JPS5935126B2 - 高誘電率磁器組成物 - Google Patents
高誘電率磁器組成物Info
- Publication number
- JPS5935126B2 JPS5935126B2 JP51090471A JP9047176A JPS5935126B2 JP S5935126 B2 JPS5935126 B2 JP S5935126B2 JP 51090471 A JP51090471 A JP 51090471A JP 9047176 A JP9047176 A JP 9047176A JP S5935126 B2 JPS5935126 B2 JP S5935126B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric constant
- high dielectric
- porcelain composition
- constant porcelain
- mol
- Prior art date
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- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄・タングステン酸鉛〔Pb(Fe2/3W1
/3)03〕一鉄・ニオブ酸鉛〔Pb(Fel/2Nb
l/2)03〕系に副成分として酸化硅素(SiO2)
を含有せしめた高誘電率磁器材料に関する。
/3)03〕一鉄・ニオブ酸鉛〔Pb(Fel/2Nb
l/2)03〕系に副成分として酸化硅素(SiO2)
を含有せしめた高誘電率磁器材料に関する。
従来高誘電率系誘電体として、チタン酸バリウム〔Ba
TiO3〕を主成分とするものが広く実用化されている
ことは周知のとおりである。しかしながらBaTiO3
を主成分とするものの焼結温度は通常1300℃〜14
000Cの高温であり、特に積層コンデンサの場合には
この焼結温度に適した内部電極として、主成分が白金又
はパラジウム等の高価な貴金属を使用しなければならな
いという欠点を有していた。このため銀等の安価な内部
電極を使用可能とするためには1000℃以下の低温で
焼結できる誘電体が強く要望されていた。本発明の目的
は、低温で焼結でき、しかも誘電損失が小さく、且つ比
抵抗の高い高誘電率組成物を提供することにある。すな
わち本発明の磁器組成物は、 Pb(Fe2/3W1/3)0320〜50モル%Pb
(Fe1ANb1A)0380〜50モル%の範囲から
なるPb(Fe2//、W1/3)X(FeIANbV
2)1−XO3系主成分に副成分として酸化硅素(Si
O2)を0.02モル%以上、1モル%以下含有せしめ
たものである。
TiO3〕を主成分とするものが広く実用化されている
ことは周知のとおりである。しかしながらBaTiO3
を主成分とするものの焼結温度は通常1300℃〜14
000Cの高温であり、特に積層コンデンサの場合には
この焼結温度に適した内部電極として、主成分が白金又
はパラジウム等の高価な貴金属を使用しなければならな
いという欠点を有していた。このため銀等の安価な内部
電極を使用可能とするためには1000℃以下の低温で
焼結できる誘電体が強く要望されていた。本発明の目的
は、低温で焼結でき、しかも誘電損失が小さく、且つ比
抵抗の高い高誘電率組成物を提供することにある。すな
わち本発明の磁器組成物は、 Pb(Fe2/3W1/3)0320〜50モル%Pb
(Fe1ANb1A)0380〜50モル%の範囲から
なるPb(Fe2//、W1/3)X(FeIANbV
2)1−XO3系主成分に副成分として酸化硅素(Si
O2)を0.02モル%以上、1モル%以下含有せしめ
たものである。
本発明者は既に、低温で焼結できるPb(Fe2/l5
W1/3)03とPb(Fe1/2Nb1/2)03か
らなる二成分系高誘電率磁器糾、成物を提案した。
W1/3)03とPb(Fe1/2Nb1/2)03か
らなる二成分系高誘電率磁器糾、成物を提案した。
この二成分系に副成分として酸化硅素(SiO2)を含
有せしめることにより、焼結温度を低下させ、かつ誘電
損失を小さくし、比抵抗を著るしく増大せしめることを
新たに見い出したものであり、量産性に富む、安価でか
つ優れた高誘電率磁器組成物を提供できる。
有せしめることにより、焼結温度を低下させ、かつ誘電
損失を小さくし、比抵抗を著るしく増大せしめることを
新たに見い出したものであり、量産性に富む、安価でか
つ優れた高誘電率磁器組成物を提供できる。
以下本発明を実施例により詳細に説明する。
出発原料として、酸化鉛〔PbO〕、酸化鉄〔Fe2O
3〕酸化タングステン〔WO。〕、酸化ニオブ〔Nb2
O5〕および酸化硅素〔SiO2〕を使用し、第1表に
示した配合比に秤量する。次いで、これをボールミル中
で湿式混合した後700℃〜850℃で予焼を行なつた
。この粉末を粉砕した後、約■00.7ton/(V7
Iの圧力で、直径約16mm)厚さ約10mmの円柱に
加圧成型した後、880℃〜970℃で焼結した。得ら
れた焼結体を約0.5mmの円板に切断した後、銀電極
を焼付けた。このようにして得られた磁器組成物の諸特
性を第1表に示す。
3〕酸化タングステン〔WO。〕、酸化ニオブ〔Nb2
O5〕および酸化硅素〔SiO2〕を使用し、第1表に
示した配合比に秤量する。次いで、これをボールミル中
で湿式混合した後700℃〜850℃で予焼を行なつた
。この粉末を粉砕した後、約■00.7ton/(V7
Iの圧力で、直径約16mm)厚さ約10mmの円柱に
加圧成型した後、880℃〜970℃で焼結した。得ら
れた焼結体を約0.5mmの円板に切断した後、銀電極
を焼付けた。このようにして得られた磁器組成物の諸特
性を第1表に示す。
ここで誘電率および誘電損失は周波数1kHz1温度2
『Cで測定した。
『Cで測定した。
比抵抗は直流100Vを印加して、温度20℃で測定し
た。第1表によつて明らかなように、副成分として酸化
硅素(SiO2)を含有せしめることにより誘電損失を
小さくし、しかも比抵抗を著るしく高め、且つ高誘電率
を保持している。
た。第1表によつて明らかなように、副成分として酸化
硅素(SiO2)を含有せしめることにより誘電損失を
小さくし、しかも比抵抗を著るしく高め、且つ高誘電率
を保持している。
しかもより低温で焼結できる優れた高誘電率磁器組成物
であり、特に安価な大容量積層コンデンサ用材料に適し
たものである。なお主成分配合比xが0.2未満あるい
は0.5を越える範囲の組成物は、キユリ一点が室温よ
り高温側あるいは低温側に大きくずれるため室温での誘
電率が低くなる。
であり、特に安価な大容量積層コンデンサ用材料に適し
たものである。なお主成分配合比xが0.2未満あるい
は0.5を越える範囲の組成物は、キユリ一点が室温よ
り高温側あるいは低温側に大きくずれるため室温での誘
電率が低くなる。
Claims (1)
- 1 鉄・タングステン酸鉛Pb(Fe_2_/_3W_
1_/_3)O_3および鉄・ニオブ酸鉛Pb(Fe_
1_/_2Nb_1_/_2)O_3からなる二成分組
成物をPb(Fe_2_/_3W_1_/_3)x(F
e_1_/_2Nb_1_/_2)_1_−_xO_3
と表わした時に配合比xが0.2≦X≦0.5の範囲内
にある主成分組成物に副成分として酸化硅素(SiO_
2)を主成分に対して0.02モル%以上、1モル%以
下を含有せしめたことを特徴とする高誘電率磁器組成物
。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51090471A JPS5935126B2 (ja) | 1976-07-29 | 1976-07-29 | 高誘電率磁器組成物 |
US05/759,095 US4078938A (en) | 1976-01-16 | 1977-01-13 | Ceramic compositions having high dielectric constant |
DE2701411A DE2701411C3 (de) | 1976-01-16 | 1977-01-14 | Dielektrische Keramikverbindung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51090471A JPS5935126B2 (ja) | 1976-07-29 | 1976-07-29 | 高誘電率磁器組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5315591A JPS5315591A (en) | 1978-02-13 |
JPS5935126B2 true JPS5935126B2 (ja) | 1984-08-27 |
Family
ID=13999498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51090471A Expired JPS5935126B2 (ja) | 1976-01-16 | 1976-07-29 | 高誘電率磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935126B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57135528U (ja) * | 1981-02-19 | 1982-08-24 | ||
JPS61263517A (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 板状材料の積込み方法及びその装置 |
IT1189672B (it) * | 1986-05-20 | 1988-02-04 | Firestone Int Dev Spa | Metodo per la realizzazione a caldo di pneumatici |
-
1976
- 1976-07-29 JP JP51090471A patent/JPS5935126B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5315591A (en) | 1978-02-13 |
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