JPS593464B2 - アルキル−又はシクロアルケノ−フエノ−ルを、酸触媒の存在下に過剰のアンモニアで気相アミノ化することによつて、アルキル−又はシクロアルケノ−アニリンを製造する方法 - Google Patents

アルキル−又はシクロアルケノ−フエノ−ルを、酸触媒の存在下に過剰のアンモニアで気相アミノ化することによつて、アルキル−又はシクロアルケノ−アニリンを製造する方法

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JPS593464B2
JPS593464B2 JP1538276A JP1538276A JPS593464B2 JP S593464 B2 JPS593464 B2 JP S593464B2 JP 1538276 A JP1538276 A JP 1538276A JP 1538276 A JP1538276 A JP 1538276A JP S593464 B2 JPS593464 B2 JP S593464B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/04Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups
    • C07C209/14Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of hydroxy groups or of etherified or esterified hydroxy groups
    • C07C209/18Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of hydroxy groups or of etherified or esterified hydroxy groups with formation of amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings or from amines having nitrogen atoms bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルキル−又はシクロアルケノーフ0 エノ
ールを、酸触媒の存在下に過剰のアンモニアで気相アミ
ノ化することによつて、アルキル−又はシクロアルケノ
ーアニリンを製造する方法に関する。
水酸基で置換された芳香族化合物を、触媒量の5 シク
ロヘキサノン(これは反応中水素による水化によつても
形成される)の存在下に、アンモニアによつて転化する
方法(DT−0S2208827)によると、0−エチ
ルフェノールから0−エチルアニリンも、上記DT−O
Sには転化することが・0 記載されているが、0−エ
チルフェノールにおける実験の結果についての実験上の
記載はなされていない。
上記DT−OSに記載されるように、0−アルキル乃至
0 ・ o’−ジアルキルフェノールは、特に分岐した
アルキル残基の存在において高い選25択率で進行する
。一方、高価な水素転移触媒、それは、必要に応じて加
圧下での水素の作用及びそれに関連する装置の費用、更
には異常に長い反応時間、それによつてもたらされる場
所一時間あたりの低い収率は、この反応の欠点であり、
大きな30技術的規模における実施は、明らかに経済的
でな(、。フェノール及びアルキルフェノールの直接の
転化方法として、好ましくは気相で、Al2O3−、A
l2O3/SiO2−、Al2O3/TiO2−又は3
5Si02/TiO2−型などの酸触媒を使用する方法
が記載されている。
(参照:F、Fischer、Th。Bahrundに
、Wiedekimg、Brennst、−Chemi
e)Bd.l5、101〜106(1934):DTO
Sl954274及びUS−PS3272865)該方
法によつて、フエノールからアニリンの合成が大規模に
行なわれている。
比較的低い圧力下の気相で実施する、かかる方法の利点
は、上記した種類の強固な高くない触媒を使用すること
にある。補助の反応試剤なしに反応が行なうことができ
ることは、低い技術的出費と低い材料コストで場所一時
間あたりの高い社率が達成できることになる。この方法
によると、フエノール又はm一及びp一クレゾールから
の転換は、高い選択率をもつて行なわれるが、0−エチ
ルフエノールからの場合には、小さい転換にもかかわら
ず、多量の好ましくない副生物、特に脱アルキル化生成
物であるアニリンが形成されることが確認されている。
(実施例3を参照)圧力を増加させた場合、副生物の形
成が僅かに減少し、そして望ましいO−エチルアニリン
の量が少し高められるが、特に、O−エチルフエノール
の明白な還元反応のために決定的な改良とはな −り得
ない(実施例2を参照)。
US−PS3272865には、2エチルフエノール2
も事実上、出発物質として記載されてはいるが、それは
特定の異性体であるのか又は異性体の混合物であるのか
については記載がなく、また、二収率や副生物の生成量
についても全く記載がされていない。
m−クレゾールからm−トルイジンへの転化における(
実施例5参照)、US−PSの実施例7の追試により、
良好な転化が確認されたが、多量の有用でない副生物(
10%以上)の生 こ成が認められた。意外なことに、
稀釈剤としてトルエンを添加し、圧力範囲5〜80ba
r(約5.1〜81.6kg/Cd)で実施した場合、
クレゾールのアミノ化における副生物の形成は、市販の
Al2O3/SiO2触媒 j(15%Al2O3)
又は、充分な酸性が保持される限り他の既知の酸化触媒
により、ほとんど完全に避けられることが新たに見い出
された。
(実施例4〜実施例5参照)ここで特に、トルエンの稀
釈によつて、m−トルイジンの収率の減少が事実上 4
起らないということは驚くべきことである。(実施例4
及び5を参照)m−クレゾールの転化によるm−トルイ
ジンの生成の選択性に対するトルエン添加の好ましい効
果は明確に確認されたが、0−エチルフエノールの転化
におけるトルエンの添加効果は、かなり高められた選択
性とともに、O−エチルフエノールの著しく高められた
転化を示す。
(実施例1、2、3を参照)これは、専門的見地からは
、驚くべきことである。なぜなら、溶媒による稀釈は、
本来転化を減少する効果を有するはずだからである。ま
さに反対の例が、実施例1及び2の比較例に示される。
本発明の方法は、開いたアルキル基を有するフエノール
のアミノ化だけに限定されるものではない。
それどころか、例えばインタゾール(オキシヒドロイン
デン)のようなシクロアルケノフエノールも、本発明の
方法によつて、望ましくない副生物の生成を多量に生ず
ることなしに、相当するアニリンに転化できることが見
い出された。実施例6における、5−インタノールの上
記アミノ化によつて、98%が転化し、事実上100%
の選択性をもつて、5−インダニルアミンが生じた。本
発明の要旨は、Al2O3−、Al2O3/SiO2−
、Al2O3/TlO2−、Al2O3/ZrO2−、
ZrO2/SlO2一又はTiO2/SiO2一型の酸
触媒の存在下に、300〜600℃の温度の加圧下に、
アルキル一又はシクロアルケノーフエノールを過剰のア
ンモニアで気相アミノ化することによつて、アルキル一
又はシクロアルケノーアニリンを製造する方法において
、(アルキル一又はシクロアルケノーフエノールリトル
エン)の容量混合比が、1:0.1〜1:3であるよう
なトルエンの存在下に、360〜440℃、5〜80b
ar(約5.1〜81.6kg/Crli)の圧力にて
アミノ化を行なうことを特徴とする方法にある。本発明
の好ましい態様によると、360〜440℃、20〜8
0bar(約20.4〜81.6kg/Crii)の圧
力にて、O−エチルフエノールは、0−エチルアニリン
にアミノ化される。
望ましいアニリンを得るための反応混合物の続く処理に
対しても、反応混合物中のトルエン成分は好ましい。
それは、生じた反応水の直接の共沸分離ができるからで
ある。回収されたトルエンは、実質的な損失なしに再び
反応に供給されうる。以下に挙げた実施例は、本発明を
限定することなしに説明するものである。実施例 1 容量比1:2のO−エチルフエノールとトルエンとの混
合物が、1.5d/iの速度で、約350℃に加熱され
た気化器に供給される。
同時に、0ーエチルフエノールに関して約10モル過剰
の38bar(約38.8k9/Cd)の圧力を有する
アンモニアガスを、加熱コンプレツサを通じて上記気化
器内に添加する。上記気体混合物は、15%のAl2O
3と85%のSiO2を充填する管反応器に、続いて供
給される。加熱は、触媒の最高温度が390℃を越えな
いように調整する。圧力隔壁内での冷却によつて得られ
た反応物は、常圧にもどされ、過剰のアンモニア及び溶
媒のトルエンは、蒸発によつて除去される。ここで製缶
する粗生成物は、ガスクロマトグラムによつて以下の組
成であることが示される。(いずれの場合も、溶媒のト
ルエンは、ガスクロマトグラムの定量にあたつては、除
かれている)0−エチルアニリン 53重量
%0−エチルフエノール 30〃アニリン
7 〃随伴物
10〃実施例 2(トルエンを添加しない比較
例)0−エチルフエノール/トルエンの混合物のかわり
に、0−エチルフエノールだけを0.5m1/Mi!l
の速度で気化器に供給するという相違を除いて、実施例
1に記載したのと同様にして、反応を実施する。
粗生成物は、以下の組成を示す。0−エチルフエノール
72重量%0−エチルアニリン
12〃アニリン 6 〃随伴物
10〃 実施例 3(トルエンを添加しない比較例)実施例2と
同様に反応を実施するが、反応圧力は、10bar(約
10.2kg/Cd)にし、且つ触媒の最高温度は、4
35℃に保持する。
粗生成物は、以下の組成を示す。0−エチルフエノール
58,7重量%0−エチルアニリン
8.9重量%アニリン 15.9
〃随伴物 16.5〃実施例 4 0−エチルフエノール/トルエンの混合物のかわりに、
容量比1:2のm−クレゾール/トルエンの混合物を3
.0m1/TfUnの速度で供給するという相違を除い
て、実施例1に記載したのと同様にして、反応を実施す
る。
粗生成物は、以下の組成を示す。m−クレゾール
31.8重量%m−トルイジン
67.9〃随伴物 0.3〃実
施例 5(トルエンを添加しない比較例)m−クレゾー
ル/トルエンの混合物のかわりに、m−クレゾールだけ
を、1m1/Minの速度にて気化器に供給するという
相違を除いて、実施例4に記載したのと同様にして反応
を実施する。
粗生成物は、以下の組成を示す。m−クレゾール
18.1重量%m−トルイジン
71.8〃随伴物 10.1〃実
施例 6 重量比1:1の5−インダトルリトルエンの混合物を出
発物として使用し、実施例1と同様にして反応を実施す
る。
但し、38barのかわりに、約25bar(約25.
5k9/C7j)の圧力を使用する。触媒の最高温度は
、約430℃である。得られた反応生成物は、GC一分
析により、以下の組成であることが示される。5−イン
タゾール 2重量%5−インダニルアミン
98〃 副生物は、確認されない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Al_2O_3−、Al_2O_3/SiO_2−
    、Al_2O_3/TiO_2−、Al_2O_3/Z
    rO_2−、ZrO_2/SiO_2−又はTiO_2
    /SiO_2−型の酸触媒の存在下に、300〜600
    ℃の温度で加圧下に、アルキル−又はシクロアルケノ−
    フェノールを過剰のアンモニアで気相アミノ化すること
    によつて、アルキル−又はシクロアルケノ−アニリンを
    製造する方法において、(アルキル−又はシクロアルケ
    ノ−フェノール:トルエン)の容量比が、1:0.1〜
    1:3であるようなトルエンの存在下に、360〜44
    0℃、5〜80bar(約5.1〜81.6kg/cm
    ^2)の圧力でアミノ化を行なうことを特徴とする方法
    。 2 360〜400℃、20〜80bar(約20.4
    〜81.6kg/cm^2)の圧力にて、0−エチルフ
    ェノールを0−エチルアニリンにアミノ化することを特
    徴とする請求の範囲1の方法。
JP1538276A 1975-04-15 1976-02-14 アルキル−又はシクロアルケノ−フエノ−ルを、酸触媒の存在下に過剰のアンモニアで気相アミノ化することによつて、アルキル−又はシクロアルケノ−アニリンを製造する方法 Expired JPS593464B2 (ja)

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