JPS5848527B2 - シクロヘキサノンジメチルアセタ−ルノセイホウ - Google Patents
シクロヘキサノンジメチルアセタ−ルノセイホウInfo
- Publication number
- JPS5848527B2 JPS5848527B2 JP1801174A JP1801174A JPS5848527B2 JP S5848527 B2 JPS5848527 B2 JP S5848527B2 JP 1801174 A JP1801174 A JP 1801174A JP 1801174 A JP1801174 A JP 1801174A JP S5848527 B2 JPS5848527 B2 JP S5848527B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- cyclohexanone
- methanol
- dimethyl acetal
- noseiho
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、医薬品原料として有用なシクロヘキサノンジ
メチルアセタール(以下CD一ヶタールと略す。
メチルアセタール(以下CD一ヶタールと略す。
)の製法に係る。詳記すればシクロヘキサノンとメタノ
ールとを反応させる際、脱水剤として塩化カルシウムを
使用し、酸性にて反応させるCD一ケタールの製法並び
に当該方法により得られた反応液に、ヒドラジン類を加
え、蒸留して精製する、高純度CD一ヶタールの製法に
関する。
ールとを反応させる際、脱水剤として塩化カルシウムを
使用し、酸性にて反応させるCD一ケタールの製法並び
に当該方法により得られた反応液に、ヒドラジン類を加
え、蒸留して精製する、高純度CD一ヶタールの製法に
関する。
従来この種化合物は、硫酸、塩酸等を触媒として、シク
ロヘキサノンとメタノールとを反応させたり、シクロヘ
キサノンとメタノールとに酸触媒と硫酸銅とを加えて、
反応させる方法等により製造されていた。
ロヘキサノンとメタノールとを反応させたり、シクロヘ
キサノンとメタノールとに酸触媒と硫酸銅とを加えて、
反応させる方法等により製造されていた。
しかしながらこの反応は平衡反応であり、反応中生成す
る水だけを反応系外に除去するのは困難であり、その為
収率は低く、分留による生或物の単離も、シクロヘキサ
ノンとCDケタールとの沸点差が少い為非常な困難を伴
い、高純度品を工業的に製造するのは不可能視されてい
た。
る水だけを反応系外に除去するのは困難であり、その為
収率は低く、分留による生或物の単離も、シクロヘキサ
ノンとCDケタールとの沸点差が少い為非常な困難を伴
い、高純度品を工業的に製造するのは不可能視されてい
た。
本発明者等は、高純度CD一ヶタールを工業的に高収率
で得る方法を見出すべ《鋭意検討し、脱水剤として塩化
カルシウムを使用して収率を飛躍的に上昇させると共に
、反応終了液にヒドラジン類を加えて分留することによ
り高純度品を提供することを可能とし、本発明を達威し
た。
で得る方法を見出すべ《鋭意検討し、脱水剤として塩化
カルシウムを使用して収率を飛躍的に上昇させると共に
、反応終了液にヒドラジン類を加えて分留することによ
り高純度品を提供することを可能とし、本発明を達威し
た。
シクロヘキサノンとメタノールとの反応は、シクロヘキ
サノン、メタノール、塩化カルシウムとを混合し、硫酸
、塩酸等の酸により反応液を酸性にし、常温付近にて反
応を行えばよい。
サノン、メタノール、塩化カルシウムとを混合し、硫酸
、塩酸等の酸により反応液を酸性にし、常温付近にて反
応を行えばよい。
使用するメタノール量は、シクロヘキサノンに対し過剰
量使用するのが好ましい。
量使用するのが好ましい。
塩化カルシウムの使用量は、シクロヘキサノン1モルに
対し、1/3〜2モル程度用いるのが好ましく、これ以
上用いてもさしたる効果はなく、これ以下にすると、若
干効果が減少する。
対し、1/3〜2モル程度用いるのが好ましく、これ以
上用いてもさしたる効果はなく、これ以下にすると、若
干効果が減少する。
反応終了後にヒドラジン類を加え、油層を分留すれば、
CD一ヶタールとヒドラゾンとは容易に分離出来、高純
度のCD一ヶタールが得られる。
CD一ヶタールとヒドラゾンとは容易に分離出来、高純
度のCD一ヶタールが得られる。
ヒドラジン類としては、例えば抱水ヒドラジン、メチル
ヒドラジン、フエニルヒドラジン等通常のものが支障な
く使用出来、反応終了液にそのまま加えて中和、分液し
ても、中和、分液後加えても一向に差し支えない。
ヒドラジン、フエニルヒドラジン等通常のものが支障な
く使用出来、反応終了液にそのまま加えて中和、分液し
ても、中和、分液後加えても一向に差し支えない。
以上述べた如く、本発明方法は、工業的に高収率で高純
度のCD一ヶタールを提供することを可能としたもので
あり、斯業に貢献する所極めて犬である。
度のCD一ヶタールを提供することを可能としたもので
あり、斯業に貢献する所極めて犬である。
以下に実施例を述べ本発明を更に説明する。
実施例中数量を表わす部は重量部である。
実施例 1
メタノール58部とシクロヘキサノン35部と塩化カル
シウム40部と濃硫酸15部とを混合する。
シウム40部と濃硫酸15部とを混合する。
20〜30℃で8時間反応後、メタノール200部にカ
セイソーダ12部を溶解した溶液で中和し、水90部を
加え、水洗後分液して油層43部を得た。
セイソーダ12部を溶解した溶液で中和し、水90部を
加え、水洗後分液して油層43部を得た。
減圧蒸留により、32mmHg、70〜80℃の留分3
8部を得た。
8部を得た。
ガスクロによるCD一ケタールの含量は88%であった
。
。
比較の為、同一条件で塩化カルシウムの替りに硫酸銅を
用いて実験を行うと、ガスクロ含量47%の生或物34
部を得た。
用いて実験を行うと、ガスクロ含量47%の生或物34
部を得た。
参考例 1
メタノール25部とシクロヘキサノン18部と塩化カル
シウム8部と濃塩酸5部とを混合する。
シウム8部と濃塩酸5部とを混合する。
10〜25℃で10時間反応後、メタノール40部にカ
セイソーダ2部を溶解した溶液で中和し、水40部を加
え、水洗後分液し、22部の油層を得た。
セイソーダ2部を溶解した溶液で中和し、水40部を加
え、水洗後分液し、22部の油層を得た。
80%抱水ヒドラジン4部を加え分液後、油層を減圧蒸
留する。
留する。
3 0 mmHg、69〜72℃の留分15部を得た。
ガスクロによる含量は99.3%であった。
Claims (1)
- 1 シクロヘキサノンとメタノールとを反応させる際、
脱水剤として塩化カルシウムを使用し、酸性にて反応さ
せることを特徴とする、シクロヘキサノンジメチルアセ
タールの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1801174A JPS5848527B2 (ja) | 1974-02-14 | 1974-02-14 | シクロヘキサノンジメチルアセタ−ルノセイホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1801174A JPS5848527B2 (ja) | 1974-02-14 | 1974-02-14 | シクロヘキサノンジメチルアセタ−ルノセイホウ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7013882A Division JPS5849533B2 (ja) | 1982-04-26 | 1982-04-26 | シクロヘキサノンジメチルアセタ−ルの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50111047A JPS50111047A (ja) | 1975-09-01 |
JPS5848527B2 true JPS5848527B2 (ja) | 1983-10-28 |
Family
ID=11959722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1801174A Expired JPS5848527B2 (ja) | 1974-02-14 | 1974-02-14 | シクロヘキサノンジメチルアセタ−ルノセイホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848527B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5636425A (en) * | 1979-09-03 | 1981-04-09 | Daicel Chem Ind Ltd | Preparation of acetaldehyde dimethyl acetal |
US4652344A (en) * | 1984-06-18 | 1987-03-24 | Sun Refining And Marketing Company | Preparation of 1,1-dimethoxycyclohexane |
JPS63154643A (ja) * | 1986-12-17 | 1988-06-27 | Daicel Chem Ind Ltd | 低級カルボン酸エステルの製法 |
-
1974
- 1974-02-14 JP JP1801174A patent/JPS5848527B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50111047A (ja) | 1975-09-01 |
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