JPS5935032Y2 - プリント板ユニツト用サブラツク - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種通信機器、電子機器の構成に必要な各種部
品を塔載する所謂プリント板ユニットを複数個並設収容
するサブラックの改良に関する。

第１図イはこの種サブラックの広く使用されている→Ｕ
を斜視図を以って示すもので、同図口に示すプリント板
ユニット１が複数個、サブラック筐体２の前面開口部よ
り挿入並設されている。

プリント板ユニット１には図示されない所定部品が塔載
され、その所定接続端子はコネクター接続用端子３とし
て後端に集められ、筐体２の背面に取りつけられたコネ
クター４と挿脱可能に結合されている。

プリント板１の前端は短冊状の表面板５を結合し、その
表面に時にプリント板ユニット１の機能区分を示す表示
がなされる。

近時部品の小形化に伴い、プリント板ユニット１の動作
表示等のための表示ランプ（例えば発光ダイオード）、
あるいは機能点検用の端子、更には小形の操作釦、電鍵
に到る捷で、従来別の操作盤、監視盤等に収容されてい
た部品類６（＋印で示す）も、この表面板５に設けられ
る気運にある。

これ等の監視あるいは操作部品６もユニット１上のプリ
ント配線と所定の接続を行うのである力ζこのような手
段によって、電子機器全体の小形化も進捗する。

然しなから、短冊状表面板５の表面取付面積は小さいた
めに多数の上記部品を取りつける余裕はなく、又夫々機
能別のユニットとしては各ユニット毎に所定部品６の数
２種類を異にし時に並設される他のユニットの表面板を
利用するとか、そのための相互接続のために背面コネク
ター４の接続端子数の増加を来たすとか、ユニット設計
の自由度を著しく制限する欠点も同時に発生する。

このようｉ欠点を防止するため、従来の第１図の如き構
成と異なり、プリント板ユニットをサブラックの上蓋を
取りはずして上から挿脱可能に底部にコネクターを配設
し、サブラックの前面を既述の監視あるいは操作部品の
配設に使用する構成が考えられ実施された。

然しこのような構成では、プリント板ユニットの挿脱に
はその都度サブラックの上蓋を取、りは°ずさなければ
ならず、又特に前面板に配設される上記部品とプリント
板ユニットとの電気的接続作業がすこぶる厄介である。

本考案はこれ等従来の欠点を打破し、プリント板ユニッ
トの挿脱は従来同様前面より行うことができ、且つ既述
の監視あるいは操作部品を、プリント板ユニットの夫々
の機能と無関係に配設することを可能とする新規なこの
種サブラックを提供する。

本考案においては、この目的はサブラック筐体の前面に
開閉扉を設け、この扉に既述に監ネ入あるいは操作部品
を配設し、該部品を各プリント板ユニットの前端部に配
設されたコネクターと所要の電気的接続を着脱可能に行
うよう構成することによって達成するものである。

この際の開閉扉に配設される監視、あるいは操作部品と
夫々のプリント板ユニットとの着脱可能な接続は、フレ
キシブルプリント配線帯を使用すれば比較的整然と行う
ことができる。

しかしプリント板ユニットの挿脱操作のためには、該プ
リント板ユニット上下の空間を利用して東線配線をする
方が有利である。

場合によってはこの両者を併用してもよい。

第２図は本考案の実施例を示すもので、イは扉を開いた
状態の斜視図９口はプリント板ユニットの斜視図、ハは
扉の正面から見た監視、あるいは操作部品の配置の一例
を示す。

図に釦いて１はプリント板で、後部端部にコネクター４
と結合する接続端子３を備えると共に、要すれば前部端
部にコネクター７を備え、従来と同様前方より挿脱可能
にサブラック２内に縦に併設されている。

８はサブラック２の＠■開閉罪を示し、表面に例えばキ
ーポー１９９表示ランプ１０、スイッチ１１．電源スイ
ッチ１２．チェック端子１３．テスタ一端子１４等が配
設され、その裏面の夫々の接続端子（＋印で示す）は束
線１５、あるいはフレキシブルプリント配線帯１６によ
って所定のプリント板ユニットのコネクター７とプラグ
１７を介し着脱可能に接続される。

開閉扉８はサブラック２の側壁に設けられた金具１８を
介して回転可能に結合され、必要な場合扉をあけコネク
タープラグ１７を引き抜いて特定のプリント板ユニット
を引き出すことができる。

以上説明の如く本考案によるサブラックに釦いては、開
閉扉に所定の監視、あるいは操作部品を内部収容のプリ
ント板ユニットの夫々の機能に関係なく取扱いに最も適
した位置に配設することが可能であり、且つ夫々のプリ
ント板ユニットは従来構造のものと同様に前面より挿脱
が可能であり、各ユニットの設計の自由度の大きいこと
と相俟ってその実用的効果は著しい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のこの種サブラックの斜視図イとプリント
板ユニットの斜視図口を示し、第２図は本考案による一
実施例の斜祝図イ、プリント板ユニットの斜視図口及び
表面開閉扉の所要部品の配置の一例を正面図へで示す。 図において１はプリント板ユニット、２はサブラック筐
体、３はコネクター４への接続端子部。 ６は監視あるいは操作用部品、７は前部コネクター、８
は開閉扉、９乃至１４は監視あるいは操作用各種部品、
１５は東線、１６はフレキシブルプリント配線帯、１７
はプラグを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後端部にコネクター接続用端子群を備える複数個のプリ
   ント板ユニットを並設収容する筐体の前面に開閉扉が取
   りつけられ、該扉に配設される信号ランプ、操作電鍵、
   検査端子等、監視あるいは操作用部品が、各プリント板
   ユニットの前端部に配設されたコネクターと所要の電気
   的接続を着脱可能になすよう構成されてなることを特徴
   とするプリント板ユニット用サブラック。