JPS5932705B2 - チエツクバルブの組付け方法 - Google Patents

チエツクバルブの組付け方法

Info

Publication number
JPS5932705B2
JPS5932705B2 JP13603976A JP13603976A JPS5932705B2 JP S5932705 B2 JPS5932705 B2 JP S5932705B2 JP 13603976 A JP13603976 A JP 13603976A JP 13603976 A JP13603976 A JP 13603976A JP S5932705 B2 JPS5932705 B2 JP S5932705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve seat
deformation
check valve
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13603976A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5360723A (en
Inventor
「ふ」三宏 牛島
正 斉藤
勇 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP13603976A priority Critical patent/JPS5932705B2/ja
Publication of JPS5360723A publication Critical patent/JPS5360723A/ja
Publication of JPS5932705B2 publication Critical patent/JPS5932705B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Check Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はチェックバルブの技術分野に属するもので、チ
ェックバルブの組付方法に関するものである。
(従来技術) 従来、バキュームポンプなどに用いるチェックバルブと
して、ゴム、合成樹脂などにより傘型に成形され、自身
の弾性によってシール作用を行う形式のものがある。
かかる傘型バルブ(以下、単にバルブという)に要求さ
れる一般的機能は、洩れがなく、かつ、応答性がよいこ
とである。
そのためには、シール性がよく、かつ、最小の開弁圧で
作動するものでなければならない。
バルブの開弁圧を下げる手段としては、■バルブの傘部
の板厚を小さくする。
■バルブの傘部の変形量δ(第1図参照)を小さくする
0弾性力が小さい材質にする。
などがある。しかし■のバルブの板厚を小さくすると傘
部が切れ易くなり耐久上問題となり、シール性も悪化す
る。
また、■の変形量を小さくする場合は、傾斜角度を小に
すると、バルブの密着力が低下してシール性が悪化し、
傘部の長さを小にすると、シール面積が小となるのでシ
ール性が悪化する。
また、■の弾性力が小さい材質にすることは、密着力が
小さくなって、シール性が悪化する。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術に存する問題点に鑑みてなされた
ものであり、シール性を悪化させることなく、開弁圧を
下げることを可能にしたチェックバルブの組付方法を提
供することを目的とするものである。
(発明の構成) 上記目的を達成させるため、本発明の構成はゴム、合成
樹脂などにより傘型に成形され、自身の弾性によってシ
ール作用を行うチェックバルブに一定量の変形を生じさ
せてこれをバルブシートに組付けた状態で熱処理を行い
、前記バルブに、バルブシート面に沿ってクリープ的熱
変形を行わせることを特徴としている。
そして、バルブをバルブシート表面形状になじませて塑
性変形させ、バルブのバルブシートを圧する圧力、すな
わち開弁圧力を低くすると共に、密着性を向上せしめて
シール性を確保するようにしたものである。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図はバキュームポンプなどの本体におけるバルブシ
ート1にチェックバルブ2(以下単にバルブ2として説
明する。
)を組付けた状態を示すものである。
なお、バルブ2は、フロロシリコンゴムその他のゴムま
たは合成樹脂などの弾性材により傘型に一体成形された
ものである。
なお1Aはバルブシート1に開口された流通孔である。
バルブシート1には、さらにバルブ2の挿通孔1Bが開
口し、挿入孔1Bの開口部に面取りされた座面1Cが形
成されている。
前記バルブ2は、前記座面1Cに圧接された状態で挿通
孔1B内に挿通保持され、かつバルブ2の周縁部で前記
流通孔1人を常時閉止させるものである。
前記流通孔1人を閉止するバルブ2の周縁部は組付は前
の位置2A′からその自身の有する弾性に抗してバルブ
シート1に支えられた位置2Aに持ちあげられるため、
この組付けによってバルブ2にはδの弾性変形が生ずる
こととなる。
この変形量δは、バルブシート1の厚みや座面1Cの面
取り量をみこんでバルブのシール性が確保できるように
限定されるものである。
したがって、流体の開弁圧力として、バルブ2の周縁部
をδだけ変位させるに必要な圧力が要求・されることと
なるのであるが、この圧力はできるだけ低く設定するこ
とが望ましい。
ところが、この変形量δを最初からゼロに設定するよう
にバルブの形状を設計してバルブシートに組付けた場合
には、組付状況の如何によってはバルブシート1とバル
ブ2との間に隙間が生じてシール性に劣る場合があり、
したがってこの変形量δを最初からゼロに設定すること
はできない。
本発明はバルブ2に変形量δの弾性変形を生じさせた状
態でバルブシート1にバルブ2を組付けた組付は品を加
熱炉中に入れ、120〜130°Cの温度の下で加熱処
理を行い、バルブ2にクリープ的熱変形を行わせるもの
である。
この熱処理の結果、バルブ2はバルブシート1の表面形
状になじんで塑性変形し、これによってバルブ2の変形
量δ0は第2図に示すようにほとんどセ狛に近づき、し
たがってバルブ2がバルブシー ト1を圧する圧力、す
なわち開弁圧力は非常に低くなり、しかもバルブシート
1に対する密着性を維持してシール性が確保されるもの
である。
ここで、表を用いて実験結果を示す。
表1はバルブをバルブシートに装着後、直ちに測定した
実験値を示しており、表2はバルブをバルブシートに装
着し、120℃、72時間の熱処理後に測定した実験値
を示している。
初期開弁圧はバルブの開き始めの上流側と下流側との差
圧を示しており、上昇時100 cc/77X#tバル
ブが開く方向に流量を増していって、流量が100 c
c/mかのときの上流側と下流側との差圧を示している
上昇時1000・cc/minにおいても同様である。
いずれにしても熱処理後に開弁圧が低下していることか
ら、クリープ的熱変形が起きていることが判る。
本発明は以上のように自らの弾力性によってバルブシー
ト1に対するシールを行うバルブ2を、バルブシート1
に組付けてバルブシート2に一定量の弾性変形を生じさ
せた状態で適当な熱処理を行うために、この熱処理によ
りバルブ2がクリープ的熱変形でバルブシート1の表面
形状になじんで塑性変形し、これによってバルブシート
1に対するわずかな押圧力がバルブシート1に密着する
ためにシール性を低下させることなく、その開弁圧力を
非常に低く押えることができるものである。
(発明の効果) 以上述べた如(、本発明方法によれば、大量生産された
各個のバルブおよびバルブシートの形状、加工精度にバ
ラツキが生じたとしても、バルブシートとバルブとの組
付は状態での熱処理により開弁圧力が非常に低いほぼ一
定範囲内に押えることができ、ポンプ性能のバラツキが
生ずることがなく、低い開弁能力で動作する均一製品を
得ることができる効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱処理前のバルブとバルブシートとの組付は状
態を示す縦断面図、第2図は熱処理後のバルブとバルブ
シートとの組付は状態を示す断面図である。 1・・・・・・バルブシート、2・・・・・・バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゴム、合成樹脂などにより傘型に成形され、自身の
    弾性によってシール作用を行うチェックバルブに一定量
    の変形を生じさせてこれをバルブシートに組付けた状態
    で熱処理を行い、前記バルブに、バルブシート面に沿っ
    てクリープ的熱変形を行わせることを特徴とするチェッ
    クバルブの組付は方法。
JP13603976A 1976-11-12 1976-11-12 チエツクバルブの組付け方法 Expired JPS5932705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13603976A JPS5932705B2 (ja) 1976-11-12 1976-11-12 チエツクバルブの組付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13603976A JPS5932705B2 (ja) 1976-11-12 1976-11-12 チエツクバルブの組付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5360723A JPS5360723A (en) 1978-05-31
JPS5932705B2 true JPS5932705B2 (ja) 1984-08-10

Family

ID=15165740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13603976A Expired JPS5932705B2 (ja) 1976-11-12 1976-11-12 チエツクバルブの組付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5932705B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58182068U (ja) * 1982-05-31 1983-12-05 藤倉ゴム工業株式会社 逆止弁
JPS61181169U (ja) * 1985-04-30 1986-11-12
KR101061783B1 (ko) 2009-05-14 2011-09-05 (주)모토닉 가스연료차량용 링크형 연료펌프

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5360723A (en) 1978-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2816729A (en) Shut-off valve of the butterfly type
CN106090281B (zh) 球阀及用于球阀的密封件
KR890004740A (ko) 방독면 및 그 제조방법
US10690256B2 (en) Unit for the regulation or control of a fluid pressure
BR112017022016B1 (pt) Unidade e película de comutação para uma unidade para a regulagem ou controle de uma pressão de fluido e emprego de uma unidade
JPH053370B2 (ja)
JPH08152072A (ja) ダイアフラムバルブ
US20180120870A1 (en) Unit for the regulation or control of a fluid pressure
JPS5932705B2 (ja) チエツクバルブの組付け方法
US10579076B2 (en) Unit for the regulation or control of a fluid pressure
US11169549B2 (en) Unit for the regulation or control of a fluid pressure
US2868188A (en) Valve spring spacer
KR102623798B1 (ko) 극저온 유체용 버터플라이 밸브
JPS62127571A (ja) ダイアフラム
JP2003166654A (ja) バタフライ弁
JPH094410A (ja) 翼間スペーサのシール構造
JPH03223580A (ja) 圧電型弁装置
JP3904704B2 (ja) シリンダー部封止構造
JP3362099B2 (ja) シールリングの製造方法及び樹脂材料により製作されるシールリング
JPH0527743Y2 (ja)
JP2001235056A (ja) マイクロバルブ
JP2005171808A (ja) スロットル制御装置
JP2577152Y2 (ja) ボール弁の弁座
JPH0719668U (ja) バタフライダンパにおける密閉シール機構
JPH0348457Y2 (ja)