JPS5935176B2 - 電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
電解コンデンサの製造方法Info
- Publication number
- JPS5935176B2 JPS5935176B2 JP4213776A JP4213776A JPS5935176B2 JP S5935176 B2 JPS5935176 B2 JP S5935176B2 JP 4213776 A JP4213776 A JP 4213776A JP 4213776 A JP4213776 A JP 4213776A JP S5935176 B2 JPS5935176 B2 JP S5935176B2
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- Japan
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- anode
- manufacturing
- electrolytic capacitor
- capacitor
- wire
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電解コンデンサの製造方法、特に陽極を共通端
子とする複合型電解コンデンサの製造方法に関する。
子とする複合型電解コンデンサの製造方法に関する。
従来の陽極共通複合コンデンサは第１図に示す如く、個
々の陽極素子１の陽極引き出し線３を金属ホルダー５に
組立て、あらかじめ個別のコンデンサ素子を形成し、そ
の後該コンデンサ素子を複数個組み合せて陽極端子等を
一体化して樹脂モールド等により複合型電解コンデンサ
を作製する方法であるため次の様な欠点があった。
々の陽極素子１の陽極引き出し線３を金属ホルダー５に
組立て、あらかじめ個別のコンデンサ素子を形成し、そ
の後該コンデンサ素子を複数個組み合せて陽極端子等を
一体化して樹脂モールド等により複合型電解コンデンサ
を作製する方法であるため次の様な欠点があった。
まず第２図に示す如く、単一のコンデンサ素子を形成す
るに幽り陽極体素子１に二酸化マンガン層形成のため、
硝酸マンガン溶液２に浸漬する時前記硝酸マンガン液が
陽極引き出し線３へ毛細管現象で這い上り、その結果、
熱分解を行うと二酸化マンガンが前記陽極引出し線３に
付着し、共通外部引き出しリード線あるいは結合線と陽
極引出しリード線３との接続位置が陽極体素子１から十
分離れていないと電気的に短絡を生ずる。
るに幽り陽極体素子１に二酸化マンガン層形成のため、
硝酸マンガン溶液２に浸漬する時前記硝酸マンガン液が
陽極引き出し線３へ毛細管現象で這い上り、その結果、
熱分解を行うと二酸化マンガンが前記陽極引出し線３に
付着し、共通外部引き出しリード線あるいは結合線と陽
極引出しリード線３との接続位置が陽極体素子１から十
分離れていないと電気的に短絡を生ずる。
そのため陽極体素子１の寸法に比べ陽極引出し線３の長
さを極めて長くとり、コンデンサ全体を小形化すること
ができなかった。
さを極めて長くとり、コンデンサ全体を小形化すること
ができなかった。
また前記硝酸マンガン溶液２の陽極引出し線３への這い
上りを防ぐため、第３図に示す如く陽極体素子１の上面
に撥水性のテフロン板４を付着させる、あるいは撥水剤
を塗布する方法等が必要であり、多くの処理工数を必要
とした。
上りを防ぐため、第３図に示す如く陽極体素子１の上面
に撥水性のテフロン板４を付着させる、あるいは撥水剤
を塗布する方法等が必要であり、多くの処理工数を必要
とした。
さらに上記いずれの方法に於ても、単一のコンデンサ素
子を形成した後に陽極引出し線を電気的に接続するため
に結合線を用いて、溶接等の工事を行うため、コンデン
サ素子への損傷がさけられず歩留低下の原因となってい
た。
子を形成した後に陽極引出し線を電気的に接続するため
に結合線を用いて、溶接等の工事を行うため、コンデン
サ素子への損傷がさけられず歩留低下の原因となってい
た。
本発明は上述した欠点を取り除いた素子が小型化され、
かつ工程が簡略化され歩留りの向上を可能ならしめた電
解コンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
かつ工程が簡略化され歩留りの向上を可能ならしめた電
解コンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれは、電解コンデンサの製造方法において、
陽極酸化工程に先たち、弁作用を有する金属からなる複
数の陽極体素子の陽極引出し線間を弁作用を有する金属
からなる線状金属体により電気的に相互接続し、そのの
ちに上記陽極酸化工程により陽極体素子および線状金属
体上に誘電体層を形成する工程と、上記陽極体素子上の
誘電体層上に陰極層を形成する工程と、上記線状金属体
８よび陰極層に陽極端子および陰極端子をそれぞれ電気
的に接続する工程を含むことを特徴とする電解コンデン
サの製造方法が得られる。
陽極酸化工程に先たち、弁作用を有する金属からなる複
数の陽極体素子の陽極引出し線間を弁作用を有する金属
からなる線状金属体により電気的に相互接続し、そのの
ちに上記陽極酸化工程により陽極体素子および線状金属
体上に誘電体層を形成する工程と、上記陽極体素子上の
誘電体層上に陰極層を形成する工程と、上記線状金属体
８よび陰極層に陽極端子および陰極端子をそれぞれ電気
的に接続する工程を含むことを特徴とする電解コンデン
サの製造方法が得られる。
次に本発明の一実施例を第４図を用いて説明する。
第４図すは本発明により製造されたコンデンサであり、
第４図ａは本発明を適用したコンデンサ素子の一製造工
程を示す略断面図である。
第４図ａは本発明を適用したコンデンサ素子の一製造工
程を示す略断面図である。
まずタンタルなどの弁作用を有する金属粉末を所要形状
に前記金属と同種の陽極引出し線３を埋め込んで成形し
焼結して陽極体素子１とし、前記陽極体素子１の陽極引
出し線３を一定の間隔で金属ホルダー５に溶接する。
に前記金属と同種の陽極引出し線３を埋め込んで成形し
焼結して陽極体素子１とし、前記陽極体素子１の陽極引
出し線３を一定の間隔で金属ホルダー５に溶接する。
次いで前記陽極引出し線３を、該引出し線３と同じ材質
あるいは他の弁作用金属の結合線６で相互に陽極体素子
１と結合線６とをほぼ等しい水平方向の位置に保ち、か
つ両者をほぼ平行に保って溶接して連結し、１連の結合
体７を構成する。
あるいは他の弁作用金属の結合線６で相互に陽極体素子
１と結合線６とをほぼ等しい水平方向の位置に保ち、か
つ両者をほぼ平行に保って溶接して連結し、１連の結合
体７を構成する。
しかる後、前記結合体７全体を電解液中で陽極酸化し陽
極体素子１および結合線６の表面に誘電体層を形成し、
次に結合線６が没しない程度に結合体７を硝酸マンガン
溶液２に浸漬した後熱分解にて二酸化マンガンを誘電体
表面に焼付ける。
極体素子１および結合線６の表面に誘電体層を形成し、
次に結合線６が没しない程度に結合体７を硝酸マンガン
溶液２に浸漬した後熱分解にて二酸化マンガンを誘電体
表面に焼付ける。
この時、前記硝酸マンガン溶液２は陽極引出し線３に沿
い這い上ってくるが誘電体層が表面に形成された結合線
６で止まり、かつ各コンデンサ素子共通の陽極端子を取
出す結合線の一端６ａには硝酸マンガン溶液は付着しな
いので、従来方法の如く撥水性のテフロン板等を用いる
必要はなくなり、しかも陽極引出しリード線を短かくす
ることができるので一連に結合されコンデンサ全体を小
形化することができる。
い這い上ってくるが誘電体層が表面に形成された結合線
６で止まり、かつ各コンデンサ素子共通の陽極端子を取
出す結合線の一端６ａには硝酸マンガン溶液は付着しな
いので、従来方法の如く撥水性のテフロン板等を用いる
必要はなくなり、しかも陽極引出しリード線を短かくす
ることができるので一連に結合されコンデンサ全体を小
形化することができる。
また結合線６と陽極引出し線３との溶接後に陽極酸化を
するため、溶接によるコンデンサ素子への損傷は皆無と
なる。
するため、溶接によるコンデンサ素子への損傷は皆無と
なる。
このようにして二酸化マンガンを誘電体表面に焼付けた
後、グラファイト、銀ペースト等の導電体層を順次形成
して陽極引出し線３を結合線６との接続部より上方で切
断して共通陽極リード端子８を結合線６ａと溶接により
接続し、各陰極端子９をコンデンサ素子の陰極層と半田
等で接続する。
後、グラファイト、銀ペースト等の導電体層を順次形成
して陽極引出し線３を結合線６との接続部より上方で切
断して共通陽極リード端子８を結合線６ａと溶接により
接続し、各陰極端子９をコンデンサ素子の陰極層と半田
等で接続する。
このあとエポキシなどの外装樹脂１０でモールド外装を
施すことにより、本発明の製造方法による複合電解コン
デンサか得られる。
施すことにより、本発明の製造方法による複合電解コン
デンサか得られる。
なお上述した実施例では共通陽極リード端子８は結合線
６の端部６ａにて接続したが、個々の陽極引出し線３は
既に結合線６にて電気接続されているためにいずれか任
意の陽極引出し線３に共通陽極リード端子を接続しても
良いのは勿論である。
６の端部６ａにて接続したが、個々の陽極引出し線３は
既に結合線６にて電気接続されているためにいずれか任
意の陽極引出し線３に共通陽極リード端子を接続しても
良いのは勿論である。
また結合線６は陽極引出し線３が陽極体素子１に埋め込
まれる前に陽極引出し線３に接続しても良い。
まれる前に陽極引出し線３に接続しても良い。
しかしかかる方法は陽極素子間隔を任意に設定するのが
困難である。
困難である。
すなわち弁作用金属粉末を圧縮、焼結する治具の形状に
より陽極素子間隔が決定されてしまうためであり、全て
の場合について好ましい方法ではない。
より陽極素子間隔が決定されてしまうためであり、全て
の場合について好ましい方法ではない。
また上述した実施例では陽極体素子に撥水性のテフロン
ワッシャ等を設けなかった場合について示したが、テフ
ロンワッシャ等を設けることも何ら本願の効果、すなわ
ち陽極酸化、陰極導電体層への熱的悪影響は結合線の個
々の陽極引出し線への溶接は前もってなされているため
に除去しつるという効果を損うものではない。
ワッシャ等を設けなかった場合について示したが、テフ
ロンワッシャ等を設けることも何ら本願の効果、すなわ
ち陽極酸化、陰極導電体層への熱的悪影響は結合線の個
々の陽極引出し線への溶接は前もってなされているため
に除去しつるという効果を損うものではない。
以上のように本発明により製造される陽極共通複合コン
デンサは陽極酸化の工程以前に溶接工事を行うことがで
きるため歩留に著るしく向上し高い信頼度を得ることが
でき、かつ小形化されその工業的価値は犬である。
デンサは陽極酸化の工程以前に溶接工事を行うことがで
きるため歩留に著るしく向上し高い信頼度を得ることが
でき、かつ小形化されその工業的価値は犬である。
第１図は従来の陽極体素子の組立て図、第２図及び第３
図は従来の陽極体素子を硝酸マンガン溶液に浸漬した状
態図、第４図ａは本発明によるコンデンサ素子の製造工
程における陽極体素子を硝酸マンガン溶液に浸漬した状
態図、第４図すは本発明による陽極共通複合コンデンサ
の構造図を示す。 図中の符号、１・・・・・・陽極体素子、２・・・・・
・硝酸マンガン溶液、３・・・・・・陽極引出し線、４
・・・・・・テフロン板、５・・・・・・金属ホルダー
、６・・・・・・結合線、６ａ・・・・・・結合線の突
端、７・・・・・・結合体、８・・・・・・共通陽極端
子、９・・・・・・陰極端子、１０・・・・・・外装樹
脂。
図は従来の陽極体素子を硝酸マンガン溶液に浸漬した状
態図、第４図ａは本発明によるコンデンサ素子の製造工
程における陽極体素子を硝酸マンガン溶液に浸漬した状
態図、第４図すは本発明による陽極共通複合コンデンサ
の構造図を示す。 図中の符号、１・・・・・・陽極体素子、２・・・・・
・硝酸マンガン溶液、３・・・・・・陽極引出し線、４
・・・・・・テフロン板、５・・・・・・金属ホルダー
、６・・・・・・結合線、６ａ・・・・・・結合線の突
端、７・・・・・・結合体、８・・・・・・共通陽極端
子、９・・・・・・陰極端子、１０・・・・・・外装樹
脂。
Claims (1)
- １ 電解コンデンサの製造方法において、陽極酸化工程
に先だち、弁作用を有する金属からなる複数の陽極体素
子の陽極引出し線間を弁作用を有する金属からなる線状
金属体により電気的に相互接続し、そののちに前記陽極
酸化工程により前記陽極体素子および線状金属体上に誘
電体層を形成する工程と、前記陽極体素子上の誘電体層
上に陰極層を形成する工程と、前記線状金属体および陰
極層に陽極端子および陰極端子をそれぞれ電気的に接続
する工程を含むことを特徴とする電解コンデンサの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4213776A JPS5935176B2 (ja) | 1976-04-14 | 1976-04-14 | 電解コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4213776A JPS5935176B2 (ja) | 1976-04-14 | 1976-04-14 | 電解コンデンサの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52125758A JPS52125758A (en) | 1977-10-21 |
| JPS5935176B2 true JPS5935176B2 (ja) | 1984-08-27 |
Family
ID=12627542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4213776A Expired JPS5935176B2 (ja) | 1976-04-14 | 1976-04-14 | 電解コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935176B2 (ja) |
-
1976
- 1976-04-14 JP JP4213776A patent/JPS5935176B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52125758A (en) | 1977-10-21 |
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