JPS5935131B2 - 高誘電率磁器組成物 - Google Patents
高誘電率磁器組成物Info
- Publication number
- JPS5935131B2 JPS5935131B2 JP51111056A JP11105676A JPS5935131B2 JP S5935131 B2 JPS5935131 B2 JP S5935131B2 JP 51111056 A JP51111056 A JP 51111056A JP 11105676 A JP11105676 A JP 11105676A JP S5935131 B2 JPS5935131 B2 JP S5935131B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric constant
- high dielectric
- porcelain composition
- constant porcelain
- temperature
- Prior art date
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- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄・タングステン酸鉛〔Ｐｅ％Ｗハ）０３〕一
鉄・ニオブ酸鉛〔Ｐｂ（ＦｅＫＮｂ１／２）０３〕系に
副成分として酸化ニッケル〔ＮＩＯ〕または酸化亜鉛〔
ＺｎＯ〕を含有せしめた高誘電率磁器材料に関する。
鉄・ニオブ酸鉛〔Ｐｂ（ＦｅＫＮｂ１／２）０３〕系に
副成分として酸化ニッケル〔ＮＩＯ〕または酸化亜鉛〔
ＺｎＯ〕を含有せしめた高誘電率磁器材料に関する。
従来高誘電率系誘電体として、チタン酸バリウム〔Ｂａ
ＴｉＯ３〕を主成分とするものが広く実用化されている
ことは周知のとおりである。
ＴｉＯ３〕を主成分とするものが広く実用化されている
ことは周知のとおりである。
しかしながらＢａＴｉＯ３を主成分とするものの焼結温
度は通常１３００℃〜１４００℃の高温であり、特に積
層型コンデンサの場合には、この焼結温度に適した内部
電極として、主成分が白金またはパラジウム等の高価な
貴金属を使用しなければならないという欠点を有してい
た。このため銀等を主成分とする安価な内部電極を使用
可能とするためには、焼結温度ができるだけ低温、特に
１０００℃以下の温度で焼結できる誘電体が強く要望さ
れていた。
度は通常１３００℃〜１４００℃の高温であり、特に積
層型コンデンサの場合には、この焼結温度に適した内部
電極として、主成分が白金またはパラジウム等の高価な
貴金属を使用しなければならないという欠点を有してい
た。このため銀等を主成分とする安価な内部電極を使用
可能とするためには、焼結温度ができるだけ低温、特に
１０００℃以下の温度で焼結できる誘電体が強く要望さ
れていた。
本発明の目的は、１０００℃以下の温度で焼結でき、誘
電率が著るしく高く、かつ誘電損失が小さく、しかも比
抵抗の高い組成物を提供することにある。
電率が著るしく高く、かつ誘電損失が小さく、しかも比
抵抗の高い組成物を提供することにある。
すなわち本発明の磁器組成物は、
Ｐｂ（Ｆｅ％Ｗハ）０３２０〜５０モル％Ｐｂ（ＦｅＫ
Ｎｂ％）０３８０〜５０モル％の範囲からなるＰｂ（Ｆ
ｅ％Ｗハ）ｘ（ＦｅＫＮｂＫ）、−ｘ０３系主成分に副
成分として酸化ニッケル（ＮｉＯ）または酸化亜鉛（Ｚ
ｎＯ）を０．０２モル％以上、１モル％以下含有せしめ
たものである。
Ｎｂ％）０３８０〜５０モル％の範囲からなるＰｂ（Ｆ
ｅ％Ｗハ）ｘ（ＦｅＫＮｂＫ）、−ｘ０３系主成分に副
成分として酸化ニッケル（ＮｉＯ）または酸化亜鉛（Ｚ
ｎＯ）を０．０２モル％以上、１モル％以下含有せしめ
たものである。
本発明者は既に、１０００℃以下で焼結できるＰｂ（Ｆ
ｅ％Ｗ号）０３とＰｂ（ＦｅＫＮｂＫ）Ｏｓからなる二
成分系高誘電率磁器組成物を提案した。
ｅ％Ｗ号）０３とＰｂ（ＦｅＫＮｂＫ）Ｏｓからなる二
成分系高誘電率磁器組成物を提案した。
この二成分系に副成分として酸化ニッケル（ＮｉＯ）ま
たは酸化亜鉛（ＺｎＯ）を含有せしめることにより、誘
電率を増大せしめ、かつ誘電損失を減少させ、しかも比
抵抗を増大せしめることを新たに見いだしたものであり
、量産性に富む、安価でかつ優れた高誘電率磁器組成物
を提供できる。
たは酸化亜鉛（ＺｎＯ）を含有せしめることにより、誘
電率を増大せしめ、かつ誘電損失を減少させ、しかも比
抵抗を増大せしめることを新たに見いだしたものであり
、量産性に富む、安価でかつ優れた高誘電率磁器組成物
を提供できる。
以下本発明を実施例にて、詳細に説明する。実施例出発
原料として、酸化鉛〔ＰｂＯ〕、酸化鉄〔Ｆｅ２Ｏ３〕
、酸化タングステン〔Ｗ０３］、酸化ニオブ〔Ｎｂ２Ｏ
５〕酸化ニッケル〔Ｎｉ０〕および酸化亜鉛〔ＺｎＯ〕
を使用し、所定の配合比に秤量する。
原料として、酸化鉛〔ＰｂＯ〕、酸化鉄〔Ｆｅ２Ｏ３〕
、酸化タングステン〔Ｗ０３］、酸化ニオブ〔Ｎｂ２Ｏ
５〕酸化ニッケル〔Ｎｉ０〕および酸化亜鉛〔ＺｎＯ〕
を使用し、所定の配合比に秤量する。
次に、ボールミル中で湿式混合した後７５０℃〜８５０
℃で予焼を行い、この粉末を粉砕した後、約Ｏ、７ｔｏ
ｎ／Ｃｄの圧力で、直径約１６♯Ｉ７７Ｆ）厚さ約１０
ｍｍの円柱に加圧成型した後、８８０℃〜９８０℃で焼
結した。得られた焼結体を約０．５Ｅｗの円板に切断し
た後、銀電極を焼付けた。このようにして得られた磁器
組成物の配合比と諸特性の関係を第１表に示す。ここで
誘電率および誘電損失は周波数１ＫＨｚ、温度２０℃で
測定した。
℃で予焼を行い、この粉末を粉砕した後、約Ｏ、７ｔｏ
ｎ／Ｃｄの圧力で、直径約１６♯Ｉ７７Ｆ）厚さ約１０
ｍｍの円柱に加圧成型した後、８８０℃〜９８０℃で焼
結した。得られた焼結体を約０．５Ｅｗの円板に切断し
た後、銀電極を焼付けた。このようにして得られた磁器
組成物の配合比と諸特性の関係を第１表に示す。ここで
誘電率および誘電損失は周波数１ＫＨｚ、温度２０℃で
測定した。
比抵抗は直流１００を印加して、温度２０℃で測定した
。第１表によつて明らかなように、副成分として酸化ニ
ツケル〔ＮｉＯ〕または酸化亜鉛〔ＺｎＯ〕を含有せし
めることにより、誘電率を増大せしめ、誘電損失を減少
せしめている。
。第１表によつて明らかなように、副成分として酸化ニ
ツケル〔ＮｉＯ〕または酸化亜鉛〔ＺｎＯ〕を含有せし
めることにより、誘電率を増大せしめ、誘電損失を減少
せしめている。
しかも比抵抗を高めて、実用性に富む優れた高誘電率磁
器組成物に改善されている。焼結温度が１０００℃以下
の低温であるため、焼結に伴う炉材の耐久性の著るしい
向上や、電力費用の低減等による製造コストの低下はい
うに及ばず、特に大容量積層コンデンサの内部電極の低
価格化を実現できるという極めて量産性に富む材料を提
供するものである。なお主成分配合比ｘが０．２未満あ
るいは０．５を起える範囲の組成物は、キユリ一点が室
温より高温側あるいは低温側に大きくずれるため室温で
の誘電率が低くなる。
器組成物に改善されている。焼結温度が１０００℃以下
の低温であるため、焼結に伴う炉材の耐久性の著るしい
向上や、電力費用の低減等による製造コストの低下はい
うに及ばず、特に大容量積層コンデンサの内部電極の低
価格化を実現できるという極めて量産性に富む材料を提
供するものである。なお主成分配合比ｘが０．２未満あ
るいは０．５を起える範囲の組成物は、キユリ一点が室
温より高温側あるいは低温側に大きくずれるため室温で
の誘電率が低くなる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 鉄・タングステン酸鉛〔Ｐｂ（Ｆｅ＿２＿／＿３Ｗ
＿１＿／＿３）Ｏ＿３〕および鉄・ニオブ酸鉛〔Ｐｂ（
Ｆｅ＿１＿／＿２Ｎｂ＿１＿／＿２）Ｏ＿３〕からなる
二成分組成物をＰｂ（Ｆｅ＿２＿／＿３Ｗ＿１＿／＿３
）ｘ（Ｆｅ＿１＿／＿２Ｎｂ＿１＿／＿２）＿１＿−＿
ｘＯ＿３と表わした時に配合比ｘが０．２≦ｘ≦０．５
の範囲内にある主成分組成物に副成分として酸化ニッケ
ル（ＮｉＯ）または酸化亜鉛（ＺｎＯ）を主成分に対し
て０．０２モル％以上、１モル％以下を含有せしめた高
誘電率磁器組成物。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51111056A JPS5935131B2 (ja) | 1976-09-16 | 1976-09-16 | 高誘電率磁器組成物 |
| US05/759,095 US4078938A (en) | 1976-01-16 | 1977-01-13 | Ceramic compositions having high dielectric constant |
| DE2701411A DE2701411C3 (de) | 1976-01-16 | 1977-01-14 | Dielektrische Keramikverbindung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51111056A JPS5935131B2 (ja) | 1976-09-16 | 1976-09-16 | 高誘電率磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5335998A JPS5335998A (en) | 1978-04-03 |
| JPS5935131B2 true JPS5935131B2 (ja) | 1984-08-27 |
Family
ID=14551275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51111056A Expired JPS5935131B2 (ja) | 1976-01-16 | 1976-09-16 | 高誘電率磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935131B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5768009A (en) * | 1980-10-15 | 1982-04-26 | Nippon Electric Co | Large capacity laminated ceramic condenser |
-
1976
- 1976-09-16 JP JP51111056A patent/JPS5935131B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5335998A (en) | 1978-04-03 |
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