JPS5936035Y2 - サイリスタ発振回路 - Google Patents

サイリスタ発振回路

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JPS5936035Y2
JPS5936035Y2 JP15987579U JP15987579U JPS5936035Y2 JP S5936035 Y2 JPS5936035 Y2 JP S5936035Y2 JP 15987579 U JP15987579 U JP 15987579U JP 15987579 U JP15987579 U JP 15987579U JP S5936035 Y2 JPS5936035 Y2 JP S5936035Y2
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JP
Japan
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thyristor
transistor
power supply
gate
oscillation circuit
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JP15987579U
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English (en)
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JPS5677142U (ja
Inventor
隆一 西城
勝則 播磨
省司 長尾
Original Assignee
日本電気株式会社
松下電器産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサイリスタを用いたサイリスタ発振回路に関す
るものである。
一般に、サイリスタ発振回路はサイリスタと時定数回路
とを組み合せ、時定数回路の充放電に応じてサイリスタ
を遮断及び導通させることによって発振動作を行なって
いる。
従来、この種の発振回路として、時定数回路の充電部に
トランジスタを使用し、このトランジスタを通して時定
数回路のコンデンサを充電する形式のものがある。
この発振回路はサイリスタのゲート電極に対してトラン
ジスタのベースから電流を供給することにより、サイリ
スタを導通状態から非導通状態へ復帰させている。
この発振回路では、後述するように、トランジスタのほ
かにダイオードを不可避的に使用しなければならず、し
かも、これらトランジスタ及びダイオードとして、限定
された特性を持つものを用いなければならないという制
約がある。
また、この発振回路は外来ノイズによって影響を受けや
すいという欠点もある。
本考案の目的は限定された部品を使用することなく、標
準部品により安定な発振動作を行なえるサイリスタ発振
回路を提供することである。
本考案の他の目的はサイリスタのターンオフ動作を確実
に行なえると共に、ノイズ耐量を改善できるサイリスタ
発振回路を提供することである。
本考案によれば、サイリスタとこのサイリスタに結合さ
れた時定数回路とを有し、時定数回路にはコンデンサの
ほかに、充電部としてトランジスタを備えたサイリスタ
発振回路において、このトランジスタのコレクタをサイ
リスタのゲートに接続すると共に、アノード及びカソー
ドとで構成されるサイリスタの主電極のうち、予め定め
られた主電極をトランジスタのエミッタに接続した構成
を有するサイリスタ発振回路が得られる。
この構成では、サイリスタの導通時、トランジスタのベ
ースから供給される電流をコレクタを通して、サイリス
クのゲートに流すことができる。
これにより、サイリスタの非導通状態への復帰時には、
トランジスタのエミッタと接続されたサイリスタの主電
極及びす、イリスタのゲート間を低インピーダンスにす
ることができる。
この発振回路はトランジスタとサイリスタとを結合する
ためのダイオードを使用する必要がなく、且つ、トラン
ジスタの特性を選択する必要もない。
したがって、構成部品数が少なく、使用部品の制限を受
けることがないサイリスタ発振回路が得られる。
また、サイリスタの非導通状態への復帰時、前述した通
り、主電極とゲート間が低インピーダンスになるため、
外来ノイズにより再度導通状態に移行するのを防止でき
る。
以下、図面を参照して説明する。
第1図を参照すると、Nゲートサイリスタ10を用いた
従来のサイリスタ発振回路の一例が示されている。
この発振回路は第1の電源端子対11. IT’及び第
2の電源端子対12.12’とを備え、第1の電源端子
対11.11’はスイッチ14を介して第1の電源16
に接続され、第2の電源端子対12.12’は第2の電
源17に接続されている。
尚、電源端子1丁及び12′は接地される。
第1の電源端子対11.11間には、抵抗18及び19
の直列回路が接続され、面抵抗の接続点はサイリスタ1
0のゲートに接続され、サイリスタ10のゲートに、面
抵抗18及び19によって定まるゲートバイアスが与え
られる。
サイリスタ10のカソードは出力端子21に接続される
と共に、電流制限用抵抗22を介して接地されている。
更に、この発振回路は時定数回路として、サイリスタ1
0のアノードと接地間に接続されたコンデンサ25、サ
イリスタ10のアノードと電源端子11間に接続された
充電電流供給用抵抗26、及びトランジスタ27とを有
している。
図に示すように、このトランジスタ27はエミッタをコ
ンデンサとサイリスタ10のアノードとの共通接続点に
接続され、コレクタを抵抗28を介して電源端子11に
接続されている。
また、トランジスタ27のベースは電流制限用抵抗29
を介して電源端子12に接続される一方、ダイオード3
1及び32を通して、サイリスタ10のゲートに接続さ
れている。
この場合、サイリスタの非導通状態への復帰はトランジ
スタ27のベース電流をダイオード31及び32を通し
てサイリスタ10のゲートに流し込み、保持電流値を大
きくし、アノード電流を減少させることにより行なって
いる。
この回路では、サイリスタ10のゲートアノード間電圧
が非導通時と導通時では僅かに変化することを利用して
いるため、前述した欠点がある。
第2図を参照すると、本考案の一実施例に係るサイリス
タ発振回路が示されており、ここでは、Nゲートサイリ
スタ10が使用されている。
第2図において、第1図と対応する部分には同一の参照
符号が付されている。
第1図と同様に、サイリスタ10のゲートはゲートバイ
アスを供給するための抵抗18及び19の共通接続点に
接続され、カソード及びアノードは抵抗22及び26と
それぞれ接続されている。
また、アノード及び接地間には、コンデンサが接続され
ている。
コンテ゛ンサ25及び抵抗26と共に、時定数回路の充
電部を構成するトランジスタ27はエミッタをサイリス
タ10のアノードとコンデンサの共通接続点に接続され
、ベースを抵抗29を通して電源端子12に結合されて
いる。
更に、トランジスタ27のコレクタはサイリスタ10の
ゲートに直接的に接続されている。
この状態では、抵抗26は第1の電源16とコンテ゛ン
サ25との間にトランジスタ27と並列的に接続されて
いることがわかる。
尚、第1の電源16の電源電圧は例えば、10■程度で
あり、抵抗18及び19は数十にΩである。
第2の電源17の電圧は抵抗18及び19によって分圧
された電圧より低く選ばれている。
更に、抵抗26としては100 kΩ〜IMΩの高抵抗
が使用される。
スイッチ14を閉成すると、コンデンサ25はその両端
電圧が第1の電源16の電源電圧からトランジスタ27
のペースエミッタ間電圧を差し引いた所定電圧になるま
で、抵抗26及び抵抗18からトランジスタ27を通し
て充電される。
コンデンサ25の両端電圧が前述した所定電圧に達した
後は、トランジスタ27が遮断状態となるため、コンデ
ンサ25は抵抗26のみを通して充電される。
コンデンサ25の電圧が抵抗18及び19によって分圧
された電圧より、サイリスタ10のゲートトリガ電圧分
だけ高くなると、サイリスタ10は導通し、コンデンサ
25はサイリスタ10を通して放電する。
一方、コンテ゛ンサ25が充電されている間、トランジ
スタ27のベース電流はコンテ゛ンサ25のt圧が第1
の電源16の電源電圧からトランジスタ27のペースエ
ミッタ間電圧を差し引いた電圧になるまでの間流れる。
サイリスタ10が導通している間、サイリスタ10のア
ノード電圧はゲート電圧より約0.8 V高くなるため
、トランジスタ27のベースから流入した電流はコレク
タへ流れる。
この電流はサイリスタ27のゲートからソードへ流れ込
むため、サイリスタ10の保持電流値が大きくなると共
に、前述したように、トランジスタ27からサイリスタ
10のアノードへ流れる電流が遮断されるため、非導通
状態に容易に復帰する。
サイリスタ10が非導通状態になると、トランジスタ2
7は正規のバイアス状態となるため、コレクタエミッタ
間は低インピーダンスとなり、再びコンテ゛ンサ25へ
の充電が始まる。
以上説明したように、本考案に係るサイリスタ発振回路
はNゲートサイリスタ10の非導通時、トランジスタ2
7をコンデンサ25の充電回路として動作させ、サイリ
スタ10の導通時、充電回路としてのトランジスタ動作
を禁止すると共に、ベース電流をコレクタを介してす・
1′リスタ10のゲートに流し込むことにより、サイリ
スタ10の保持電流値を大きくできるため、安定な弛張
発振を行なうことが可能である。
第3図を参照すると、本考案の他の実施例に係るサイリ
スタ発振回路は第2図で使用したNゲートサイリスタ1
0及びNPN)ランジスタ27の代りに、Pゲートサイ
リスタ30及びPNP)ランジスタ31をそれぞれ使用
している。
この場合、PNPトランジスタ31のエミッタ及びコレ
クタはそれぞれサイリスタ30のカソード及びゲートに
接続され、出力端子21はサイリスタ30のアノードか
ら取り出されている。
また、サイリスタ30のカソードにはコンテ゛ンサ25
を充電するための抵抗26が接続され、アノードには電
流制限用抵抗22が接続されている。
この実施例においても、第2図と同様に、コンテ゛ンサ
25の充電をトランジスタ31を通して行ない、且つ、
サイリスタ30の非導通時、トランジスタ31のベース
電流をコレクタを通してサイリスタ30のゲートへ保持
電流として流し込み、サイリスタ30を復帰させること
ができる。
第2図及び゛第3図からも明らかな通り、トランジスタ
27及び31のエミッタに接続されるサイリスタ10及
び30の主電極はゲートと単一の接合を介する主電極で
ある。
第4図を参照すると、本考案の第1の実施例に係る発振
回路をサイリスタ電力制御回路のトリガ回路に応用した
例を示している。
この図では、第2図と対応する要素を同一の参照符号で
あられしている。
このトリガ回路は抵抗33、トランジスタ34、及びダ
イオード35によって構成される半波同期回路を交流電
源36に接続し、この半波同期回路により電源同期を与
えることができる。
また、Nゲートサイリスタ10、コンテ゛ンサ25、ト
ランジスタ27、抵抗18.19.22.37によって
構成される発振回路からサイリスタ3つにトリガ信号が
与えられ、負荷40の電力を制御する。
この場合、負荷40への印加電力の大きさは電源17の
電圧の大小に依存する。
以上述べた通り、本考案では標準部品を用いて構成でき
、且つ、サイリスタの非導通復帰時、ゲートと主電極間
のインピーダンスを低下させているため、外来ノイズに
より、再度、導通状態に移行するのを防止できる。
したがって、安定な発振動作を行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサイリスク発振回路を示す回路図、第2
図は本考案の第1の実施例に係るサイリスク発振回路を
示す回路図、第3図は本考案の第2の実施例に係るサイ
リスタ発振回路を示す回路図、及び第4図は本考案の応
用例を示す回路図である。 記号の説明10:Nゲートサイリスタ、11.11’
;12、12’ :電源端子、14:スイッチ、16,
17:電源、18、19.22.26.28.29 :
抵抗、21:出力端子、25:コンデンサ、27:NP
N:トランジスタ、30:Pゲートサイリスタ、31:
PNP)ランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の電源端子と、2つの主電極とゲート電極とを含む
    サイリスタと、前記2つの主電極間に結合された充放電
    用コンデンサと、前記一対の電源端子に接続され、前記
    2つの主電極間に電源電圧を供給する回路と、前記一対
    の電源端子間及びゲート電極に接続され1.前記ゲート
    電極にゲートバイアスを与えるゲートバイアス回路と、
    前記ゲート電極にコレクタが接続され、前記2つの主電
    極の一方に、エミッタが接続されたトランジスタと、前
    記トランジスタのベースにベースバイアスを与えるベー
    スバイアス回路とを有することを特徴とするサイリスタ
    発振回路。
JP15987579U 1979-11-20 1979-11-20 サイリスタ発振回路 Expired JPS5936035Y2 (ja)

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JP15987579U JPS5936035Y2 (ja) 1979-11-20 1979-11-20 サイリスタ発振回路

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JPS5677142U JPS5677142U (ja) 1981-06-23
JPS5936035Y2 true JPS5936035Y2 (ja) 1984-10-04

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