 11833575A JP 11833575 A JP11833575 A JP 11833575A JP S5936671 B2 JPS5936671 B2 JP S5936671B2
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- Japan
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- adhesive
- parts
- acid
- styrene
- unsaturated polyester
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- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は固形材料を接着するための新規な接着剤に関す
る。
る。
更に詳しくは(a)不飽和ポリエステル、(b)(a)
と共重合可能なモノマー、(c)スチレン系重合体、(
d)スチレン系重合体連鎖を幹とし、飽和ポリエステル
セグメントを枝とする櫛形共重合体、(e)硬化剤を構
成成分とし、硬化時に収縮が小さいか又は膨張し得る組
成物からなる接着剤に関し、特にコンクリート、岩石、
タイル、ガラス、金属、木材、プラスチックス等の固形
材料の接着剤として有用なものである。従来、固形材料
を接着する場合に、不飽和ポリエステル及びこれと共重
合可能なモノマーからなる不飽和ポリエステル樹脂(以
下、簡単にUPと略記す)を接着剤として使用する方法
が試みられたが、硬化時に収縮する性質があるため接着
面にき裂が入り、また剥離し、充分な接着強度が得られ
なかつた。
と共重合可能なモノマー、(c)スチレン系重合体、(
d)スチレン系重合体連鎖を幹とし、飽和ポリエステル
セグメントを枝とする櫛形共重合体、(e)硬化剤を構
成成分とし、硬化時に収縮が小さいか又は膨張し得る組
成物からなる接着剤に関し、特にコンクリート、岩石、
タイル、ガラス、金属、木材、プラスチックス等の固形
材料の接着剤として有用なものである。従来、固形材料
を接着する場合に、不飽和ポリエステル及びこれと共重
合可能なモノマーからなる不飽和ポリエステル樹脂(以
下、簡単にUPと略記す)を接着剤として使用する方法
が試みられたが、硬化時に収縮する性質があるため接着
面にき裂が入り、また剥離し、充分な接着強度が得られ
なかつた。
Upの硬化収縮を減少させる又は硬化時に膨張させる方
法として、UPにポリスチレン等の熱可塑性樹脂(以下
、単にTPと略記する)を混合する方法が近年提案され
ているが、硬化時に充分低い収縮率を示すまたは膨張す
るUP/TPブレンド系ではUP/TPの相分離が起り
易く、この系を接着剤として固形材料の接着に応用した
場合、TPが被接着材面に浮き出るためか充分な接着強
度が得られなかつた。
法として、UPにポリスチレン等の熱可塑性樹脂(以下
、単にTPと略記する)を混合する方法が近年提案され
ているが、硬化時に充分低い収縮率を示すまたは膨張す
るUP/TPブレンド系ではUP/TPの相分離が起り
易く、この系を接着剤として固形材料の接着に応用した
場合、TPが被接着材面に浮き出るためか充分な接着強
度が得られなかつた。
本発明者らは、不飽和ポリエステル樹脂を主成分とする
接着剤を使用して、硬化時の収縮が小さく、かつ接着力
の大きい接着剤を見出すべく鋭意検討の結果、特定の共
重合体を分散安定剤として含有せしめた本発明接着剤を
見出すに到つたものである。
接着剤を使用して、硬化時の収縮が小さく、かつ接着力
の大きい接着剤を見出すべく鋭意検討の結果、特定の共
重合体を分散安定剤として含有せしめた本発明接着剤を
見出すに到つたものである。
すなわち(a)不飽和ポリエステル、(b)(a)と共
重合可能なモノマー、(c)スチレン系重合体、(d)
スチレン系重合体連鎖を幹とし、飽和ポリエステルセグ
メントを枝とする櫛形共重合体および(e)硬化触媒か
らなる組成分を接着剤とするものであり、従来のUPを
主成分とする接着剤に比較して硬化収縮によるき裂又は
剥離の欠点がなく、かつ接着強度の大きいものである。
重合可能なモノマー、(c)スチレン系重合体、(d)
スチレン系重合体連鎖を幹とし、飽和ポリエステルセグ
メントを枝とする櫛形共重合体および(e)硬化触媒か
らなる組成分を接着剤とするものであり、従来のUPを
主成分とする接着剤に比較して硬化収縮によるき裂又は
剥離の欠点がなく、かつ接着強度の大きいものである。
本発明において使用される不飽和ポリエステルとは不飽
和二塩基酸原料として、例えば無水マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、多価アルコール原料として、例えばプ
ロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール
、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリエチレング
リコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、水素化ビスフエノールA、ビスフ
エノールAアルキレンオキシド付加物、プロピレンオキ
シド、エチレンオキシドなど、また多塩基酸原料として
、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、エン
ドメチレンテトラヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、テトラクロルフタル酸、テトラブロムフタル酸、ヘ
ッド酸、へキサヒドロフタル酸、こはく酸、アジピン酸
、トリメノリツト酸及びそれらの酸無水物等を用いて公
知の方法で重縮合製造した公知の不飽和ポリエステルで
ある。
和二塩基酸原料として、例えば無水マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、多価アルコール原料として、例えばプ
ロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール
、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリエチレング
リコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、水素化ビスフエノールA、ビスフ
エノールAアルキレンオキシド付加物、プロピレンオキ
シド、エチレンオキシドなど、また多塩基酸原料として
、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、エン
ドメチレンテトラヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、テトラクロルフタル酸、テトラブロムフタル酸、ヘ
ッド酸、へキサヒドロフタル酸、こはく酸、アジピン酸
、トリメノリツト酸及びそれらの酸無水物等を用いて公
知の方法で重縮合製造した公知の不飽和ポリエステルで
ある。
又、前記不飽和ポリエステルと共重合可能なモノマーと
しては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、Ter
t−ブチルスチレンのようなアルケニル芳香族モノマー
、アクリル酸及びメタクリル酸のアルキルエステル、酢
酸ビニル等が用いられるが特にスチレンが好ましい。
しては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、Ter
t−ブチルスチレンのようなアルケニル芳香族モノマー
、アクリル酸及びメタクリル酸のアルキルエステル、酢
酸ビニル等が用いられるが特にスチレンが好ましい。
さらに上記不飽和ポリエステル樹脂に低収縮性を付与す
る目的で添加されるスチレン系重合体としては、例えば
ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、スチレンーブタ
ジエンースチレンプロツク共重合体、スチレンブタジエ
ンラバ一、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、アクリロニトリル
−スチレン混合グラフトポリブタジエン樹脂等が用いら
れる。接着剤組成物中のスチレン系重合体の含量として
は充分な低収縮化(膨張化)効果を得るために不飽和ポ
リエステル及びこれと共重合可能なモノマーの総量に対
0.51して一倍以上、好ましくは?倍以上の重 量で、かつ接着剤組成物の良好な取扱い性及び優れた接
着強度を得るために不飽和ポリエステル及びこれと共重
合可能なモノマーの総量に対して一倍以下の重量使用す
ることが望ましい。
る目的で添加されるスチレン系重合体としては、例えば
ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、スチレンーブタ
ジエンースチレンプロツク共重合体、スチレンブタジエ
ンラバ一、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、アクリロニトリル
−スチレン混合グラフトポリブタジエン樹脂等が用いら
れる。接着剤組成物中のスチレン系重合体の含量として
は充分な低収縮化(膨張化)効果を得るために不飽和ポ
リエステル及びこれと共重合可能なモノマーの総量に対
0.51して一倍以上、好ましくは?倍以上の重 量で、かつ接着剤組成物の良好な取扱い性及び優れた接
着強度を得るために不飽和ポリエステル及びこれと共重
合可能なモノマーの総量に対して一倍以下の重量使用す
ることが望ましい。
また本発明においてスチレン系重合体の分散安定性を改
善する目的で使用されるスチレン系重合体連鎖を幹とし
、飽和ポリエステルセグメントを枝とする櫛形共重合体
は、例えば片末端に不飽和二重結合を有する飽和ポリエ
ステルを芳香族ビニルモノマーと共重合する方法、無水
マレイン酸と芳香族ビニルモノマーとの共重合物を片末
端に水酸基を有する飽和ポリエステルと反応させる方法
、あるいはエポキシ基をもつビニルモノマーと芳香族ビ
ニルモノマーとの共重合物を片末端にカルボキシル基を
有する飽和ポリエステルと反応させる方法等により製造
することができる。
善する目的で使用されるスチレン系重合体連鎖を幹とし
、飽和ポリエステルセグメントを枝とする櫛形共重合体
は、例えば片末端に不飽和二重結合を有する飽和ポリエ
ステルを芳香族ビニルモノマーと共重合する方法、無水
マレイン酸と芳香族ビニルモノマーとの共重合物を片末
端に水酸基を有する飽和ポリエステルと反応させる方法
、あるいはエポキシ基をもつビニルモノマーと芳香族ビ
ニルモノマーとの共重合物を片末端にカルボキシル基を
有する飽和ポリエステルと反応させる方法等により製造
することができる。
このような櫛形共重合体は本発明の接着剤組成物の硬化
に際して、被着面へのスチレン系重合体の浮出しを抑え
、結果的にこうしたスチレン系重合体の浮出しに起因す
る低収縮効果の減少や接着力の減少、あるいは被接着面
と接着剤とのはく離等を抑制する機能を有するものであ
つて本発明の接着剤を特徴づける重要な成分である。こ
のような櫛形共重合体の分散安定剤としての使用量は接
着剤組成物中のスチレン系重合体に対して0.005倍
重量から1.5倍重量の範囲内で有効であり、好ましく
は0.02倍重量から0.8倍重量である。本発明にお
いて使用される硬化剤としては、不飽和ポリエステル樹
脂を硬化させる際に使用される公知の硬化触媒、例えば
ベンゾイルパーオキシド、メチルエチルケトンパーオキ
シド、キユメンハイドロパーオキシド、シクロヘキサノ
ンパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等の如き有機
過酸化物、アゾビスイソブチロニトリルの如きラジカル
を発生することのできるニトリル類などがいずれも使用
可能である。
に際して、被着面へのスチレン系重合体の浮出しを抑え
、結果的にこうしたスチレン系重合体の浮出しに起因す
る低収縮効果の減少や接着力の減少、あるいは被接着面
と接着剤とのはく離等を抑制する機能を有するものであ
つて本発明の接着剤を特徴づける重要な成分である。こ
のような櫛形共重合体の分散安定剤としての使用量は接
着剤組成物中のスチレン系重合体に対して0.005倍
重量から1.5倍重量の範囲内で有効であり、好ましく
は0.02倍重量から0.8倍重量である。本発明にお
いて使用される硬化剤としては、不飽和ポリエステル樹
脂を硬化させる際に使用される公知の硬化触媒、例えば
ベンゾイルパーオキシド、メチルエチルケトンパーオキ
シド、キユメンハイドロパーオキシド、シクロヘキサノ
ンパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等の如き有機
過酸化物、アゾビスイソブチロニトリルの如きラジカル
を発生することのできるニトリル類などがいずれも使用
可能である。
必要ならばナフテン酸コバルト、オクチル酸コバルト等
の有機金属塩、脂肪族アミン類、芳香族アミン類、メル
カプタン類等の硬化促進剤を硬化触媒と併用することも
可能である。本発明の接着剤組成物は、これまで詳述し
てきた如き各成分、即ち(a)不飽和ポリエステル、(
b)(a)と共重合可能なモノマー、(c)スチレン系
重合体、(d)分散安定剤、(e)硬化剤を必須成分と
するが、必要に応じて公知の接着剤に使用されるクレイ
、炭酸カルシウム、けい石粉、硫酸バリウム、硫酸カル
シウム、タルク等の充てん剤、揺変性付与剤顔料、骨材
その他の添加剤を混合することも可能である。
の有機金属塩、脂肪族アミン類、芳香族アミン類、メル
カプタン類等の硬化促進剤を硬化触媒と併用することも
可能である。本発明の接着剤組成物は、これまで詳述し
てきた如き各成分、即ち(a)不飽和ポリエステル、(
b)(a)と共重合可能なモノマー、(c)スチレン系
重合体、(d)分散安定剤、(e)硬化剤を必須成分と
するが、必要に応じて公知の接着剤に使用されるクレイ
、炭酸カルシウム、けい石粉、硫酸バリウム、硫酸カル
シウム、タルク等の充てん剤、揺変性付与剤顔料、骨材
その他の添加剤を混合することも可能である。
本発明の接着剤組成物の製造において上記各成分の添加
、混合順序に制限はないが、(b)成分のモノマーの一
部に(a)成分の不飽和ポリエステルを溶解した不飽和
ポリエステル樹脂と残部の(b)成分のモノマーに(c
)成分のスチレン系重合体及び(d)成分の分散安定剤
とを予め溶解して調製した溶液とを撹拌混合した混合物
に(e)成分の硬化剤を混合する方法が作業上容易であ
る。充てん剤、揺変性付与剤、顔料、その他の添加剤は
必要に応じて任意の過程で添加、混合される。本発明の
接着剤は固形材料一般に適用可能であり、セメントコン
クリート、プラスチツクコンクリート、ガラス、スレー
ト、金属、陶器、タイル、岩石、木材、プラスチツクス
、FRP)フイルム、紙、布、ゴム等の接着に応用され
、優れた接着力を発揮する。
、混合順序に制限はないが、(b)成分のモノマーの一
部に(a)成分の不飽和ポリエステルを溶解した不飽和
ポリエステル樹脂と残部の(b)成分のモノマーに(c
)成分のスチレン系重合体及び(d)成分の分散安定剤
とを予め溶解して調製した溶液とを撹拌混合した混合物
に(e)成分の硬化剤を混合する方法が作業上容易であ
る。充てん剤、揺変性付与剤、顔料、その他の添加剤は
必要に応じて任意の過程で添加、混合される。本発明の
接着剤は固形材料一般に適用可能であり、セメントコン
クリート、プラスチツクコンクリート、ガラス、スレー
ト、金属、陶器、タイル、岩石、木材、プラスチツクス
、FRP)フイルム、紙、布、ゴム等の接着に応用され
、優れた接着力を発揮する。
特に二つの被接着体が固定されている場合においては本
発明の方法では接着剤組成物の硬化収縮が極めて小さい
か、又は硬化時に膨張し、かつ低収縮化又は膨張化のた
めに添加した熱可塑性重合体の分離がないため、硬化収
縮による接着剤の被接着面からのはく離、クラツクの発
生もなく、従来のUP系接着剤に比較して卓越した接着
力を発輝する。以下、実施例及び比較例、参考例により
本発明を更に詳しく説明する。
発明の方法では接着剤組成物の硬化収縮が極めて小さい
か、又は硬化時に膨張し、かつ低収縮化又は膨張化のた
めに添加した熱可塑性重合体の分離がないため、硬化収
縮による接着剤の被接着面からのはく離、クラツクの発
生もなく、従来のUP系接着剤に比較して卓越した接着
力を発輝する。以下、実施例及び比較例、参考例により
本発明を更に詳しく説明する。
なお、例中の「部」は、ことわりがない場合すべて「重
量部」を意味する。参考例(a)不飽和ポリエステル樹
脂(UP−1)の調製無水マレイン酸2.0モル、無水
フタル酸4.0モル、プロピレングリコール5.4モル
、ジエチレングリコール0.9モルを反応容器中で常法
により窒素ガス気流を通じつつ、200℃に加熱してエ
ステル化反応を行ない、酸価45の不飽和ポリエステル
(AL−1)を得た。
量部」を意味する。参考例(a)不飽和ポリエステル樹
脂(UP−1)の調製無水マレイン酸2.0モル、無水
フタル酸4.0モル、プロピレングリコール5.4モル
、ジエチレングリコール0.9モルを反応容器中で常法
により窒素ガス気流を通じつつ、200℃に加熱してエ
ステル化反応を行ない、酸価45の不飽和ポリエステル
(AL−1)を得た。
45部の(AL−1)を55部のスチレンモノマーに溶
解し、ヒドロキノン0.011部を混合して不飽和ポリ
エステル樹脂(UP−1)を得た。
解し、ヒドロキノン0.011部を混合して不飽和ポリ
エステル樹脂(UP−1)を得た。
(b)不飽和ポリエステル樹脂(UP−2)の調製フマ
ル酸2.10モル、無水フタル酸0.63モル、エチレ
ングリコール1.37モル、プロピレングリコール0.
79モル、1 ・4−ブタンジオール0.78モルを参
考例(a)で述べた方法でエステル化反応を行ない、酸
価35の不飽和ポリエステル(AL−2)を得た。
ル酸2.10モル、無水フタル酸0.63モル、エチレ
ングリコール1.37モル、プロピレングリコール0.
79モル、1 ・4−ブタンジオール0.78モルを参
考例(a)で述べた方法でエステル化反応を行ない、酸
価35の不飽和ポリエステル(AL−2)を得た。
60部の(AL一2)を40部のスチレンモノマーに溶
解し、ヒドロキノン0.011部を混合して、不飽和ポ
リエステル樹脂(UP−2)を得た。
解し、ヒドロキノン0.011部を混合して、不飽和ポ
リエステル樹脂(UP−2)を得た。
(c)ポリスチレンのスチレンモノマー溶液(TP−1
)の調製スチレンモノマー70部にポリスチレン(旭タ
ウ工業株式会社製、スタイロン666)30部を溶解し
てポリスチレン溶液(TP−1)を得た。
)の調製スチレンモノマー70部にポリスチレン(旭タ
ウ工業株式会社製、スタイロン666)30部を溶解し
てポリスチレン溶液(TP−1)を得た。
(d)分散安定剤(STA−1)の製造
無水フタル酸1モル、無水コハク酸1モル、エチレング
リコール2.1モルを反応容器中で常法により窒素ガス
気流を通じつつ150℃に加熱し、2時間反応させてハ
ーフエステル化物とした。
リコール2.1モルを反応容器中で常法により窒素ガス
気流を通じつつ150℃に加熱し、2時間反応させてハ
ーフエステル化物とした。
その後200℃に加熱してエステル化反応を進め水酸基
価が17の飽和ポリエステルを得た。この飽和ポリエス
テルを160℃に冷却し、0.07モルの無水マレイン
酸を付加させた。その後、ジブチルフタレートを飽和ポ
リエステル100部に対して50部加え、よく撹拌溶解
し、80℃に冷却してからスチレンモノマー50部を力
uえ均一な溶液とした。さらに過酸化ベンゾイルを1部
加え、80℃にてラジカル共重合反応を行ない、4時間
で重合を完結した。得られた櫛形共重合体を分散安定剤
(STA一1)とする。(e)分散安定剤(STA−2
)の製造 無水フタル酸1モル、無水コハク酸2モル、エチレング
リコール3.15モルを反応容器中にとり参考例(d)
と同様にして、水酸基価19.9の飽和ポリエステルを
得た。
価が17の飽和ポリエステルを得た。この飽和ポリエス
テルを160℃に冷却し、0.07モルの無水マレイン
酸を付加させた。その後、ジブチルフタレートを飽和ポ
リエステル100部に対して50部加え、よく撹拌溶解
し、80℃に冷却してからスチレンモノマー50部を力
uえ均一な溶液とした。さらに過酸化ベンゾイルを1部
加え、80℃にてラジカル共重合反応を行ない、4時間
で重合を完結した。得られた櫛形共重合体を分散安定剤
(STA一1)とする。(e)分散安定剤(STA−2
)の製造 無水フタル酸1モル、無水コハク酸2モル、エチレング
リコール3.15モルを反応容器中にとり参考例(d)
と同様にして、水酸基価19.9の飽和ポリエステルを
得た。
この飽和ポリエステルに0.12モルの無水マレイン酸
を添加し、参考例(d)と同様にして末端水酸基に無水
マレイン酸を付加せしめ、さらに櫛形共重合体を得た。
これを分散安定剤(STA−2)とする。実施例 1 参考例に示した如く調製された(TP−1)20部に(
STA−1)1.5部を添加し、よく撹拌混合した後(
UP−1)80部を加え、5分間ガラス棒で撹拌混合し
た。
を添加し、参考例(d)と同様にして末端水酸基に無水
マレイン酸を付加せしめ、さらに櫛形共重合体を得た。
これを分散安定剤(STA−2)とする。実施例 1 参考例に示した如く調製された(TP−1)20部に(
STA−1)1.5部を添加し、よく撹拌混合した後(
UP−1)80部を加え、5分間ガラス棒で撹拌混合し
た。
つづいて、ナフテン酸コバルト(コバルト分6%)溶液
0.25部及び55%メチルエチルケトンパーオキシド
1部を順次加えてよく撹拌して接着剤を調製し、この接
着剤を2枚の磁製タイル(厚さ4mm) 25mm角)
に塗布し、両塗布面を貼り合わせた。5塗布面を水平に
して室温にて3日間静置後、クロスヘツドスピード0.
1CTL/分にて接着面に垂直方向の引張り接着強度を
測定した。
0.25部及び55%メチルエチルケトンパーオキシド
1部を順次加えてよく撹拌して接着剤を調製し、この接
着剤を2枚の磁製タイル(厚さ4mm) 25mm角)
に塗布し、両塗布面を貼り合わせた。5塗布面を水平に
して室温にて3日間静置後、クロスヘツドスピード0.
1CTL/分にて接着面に垂直方向の引張り接着強度を
測定した。
5ケのサンプルを作成し、その平均強度は45kg/C
dであつた。
dであつた。
比較例 1
分散安定剤(STA−1)を添加せず、他の条件は実施
例1と全く同じ方法にて接着面に垂直方向の引張り接着
強度を測定したところ、5ケのサンプルについての接着
強度の平均値は7k9/Cdであつた。
例1と全く同じ方法にて接着面に垂直方向の引張り接着
強度を測定したところ、5ケのサンプルについての接着
強度の平均値は7k9/Cdであつた。
実施例 2
(TP−1)30部に(STA−1)2部を添加し、よ
く攪拌混合した後(UP−1)70部を加え、5分間ガ
ラス棒で攪拌混合した。
く攪拌混合した後(UP−1)70部を加え、5分間ガ
ラス棒で攪拌混合した。
つづいて炭酸カルシウム(日東粉化(株)製 NZ3O
)100部を加え、さらに5分間攪拌混合し、これにナ
フテン酸コバルト(コバルト分6%)溶液0.3部およ
び55%メチルエチルケトンパーオキシド1部を順次加
えてよく攪拌し、接着剤(AM一1)を調製した。40
關X4OmllXl6Ommのセメントコンクリートプ
ロツク角柱二本を5mmの間隔をおいて40mmX40
mm正方形面を対向させて固定した。
)100部を加え、さらに5分間攪拌混合し、これにナ
フテン酸コバルト(コバルト分6%)溶液0.3部およ
び55%メチルエチルケトンパーオキシド1部を順次加
えてよく攪拌し、接着剤(AM一1)を調製した。40
關X4OmllXl6Ommのセメントコンクリートプ
ロツク角柱二本を5mmの間隔をおいて40mmX40
mm正方形面を対向させて固定した。
間隔の下及び両側面をセロフアンテープにてシールした
後、間隙に上記接着剤組成物(AM−1)を流し込み室
温にて3日間静置した。クロスヘツドスピード0.1C
7n/分にて接着面に垂直方向の引張り接着強度を測定
した。5ケのサンプルの平均強度は25kg/Cdであ
つた。
後、間隙に上記接着剤組成物(AM−1)を流し込み室
温にて3日間静置した。クロスヘツドスピード0.1C
7n/分にて接着面に垂直方向の引張り接着強度を測定
した。5ケのサンプルの平均強度は25kg/Cdであ
つた。
比較例 2
(UP−1)100部に炭酸カルシウム(日東粉化株製
NZ3O)100部を加え5分間攪拌混合し、これに
ナフテン酸コバルト(コバルト分6%)溶液0.3部及
び55%メチルエチルケトンパーオキシド1部を順次加
えてよく攪拌し接着剤(AM−2)を調製した該接着剤
(AM−2)を用いて実施例2と全く同様の方法にてセ
メントコンクリートプロツク間の接着試1験を実施した
が、接着組成物の硬化収縮により接着1日後には静置状
態にて接着面が剥離した。
NZ3O)100部を加え5分間攪拌混合し、これに
ナフテン酸コバルト(コバルト分6%)溶液0.3部及
び55%メチルエチルケトンパーオキシド1部を順次加
えてよく攪拌し接着剤(AM−2)を調製した該接着剤
(AM−2)を用いて実施例2と全く同様の方法にてセ
メントコンクリートプロツク間の接着試1験を実施した
が、接着組成物の硬化収縮により接着1日後には静置状
態にて接着面が剥離した。
比較例 3
(UP−1)70部に(TP−1)30部を混合し、5
分間攪拌し、つづいて炭酸カルシウム(日東粉化(株)
製 NZ3O)100部を加え、さらに5分間攪拌混合
し、これにナフテン酸コバルト(コバルト分6%)溶液
0.3部及び55%メチルエチルケトンパーオキシド1
部を1頃次加えてよく攪拌し接着用組成物(AM−3)
を調製した。
分間攪拌し、つづいて炭酸カルシウム(日東粉化(株)
製 NZ3O)100部を加え、さらに5分間攪拌混合
し、これにナフテン酸コバルト(コバルト分6%)溶液
0.3部及び55%メチルエチルケトンパーオキシド1
部を1頃次加えてよく攪拌し接着用組成物(AM−3)
を調製した。
該接着用組成物(AM−3)を用いて実施例2と全く同
様の方法にてセメントプロツク間の接着試験を実施した
。接着面に垂直方向の引張り接着強度を5ケのサンプル
について測定し、その平均値は5k9/Cdであつた。
実施例 3 (TP−1)30部に(STA−2)2部を添加し、よ
く撹拌混合した後(UP−2)70部及び過酸化ベンゾ
イル1部を加え、5分間ガラス棒で撹拌混合し、2枚の
磁製タイル(厚さ4mm、25mm角)に塗布し両塗布
面を貼り合わせた。
様の方法にてセメントプロツク間の接着試験を実施した
。接着面に垂直方向の引張り接着強度を5ケのサンプル
について測定し、その平均値は5k9/Cdであつた。
実施例 3 (TP−1)30部に(STA−2)2部を添加し、よ
く撹拌混合した後(UP−2)70部及び過酸化ベンゾ
イル1部を加え、5分間ガラス棒で撹拌混合し、2枚の
磁製タイル(厚さ4mm、25mm角)に塗布し両塗布
面を貼り合わせた。
塗布面を水平にして85℃土3℃の乾燥器中に2時間静
置し室温に放冷後、クロスヘツドスピード0.1CTL
/分にて接着面に垂直方向の引張り接着強度を測定した
。5ケのサンプルについての平均強度は58k9/Cd
であつた。
置し室温に放冷後、クロスヘツドスピード0.1CTL
/分にて接着面に垂直方向の引張り接着強度を測定した
。5ケのサンプルについての平均強度は58k9/Cd
であつた。
比較例 4
分散安定剤(STA−2)を添加せず、他の条件は実施
例3と全く同じ方法にて接着面に垂直方向の引張り接着
強度を測定したところ、5ケのサンプルについての平均
値は8k9/Cdであつた。
例3と全く同じ方法にて接着面に垂直方向の引張り接着
強度を測定したところ、5ケのサンプルについての平均
値は8k9/Cdであつた。
Claims (1)
- 1 (a)不飽和ポリエステル、(b)(a)と共重合
可能なモノマー、(c)スチレン系重合体、(d)スチ
レン系重合体連鎖を幹とし、飽和ポリエステルセグメン
トを枝とする櫛形共重合体からなる分散安定剤、(e)
硬化剤からなる接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11833575A JPS5936671B2 (ja) | 1975-10-01 | 1975-10-01 | 接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11833575A JPS5936671B2 (ja) | 1975-10-01 | 1975-10-01 | 接着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5242534A JPS5242534A (en) | 1977-04-02 |
JPS5936671B2 true JPS5936671B2 (ja) | 1984-09-05 |
Family
ID=14734108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11833575A Expired JPS5936671B2 (ja) | 1975-10-01 | 1975-10-01 | 接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936671B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4376839A (en) * | 1980-01-21 | 1983-03-15 | Technicon Instruments Corporation | Heat stable, polymer-forming composition |
JPS5812117A (ja) * | 1981-07-10 | 1983-01-24 | Alps Electric Co Ltd | 充填樹脂及びそれを使用した磁気ヘツド |
-
1975
- 1975-10-01 JP JP11833575A patent/JPS5936671B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5242534A (en) | 1977-04-02 |
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