JPS5936648Y2 - 内燃機関のタペツト - Google Patents

内燃機関のタペツト

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Publication number
JPS5936648Y2
JPS5936648Y2 JP9163980U JP9163980U JPS5936648Y2 JP S5936648 Y2 JPS5936648 Y2 JP S5936648Y2 JP 9163980 U JP9163980 U JP 9163980U JP 9163980 U JP9163980 U JP 9163980U JP S5936648 Y2 JPS5936648 Y2 JP S5936648Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure chamber
plunger
sleeve
lubricating oil
main body
Prior art date
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Expired
Application number
JP9163980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5715911U (ja
Inventor
康三 浜中
Original Assignee
いすゞ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by いすゞ自動車株式会社 filed Critical いすゞ自動車株式会社
Priority to JP9163980U priority Critical patent/JPS5936648Y2/ja
Publication of JPS5715911U publication Critical patent/JPS5715911U/ja
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの運転状況によって吸排気弁を全開に
保持する機能を有するタペットの改良に関する。
従来、低負荷時に一部の気筒への燃料を遮断した時に、
その気筒の吸排気弁をタペットによってカムのリフトを
吸収して全開状態に保持し、部分気筒運転を行うことに
より燃料消費量を改善するようにしたものが知られてい
る。
上記のタペットは第1図に示す如く、カム3の回動によ
りシリンダブロック1のタペット穴11内を摺動するタ
ペット本体21とその本体21内にばね32を介してブ
ツシュロッド4を支えるプランジャ22を摺動自在に嵌
装して両者によって圧力室23を形成し、この圧力惣3
にボール31aとばね31bとから戊る逆止弁31を介
して潤滑圧油を供給するようにするとともに、本体21
の下部に圧力室23内の潤滑油を排出する排出する出油
口20を設けたものとなっている。
前記の如きタペット2において、圧力室23への潤滑油
への供給が遮断されると、圧力室23からの潤滑油が排
出口20から排出され、カム3によるタペット本体21
の動きばばね32により吸収されプランジャ22に伝わ
らなくなり図示しない吸排気弁は全閉状態に移行する。
この状態から圧力室23への潤滑油の供給を再開すると
排出口20から潤滑油が排出されつつも圧力室23を満
たすことになり、吸排気弁の作動が再開することになる
ところで、このように構成されたタペット2は潤滑圧油
の供給が遮断された時にはただちに圧力室23内の潤滑
油が排出され吸排気弁を停止することが望ましく、その
ためには排出口20の口径を大きくした方が良い。
ところが、このようにすると潤滑油の供給を再開して吸
排気弁を作動し運転状態に移行するにおいても排出口2
0がらの排出量が多くなるために吸排気弁の作動の再開
に時間を要する外必要とする弁リフトが得られないもの
となってしまう。
また、このようなタペット2においては、潤滑油の供給
の遮断時に、本体21をリフトさせ排出口20から潤滑
油を排出させた後、下降行程に移行すると、圧力室23
が負圧になるために排出口20がら排出せんとして排出
口20にある潤滑油あるいは噴出されて大気中に漂う潤
滑油が再び圧力室23内に吸戻されるものとなっていた
以上により本考案は圧力室への潤滑油の供給を遮断した
時にはただちに吸排気弁を全閉状態にし、供給を再開し
た時にはただちに前記弁の作動を正常にするとともに、
必要とする弁リフトを得ることができるタペットを提供
せんとするものである。
以下、第2図乃至第4図に示す一実施例により本考案を
説明する。
尚、従来例と同一部品については同一番号を付けるもの
とする。
1はシリンダブロックで、そのタペット穴11内にはタ
ペット2が嵌装されている。
タペット2はカム3の回転によりタペット穴11内を摺
動するタペット本体21と、前記本体21内に摺動自在
に嵌装され、ブツシュロッド4および図示しないロッカ
ーアームを介して図示しない吸排気弁を作動させるプラ
ンジャ22とを備えるとともに、両者によって圧力室2
3が形成されている。
前記圧力室23へはシリンダブロック1の潤滑油ギヤラ
リ12から通路13を通った潤滑油が、本体21に形成
された外周の第1の環状凹部24およびその内部の第1
の供給口25から、プランジャ22に形成された外周の
第2の環状凹部26およびその内部の第2の供給口27
更には油貯蔵室28からその下部の油流出口29に形成
されたシート30を閉鎖するボール31aとばね31b
とから戊る逆止弁31とを介して供給されるようになっ
ている。
32は、本体21とプランジャ22とを互に逆方向に付
勢するばねで、圧力室23に配設されている。
33は圧力室23において、本体21からプランジャ2
2に向けて配設されたスリーブで、前記ばね32に押圧
されて本体21に取付けられており、その内部には本体
21に設けた第1の連通路34を介して大気と連通ずる
第2の連通路35と、前記連通路35と圧力室23とを
連通ずる開口36とが設けられている。
そして、連通路34.35内には圧力室23から大気へ
の流れは許容するが逆の場合には流れを遮断するボール
42aとばね42bとから戊る逆止弁42が設けられて
いる。
37はプランジャ22からスリーブ33に向けて、これ
と係合するように設けられたアダプタで、上記ばね32
に押圧されてプランジャ22に取付けられており、その
先端には前記スリーブの開口36を開閉するスリーブ弁
38が設けられており、その中間には逆止弁31のばね
31bを支えるリテーナ39が取付けられている。
そして、スリーブ弁38は本体21とプランジャ22と
の相対運動により互の距離が縮まると開口36を開放す
るようになっている。
尚、40は潤滑油ギヤラリ12の上流に設けられた遮断
弁、41はプランジャ22が本体21から抜は出るのを
防止するスナップリングである。
以上の構成において、圧力室23に潤滑油が供給されて
いる状態ではカム3が本体21をリフトさせると、圧力
室23の圧力が高まって逆止弁31がシート30を閉鎖
する。
従って、この状態ではカム3による作動が本体21から
プランジャ22にただちに伝わり、ブツシュロッド4お
よび図示しないロッカーアームを介して吸排気弁を作動
させる。
そして、この状態では常に本体21(スリーブ33)と
プランジャ23(アダプタ36)とが一体となって作動
するのでスリーブの開口36はスリーブ弁38によって
閉鎖されたままとなる。
以上の状態から遮断弁40によって圧力室23への潤滑
油の供給が遮断された状態に移行すると、遮断当初にお
いてはカム3の作動によって前記同様に圧力室23の圧
力が高まるが、それと同時に本体21とプランジャ22
との隙間から洩れるためにリフトの度毎に、本体21と
プランジャ22との相対距離が縮まり数回のリフトによ
り、ついにはスリーブ弁38が開口36を開放する。
このようにしてリフト時に開口36が開放されると、リ
フトの上昇によって圧力室23の潤滑油が連通路35.
34から外部に急激に抜けるのでカム3の動きはプラン
ジャ23に伝わらず吸排気弁はただちに不作動(閉鎖)
状態に移行する。
尚、この状態において、本体21の上昇時には圧力室2
3内の圧力が高まるため逆止弁42が開かれ、潤滑油が
排出されるが、下降時にばばね32の付勢による圧力室
23内の負圧によって逆止弁42が通路を閉塞するので
、連通路34.35内の潤滑油および大気中に噴出され
て漂う潤滑油の圧力室23への流入が防止されるものと
なる。
また、この状態においてばばね32によってカム3の作
動が吸収されるとともにその付勢によってカム3と本体
21および、ブツシュロッド4、ロッカーアームおよび
吸排気弁の互の接触が保持されたままとなる。
次に、上記の状態から遮断弁40により潤滑油の供給を
再開すると、本体21がカム3のペースダイヤに位置し
ている時にばばね32の付勢によりスリーブ弁38が開
口36を閉鎖しているのでただちに満されることになり
、それによって吸排気弁の作動が再開されることになる
また、カム3が本体21をリフトさせている状態で潤滑
油の供給が再開された時には開口36が開かれているの
で潤滑油が洩れることになるがカム3が回転して本体2
1がベースダイヤに位置すると上記と同じく開口36が
閉鎖されるので圧力室23はただちに潤滑油によって満
されることになる。
即ち、いずれの場合も数回のリフトによって規定のリフ
ト量が得られることになる。
以上の如く、本考案はカム3に接する本体21とブツシ
ュロッド4を支えるプランジャ22とによって形成され
た圧力室23内に、本体21からプランジャ22に向け
て連通路34.35を介して外部と連通ずる開口36を
もったスリーブ33を設け、前記開口36をプランジャ
22からスリーブ33に向けて設けたアダプタ37のス
リーブ弁38によって開閉するようにしたから圧力室2
3に潤滑油が供給された状態では洩れがないので規定の
弁リフトが確保できるものとなり、また潤滑油の供給が
遮断された状態では圧力室23の潤滑油がただちに排出
されるので、吸排気弁がただちに全開状態に移行するも
のとなり、更に潤滑油の供給が再開された状態ではただ
ちに圧力室23内が潤滑油で満されるので吸排気弁の規
定リフトでの作動がただちに行なわれることになる。
尚、本実施例においては、スリーブ33およびアダプタ
37はばね32に押圧されて本体21およびプランジャ
22に取付けられるとしたが各々に一体に形成されたも
のでも良く、更にばね32は圧力室23に装入されると
したがここに限定されるものでない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断面図、第2図は本考案の一実
施例を示す縦断面図、第3図はアダプタの正面図、第4
図は同平面図である。 2:タペット、3;カム、4;ブツシュロッド、21;
タペット本体、22;プランジャ、23;圧力室、31
、42;逆止弁、32;ばね、33;スリーブ、34゜
35;連通路、36;開口、37;アダプタ、38;ス
リーブ弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カムに接するタペット本体内にブツシュロッドを支える
    プランジャを摺動自在に嵌装し、前記本体とプランジャ
    との間にばねを介在させるとともに、逆止弁を介して潤
    滑油が導入される圧力室を形成し、また、前記圧力室内
    に、前記本体からプランジャに向けて、その内部に大気
    と連通ずる連通路と該連通路と圧力室とを連通ずる開口
    とを設けたスリーブと、プランジャから前記スリーブに
    向け、且つこれと係合するようアダプタを設け、その先
    端に前記本体とプランジャとの相対運動の際に前記開口
    を開閉するスリーブ弁を設け、更に前記連通路に圧力室
    から大気への流れのみを許容する逆止弁を設けたことを
    特徴とする内燃機関のタペット。
JP9163980U 1980-06-30 1980-06-30 内燃機関のタペツト Expired JPS5936648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9163980U JPS5936648Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30 内燃機関のタペツト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9163980U JPS5936648Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30 内燃機関のタペツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5715911U JPS5715911U (ja) 1982-01-27
JPS5936648Y2 true JPS5936648Y2 (ja) 1984-10-09

Family

ID=29453611

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9163980U Expired JPS5936648Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30 内燃機関のタペツト

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JPS5715911U (ja) 1982-01-27

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