JPS6244247Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はガスコンロに関し、更に詳しくは汁
受皿の開口とバーナとの間隙を覆う汁受けカバー
を有したガスコンロに関する。

従来より第１図に示す様に、汁受皿Ａの開口Ｂ
に間隙Ｃを存してバーナＤを臨ませると共に、該
間隙Ｃを覆う汁受けカバーＥを有したガスコンロ
は提案されている（例えば実開昭50−78579号）。
これによれば煮汁が該間隙Ｃよりガスコンロ内部
に落入しなくて良いが、バーナＤ周囲よりの燃焼
用空気の供給が減少したり、該間隙Ｃより点火出
来ないという不都合が生じた。

そこでこの考案は上記欠点のないガスコンロを
提供するもので、以下図面を参照しながら詳しく
説明する。１は汁受皿で、そこに設けられた開口
２よりバーナ３が間隙４を存して臨んでいる。５
は該間隙４を覆う汁受けカバーで、バーナ３への
係止部６と、該係止部６よりの垂下部７と、該垂
下部７より外方に広がる鍔部８とから成つてお
り、該垂下部７には窓９が設けられている。１０
はバーナ３と垂下部７との間の通路であり、汁受
けカバー５の上方Ｘは該カバーの下方Ｙと該窓９
を介して連通される。１１ははバーナ３に形成さ
れた段部で前記汁受けカバー５の係止部６の係止
に役立つ。

尚垂下部７とバーナ３との間の通路は第５図に
示す様にバーナ３の外周に縦溝を形成して通路１
２としても勿論良い。又第６図に示す様に垂下部
７に設けられた窓９に内方への舌片１３を設ける
と煮汁が該窓９より内方へ入りにくくて更に良
い。

本案のガスコンロは以上の様になつていて、調
理時に煮こぼれが生じてもそれは汁受けカバー５
により汁受皿１に導かれて内部への落入れはな
い。そして垂下部７に設けられた窓９を介して汁
受けカバー５の上方Ｘと下方Ｙは連通しているか
ら燃焼用空気の供給や点火用バーナを汁受けカバ
ー５の下方Ｙに設けた時上方Ｘにその炎が出てバ
ーナ３への点火が出来る。窓９は垂下部７に設け
られているから煮汁の汁受けカバー５への落下に
際しても内部に入りにくくて良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のガスコンロの裁断側面図、第２
図は本案のガスコンロの裁断側面図、第３図は汁
受カバーの側面図、第４図は同じく断面図第５図
は本案の他の例の要部裁断側面図、第６図は更に
他の要部拡大裁断側面図である。 １……汁受皿、２……開口、３……バーナ、４
……間隙、５……汁受カバー、６……係止部、７
……垂下部、８……鍔部、９……窓、１０……通
路、１２……通路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 汁受皿に設けられた開口に間隙を存してバーナ
   を臨ませると共に、該間隙を覆う汁受けカバーを
   有したガスコンロに於て、該汁受けカバーは係止
   部と、該係止部よりの垂下部と、該垂下部より外
   方に広がる鍔部とから成ると共に、該垂下部に窓
   を設け、該窓を介して汁受けカバー上方と汁受け
   カバー下方を連通する事を特徴とするガスコン
   ロ。