JPH024326Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、調理器本体の天板にバーナを挿通す
る開口を有する受皿を設けるガスコンロその他の
調理器に関する。

従来、この種調理器として、受皿の開口から調
理器本体に煮汁が落下しないように、該開口をバ
ーナに設ける覆鍔で上方から閉塞するようにした
ものは知られるが、このものでは受皿の洗浄等の
ためこれを着脱する際、覆鍔を取外す必要があつ
て使い勝手が悪い。

そこで、受皿の開口径をバーナの外径とほゞ等
しくして該開口とバーナとの隙間をなくすること
が考えられるが、これによれば、バーナの調理器
本体への組付のばらつきにより、該受皿の外周縁
部の天板に対する位置もばらつき、従来一般に知
られる天板の段部等によつて、受皿の位置を規制
するものでは、バーナに無理を生じてバーナに対
するガス供給ノズルの位置づれ等を生じて燃焼に
悪影響を与えるの不都合を生じる。本考案はかゝ
る不都合を解消するものであつて、調理器本体１
の上部開口を天板２と、該調理器本体１に設けた
バーナ３を挿通する開口４を有する受皿５とで閉
塞するものに於いて、該バーナ３の周面の下方の
大径部と上方の細径部との境界に段部６を設け、
該受皿５の開口４をバーナ３の細径部とほゞ同径
にして、該開口４の周縁部で受皿５を該段部６に
支承させ、且つ受皿５の外周縁部５ａを天板２上
に間隔を存して設けられる五徳７の外周枠７ａの
下面に臨ませ、該受皿５の外周縁部５ａの外周と
五徳７の外周枠７ａとの間に少許の間隙を形成し
て成る。

図示する天板２は、その周縁部に段押しにより
五徳７の外周枠７ａの載置部２ａを形成すると共
に、該天板２に受皿５の下方にのびる受皿部８を
一体に形成し、該外周枠７ａの外部から侵入する
煮汁をこれに受けるようにした。

本考案によるときは、バーナ３の周面に下方の
大径部と上方の細径部との境界に段部６を設け、
該受皿５の開口４をバーナ３の細径部とほゞ同径
にして、該開口４の周縁部で受皿５を該段部６に
支承させたので、開口４とバーナ３との隙間が閉
塞されて、煮汁の落下を生ずることがなく、覆鍔
を備える従来式のものに比べ受皿５の着脱が容易
となり特に調理器本体１へのバーナ３の組付位置
が上下左右にばらつき、これにともなつて受皿５
の外周縁部５ａは天板２上に間隔を存して設けら
れる五徳７の外周枠７ａの下面に臨み、しかも該
受皿５の外周縁部の外周と五徳７の外周枠７ａと
の間に少許の間隙を形成したので、バーナ３の調
理器本体１への組付けのばらつきによつて受皿５
も上下左右に移動し、受皿５の外周縁部５ａの天
板２に対する位置がばらついても該ばらつきにと
もなう天板２との隙間の大小等は該外周枠７ａの
下面の間隔並びに受皿５の外周縁部の外周と五徳
７の外周枠７ａとの間の間隙によつて吸収出来て
バーナ３並びに受皿５を無理なく調理器本体１に
組付け得られ、しかも該受皿５の外周縁部は五徳
７の外周枠７ａによつて覆われるので体裁を損う
こともない等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本案調理器の１例の截断側面図である。 １……調理器本体、２……天板、３……バー
ナ、４……開口、５……受皿、６……段部、７…
…五徳、７ａ……外周枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 調理器本体１の上部開口を天板２と、該調理器
   本体１に設けたバーナ３を挿通する開口４を有す
   る受皿５とで閉塞するものに於いて、該バーナ３
   の周面の下方の大径部と上方の細径部との境界に
   段部６を設け、該受皿５の開口４をバーナ３の細
   径部とほゞ同径にして、該開口４の周縁部で受皿
   ５を該段部６に支承させ、且つ受皿５の外周縁部
   ５ａを天板２上に間隔を存して設けられる五徳７
   の外周枠７ａの下面に臨ませ、該受皿５の外周縁
   部５ａの外周と五徳７の外周枠７ａとの間に少許
   の間隙を形成して成る調理器。