JPS5933597Y2 - トランスフア−装置における被作業物移送用保持子の昇降及び水平往復運動用支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はトランスファー装置における被作業物移送用
保持子の昇降及び水平往復運動用支持装置に関するもの
である。

出願人は既に第１図に示すような、被作業物Ｗを次々に
移送させながら、加工或は作業を与えるようなトランス
ファー装置を提案した。

今その構成な第１図に基づいて説明すると、被作業物移
送作業部Ａにて、２本の作動杆ｃ、ｄに一定順序の運動
を別々に伝えることにより、被作業物移送用保持子ａ
、ｂに水平往復運動と昇降運動とを一定順序に行わせ、
被作業物Ｗを順次、例えば■の作業位置より次の■の作
業位置に移送して行く、被作業物移送用保持子ａ、ｂを
有するトランスファ＋装置において、同形２枚のカム２
，３を裏表に重ねて有するパラレルカム軸１と該カムに
より間歇的に回転されるローラースパイダー２０を有す
る間歇回転軸４とよりなるパラレルカムインデックスド
ライブ装置Ｃの該バラレムカム軸１に、別に設けたカム
７に、前記昇降運動を司る１本の作動杆Ｃを、一端６１
で作動する積杆６の他端６□を当接させ、前記パラレル
カムインテックスドライブ装置Ｃの該間歇回転軸４の一
端に設けた腕９０半径力向に螺子杆１υの回転により変
位できるように設けたブロック１２に、一端３５２を枢
支した連杆３５の他端３５、を、別に駆動部Ｂに一端３
４□を枢支した積杆３４の途中に枢支し、鉄構０３４の
自由端３４゜は、小連杆３７を介して、別に該駆動部Ｂ
に設けた水平方向案内溝３６中に摺動自在に嵌合した摺
動子３６′に連結し、該摺動子３６′の一端に設けた縦
溝３９に、前記水平運動を司る他の１本の作動杆ｄの一
端に回転自在に設けた転子３８を嵌合させ、又、移送用
保持子ａ、ｂの昇降及び水平往復運動用支持装置は縦に
夫々鳩尾溝２１を有する、少くとも１対の支持柱１２，
２２に鳩尾部２３で嵌合して昇降できる、横材Ａｌの支
持枠２４．．２４を設け、１対の支持枠２４．２４に横
材Ａ１を水平に摺動自在に設け、該横材Ａ１の側面に設
けた鳩尾部２５に移送用保持子ａ ｙ ｂの基部２６に
設けた鳩尾部２７を嵌合し、該移送用保持子ａ、ｂを横
材Ａ、に対して摺動自在に設け、前記支持枠２４．２４
は裏側より転子２８，２８０軸２８′。

２８′を前記支持柱２２に、図示を省略したが、縦に穿
設した長孔を通して突設し、該各転子２８゜２８は駆動
部Ｂの駆動装置により水平往復する作動杆Ｃの水平往復
運動によりベルクランク３０゜３０を介して昇降運動す
る昇降杆３１上に載架させたものである。

なお、３２は支持枠２４の裏面より前記長孔を通して突
出させたピンで、コイルスプリング３３で常時支持枠２
４を下方に牽引し、該転子２８を昇降杆３１に常時圧接
するようにしたものである。

１１は螺旋杆の頭部を示す。なお、上記のパラレルカム
インデックスドライブ装置Ｃは第１図に示すようにモー
ターで駆動されるウオーム１３よりウオーム減速により
減速された入力軸（パラレルカム軸）１に第２図イ２口
に示すように、曲線部分１４と軸１を中心とする円弧部
分１５とに別れている、略同形の２枚のカム２，３を裏
表にして少しづらせて重ねて固定し、出力軸（間歇回転
軸）４に固定したローラー支持盤１６０両側に半ピンチ
づらせてローラー１７を交互に反対力向に軸架し夫々円
盤１８．１９で支えてローラースパイダー２０を形成し
、カム２゜３の各曲線部１４で一万の側のローラー１７
を間歇的に送るようにして間歇的に間歇回転軸４を回転
し、反対側のローラー１７の１個づつ２個と一対りカム
２，３０円弧部１５とで、第２図口に示すように、カム
２，３は回転していてもローラースパイダー２０は回転
を停止するようにしたものである。

なお、この例では、第３図に示すように、ローラー送り
箇所を３箇所（ｐ 、ｑ ｔｒ）に設け、その間に円弧
部ｓ、ｔ、ｕを設けたカム２０，３□を使用しである。

なお又ローラー送り箇所ｑは曲線部Ｔの歯数が多くなっ
ている。

この例は叙上のような構成を有するから、パラレルカム
インデックスドライブ装置Ｃのウオーム減速機構を稼動
すると、パラレルカム軸１が一定速度で回転し、間歇回
転軸４が間歇的に回転し、腕９が間歇的に回動する。

なお、この例はカム２、。３１及びカム７が次の作動を
行うように設計されている。

即ち第３図において、パラレルカム２１゜３１がＬθ１
を回転し、パラレルカムの円弧部ｕが働いて、移送用保
持子ａ 、ｂは、先づＩ ’ 、 ＩＩ’の位置の上方
で待機しているとすると、パラレルカムが更に矢印の力
にＺＪ２だけ回転すると、パラレルカム２□、３、のロ
ーラー送り箇所ｐがローラースパイダー２０を反時計方
向に回動し、次いでローラースパイダー２０はパラレル
カムの円弧部Ｓを迎えてｌθ３を停止する。

このため移送用保持子ａ、ｂは第３図中行程θ２だげ左
方に移送し、位置Ｉ、■の上方に来て停止する。

次いでパラレルカム２□、３□はローラースパイダー２
０と前記８部で接しＬＢ３だげ回動すると、その間ロー
ラースパイダー２０は回動しないで移送用保持子ａ。

ｂは停止を続ける。

そこでパラレルカム軸１のカム７が働いて積杆６、作動
杆Ｃ、ベルクランク３０．３０を介して昇降杆３１を上
下に平行移動させると、ローラー２８をコイルスプリン
グ３３の弾力によって降下させ、更にコイルスプリング
３３ｍ力に抗して上昇させるので、移送用保持子ａ、ｂ
は位置１．■の上刃より降下し、被作業物Ｗを吸着し、
再び上昇する。

次いでバラレルカムムは２歯のローラー送り箇所ｑがロ
ーラースパイダー２０に作用するので、Ｌθ４の回転に
より腕９は半回転し、横材Ａ１即ち移送用保持子ａ 、
ｂをを行程θ４だげ第３図において右方に水平移動し、
次にパラレルカムはｌθ５を回転し、その間は円弧部ｔ
が作用しているのでローラースパイダー２０は停止し、
その間カム７の作用で移送用保持子ａ。

ｂは降下及び上昇するので、結局位置１．Ｉ［にあった
被作業物は位置■、■に移送され、移送用保持子ａ、ｌ
）は位置■、■の上刃で停止するから、パラレルカムが
更に θ６を回転するとローラー送り箇所ｒで横材Ａ１
を第３図行程θ６だげ左方に水平移動し、移送用保持子
ａｔｂは元の位置１′。

■′の上刃に戻って停止するような作用をする。

この例における被作業物移送用作業部Ａにおける被作業
物移送用保持子ａ、ｂの昇降及び水平往復運動用支持装
置は１作動杆がｃ、ｄ（横材Ａ１も含む）の２本の他に
、長い昇降杆３１が必要であり、更に少くとも１対のベ
ルクランク３α、３０、転子２８、ピン３２、コイルス
プリング３３等部品の数が多い欠点があり、又昇降体２
４の降下運動はコイルスプリング３３０弾力で行わせる
ので、作動不確実の欠点もあった。

この考案は叙上の欠点を除去できた、トランスファー装
置における被作業物移送用保持子の昇降及び水平運動用
支持装置を提供するのをその目的とする。

第４図に示す一実施例に基づきその構成を説明すると、
このものは第１図に基づいて詳細に説明した被作業物移
送用作業部Ａにて２本の作動杆。

。ｄに駆動部Ｂより夫々一定順序の水平往復運動を伝え
ることにより、被作業物移送用保持子ａ、ｂに水平往復
運動と昇降運動とを一定順序に行わせ、被作業物Ｗを順
次次の作業位置に移送して行く被作業物移送用保持子ａ
、ｂを有するトランスファー装置において、第４図に拡
大して示すように、縦に夫々鳩尾溝状の案内溝４０を有
する、少くとも１対の支持柱４１（第４図には一力の支
持柱４１のみ示す）に該案内溝４０中を昇降できる鳩尾
部４２′を有する昇降体４２を夫々設け、各昇降体４２
をして被作業物移送用保持子ａ、ｂの支持用横材Ａ□を
水平方向に摺動自在に支持させ、該横材Ａ１の一端は前
記１本の作動杆ｄとし、該横材Ａ１の側面には鳩尾溝４
８を設は前記移送用保持子ａ。

ｂの基部４９に設けた鳩尾部５ｕを嵌合して水平力向に
変位自在に固定し、該支持柱４１には前記性の１本の作
動７ｒ’ｆｃ、所々に設けた角柱部Ｃ′を水平方向に摺
動自在に支持する受部５１を設け、作動杆ｄの水平運動
を前記昇降体４２の昇降運動に変えるのには、該支持柱
４１に前記角柱部Ｃ′に対し直交する方向にピニオン軸
４３を軸架し、該ピニオン軸４３には偏心軸部４４を設
け、該偏心軸部に嵌合するストラップ４５を前記昇降体
４２に必要ならば連杆５２を介して枢着し５該角柱部Ｃ
′に設けたランク４６を前記ピニオン軸４３のピニオン
４７と噛合させた被作業物移送用保持子の昇降及び水平
往復運動用支持装置である。

なお、作動杆Ｃの水平運動を昇降体４２の昇降運動に変
化させるのには、上記構成に限らず第５図に示すように
、ピニオン４７と一体に腕５２を設け、鉄腕５２の一端
な連杆５３を介して昇降体４２に連結してもよいし、又
第６図に示すように、作動Ｎｃの上面に設けたフェース
カム５４で昇降体４２に設けたホロアーローラー５５を
昇降するようにしてもよい。

なお、５６は昇降体４２降下用スプリングを示す、。

この実施例は叙上のような構成を有するから作動杆ｄが
駆動部Ｂにより水平に往復動させられると、作動杆ｄと
一体的な横材Ａ１ば昇降体４２中を摺動し、作動杆ｄと
一体的な移送用保持子ａ。

ｂを往復動させ、又、駆動部Ｂより他の作動杆Ｃが水平
に往復動させられると作動杆Ｃの水平運動は昇降体４２
を昇降させ横材ＡＩ延いては移送用保持子ａ ｓ ｂを
昇降させる。

この考案は叙上のような構成、作用を有するから、先に
出願人が提案したものより部品数が少くなり、昇ｌ５ｉ
１体４２の昇降運動はランクとピニオン及ヒクランク腕
、カムサーフエースとホロアーローラー等の運動伝達の
確実な機構を選んで行えるので作動か確実に行われる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は出願人が既に提案したトランスファー装置の斜
視図、第２図はパラレルカムインデンクスドライブ装置
の説明図で、イは要部の斜視図、口は側面図、ハは正面
図、第３図は上記トランスファー装置の作用の説明図、
第４図はこの考案にか＼るトランスファー装置における
被作業物移送用保持子の昇降及び水平往復運動用支持装
置の斜視図、第５図及び第６図は作動杆Ｃの水平運動を
昇降体４２の昇降運動にする他の例を夫々示し、４０は
案内溝、４１は支持柱、４２は昇降体、４３はピニオン
軸、４４は偏心軸部、４５はストランプ、４６はランク
、４７はピニオン、Ａは被作業物移送用作業部、ＡＩは
横材、ａ ） ｂは被作業物移送用保持子、ｃ、ｄは作
業杆、Ｗは被作業物を夫々示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 被作業物移送用作業部Ａにて２本の作業杆Ｃ２ｄに駆動
   部Ｂより夫々一定順序の水平往復運動を伝えることによ
   り、被作業物移送用保持子ａ、ｂに水平往復運動と昇降
   運動とを一定順序に行わせ被作業物Ｗを順次次の作業位
   置に移送して行く被作業物移送用保持子ａｔｂを有する
   トランスファー装置において、縦に夫々案内溝４０を有
   する、少くとも１対の支持柱４１に、該案内溝４０中を
   昇降できる昇降体４２を夫々設け、各昇降体４２をして
   被作業物移送用保持子ａ、ｂの支持用横材Ａ１を水平方
   向に摺動自在に支持させ、該横材Ａ１の一端は前記１本
   の作動杆ｄとし、該横材Ａ１には前記移送用保持子ａ、
   ｂを水平方向の変位自在に固定し、該支持柱４１には前
   記性の１本の作動杆Ｃを水平力向に摺動自在に設け、該
   作動杆Ｃの水平運動は該昇降体４２の昇降運動に変えら
   れるようにしたことを特徴とする被作業物移送用保持子
   の昇降及び水平往復運動用支持装置。