JPS5934091Y2 - 着磁装置 - Google Patents

着磁装置

Info

Publication number
JPS5934091Y2
JPS5934091Y2 JP12082481U JP12082481U JPS5934091Y2 JP S5934091 Y2 JPS5934091 Y2 JP S5934091Y2 JP 12082481 U JP12082481 U JP 12082481U JP 12082481 U JP12082481 U JP 12082481U JP S5934091 Y2 JPS5934091 Y2 JP S5934091Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center
yoke
pole pieces
permanent magnet
pole piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12082481U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5827910U (ja
Inventor
克司 田中
Original Assignee
住友特殊金属株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友特殊金属株式会社 filed Critical 住友特殊金属株式会社
Priority to JP12082481U priority Critical patent/JPS5934091Y2/ja
Publication of JPS5827910U publication Critical patent/JPS5827910U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5934091Y2 publication Critical patent/JPS5934091Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボイスコイル型リニヤモータの磁気回路を着
磁するのに好適な着磁装置に関する。
ボイスコイル型リニヤモータは普通、第1図a。
bに示すように、有底筒状ヨーク1の中心位置にセンタ
ーヨーク3が備わり、両ヨーク1,3の間に永久磁石2
を介装せしめた磁気回路を有し、この磁気回路に形成さ
れるMなる磁束にて、センターヨーク3に外嵌するムー
ビングコイル20のボビン21をセンターヨーク3の軸
線方向に駆動する構造を採る。
従来、上記のような磁気回路を得るには、それぞれ単体
で半径方向に磁化された弧状の永久磁石2を、有底筒状
ヨーク1の内側に環状に組み合せた状態で貼着すること
が行われているが、組み合せた状態で同磁極が隣接する
ことになるため、各永久磁石2の間に強力な反撥力が働
き、組み合せ作業を困難にするばかりでなく、接着剤が
凝固するまでの間、永久磁石2を規定の保持するために
特殊な治具を必要とし、作業能率を一層悪化させる原因
になる。
このような問題を解決する手法として従来、未着磁の永
久磁石2(以下、永久磁石材料という)を取り付け、そ
の後で着磁を行う、いわゆる組立着磁が知られている。
しかし、この手法を第1図の如き構造の磁気回路に適用
するには、次のような問題がある。
組立着磁を従来の一般的な考えに沿って、第1図の如き
磁気回路に適用しようとすると、大略第2図a、l)に
示すような着磁装置が案出されるであろう。
つまり、センターヨーク3の軸線上に配した一組のセン
ターポールヨーク7にて磁気回路を上下から挾むととも
に、有底筒状ヨーク1の周囲を複数のサイドポールヨー
ク11にて全体的に包囲し、これら2種類のポールヨー
ク7.11間に磁束M′を通じて上記磁気回路(厳密に
は永久磁石材料2)を着磁する装置である。
ところが、図示のような装置では、永久磁石材料2を完
全に着磁することが困難であり、ボイスコイル型リニヤ
モータとして十分な磁界を得ることができない。
その理由は次のとおりである。上記装置によると、有底
筒状ヨーク1の外周面へは、サイドポールピース11を
通じて強力な磁界を作用させることか゛て゛きる。
しかし、ヨーク1の内部へ実際に流入する磁束は、磁気
回路の中で有効断面積(磁束の進行方向に対して直角方
向の断面積)が最も小さいセンターヨーク3の部分を通
ることができる量に制限される。
したがって、ポールピース7.11間に、永久磁石材料
2を一度に完全に着磁させ得るだけの磁束を発生させた
としても、センターヨーク3の部分で磁気飽和を生じて
しまい、永久磁石材料2を流れる磁束量が不足する結果
になるのである。
したがって、第1図に示すような構造の磁気回路では、
予め着磁した永久磁石を使用せざるを得ないことになり
、組立作業の複雑化を余儀なくされるのである。
本考案は、第1図に示す如き構造の磁気回路も強力に組
立着磁することができる着磁装置を提供しようとするも
のであり、その特徴とするところは、有底筒状ヨーク1
の外周面を包囲するサイドポールピース11を、第3図
すに示すように、センターヨーク3の軸線方向に縮めて
有底筒状ヨーク1の特定軸長部分を包囲するようにし、
合せてこのサイドポールピース11を有底筒状ヨーク1
に対し前記軸線方向に相対的に移動し得るよう設けるこ
とにより、センターヨーク3を通過し得る磁束を永久磁
石材料2に一部分ずつ集中的に作用させ、全体として永
久磁石材料2に強大な磁気能力を付与するようにした点
にある。
以下、第3図a、l)に示す実施例に基づいて本考案の
着磁装置を詳しく説明する。
4は磁性体でできた固定箱枠で、上部および下部に中心
線lと同軸の透孔5,5を有し、天板6の部分は着脱可
能としである。
該透孔5,5を貫通し、前記箱枠4内で互いに向き合う
上下−組のセンターポールピース7.7は、箱枠4に固
着されたメタルブツシュ8付の非磁性ガイド9,9にて
前記中心線lの方向に摺動し得るよう支承されている。
箱枠4の内側には、前記センターポールピース7.7を
包囲するようにして励磁コイル10.10が固着し、前
記センターポールピース7.7にそれぞれ同じ極性を与
える。
上記センターポールピース7.7の直径りは、着磁しよ
うとする磁気回路のセンターヨーク3の直径より大きく
して、センターポールピース7.7の部分で磁気飽和が
生じないよう配慮することが必要である。
四つのサイドポールピース11.11・・・・・・は、
いわゆる板状をなし、前記箱枠4の四つの側板12の各
内側にそれぞれ前記中心線lに対して直角な姿勢で曲設
されている。
サイドポールピース11の各先端は、隣接するもの同志
が角部13,13において互いに接触するとともに、前
記磁気回路の有底筒状ヨーク1の外周面と略々同じ曲率
のカーブを有し、この双方によって前記中心線lの周囲
に中心線lと同軸で前記カーブと同じ曲率の連続した円
弧面14を形成する。
サイドポールピース11゜11・・・・・・には、セン
ターポールピース7.7と同様に励磁コイル15.15
・・・・・・が備わり、サイドポールピース11.11
・・・・・・にセンターポールピース7.7と異なる極
性を与える。
上記サイドポールピース11は、最低2個あればよいが
、永久磁石材料2に周囲から均等な磁束を与えることを
考えるなら、多いほうが望ましく、実際上は図示のよう
に4個、あるいはそれ以上に細分することが推奨される
なお、永久磁石材料2が周方向に比較的大きな間隙をお
いて配設されている場合には、その間隙に応じてサイド
ポールピース11.11・・・・・・を互いに離反させ
ることも可能である。
サイドポールピース11の幅Wは、サイドポールピース
11の個数と、着磁しようとする磁気回路の有底筒状ヨ
ーク1の直径とから自ずと決まる。
厚みTについては、センターヨーク3を通過し得る磁束
を永久磁石材料2に集中的に作用させる関係上、永久磁
石材料2の長さLより小さくすることが必要である。
また、この場合、サイドポールピース11.11・・・
・・・の部分で磁気飽和が生じないように配慮する必要
のあることは言うまでもない。
16は前記センターポールピース7.7を駆動するため
のラックアンドピニオンで、減速機17を介して電動機
18に連結され、該電動機18に接続される制御器19
の信号により、前記センターポールピース7.7(厳密
には下部のセンターポールピース)を、サイドポールピ
ース11.11・・・・・・の厚みTに相当する長さず
つ間欠的に上昇させるよう構成されている。
この制御器19はまた、前記励磁コイル10.15の制
御器を兼ねていて、センターポールピース7.7の駆動
と駆動との間に励磁コイル10.15に必要な電流を与
える。
上記構成になる着磁装置の使用方法および作用は次のと
おりである。
先ず、上部のセンターポールピース7を箱枠4の天板6
の部分とともに取り外し、サイドポールピース11.1
1・・・・・・の中に着磁しようとする磁気回路を図示
のように差し込む。
サイドポールピース11.11・・・・・・の円弧面1
4は、前述したとおり、中心線lと同軸でかつ有底筒状
ヨーク1の直径と殆ど等しいから、磁気回路を図示のよ
うにセットすることによってセンターヨーク3の軸線が
前記軸線lと一致し、有底筒状ヨーク1の外周面にはサ
イドポールピース11.11・・・・・・が近接乃至接
触する。
次に、上部のセンターポールピース7と天板6とを元の
位置に戻し、前記磁気回路のセンターヨーク3の部分を
二つのセンターポールピース7.7にて上下から挾む。
このとき、磁気回路は、サイドポールピース11.11
・・・・・・が永久磁石材料2の最上部に位置するよう
に、センターポールピース7.7の高さにて上下位置を
調整しておく必要がある。
以上の準備が終ると、制御器19を動作させる。
制御器19の動作により、先ず、励磁コイル10.15
に電流が流れ、箱枠4、二種類のポールヨーク7.11
および磁気回路の間に図示のような磁路M 1.M2が
形成されて、永久磁石材料2のクロスハツチングの部分
が磁化される。
この部分の磁化が終ると、励磁電流が一旦切れてセンタ
ーポールピース7.7が、サイドポールピース11.1
1・・・・・・の厚みTの分だけ上昇し、このようにし
て永久磁石材料2を一定の長さずつ部分的に磁化してゆ
く。
永久磁石材料2の全体が磁化されると、上部のセンター
ポールピース7を天板6とともに取り外して磁気回路を
抜きとり、下部のセンターポールピース7を最初の位置
まで下降させて次の磁気回路に備える。
上記実施例では、センターポールピース7.7を駆動す
るようにしているが、センターポールピース7.7は固
定としてサイドポールピース11゜11・・・・・・の
ほうを駆動することも可能である。
以上の説明から明らかなように、本考案の着磁装置は、
永久磁石材料を一部分ずつ着磁してゆくから、センター
ヨークの部分で磁束量が制限されたとしても、この磁束
を永久磁石材料の一部に集中的に作用させることになる
ので、単位面積当りでみれば多量の磁束が流れ、これに
よって永久磁石材料に高度の磁気能力を付与することが
できる。
したがって、本考案の着磁装置を使用すれば、第1図に
示すような複雑な構造の磁気回路も、組立着磁により簡
単に着磁することができ、これによってこの種磁気回路
の組立を大幅に簡易化することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、l)はボイスコイル型リニヤモータの構造を
示す縦断正面図、縦断側面図、第2図a、l)は本考案
の着磁装置の比較例を示す横断平面図、縦断側面図、第
3図a、l)は本考案の着磁装置の一例を示す第2図a
、l)相当図である。 図中、1:有底筒状ヨーク、2:永久磁石(永久磁石材
料)、3:センターヨーク、7:センターポールピース
、11:サイドポールピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底筒状ヨーク1の中心位置にセンターヨーク3が備わ
    り、両ヨーク1,3の間に永久磁石2を介装してなる磁
    気回路の組立着磁装置であって、前記センターヨーク3
    の軸線上で同極を形成して対向する一組のセンターポー
    ルピース7.7と、該センターポールピース7.7と異
    なる磁極を形威し、前記有底筒状ヨーク1の外周面の特
    定軸長部分を略々全周に互って包囲する複数のサイドポ
    ールピース11.11・・・・・・とを有し、該サイド
    ポールピース11.11・・・・・・を前記有底筒状ヨ
    ーク1に対し前記軸線方向に相対的に移動し得るよう設
    けて、前記磁気回路を前記センターヨーク3の軸線方向
    に一定長さずつ部分的に着磁してゆくよう構成したこと
    を特徴とする着磁装置。
JP12082481U 1981-08-13 1981-08-13 着磁装置 Expired JPS5934091Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12082481U JPS5934091Y2 (ja) 1981-08-13 1981-08-13 着磁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12082481U JPS5934091Y2 (ja) 1981-08-13 1981-08-13 着磁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5827910U JPS5827910U (ja) 1983-02-23
JPS5934091Y2 true JPS5934091Y2 (ja) 1984-09-21

Family

ID=29914792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12082481U Expired JPS5934091Y2 (ja) 1981-08-13 1981-08-13 着磁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5934091Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5827910U (ja) 1983-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4459500A (en) Magnetic field pole assembly
JPS63187580U (ja)
JP2608002B2 (ja) マグネットチャック
JPS5934091Y2 (ja) 着磁装置
JPS5934092Y2 (ja) 組立着磁装置
JPS5583453A (en) Moving coil type linear motor
JP2005094970A (ja) 永久磁石形モータのロータ着磁・挿入方法および装置。
JPH1155907A (ja) 可動永久磁石を有する電磁気的な駆動装置
JPS6373861A (ja) 磁気回路の製造方法
JPH1052007A (ja) 着磁ヨーク
GB2303255A (en) Magnetic reluctance motor
JPS5941294B2 (ja) 磁気回路の着磁組立方法
JPS5736471A (ja) Jikihetsudokudoyoakuchueeta
JPH08279415A (ja) 多極着磁用ヨーク
JPH071606B2 (ja) 光ディスク装置用リニアモータ
JPS591414Y2 (ja) 往復駆動装置
JPS622953Y2 (ja)
JPS6311893Y2 (ja)
JPS63202006A (ja) 着磁装置
JPH042559Y2 (ja)
JPS58192460A (ja) 自己保持リニアモ−タ
JPS6250963B2 (ja)
JP3098882B2 (ja) 電磁ソレノイド
JP2538021B2 (ja) 永久磁石型消去ヘッド用着磁装置及びその製造方法
JPS62268348A (ja) リニア直流モ−タ