JPS5935160Y2 - 電気ポツトのヒ−タ−取付装置

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【考案の詳細な説明】本考案は電気ポットのヒーター取付装置に関する。

従来の電気ポットのヒーター取付手段として、第１図に
示す様にマイカーヒーターイを内容器底部に取付けるも
のや第２図に示す様なシーズヒーターロを内容器底部に
埋設したものがある。

が、いずれの場合にも内容器内の液体等を感知するサー
モスタット八が同じ底面にあって近接し、そのためヒー
ター４２口による影響が大きく、内容器内の液体温度を
正確に感知するのに支障があった。

又、マイカーヒーターイを用いる場合、押え金具二や取
付は用のボスの形成などの部品点数及び工程上好ましか
らざる点を有しており、一方、シーズヒーターロを用い
る場合、内容器底部に埋設することから生産性の上で問
題を残していた。

本考案は以上の様な従来品の欠点を解消する電気ポット
のヒーター取付装置の提供を目的とする。

実施例について第３図、第４図と共に説明すると、１は
電気ポットの外装体で、外装体１の下方に続いて台部２
が設けられている。

３は外装体１の内側に施された断熱材で、該断熱材３に
側周を被覆されてタンク４が収容されている。

５は注出口で、本例の場合はタンク４の下側部に設けて
いるが、上部に設けてもよい。

６はサーモスタット等の感温装置で、タンク４の底部４
ａの中央部裏面に取付けられる。

一方、底部４ａの周辺部裏面に環状の突出壁７を設け、
該突出壁７の外側周に取付溝８を形成する。

この突出壁７及び取付溝８はタンク４の成形特に例えば
鋳物品として一体成形する。

９は前記取付溝８に弾性嵌合されたヒーターである。

該ヒーター９は第４図に示す如く、一部が開放するリン
グ状のパイプヒーターとし、該ヒーター９のリング径り
を前記環状の取付溝８の径より多少小さく構成すると共
に、半径方向でのバネ性を保有させる。

ヒーター９の取付けは該ヒーター９を手で拡げて取付溝
８に嵌込めばより＼１０は反射板で、１１は保護ケース
である。

本考案は以上の構成よりなり、タンク底部裏面周辺部に
突出壁を成形し、この外側周に取付溝を設けてヒーター
を取付ける様にしたから、タンク底部裏面の感温装置に
対するヒーターからの熱影響を少なくすることができる
。

加えて、ヒーターを取付溝に弾性嵌着させるだけで、ヒ
ーターを確実に取付けることができるので、非常に取付
けが簡単で、且取付は部品数や工程の省略による生産性
の向上やコストの低下につながる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来例を示す断面図、第３図は本案の
実施例を示す要部断面側面図、第４図はヒーターの斜視
図である。４・・・タンク、４ａ・・・タンク底部、６・・・感温
装置、７・・・突出壁、８・・・取付溝、９・・・ヒー
ター。