JPS5934710Y2 - 連双扉又は窓の自動開閉装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は連双扉又は連双窓にむける自動開閉装置に関す
るものである。

従来、第１図（平面図）のように連続して並べられた多
数の扉又は窓すなわち連双扉又は窓を開閉するには、相
隣接する２つの扉又は窓を一列づつ手動又は動力で開閉
して釦り、労力と時間とを要し煩雑であるとともに一列
毎に動力部を設けるので繁雑になるという問題があった
。

そこで、本考案は多数の扉又は窓よりなる連双扉又は窓
の相隣接した一列の扉又は窓を互いに回動自在に連結し
、これら各界又は窓を１駆動レバーを介して連結棒で連
動させることにより一斉に開閉できるようにすることを
目的する。

この目的を達成させるための技術的手段は、連続して閉
状態に並べられた複数の扉又は窓を、相隣接する２つの
扉又は窓を互いに回動自’ＥＥに連結して複数の幻に形
威し、これら各列の扉又は窓のほぼ中央付近に２つの回
転軸を鉛直にそれぞれ設け、各回転軸に固着したレバー
を各別に扉または窓にその幅のほぼ中央部分に枢支し、
さらに各列の同一側の回転軸に固着した各１駆動レバー
どうしをそれぞれ連結棒で連結して駆動源に接続し、前
記各列の扉又は窓の連結部分近傍の上方位置にガイドロ
ーラを装着し、これらガイドローラを案内するガイドレ
ールを扉又は窓に列してほぼ直角方向に設置したことで
ある。

この技術的手段によれば１．駆動源の駆動により各連結
棒を介して各、駆動レバーを一斉に作動させ、各回転軸
を回動してレバーを介して一対の扉又は窓を折りたたむ
ようにして開放することができる。

次に本考案の一実施例を第１図乃至第５図に示す連双扉
によって説明する。

第１図の平面概略図にあ・いて、１，１ａは連双扉の一
対の扉であって、両扉１，１ａは第４図トよび第５図に
示すように上下２個所で蝶番２，２ａによって互いに回
動自在に連結されている。

扉の内側すなわち屋内側ニー列の扉１，１ａのほぼ中央
付近に２本の回転軸３，３ａが並んで鉛直に設けられる
とともに、この回転軸３，３ａは上下位置で軸受け８，
８ａを介して回転自任に建物側に支持されている。

これら回転軸３むよび３ａｖｃ夫夫固定されたレバー４
、４’釦よび４ａ、４′ａはジヨイント５ 、５’ｉ
−よび５ ａｔ ５’ ２１を介して扉１ ＄−よび１
ａにその幅のほぼ中央部分に夫々回動自在に枢支されて
いる。

又回転軸３，３ａの上端部には駆動レバー６．６ａが固
着されている。

他の各列の扉についても上述と同様に構成されている。

そして各回転軸に固着された夫々の駆動レバーすなわち
各列の図中右側の回転軸に固着した駆動レバーはピンジ
ヨイントを介して連結棒７に連結し、各列の図中左側の
回転軸に固着した駆動レバーはビンジヨイントを介して
連結棒７ａに連結している。

これら連結棒７，７ａは駆動源である操作棒或いは駆動
軸（図示せず）に接続し、連結棒７．７ａを互いに相反
する方向にスライド作動させるようになっている。

第４図お・よび第５図にお・いて、９は一対の扉１，１
ａの連結部分上方すなわち蝶番２，２ａの上方位置から
扉の外側（図中左側方向）に向かって扉に対してほぼ直
角方向に設置したガイドレールであって、一対の扉１，
１ａの連結部分近傍の上方位置に装着したガイドローラ
１０を案内して扉をスムースに開閉させるためのもので
ある。

次に、上述の構成の作動について説明する。

第１図に示すように閉鎖状態の連双扉＆ｌ−いて、駆動
源を駆動して連結棒γを図中右方向に、連結棒７ａを図
中左方向に移動させると、駆動レバー６を介して回転軸
３は反時計方向へ回転し、駆動レバー６ａを介して回転
軸３ａは時計方向へ回転する。

すると第３図に示すように回転軸３，３ａの回転により
レバー４ ｔ ４’＋ ４ａ ｔ ４’ａを介して一対
の扉１，１ａを蝶番２，２ａを中心として折りたたむよ
うに作動し、この時扉１，１ａの上方のガイドローラ１
０がガイドレール９に支持案内されながら扉外方に向か
って移動して、扉１，１ａは折り重なった状態で開放す
る。

同時に他の各列の扉についても同様の作動により開放す
る。

扉を閉鎖したい場合には前述とは逆に駆動源を逆、駆動
させて連結棒Ｉを図中左方向へ、連結棒７ａを図中右方
向へ移動させ１．駆動レバー６．６ａを介して回転軸３
，３ａが逆回転する。

この回転＠３゜３ａの逆回転によりレバー４，４′、４
ａ、４′ａ。

を介して一対の扉１，１ａを折り重なった状態から拡げ
て第１図のように閉鎖する。

同時の他の各列の扉も同様に閉鎖する。

以上から明らかなように、本考案によれば、各対の扉を
折り重ねるように、かつ各列の扉を一斉に作動させて、
連双扉又は窓を同時に自動開閉することができ、しかも
その構成は簡単なリンク機構によって確実に操作できる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の閉扉状態を示す平面概略図
、第２図は同立面概略図、第３図は同開扉状態を示す平
面概略図、第４図、第５図は同閉扉、同開扉状態を示す
側面概略図である。 １・・・扉、２，２ａ・・・蝶番、３，３ａ・・・回転
軸、４、イ、４ａ、４′１・・レバー ６，６ａ・・・
駆動レバー、７，７ａ・・・連結棒、９・・・ガイドレ
ール、１０・・・ガイドローラ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 連続して閉状態に並べられた複数の扉又は窓を、相隣接
   する２つの扉又は窓を互いに回動自在に連結して複数の
   幻に形成し、これら各列の扉又は窓のほぼ中央付近で２
   つの回転軸を鉛直にそれぞれ設け、各回転軸に固着した
   レバーを各別に扉又は窓にその幅のほぼ中央部分に枢支
   し、さらに各列の同一側の回転軸に固着した各７駆動レ
   バーどうしをそれぞれ連結棒で連結して駆動源に接続し
   、前記各列の扉又は窓の連結部分近傍の上方位置にガイ
   ドローラを装着し、これらガイドローラを案内するガイ
   ドレールを扉又は窓に対してほぼ直角方向に設置したこ
   とを特徴とする連双扉又は窓の自動開閉扉装置。