JPS593290Y2 - 空気調和機の窓据付け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、上下窓枠へ取付けられる空気調和機の窓据付
は装置の技良に関するもので、空調機据付は用化粧板の
外壁に付着する雨水を室外へ排出案内することを目的の
一つとするもので゛ある。

以下、本考案をその一実施例を示す添付図面を参考に説
明する。

第１図において、化粧板１はサツシ２を取付けた窓枠３
にねし止されている。

空調機４は掛金具５にて化粧板１に懸架されており、化
粧板１と空調機４とは密封板６にてシールされ、室外か
ら吹込む雨水の室内への浸入を阻止している。

合成樹脂製成形品の雨水ガイド７は、端部にコの字形の
硬質部８と平板状で平面に溝付の軟質部９に分かれてお
り、コの字形の硬質部８はサツシ２の水切部１０に挿入
し、雨水ガイド７の他端は密封板６と、化粧板１の間に
挿入され、ねし１１にて、密封板６と雨水ガイド７をと
もに化粧板１に締付け、化粧板１にあたった雨水は矢印
Ａの方向に外部に流れ出る。

雨水ガイド７の硬質部先端１２は第４図に示す如く狭く
しておいて、サツシ水切部１０への固定を容易かつ確実
にしている。

化粧板１とサツシ２の間隙は建物構造により一定でなく
、雨水ガイド７の軟質部９の奥行寸法もその間隙に適し
た寸法にする必要があり、雨水ガイド７の表面に切断の
ための凹溝１３を設け、切断のときの寸法決めと直線性
の確認を容易ならしめるようにしている。

なお障子１５と化粧板１との間の雨水浸入防止は化粧板
１に取付けた縦シール１４で行なう。

また図中矢印Ｂは空調機４による風の流れを示す。

ところが、従来は、第６図に示す如くサツシａの水切部
すに取付けられた嵌着片Ｃの上面と化粧板ｄの下部の案
内片ｅを重ね合わせる構造に取付け、雨水は案内片ｅか
ら嵌着片Ｃを通じてサツシａから外部に排水する構成を
とっている。

この場合、部品点数が２点になることと、雨水が２部材
間を通るため、施工の不備によっては、雨水が浸入する
ことがある。

しかしながら、本実施例においては、前述の如く化粧板
１に降り込む雨水を直接雨水ガイド７にて排水するため
、構成が簡単となり、また部品数も少なく、組立てが容
易となる。

さらに雨水ガイド７を凹溝１３より切断して適宜必要寸
法に形成すればよく、２部材を重合する従来の構造に比
べて寸法誤差による雨水浸入といったこともない。

上記実施例より明らかなように、本考案における空気調
和機の窓据付は装置は、雨水ガイドを適宜寸法に切断し
て化粧板に取付ける構成であるため、部品数の削減がは
かれ、また化粧板とガイドレールの寸法が異なっても切
断溝に沿って必要な寸法に切断すればよく、簡単な加工
で設置寸法が異なった場合でも対処でき、また空気調和
機を使用しないときには、」−下意枠の扉、障子等をし
めることもできる等、種々の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における窓据付は装置の縦断
面図、第２図は同窓据付は装置の横断面図、第３図は同
窓据付は装置の要部斜視図、第４図は同窓据付は装置に
おける雨水ガイドの要部断面図、第５図は同窓据付は装
置における雨水ガイドのサツシへの取付は状態を示す要
部断面図、第６図は従来例を示す窓据付は装置の縦断面
図である。 １・・・・・・化粧板、２・・・・・・サツシ（ガイド
レール）、３・・・・・・窓枠、４・・・・・・空調機
、７・・・・・・雨水ガイド、１３・・・・・・凹溝（
切断溝）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上下窓枠に取付けられる空調機据付は用化粧板に、一端
   がこの化粧板に固定され、他端が下窓枠のガイドレール
   に嵌合する雨水ガイドを設け、さらにこの雨水ガイドの
   少なくとも化粧板側端部に、下窓枠と同方向に延びる切
   断溝を設けた空気調和機の窓据付は装置。