JPS5932653B2 - 内燃機関におけるピストン打音発生防止装置 - Google Patents
内燃機関におけるピストン打音発生防止装置Info
- Publication number
- JPS5932653B2 JPS5932653B2 JP9176578A JP9176578A JPS5932653B2 JP S5932653 B2 JPS5932653 B2 JP S5932653B2 JP 9176578 A JP9176578 A JP 9176578A JP 9176578 A JP9176578 A JP 9176578A JP S5932653 B2 JPS5932653 B2 JP S5932653B2
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- JP
- Japan
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- piston
- passage
- lubricating oil
- annular groove
- groove
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/06—Lubricating systems characterised by the provision therein of crankshafts or connecting rods with lubricant passageways, e.g. bores
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、内燃機関におけるピストン打音発生防止装置
に関するものである。
に関するものである。
連接棒はピストン往復動中において、ピストンピンを中
心として揺動運動を行うが、この揺動に伴って、ピスト
ンも半径方向に動かされ、そのため、ピストンのスカー
ト部がシリンダに当って打撃音が発生する。
心として揺動運動を行うが、この揺動に伴って、ピスト
ンも半径方向に動かされ、そのため、ピストンのスカー
ト部がシリンダに当って打撃音が発生する。
この打撃音の発生を防止する手段としては、本発明の出
願人が先に提案した特願昭51−51769号(特公昭
56−29101号公報)に記載のようにシリンダの一
部に圧油出口を設け、ポンプにより潤滑油をピストンと
シリンダとの間の空間に圧送してピストンの姿勢を保持
することが考えられるが、この場合には、圧油出口の位
置が固定的であるためにピストンの全行程において圧油
を作用させることができず、従って、打撃音の発生防止
効果も充分上げることができない。
願人が先に提案した特願昭51−51769号(特公昭
56−29101号公報)に記載のようにシリンダの一
部に圧油出口を設け、ポンプにより潤滑油をピストンと
シリンダとの間の空間に圧送してピストンの姿勢を保持
することが考えられるが、この場合には、圧油出口の位
置が固定的であるためにピストンの全行程において圧油
を作用させることができず、従って、打撃音の発生防止
効果も充分上げることができない。
本発明は、上記不都合を解消すべくなされたもので、ピ
ストンの全行程にわたって圧油をピストンとシリンダと
の間に作用させてピストンの往復動中の半径方向の動き
を抑え、その打撃音の発生を防ぐことのできる装置を提
供せんとするものである。
ストンの全行程にわたって圧油をピストンとシリンダと
の間に作用させてピストンの往復動中の半径方向の動き
を抑え、その打撃音の発生を防ぐことのできる装置を提
供せんとするものである。
この目的を達成するため本発明は、オイルリング下方の
ピストン外周面に油案内溝を設け、この案内溝に連通し
てピストン内側のピストンピン内周面に至る第1の連通
路を設けると共に、ピストンピンに鼓状円筒部材を嵌装
してその外周面とピストンピン内周面との間の空間に上
記連通路に連通ずる油通路を形成し、この油通路を潤滑
油供給部に連通したことを特徴とするものである。
ピストン外周面に油案内溝を設け、この案内溝に連通し
てピストン内側のピストンピン内周面に至る第1の連通
路を設けると共に、ピストンピンに鼓状円筒部材を嵌装
してその外周面とピストンピン内周面との間の空間に上
記連通路に連通ずる油通路を形成し、この油通路を潤滑
油供給部に連通したことを特徴とするものである。
なお、ピストン外周面に油案内溝を設けた関連先行技術
としては特開昭48−21014号公報に記載のものが
あり、またピストンピン内部に油通路を形成した例とし
ては本発明の出願人により先の特願昭51−51769
号(特公昭56−29101号公報)に記載のものがあ
るが、これらに対し本発明は、ピストンピンに鼓状部材
を嵌装して形成した油通路の構成およびこの油通路とピ
ストン外周面の油案内溝とを連通した通路の構成に特徴
を有するものである。
としては特開昭48−21014号公報に記載のものが
あり、またピストンピン内部に油通路を形成した例とし
ては本発明の出願人により先の特願昭51−51769
号(特公昭56−29101号公報)に記載のものがあ
るが、これらに対し本発明は、ピストンピンに鼓状部材
を嵌装して形成した油通路の構成およびこの油通路とピ
ストン外周面の油案内溝とを連通した通路の構成に特徴
を有するものである。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図において、符号1はシリンダブロック、2はピス
トン、3はピストンピンを示し、このピストンピン3は
円筒状をなし、その内面に鼓状円筒部材4が挿入されて
いる。
トン、3はピストンピンを示し、このピストンピン3は
円筒状をなし、その内面に鼓状円筒部材4が挿入されて
いる。
該円筒部材4は、両端部の膨出部においてピストンピン
3の内面に密封状態に固定され、中間部分が小径となっ
ていて、そこに空間5が形成されている。
3の内面に密封状態に固定され、中間部分が小径となっ
ていて、そこに空間5が形成されている。
ピストンピン3には、前記空間5とその外側とをピスト
ンピン3の嵌合部で連通する左、右の通路6,7が設け
られ、通路6,7は、それぞれピストン2に設けられた
環状溝8,9および通路10,11を通って、ピストン
2外周面の、オイルリングの下側に設けられた環状溝1
2に連通している。
ンピン3の嵌合部で連通する左、右の通路6,7が設け
られ、通路6,7は、それぞれピストン2に設けられた
環状溝8,9および通路10,11を通って、ピストン
2外周面の、オイルリングの下側に設けられた環状溝1
2に連通している。
該環状溝12は、第2図に示すようにピストン2のスカ
ート部に設けられ、ピストンピン3に直交する位置にお
いて軸方向の溝13が連設されている。
ート部に設けられ、ピストンピン3に直交する位置にお
いて軸方向の溝13が連設されている。
更にピストンピン3には、前記空間5と連接棒14の小
端係合部とを連通ずる通路15が設けられ、該通路15
は、ピストンピン3のジャーナルに設けた環状溝16を
介して連設棒の中を通る通路17に連通している。
端係合部とを連通ずる通路15が設けられ、該通路15
は、ピストンピン3のジャーナルに設けた環状溝16を
介して連設棒の中を通る通路17に連通している。
該通路17は、大端部に設けられた環状溝1B、クラン
ク軸20に設けられた通路”21、クランクジャーナル
22に設けられた通路23を通ってその外周の環状溝2
4に連通し、この環状溝24には、オイルポンプ(図示
しない)から常時2〜3 kg/crAの圧力の潤滑油
が作用している。
ク軸20に設けられた通路”21、クランクジャーナル
22に設けられた通路23を通ってその外周の環状溝2
4に連通し、この環状溝24には、オイルポンプ(図示
しない)から常時2〜3 kg/crAの圧力の潤滑油
が作用している。
以上のような構造であるからクランク軸20の主軸受2
5には、常時潤滑油が圧送され、環状溝24より潤滑油
は通路23.21を通って環状溝18に流れ、更に通路
17,15、空間5に至り、さらに、上記の各通路、環
状溝を通ってピストン2外周の環状溝12に流出し、軸
方向の溝13に至る。
5には、常時潤滑油が圧送され、環状溝24より潤滑油
は通路23.21を通って環状溝18に流れ、更に通路
17,15、空間5に至り、さらに、上記の各通路、環
状溝を通ってピストン2外周の環状溝12に流出し、軸
方向の溝13に至る。
従って、ピストンはその溝12.13内の油によって軸
方向の姿勢が保持され、往復動中にスカート部がシリン
ダ内壁に当るのを防ぐことができる。
方向の姿勢が保持され、往復動中にスカート部がシリン
ダ内壁に当るのを防ぐことができる。
なお、環状溝12は、ピストンの全周にわたって設ける
必要はなく、第3図、第4図はその溝を全周の一部に設
けた例を示し、通路10.11がピストン外周面に開口
する位置より一方向への溝12a、12bを通って軸方
向の溝13に連通している。
必要はなく、第3図、第4図はその溝を全周の一部に設
けた例を示し、通路10.11がピストン外周面に開口
する位置より一方向への溝12a、12bを通って軸方
向の溝13に連通している。
このような構造のものでも、前記実施例のものと同様な
効果を上げることができる。
効果を上げることができる。
上記より明らかなように、本発明によれば、ピストンの
外周面に設けられた溝に圧油が保有され、ピストンの姿
勢を維持しているので、ピストンの往復作動中にそのス
カート部がシリンダ内1mvc、当って打撃音が発生す
るのを防ぐことができる。
外周面に設けられた溝に圧油が保有され、ピストンの姿
勢を維持しているので、ピストンの往復作動中にそのス
カート部がシリンダ内1mvc、当って打撃音が発生す
るのを防ぐことができる。
しかも、潤滑油は、ピストンの全行程においてピストン
とシリンダとの間にあって作用するので、ピストンの振
れを完全に抑え、打撃音の防止効果を高めることができ
る。
とシリンダとの間にあって作用するので、ピストンの振
れを完全に抑え、打撃音の防止効果を高めることができ
る。
さらに、ピストンピン内部の油通路は、鼓状円筒部材に
より比較的小容積に形成されるので、潤滑油の供給不足
による途切れを起こすこともないなどの効果が得られる
。
より比較的小容積に形成されるので、潤滑油の供給不足
による途切れを起こすこともないなどの効果が得られる
。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図はピス
トン外周の溝を示す図、第3図は本発明の他の実施例に
おけるピストンの断面図、第4図はそのピストンの外周
の溝を示す図である。 1・・・シリンダブロック、2・・・ピストン、3…ピ
ストンピン、4・・・鼓状円筒部材、5・・・空間、6
゜7・・・通路、8,9・・・環状溝、10.11・・
・通路、12・・・環状溝、12a、12b・・・溝、
13−・・溝、14・・・連設棒、15・・・通路、1
6・・・環状溝、11・・・通路、18・・・環状溝、
20・・・クランク軸、21・・・通L22・・・クラ
ンクジャーナル、23・・・通路、24・・・環状溝、
25・・・主軸受。
トン外周の溝を示す図、第3図は本発明の他の実施例に
おけるピストンの断面図、第4図はそのピストンの外周
の溝を示す図である。 1・・・シリンダブロック、2・・・ピストン、3…ピ
ストンピン、4・・・鼓状円筒部材、5・・・空間、6
゜7・・・通路、8,9・・・環状溝、10.11・・
・通路、12・・・環状溝、12a、12b・・・溝、
13−・・溝、14・・・連設棒、15・・・通路、1
6・・・環状溝、11・・・通路、18・・・環状溝、
20・・・クランク軸、21・・・通L22・・・クラ
ンクジャーナル、23・・・通路、24・・・環状溝、
25・・・主軸受。
Claims (1)
- 1 ピストン2の外周面に潤滑油を供給し、ピストン摺
動時の異音を防止するものにおいて、ピストン2の外周
面であって、オイルリングの下側に、環状溝12、これ
に連通ずる縦方向の溝13を設け、ピストンピン3の内
面に、鼓状円筒部材4をその両端部において密封状態に
固定して嵌装し、ピストンピン3の内周面と該円筒部材
の外周面との間に空間5を形成し、上記環状溝12と該
空間5とを、ピストンピン3に上下方向に設けた通路6
.7と、これらにそれぞれ連通しピストン2の外周面へ
と向くようにピストン2に設けた通路10.11とより
成る第1の通路により連通し、かつ、該空間5を、連接
棒14内に設けた第2の通路により連接棒14の大端部
に設けた環状溝18を介して、潤滑油供給部へ連通する
ことにより、ピストン外周面の上記溝へ潤滑油を供給す
るようにしたことを特徴とする内燃機関のピストン打音
発生防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9176578A JPS5932653B2 (ja) | 1978-07-27 | 1978-07-27 | 内燃機関におけるピストン打音発生防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9176578A JPS5932653B2 (ja) | 1978-07-27 | 1978-07-27 | 内燃機関におけるピストン打音発生防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5519927A JPS5519927A (en) | 1980-02-13 |
JPS5932653B2 true JPS5932653B2 (ja) | 1984-08-10 |
Family
ID=14035642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9176578A Expired JPS5932653B2 (ja) | 1978-07-27 | 1978-07-27 | 内燃機関におけるピストン打音発生防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932653B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11000353B2 (en) | 2018-07-24 | 2021-05-11 | Beyond International, Inc. | Teeth whitening apparatus |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593122Y2 (ja) * | 1979-08-09 | 1984-01-28 | 本田技研工業株式会社 | ピストンの給油装置 |
JPS57151044A (en) * | 1981-03-11 | 1982-09-18 | Daihatsu Motor Co Ltd | Device for reducing slap noise of internal combustion engine |
JPH0399272U (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-16 | ||
JPH0734842A (ja) * | 1993-07-26 | 1995-02-03 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジンのエアブリーザ構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4972408U (ja) * | 1972-10-06 | 1974-06-24 | ||
JPS5320603U (ja) * | 1976-07-30 | 1978-02-21 |
-
1978
- 1978-07-27 JP JP9176578A patent/JPS5932653B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11000353B2 (en) | 2018-07-24 | 2021-05-11 | Beyond International, Inc. | Teeth whitening apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5519927A (en) | 1980-02-13 |
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