JPS5932331B2 - 車輛における制動力向上装置 - Google Patents
車輛における制動力向上装置Info
- Publication number
- JPS5932331B2 JPS5932331B2 JP54131114A JP13111479A JPS5932331B2 JP S5932331 B2 JPS5932331 B2 JP S5932331B2 JP 54131114 A JP54131114 A JP 54131114A JP 13111479 A JP13111479 A JP 13111479A JP S5932331 B2 JPS5932331 B2 JP S5932331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braking
- vehicle
- decompression valve
- valve
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は２サイクルエンジンを搭載した車輛において、
該車輛の減速走行時に該エンジンの燃焼室に設けたデコ
ンプバルブによる吸、耕作用を利用してエンジンブレー
キ効果を高め、もつて車輛の総合制動能力を向上するよ
うにした、・車輛における制動力向上装置に関するもの
である。
該車輛の減速走行時に該エンジンの燃焼室に設けたデコ
ンプバルブによる吸、耕作用を利用してエンジンブレー
キ効果を高め、もつて車輛の総合制動能力を向上するよ
うにした、・車輛における制動力向上装置に関するもの
である。
一般に２サイクルエソジン搭載の車輛は、４サイクルエ
ンジン搭載の車輛に比べて、その減速走行時におけるエ
ンジンブレーキの効きが悪く４サイクルエンジンに比べ
て制動装置の負担が大きくなるという不具合点がある。
ンジン搭載の車輛に比べて、その減速走行時におけるエ
ンジンブレーキの効きが悪く４サイクルエンジンに比べ
て制動装置の負担が大きくなるという不具合点がある。
そこで本発明はかゝる不具合点を解消すべく、２サイク
ルエンジンの燃焼室にデコンプバルブを設け、車輛の減
速走行時には、このデコンプバルブを通常の制動操作も
しくはスロットル操作に連動させて、自動的に開弁させ
、このバルブを通して吸、耕作用が行われるようにして
本来の空気一燃料混合気の吸入を妨げ、エンジンブレー
キに寄与する抵抗を増大させ、もつてエンジンブレーキ
効果を高め車輛の総合制動能力を向上させることができ
るようにした、構成簡単な、車輛における制動力向上装
置を得ることを目的とするものである。
ルエンジンの燃焼室にデコンプバルブを設け、車輛の減
速走行時には、このデコンプバルブを通常の制動操作も
しくはスロットル操作に連動させて、自動的に開弁させ
、このバルブを通して吸、耕作用が行われるようにして
本来の空気一燃料混合気の吸入を妨げ、エンジンブレー
キに寄与する抵抗を増大させ、もつてエンジンブレーキ
効果を高め車輛の総合制動能力を向上させることができ
るようにした、構成簡単な、車輛における制動力向上装
置を得ることを目的とするものである。
以下、図面により本発明の１実施例について説明する。
第１図には本発明装置を備えた自動二輪車の側面図が、
第２図にはその車体フレームに搭載される２サイクルエ
ンジンＥの−部が縦断して示されている。
第２図にはその車体フレームに搭載される２サイクルエ
ンジンＥの−部が縦断して示されている。
２サイクルエンジンＥのシリンダブロック１に形成され
るシリンダ孔２内には、ピストン３が摺動自在に嵌合さ
れ、このピストン３の上方においてシリンダヘッド４に
燃焼室５が形成される。
るシリンダ孔２内には、ピストン３が摺動自在に嵌合さ
れ、このピストン３の上方においてシリンダヘッド４に
燃焼室５が形成される。
この燃焼室５にはデコンプバルブＤｖが設けられる。以
下、このデコンプバルブＤｖの構造を説明すると、シリ
ンダヘッド１には、燃焼室５内に開口するデコンプポー
ト６が形成されており、このデコンプポート６はシリン
ダヘッド４およびシリンダブロック１に形成した排気通
路□を通して２サイクルエンジンＥの排気ポート８に連
通されている。前記デコンプポート６の開口部は、シリ
ンダヘッド４に上下に摺動可能に貫通される開閉弁体１
０によつて開閉されるようになつており、その開閉弁体
１０の上端部１０′はシリンダヘッド４の上面より外方
に突出しており、その上端が、その開閉弁体１０の開閉
機構１１に連動されている。次にその開閉機構１１の構
造について説明すると、シリンダヘッド４の上面には捩
りばねよりなる支持部材１２が設けられ、この支持部材
１２の基端部は、シリンダヘッド４に固着される抑え板
１３により、固着さ八 またその先端部は前記開閉弁体
１０の摺動方向と略直交する方向にのびており、その途
中に、前記開閉弁体１０の上端が連結片１４を介して連
結されている。そして捩りばねよりなる支持部材１２の
弾発力は前記開閉弁体１０を上方、すなわち閉じ方向に
偏倚している。前記抑え板１３の外端には、操作ケーブ
ルＣのインナ１５が結着さへまた前記支持部材１２の先
端部の外端には操作ケーブルＣのアウタ１６が結着され
ている。第１図に示すように前記操作ケーブルＣは操向
ハンドルＨまでのびており、そこに設けられる前輪制動
装置Ｂｆの前輪ブレーキ操作レバー１７に連動されてい
る。そして前輪ブレーキ操作レバー１７を制動側に作動
すると操作ケーブルＣのアウタ１６は第２図矢印方向に
押され、支持部材１２および連結片１４を介して開閉弁
体１０を下降し、デコンプバルブＤｖを開弁状態に保持
することができる。尚、第２図中９はシリンダヘッド４
に螺着される点火栓である。次に本発明の１実施例の作
用について説明する 二と、いま２サイクルエンジンの
駆動により自動二輪車を運転し、該二輪車が、減速走行
すべく前輪ブレーキ操作レバー１７を制動側に操作する
と、操作ケーブルＣのアウタ１６が第２図矢印方向に作
動されて開閉弁体１０を下降し、デコンプバル５ブＤｖ
を開弁状態に保持する。
下、このデコンプバルブＤｖの構造を説明すると、シリ
ンダヘッド１には、燃焼室５内に開口するデコンプポー
ト６が形成されており、このデコンプポート６はシリン
ダヘッド４およびシリンダブロック１に形成した排気通
路□を通して２サイクルエンジンＥの排気ポート８に連
通されている。前記デコンプポート６の開口部は、シリ
ンダヘッド４に上下に摺動可能に貫通される開閉弁体１
０によつて開閉されるようになつており、その開閉弁体
１０の上端部１０′はシリンダヘッド４の上面より外方
に突出しており、その上端が、その開閉弁体１０の開閉
機構１１に連動されている。次にその開閉機構１１の構
造について説明すると、シリンダヘッド４の上面には捩
りばねよりなる支持部材１２が設けられ、この支持部材
１２の基端部は、シリンダヘッド４に固着される抑え板
１３により、固着さ八 またその先端部は前記開閉弁体
１０の摺動方向と略直交する方向にのびており、その途
中に、前記開閉弁体１０の上端が連結片１４を介して連
結されている。そして捩りばねよりなる支持部材１２の
弾発力は前記開閉弁体１０を上方、すなわち閉じ方向に
偏倚している。前記抑え板１３の外端には、操作ケーブ
ルＣのインナ１５が結着さへまた前記支持部材１２の先
端部の外端には操作ケーブルＣのアウタ１６が結着され
ている。第１図に示すように前記操作ケーブルＣは操向
ハンドルＨまでのびており、そこに設けられる前輪制動
装置Ｂｆの前輪ブレーキ操作レバー１７に連動されてい
る。そして前輪ブレーキ操作レバー１７を制動側に作動
すると操作ケーブルＣのアウタ１６は第２図矢印方向に
押され、支持部材１２および連結片１４を介して開閉弁
体１０を下降し、デコンプバルブＤｖを開弁状態に保持
することができる。尚、第２図中９はシリンダヘッド４
に螺着される点火栓である。次に本発明の１実施例の作
用について説明する 二と、いま２サイクルエンジンの
駆動により自動二輪車を運転し、該二輪車が、減速走行
すべく前輪ブレーキ操作レバー１７を制動側に操作する
と、操作ケーブルＣのアウタ１６が第２図矢印方向に作
動されて開閉弁体１０を下降し、デコンプバル５ブＤｖ
を開弁状態に保持する。
したがつてピストン３の昇降時に、燃焼室５と排気ボー
ト８との間で吸，排作用が行われ、通常の空気一燃料混
合気の吸入が妨げられエンジンブレーキの効きを高め、
総合制動能力を向上させることができる。 ３とこ
ろでデコンプバルブＤｖと排気ボート８とを連通オる排
気通路７の最小断面積部分の直径をＤ，シリンダ孔２を
直径をＤとすると、エンジンブレーキの効力を向上させ
るために排気ボート８の必要な最小断面積Ｓは次式によ
つて表わされる。４ｃπＤ２πＤ２ Ｓ＝７−ニｘ・丁但しＸ＝０．００３〜０．０２そして
Ｘ＜０．００３の場合には、排気通路７が細すぎ、また
ｘ〉０．０２の場合には排気通路７が太すぎ、何れの場
合にもデコンプバルブＤｖによる吸，排作用が、エンジ
ンブレーキ効果に及ぼす影響を減退させる。
ト８との間で吸，排作用が行われ、通常の空気一燃料混
合気の吸入が妨げられエンジンブレーキの効きを高め、
総合制動能力を向上させることができる。 ３とこ
ろでデコンプバルブＤｖと排気ボート８とを連通オる排
気通路７の最小断面積部分の直径をＤ，シリンダ孔２を
直径をＤとすると、エンジンブレーキの効力を向上させ
るために排気ボート８の必要な最小断面積Ｓは次式によ
つて表わされる。４ｃπＤ２πＤ２ Ｓ＝７−ニｘ・丁但しＸ＝０．００３〜０．０２そして
Ｘ＜０．００３の場合には、排気通路７が細すぎ、また
ｘ〉０．０２の場合には排気通路７が太すぎ、何れの場
合にもデコンプバルブＤｖによる吸，排作用が、エンジ
ンブレーキ効果に及ぼす影響を減退させる。
第３図には、前記排気通路７の途中にオリフィス１８を
挿着した場合で、このオリフィス１８を交換することに
より、用途に応じて所望の排気通路７の最小断面積Ｓを
選定することができる。
挿着した場合で、このオリフィス１８を交換することに
より、用途に応じて所望の排気通路７の最小断面積Ｓを
選定することができる。
また上記実施例では、前記デコンプバルブＤｖの開閉機
構１１を前輪制動装置Ｂｆに連動させた場合を説明した
が、前記デコンプバルブＤｖの開閉機構１１は、後輪制
動装置Ｂｖに連動させるようにしてもよく、この場合操
作ケーブルＣの一端部は第１図鎖線イに示すように後輪
ブレーキ操作ペダルＰに連結する。またデコンプバルブ
Ｄｖは、第１図鎖線帽こ示すように自動二輪車の操向ハ
ンドルＨに設けられるスロットル装置Ｔｈに連動させて
もよく、この場合当然スロットル弁の全閉状態でデコン
プバルブＤｖが開弁状態に保持されるようにする。以上
のように本発明によれば、２サイクルエンジンの燃焼室
にデコンプバルブを設け、このデコンプバルブの開閉機
構を車輪の制動装置、もしくはスロットル装置の操作部
に連動させ、車輛の減速走行時に制動操作もしくはスロ
ットル操作に連動してデコンプバルブを開弁できるよう
にしたので、車輛の通常の減速操作のみによつてデコン
プバルブの吸，排作用によつてエンジンブレーキに寄与
する抵抗を増大させ、２サイクルエンジンのエンジンブ
レーキ効率を高めることができ、特に別の操作をするこ
となく車輛の総合制動能力を向上させることができる。
構１１を前輪制動装置Ｂｆに連動させた場合を説明した
が、前記デコンプバルブＤｖの開閉機構１１は、後輪制
動装置Ｂｖに連動させるようにしてもよく、この場合操
作ケーブルＣの一端部は第１図鎖線イに示すように後輪
ブレーキ操作ペダルＰに連結する。またデコンプバルブ
Ｄｖは、第１図鎖線帽こ示すように自動二輪車の操向ハ
ンドルＨに設けられるスロットル装置Ｔｈに連動させて
もよく、この場合当然スロットル弁の全閉状態でデコン
プバルブＤｖが開弁状態に保持されるようにする。以上
のように本発明によれば、２サイクルエンジンの燃焼室
にデコンプバルブを設け、このデコンプバルブの開閉機
構を車輪の制動装置、もしくはスロットル装置の操作部
に連動させ、車輛の減速走行時に制動操作もしくはスロ
ットル操作に連動してデコンプバルブを開弁できるよう
にしたので、車輛の通常の減速操作のみによつてデコン
プバルブの吸，排作用によつてエンジンブレーキに寄与
する抵抗を増大させ、２サイクルエンジンのエンジンブ
レーキ効率を高めることができ、特に別の操作をするこ
となく車輛の総合制動能力を向上させることができる。
第１図は本発明装置を備えた自動二輪車の概略側面図、
第２図はそれに搭載される２サイクルエンジンの一部の
縦断面図、第３図は排気通路の変型例を示す部分図であ
る。 Ｂ２・・・・・・制動装置としての後輪制動装置、Ｂ５
・・・・・・制動装置としての前輪制動装置、Ｄ■・・
・・・・デコンプバルブ、Ｅ・・・・・・２サイクルエ
ンジン、Ｈ・・・・・・操向ハンドル、Ｔｈ・・・・・
・スロットル装置、５．．．．．．燃焼室、１１・・・
・・・開閉機構。
第２図はそれに搭載される２サイクルエンジンの一部の
縦断面図、第３図は排気通路の変型例を示す部分図であ
る。 Ｂ２・・・・・・制動装置としての後輪制動装置、Ｂ５
・・・・・・制動装置としての前輪制動装置、Ｄ■・・
・・・・デコンプバルブ、Ｅ・・・・・・２サイクルエ
ンジン、Ｈ・・・・・・操向ハンドル、Ｔｈ・・・・・
・スロットル装置、５．．．．．．燃焼室、１１・・・
・・・開閉機構。
Claims (1)
- １ 車輛走行用２サイクルエンジンの燃焼室にデコンプ
バルブを設け、このデコンプバルブの開閉機構を、車輛
の制動装置もしくは前記エンジンのスロットル装置の操
作部に連動させ、車輛の減速走行時に、制動操作もしく
はスロットル操作に連動して前記デコンプバルブを開弁
できるようにした、車輛における制動力向上装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54131114A JPS5932331B2 (ja) | 1979-10-11 | 1979-10-11 | 車輛における制動力向上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54131114A JPS5932331B2 (ja) | 1979-10-11 | 1979-10-11 | 車輛における制動力向上装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5657527A JPS5657527A (en) | 1981-05-20 |
| JPS5932331B2 true JPS5932331B2 (ja) | 1984-08-08 |
Family
ID=15050306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54131114A Expired JPS5932331B2 (ja) | 1979-10-11 | 1979-10-11 | 車輛における制動力向上装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5932331B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60146631U (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-28 | 株式会社井上ジャパックス研究所 | 取り付け台兼磁気チヤツク |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5656945A (en) * | 1979-10-15 | 1981-05-19 | Yamaha Motor Co Ltd | Apparatus for actuating engine brake of two-cycle engine |
-
1979
- 1979-10-11 JP JP54131114A patent/JPS5932331B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60146631U (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-28 | 株式会社井上ジャパックス研究所 | 取り付け台兼磁気チヤツク |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5657527A (en) | 1981-05-20 |
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