JPS5934092Y2 - 組立着磁装置 - Google Patents

組立着磁装置

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JPS5934092Y2
JPS5934092Y2 JP12082581U JP12082581U JPS5934092Y2 JP S5934092 Y2 JPS5934092 Y2 JP S5934092Y2 JP 12082581 U JP12082581 U JP 12082581U JP 12082581 U JP12082581 U JP 12082581U JP S5934092 Y2 JPS5934092 Y2 JP S5934092Y2
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JP
Japan
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center
magnetic circuit
yoke
pole pieces
permanent magnet
Prior art date
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Expired
Application number
JP12082581U
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English (en)
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JPS5827911U (ja
Inventor
克司 田中
Original Assignee
住友特殊金属株式会社
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Publication date
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Priority to JP12082581U priority Critical patent/JPS5934092Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボイスコイル型リニヤモータの磁気回路を着
磁するのに好適な着磁装置に関する。
ボイスコイル型リニヤモータは普通、第1図a。
bに示すように、有底筒状ヨーク1の中心位置にセンタ
ーヨーク3が備わり、両ヨーク1,3の間に永久磁石2
を介装せしめた磁気回路を有し、この磁気回路に形成さ
れるMなる磁束にて、センターヨーク3に外嵌するムー
ビングコイル23のボビン24をセンターヨーク3の軸
線方向に駆動する構造を採る。
従来、上記のような磁気回路を得るには、それぞれ単体
で半径方向に磁化された弧状の永久磁石2を、有底筒状
ヨーク1の内側に環状に組み合せた状態で貼着すること
が行われているが、組み合せた状態で同磁極が隣接する
ことになるため、各永久磁石2の間に強力な反撥力が働
き、組み合せ作業を困難にするばかりでなく、接着剤が
凝固するまでの間、永久磁石2を規定の保持するために
特殊な治具を必要とし、作業能率を一層悪化させる原因
になる。
このような問題を解決する手法として従来、未着磁の永
久磁石2(以下、永久磁石材料という)を取り付け、そ
の後で着磁を行う、いわゆる組立着磁が知られている。
しかし、この手法を第1図の如き構造の磁気回路に適用
するには、次のような問題がある。
組立着磁を従来の一般的な考えに沿って、第1図の如き
磁気回路に適用しようとすると、大略第2図a、l)に
示すような着磁装置が案出されるのであろう。
つまり、センターヨーク3の軸線上に配した一組のセン
ターポールヨーク7にて磁気回路を両端から挾むととも
に、有底筒状ヨーク1の周囲を複数のサイドポールヨー
ク13にて全体的に包囲し、これら2種類のポールヨー
ク7.13間に磁束M′を通じて上記磁気回路(厳密に
は永久磁石材料2)を着磁する装置である。
ところが、図示のような装置では、永久磁石材料2を完
全に着磁することが困難であり、ボイスコイル型リニヤ
モータとして十分な磁界を得ることができない。
その理由は次のとおりである。上記装置によると、有底
筒状ヨーク1の外周面へは、サイドポールピース13を
通じて強力な磁界を作用させることができる。
しかし、ヨーク1の内部へ実際に流入する磁束は、磁気
回路の中で有効断面積(磁束の進行方向に対して直角方
向の断面積)が最も小さいセンターヨーク3の部分を通
ることができる量に制限される。
したがって、ポールピース7.13間に、永久磁石材料
2を一度に完全に着磁させ得るだけの磁束を発生させた
としても、センターヨーク3の部分で磁気飽和を生じて
しまい、永久磁石材料2を流れる磁束量が不足する結果
になるのである。
したがって、第1図に示すような構造の磁気回路では、
予め着磁した永久磁石を使用せざるを得ないことになり
、組立作業の複雑化を余儀なくされるのである。
本考案は、第1図に示す如き構造の磁気回路も強力に組
立着磁することができる着磁装置を提供しようとするも
のであり、その特徴とするところは、第3図aに示すよ
うに、サイドポールピース13を、有底筒状ヨーク1の
外周面の特定円弧部分に近接乃至接触するように設け、
合せてこのサイドポールピース13を前記有底筒状ヨー
ク1に対し周方向に相対的に回転させることにより、セ
ンターヨーク3を通過し得る磁束を永久磁石材料2に一
部分ずつ集中的に作用させ、全体として永久磁石材料2
に強大な磁気能力を付与するようにした点にある。
以下、第3図a、l)に示す実施例に基づいて本考案の
着磁装置を詳しく説明する。
4は磁性体でできた固定枠体で、上部および下部に中心
線lと同軸の透孔5,5を有し、天板6の部分は着脱可
能としである。
該透孔5,5を貫通し、前記枠体4内で互いに向き合う
上下−組のセンターポールピース7.7は、枠体4に固
着されたメタルブツシュ8付の非磁性ガイド9にて前記
中心線lを中心として回転し得るように支承されている
下部のセンターポールピース7には、非磁性のホルダー
10が固着し、該ホルダー10にネジ11にて固定され
る磁気回路を下部のセンターポールピース7とともに周
方向に回転させる。
枠体4の内側には、前記センターポールピース7.7を
包囲するようにして励磁コイル12.12が固着し、前
記センターポールピース7.7にそれぞれ同じ極性を与
える。
上記センターポールピース7.7の直径りは、着磁しよ
うとする磁気回路のセンターヨーク3の直径より大きく
して、センターポールピース7.7の部分で磁気飽和が
生じないよう配慮することが必要である。
サイドポールピース13.13は、前記枠体4の左右側
板13′の各内側に、前記中心線lに対して軸対称に固
着されている。
サイドポールピース13.13の各先端は、着磁しよう
とする磁気回路の有底筒状ヨーク1の外周面と略々同じ
曲率のカーブを有し、前記磁気回路の回転を阻害しない
程度の強さで前記外周面を両側から挾む。
サイドポールピース13.13には、センターポールピ
ース7.7と同様に励磁コイル14が備わり、サイドポ
ールピース13.13にセンターポールピース7.7と
異なる極性を与える。
サイドポールピース13.13の厚みTは、前記磁気回
路の永久磁石材料2の長さLと同一かこれよりやや大き
い程度である。
上記サイドポールピース13.13は、この実施例では
2個としているが、1個または3個以上でもよく、要は
、前記磁気回路の有底筒状ヨーク1の外周面の特定円弧
部分に近接乃至接触すればよい。
サイドポールピース13.13の巾Wについては、小さ
くすればそれだけ強力な磁界を永久磁石材料2に作用さ
せることができるので、永久磁石材料20着磁に必要な
単位面積当りの磁束通過量に基づいて決めることになる
この場合、サイドポールピース13.13の部分で磁気
飽和が生じないように配慮する必要のあることは言うま
でもない。
15は下部のセンターポールピース7に固着する歯車で
、減速機16を介して電動機17に連結され、該電動機
17に接続される制御器19の信号により、下部のセン
ターポールピース7を、サイドポールピース13.13
の巾Wに相当する角度αずつ間欠的に回転させる。
この制御器19はまた、前記励磁コイル12.14の制
御器を兼ねていて、センターポールピース7.7の駆動
と駆動との間に励磁コイル12.14に必要な電流を与
える。
上記構成になる着磁装置の使用方法および作用は次のと
おりである。
先ず、上部のセンターポールピース7を枠体4の天板6
の部分とともに取り外し、サイドポールピース13.1
3の間に着磁しようとする磁気回路を上方から図示のよ
うに差し込み、磁気回路の底部をネジ11にてホルダー
10に固定する。
サイドポールピース13.13は、前述したとおり、中
心線lに対して軸対称に設けられているから、磁気回路
を図示のようにセットすることによってセンターヨーク
3の軸線が前記中心線lと一致することになる。
次に、上部のセンターポールピース7と天板6とを元の
位置に戻し、前記磁気回路のセンターヨーク3の部分を
二つのセンターポールピース7.7にて上下から挾む。
以上の準備が終ると、制御器19を動作させる。
制御器19の動作により、先ず、励磁コイル12.14
に電流が流れ、枠体4、二種類のポールヨーク7.13
および磁気回路の間に図示のような磁路M、、1’4が
形成されて、永久磁石材料2のクロスハツチングの部分
が磁化される。
この部分の磁化が終ると、励磁電流が一旦切れてセンタ
ーポールピース7.7が、サイドポールピース13.1
3の巾Wに相当する角度αだけ回転し、このようにして
永久磁石材料2を周方向に一定の長さずつ部分的に磁化
してゆく。
磁気回路がセンターポールピース7.7とともに180
°回転して永久磁石材料2の全体が磁化されると、上部
のセンターポールピース7を天板とともに取り外し、着
磁を終えた磁気回路を上方へ抜き出して次の磁気回路に
備える。
上記実施例では、磁気回路を回転させるようにしている
が、磁気回路は固定としてサイドポールピース13.1
3のほうを、磁気回路の有底筒状ヨーク1の外周面に沿
って周方向に回転させることも可能である。
また、他の実施例として、第4図に示すように、サイド
ポールヨーク13.13を中心線lの方向に縮め、サイ
ドポールヨーク13.13を磁気回路に対して周方向に
相対的に回転させるとともに、中心線lの方向にも相対
移動させて、永久磁石材料2の全体を着磁することも可
能である。
サイドポールヨーク13.13を磁気回路に対し中心線
!方向と周方向の2方向に相対移動させることに伴って
、センターポールヨーク7.7には、ラックアンドピニ
ョン20、減速機21および電動機22よりなる、中心
線!方向の駆動装置が新らたに設けられている。
以上の説明から明らかなように、本考案の着磁装置は、
永久磁石材料を一部分ずつ着磁してゆくから、センター
ヨークの部分で磁束量が制限されたとしても、この磁束
を永久磁石材料の一部に集中的に作用させることになる
ので、単位面積当りでみれば多量の磁束が流れ、これに
よって永久磁石材料に高度の磁気能力を付与することが
できる。
したがって、本考案の着磁装置を使用すれば、第1図に
示すような複雑な構造の磁気回路も、組立着磁により簡
単に着磁することができ、これによってこの種磁気回路
の組立を大巾に簡易化することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、l)はボイスコイル型リニヤモータの構造を
示す縦断正面図、縦断側面図、第2図a、l)は本考案
の着磁装置の比較例を示す横断平面図、縦断面図、第3
図a、l)は本考案の着磁装置の一例を示す第2図a、
l)相当図、第4図は本考案の着磁装置の他の例を示す
第2図す乃至第3図す相当図である。 図中、1:有底筒状ヨーク、2:永久磁石(永久磁石材
料)、3:センターヨーク、7:センターポールピース
、13:サイドポールピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底筒状ヨーク1の中心位置にセンターヨーク3が備わ
    り、両ヨーク1,3の間に永久磁石2を介装してなる磁
    気回路の組立着磁装置であって、前記センターヨーク3
    の軸線上で同極を形成して対向する一組のセンターポー
    ルピース7.7と、該センターポールピース7.7と異
    なる磁極を形成し、前記有底筒状ヨーク1の外周面の特
    定円弧部分に外側より近傍乃至接触するl又は複数のサ
    イドポールピース13とを有し、該サイドポールピース
    13を前記有底筒状ヨーク1に対し周方向に相対的に回
    転し得るよう設けて、前記磁気回路を前記有底筒状ヨー
    ク1の周方向に一定長さずつ部分的に着磁してゆくよう
    構成したことを特徴とする組立着磁装置。
JP12082581U 1981-08-13 1981-08-13 組立着磁装置 Expired JPS5934092Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12082581U JPS5934092Y2 (ja) 1981-08-13 1981-08-13 組立着磁装置

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JP12082581U JPS5934092Y2 (ja) 1981-08-13 1981-08-13 組立着磁装置

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Publication Number Publication Date
JPS5827911U JPS5827911U (ja) 1983-02-23
JPS5934092Y2 true JPS5934092Y2 (ja) 1984-09-21

Family

ID=29914793

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JP12082581U Expired JPS5934092Y2 (ja) 1981-08-13 1981-08-13 組立着磁装置

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JPH0748938B2 (ja) * 1984-08-16 1995-05-24 株式会社東芝 周波数発電機用着磁装置
JPS61102392A (ja) * 1984-10-24 1986-05-21 Nippon Kokan Kk <Nkk> 自動振出し舷梯装置
JP2010148342A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Sango Co Ltd リニア式電磁装置における筒状永久磁石の固定構造および固定方法

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