JP3055731U - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JP3055731U
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Inventor
範一 石川
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株式会社日本気化器製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性板の中心部分の切込みに囲まれた弁体に
よる閉弁を確実なものとする。 【解決手段】 弾性板2に中心部分を挟んで二つの切込
み3,3を設け、中心部分の弁体4を二つの切込み3,
3の各両端間部分の支持部5,5によって両持ち式と
し、弾性板2がガソリンで膨潤しても弁体4が反り返ら
ず弁座面への密着不良を生じないようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は弾性板に周方向一部を残して切込みを設けこの切込みに囲まれた中心 部分を弁体としている弁部材を具えた逆止弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
比較的小流量の流体の流れを制御する逆止弁として、図4に示すように弾性板 51,一般には円形のゴム板にC形の切込み52を設けたものを弁座面55に重 ねて周縁部をスナップリング54で押え固定し、弾性板51の切込み52に囲ま れた中心部分を弁座面55の中心部に開口した弁通路56を開閉する弁体53と した逆止弁は周知である。
【0003】 そして、弾性板51の切込み52に囲まれた中心部分を弁体53とする弁部材 は前述のように弁座面55に重ねてスナップリング54で押えるだけで組付けら れるので、構造簡単且つ製造容易な逆止弁として広く使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記周知の逆止弁をガソリンの流れ制御、例えばエンジンにガソリ ンを供給する気化器に設けられる加速ポンプの入口逆止弁に使用した場合、ガソ リンに常時接触しているため耐油性にすぐれたゴム板を用いても、経時的に膨潤 して変形することを避けられない。
【0005】 このため、切込み52の両端間部分で支持されて回動する片持ち式の弁体53 が反り返って閉弁時の弁座面55への密着性が不完全となり、ガソリンが逆流し て逆止弁としての機能を低下させる、という不都合を生じる。
【0006】 本考案は弾性板に片持ち式の弁体を切込みによって形成した弁部材を具えた逆 止弁が、殊にガソリンに長期間接触していると閉弁不良を生じる、という前記課 題を解決し、構造簡単且つ製造容易という利点はそのまま残して安定した逆止弁 機能を維持することができるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は弾性板に周方向一部を残して設けた切込みに囲まれた中心部分を弁体 としている弁部材を具えた逆止弁がもっている前記課題を解決するために、切込 みを中心部分を挟んで二つ設け、弁体を二つの切込みの各両端間部分で支持した 両持ち式としたものである。
【0008】 このように、弁体を両持ち式としたことにより、ガソリンに長期間接触しても 弁体の反り返りがなくなり、弁座面への密着性が常に良好で安定した逆止弁機能 を維持することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
図面を参照して本考案の実施の形態を説明すると、図1はエンジンにガソリン を供給する気化器に設けられて絞り弁開き動作時にガソリンを増量するように作 動する加速ポンプの入口逆止弁に本考案を実施した形態を示しており、弁座体1 2のポンプ室11に向かい合った端面に円形の浅いくぼみ13が設けられていて 、その底面は弁座面14を形成しているとともに中心に弁通路15が開口してい る。
【0010】 くぼみ13には弁部材1であるこれと同一径の円形ゴム板からなる弾性板2が 嵌込まれ、その周縁部がスナップリング8で押えられることによって弁座面14 に重ね固定されている。図2を参照して、弾性板2には中心部分を挟んで二つの 半円状の切込み3,3が対称に設けられており、この切込み3,3に挟まれた中 心部分は弁通路15よりも少し大径の弁体4を形成しているとともに、その両側 に位置する切込み3,3の両端間部分は弁体4の支持部5,5を形成している。
【0011】 図1および図3の(A)は弁通路15とポンプ室11とに圧力差がないか、ま たはポンプ室11の方が高圧の状態を示しており、弁体4は弁座面14に密着し て弁通路15を閉鎖している。
【0012】 ポンプ室11の方が低圧の状態となったとき、加速ポンプの場合は吸込行程に 入ってポンプ室11が負圧となったとき、二つの切込み3,3に挟まれている弁 体4および支持部5,5はポンプ室11の方へ吸引されて変位し、弁体4が弁座 面14から離れて図3の(B)に示すように弁通路15を開放する。弁体4は両 持ち式であるため回動することなく平行移動するので弁座面14との隙間が小さ く、従って弁通路15からポンプ室11へのガソリン流量は少量である。
【0013】 吸込行程を終ると弁体4および支持部5,5は自身の弾性力で平坦形状に復元 し、弁座面14に密着してガソリンの逆流を阻止する。
【0014】 弁部材1がガソリンに長期間接触していると、スナップリング8で押えられて いない弁体4および支持部5,5が膨潤するが、弁体4は両側の支持部5,5に よって両持ち式とされているため反り返ることがなく、閉弁時に常に弁座面14 に密着して安定した逆止弁機能を維持するものである。
【0015】 尚、本考案の逆止弁はガソリンに限らず多様な流体の流れ制御に用いることが できるものであり、従来の片持ち式とした弁体が最大90度回動して弁通路を大 きく開放するのに対して、前述のように弁体が平行移動して弁通路を大きく開放 しないため、小流量系および弁部材設置に余裕のない場所に適する。
【0016】
【考案の効果】
以上のように二つの切込みによって弁体を両持ち式とした弁部材を具えさせた 本考案によると、流体の種類によらず閉弁時に常に弁座面に弁体を密着させて安 定した逆止弁機能を維持することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す縦断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う側面図。
【図3】(A)は閉弁時、(B)は開弁時の状態を示す
図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】従来例を示す(A)は縦断面図、(B)は側面
図。
【符号の説明】
1 弁部材, 2 弾性板, 3 切込み, 4 弁
体, 5 支持部,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性板に周方向一部を残して設けた切込
    みに囲まれた中心部分を弁体としている弁部材を具えた
    逆止弁において、前記切込みが前記中心部分を挟んで二
    つ設けられており、前記弁体が前記二つの切込みの各両
    端間部分で支持された両持ち式とされていることを特徴
    とする逆止弁。
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